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第三話 ヘンゼルとグレーテル
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ヒナタは一人エレベーターで一階まで下り、セキュリティ・ゲートをくぐってロビーに着く。そこでパスカードを受付の女性に返して、近くにあった長いすに腰を下ろす。
あたりの人はみな慌ただしく行き交っている。スーツと制服の人ばかりだった。
「ねえ、あの高校生。さっきからあそこにいるわね」
「何か事情でもあるのかな。聞いてこようか?」受付の二人がそう話していると、エレベーターホールから走ってくる男がいた。
ゲートをくぐってあたりを見まわし、ヒナタを見つけるとホッとしたのか大きく息を吐いた。そんな陣内を見つけたヒナタは嬉しそうに小さく手を振った。
「陣内さん、こっち」そう言って、ヒナタは満面の笑顔になる。
「ゴメン、待たしちゃったね。迷わなかった?」
「行きもちゃんと迷わずに捜査一課まで行けたんですよ。迷いませんって。陣内さんわたしを子供扱いしてません?」楽しそうにヒナタはコロコロと表情を変えた。
「あれ、捜査一課の陣内くんだよね」
「なんだ、やっぱり彼女持ちか……」
そんな受付の会話を知ってか知らずか、陣内はその場から急いでヒナタを連れ出したのだった。
「近くに行きつけの喫茶店があるんだ。そこで良いかな?」
「はい……」
並んで話しながら少し歩くと落ち着いた感じの喫茶店にたどり着く。マスターの趣味であろう、中の装飾はまるで山小屋のようであった。
「カラン!」
木製のドアを開けると熊よけの鈴のような音が響いた。
少し暗めの店内には山の写真とアイゼンなどの登山道具が所狭しと飾ってあった。
「どう? 都心とは思えないだろう。マスターの趣味なんだよ」
楽しげに話しながら、陣内が奥ばった席にヒナタを案内する。
「若造、良いのか? こんな時間に油売ってて」
注文を取りに来たマスターがコップを置きながら言った。
「ええ、今日は石川さんの許可もらって来ました」
怪しむマスターに対し、誇らしげに陣内が答える。注文を取ったマスターはカウンターの中に戻っていった。
「うん、顔色も良さそうだし……。完全復活で良いのかな?」
陣内はヒナタを覗き込むようにして尋ねた。
「は、はい! もう大丈夫ですから、ご心配をお掛けしました」
陣内の視線から逃げるようにヒナタは頭を下げたが、耳の赤さまでは隠せなかった。
「それでも注意して欲しいんだ。フラッシュバックって言って、急に嫌な場面を思い出すこともあるらしいから」
「ええ、保健室の先生にも言われました。実際、今でも真っ暗になると少し怖くなる時があるんですよね……」
「その話は、先生にしたの?」
「いえ、ちょっと話しずらくて……」
「確かに言いずらいかも知れないけど、話すことで君の心の負担が少しでも軽くなるんじゃあないのかな?」
ひと呼吸おいてから、陣内は落ち着いた声でヒナタにしゃべりかけた。
「俺は奥にいるから、何かあったら声かけてくれ」そう言って、マスターが注文の飲み物を置いてカウンターからいなくなった。
二人っきりになってから、陣内はここの事情を説明する。
「あのマスターはうちのOBなんだ、相談にも乗ってくれるし、こういう時には席をはずしてくれるんだよ」
「陣内さんも相談に乗ってもらったりするんですか?」以外だとばかりヒナタが聞いた。
「もちろん、俺も捜査一課に配属になって色々相談に乗ってもらったよ。誰でも一人で解決できるなんて思わないで欲しいな。アドバイスは大事だよ」
陣内のやさしい声と笑顔がヒナタには一番の薬のように感じた。
「あのさぁ、えっと……」
しばらくして会話が途切れた後に、陣内が言い難そうに話し出す、軽いジャズのリズムが店内に響いていた。
「仕事とは関係なしに、今度どこかに誘っても良いかな?」そう言ってすぐ目線を逸らした陣内が再びヒナタを見ると、はにかむようにヒナタが微笑んだ。
「はい、お願いします」
今日一番の笑顔になった。
それから、少しの時間ではあったが楽しく会話が弾み、次の週末にデートの約束をして別れる。
「バイト終わる頃に迎えに行くからね」
「はい、楽しみにしていますね」
帰り道、ヒナタの足取りも自然と軽やかになっていった。
☆ ☆ ☆
デート当日、ヒナタがお店に来る前に、朝早くから出かける人物があった。
「響子さん、もう出かけるんですか?」
悠斗が顔を出して尋ねた。
「ええ、別荘で業者と打ち合わせなの。夜までかかるようなら向こうに泊まってくるわ」
そう言って響子は朝食も取らずに出かけていった。
バイトでヒナタは開店前の準備から張り切って手伝っている。芽衣の代わりに、菜々美の指示にしたがって焼きあがったお菓子をショーケースに並べていく。
「ヒナタちゃん、ちょっとこっち手伝って」
「はい!」
中央のテーブルにいる菜々美から声がかかった。どうやらお菓子の家を動かすようである。
「そっちの屋根を持っていてね、持ちあげるからね。よいしょっと!」
ヒナタと二人がかりでお菓子の家の屋根を持ち上げる。
「え! これ取れるんですか?」
驚いたヒナタが声を上げた。
「驚いたでしょう。ただ乗っているだけなんだよ」
嬉しそうに菜々美が説明してくれる。お菓子の家は四隅の壁を作って、固定してから最後に屋根を乗せるそうだ。
お菓子の家の中をのぞき込んだヒナタは少し残念そうに言った。
「うーん、中は空っぽなんですね……」
「残念! テーブルとか暖炉なんかがあると思った? 窓が飾り付けだから中がのぞけないの、今度はくり抜き窓にして、中も見れるようにしようかな……」
「すごく楽しみです。手伝えることあったら言ってくださいね」
ヒナタはまるで子供の頃のお人形の家を思い出していた。
「こっちのワゴンに、そう、中央のクッションに乗せるように置いてね」
菜々美の指示で屋根をゆっくりと壊れないようにクッションの上に乗せる。その時、後ろから不意に悠斗が顔を出して言った。
「芽衣はもう行っちゃた?」
忘れ物か何かがあったのか急に声をかけたのだ。
「!」
「大丈夫?」
「あ、はい!」
菜々美の心配した声にヒナタは慌てて何かを隠した。
「だ、大丈夫です……」
菜々美はその言葉に安心して次の作業に移っていった。
ヒナタは再度自分の手の中にあるものを確認して、背中に冷や汗が伝わるのを感じた。
(ヤバイ! 折れちゃったよ。どうしよう……)仕方なくハンカチに丁寧に包んでエプロンのポケットへしまったのだった。
その後すぐに開店すると忙しくなり、ヒナタはすっかり折れた破片の事など忘れてしまった。
さらに、午後には陣内が迎えに来てくれて、舞い上がったヒナタが破片の事を思い出したのは、デートを終えての帰り道になってからだった。
「どうしたの? 気分でも良くない」
デートの帰り、助手席で黙ってしまったヒナタを心配して陣内は話しかけた。
「いいえ、そうじゃあなくって……。バイト先に忘れ物しちゃって……」
ヒナタはお菓子の破片の事を正直に陣内に話した。
「OK、じゃあ、そっちに寄ってから帰ろう」
陣内は車を「ヘンゼルとグレーテル」へ向かわせた。
「お邪魔します……」
夜八時過ぎたので、もう誰もいないかと思って静かに入って行くと、明かりのついた調理室から出てくる菜々美とバッタリ会った。
「あ! ヒナタちゃん。ちょうど良かった、屋根のそっちがわを持ってほしいんだけど」
今、出来たばかりの新しいお菓子の家の組み立て最中だったようだ。
「え! これ新作?」
「そう、今出来たばっかりの新作。お菓子の家バレンタインバージョンです!」
楽しそうにそう宣言する菜々美に、ヒナタは結局、前のお菓子の家を少し壊してしまった事を話し出せなかった。
陣内の待っている車に、しょぼんとしてヒナタが戻ってきた。
「あ……、菜々美さんに言えなかったよ。これどうしようか?」
ヒナタは折れた破片を大事そうに見せた。それを見せられた陣内は少し考えてから諭すように話した。
「ヒナタの気持ちだから、あの人達に対し隠し事をしたくないんだろう? 明日でも、次回のバイトの時でも良いから話してみたら……」
「うん、そうする」
そう言ってヒナタは、破片をまた丁寧にハンカチに包んだ。
その後の家までの帰り道は、二人の会話も途切れがちではあったが、ヒナタの心の中は幸せな気持ちで満たされていたのだった。
あたりの人はみな慌ただしく行き交っている。スーツと制服の人ばかりだった。
「ねえ、あの高校生。さっきからあそこにいるわね」
「何か事情でもあるのかな。聞いてこようか?」受付の二人がそう話していると、エレベーターホールから走ってくる男がいた。
ゲートをくぐってあたりを見まわし、ヒナタを見つけるとホッとしたのか大きく息を吐いた。そんな陣内を見つけたヒナタは嬉しそうに小さく手を振った。
「陣内さん、こっち」そう言って、ヒナタは満面の笑顔になる。
「ゴメン、待たしちゃったね。迷わなかった?」
「行きもちゃんと迷わずに捜査一課まで行けたんですよ。迷いませんって。陣内さんわたしを子供扱いしてません?」楽しそうにヒナタはコロコロと表情を変えた。
「あれ、捜査一課の陣内くんだよね」
「なんだ、やっぱり彼女持ちか……」
そんな受付の会話を知ってか知らずか、陣内はその場から急いでヒナタを連れ出したのだった。
「近くに行きつけの喫茶店があるんだ。そこで良いかな?」
「はい……」
並んで話しながら少し歩くと落ち着いた感じの喫茶店にたどり着く。マスターの趣味であろう、中の装飾はまるで山小屋のようであった。
「カラン!」
木製のドアを開けると熊よけの鈴のような音が響いた。
少し暗めの店内には山の写真とアイゼンなどの登山道具が所狭しと飾ってあった。
「どう? 都心とは思えないだろう。マスターの趣味なんだよ」
楽しげに話しながら、陣内が奥ばった席にヒナタを案内する。
「若造、良いのか? こんな時間に油売ってて」
注文を取りに来たマスターがコップを置きながら言った。
「ええ、今日は石川さんの許可もらって来ました」
怪しむマスターに対し、誇らしげに陣内が答える。注文を取ったマスターはカウンターの中に戻っていった。
「うん、顔色も良さそうだし……。完全復活で良いのかな?」
陣内はヒナタを覗き込むようにして尋ねた。
「は、はい! もう大丈夫ですから、ご心配をお掛けしました」
陣内の視線から逃げるようにヒナタは頭を下げたが、耳の赤さまでは隠せなかった。
「それでも注意して欲しいんだ。フラッシュバックって言って、急に嫌な場面を思い出すこともあるらしいから」
「ええ、保健室の先生にも言われました。実際、今でも真っ暗になると少し怖くなる時があるんですよね……」
「その話は、先生にしたの?」
「いえ、ちょっと話しずらくて……」
「確かに言いずらいかも知れないけど、話すことで君の心の負担が少しでも軽くなるんじゃあないのかな?」
ひと呼吸おいてから、陣内は落ち着いた声でヒナタにしゃべりかけた。
「俺は奥にいるから、何かあったら声かけてくれ」そう言って、マスターが注文の飲み物を置いてカウンターからいなくなった。
二人っきりになってから、陣内はここの事情を説明する。
「あのマスターはうちのOBなんだ、相談にも乗ってくれるし、こういう時には席をはずしてくれるんだよ」
「陣内さんも相談に乗ってもらったりするんですか?」以外だとばかりヒナタが聞いた。
「もちろん、俺も捜査一課に配属になって色々相談に乗ってもらったよ。誰でも一人で解決できるなんて思わないで欲しいな。アドバイスは大事だよ」
陣内のやさしい声と笑顔がヒナタには一番の薬のように感じた。
「あのさぁ、えっと……」
しばらくして会話が途切れた後に、陣内が言い難そうに話し出す、軽いジャズのリズムが店内に響いていた。
「仕事とは関係なしに、今度どこかに誘っても良いかな?」そう言ってすぐ目線を逸らした陣内が再びヒナタを見ると、はにかむようにヒナタが微笑んだ。
「はい、お願いします」
今日一番の笑顔になった。
それから、少しの時間ではあったが楽しく会話が弾み、次の週末にデートの約束をして別れる。
「バイト終わる頃に迎えに行くからね」
「はい、楽しみにしていますね」
帰り道、ヒナタの足取りも自然と軽やかになっていった。
☆ ☆ ☆
デート当日、ヒナタがお店に来る前に、朝早くから出かける人物があった。
「響子さん、もう出かけるんですか?」
悠斗が顔を出して尋ねた。
「ええ、別荘で業者と打ち合わせなの。夜までかかるようなら向こうに泊まってくるわ」
そう言って響子は朝食も取らずに出かけていった。
バイトでヒナタは開店前の準備から張り切って手伝っている。芽衣の代わりに、菜々美の指示にしたがって焼きあがったお菓子をショーケースに並べていく。
「ヒナタちゃん、ちょっとこっち手伝って」
「はい!」
中央のテーブルにいる菜々美から声がかかった。どうやらお菓子の家を動かすようである。
「そっちの屋根を持っていてね、持ちあげるからね。よいしょっと!」
ヒナタと二人がかりでお菓子の家の屋根を持ち上げる。
「え! これ取れるんですか?」
驚いたヒナタが声を上げた。
「驚いたでしょう。ただ乗っているだけなんだよ」
嬉しそうに菜々美が説明してくれる。お菓子の家は四隅の壁を作って、固定してから最後に屋根を乗せるそうだ。
お菓子の家の中をのぞき込んだヒナタは少し残念そうに言った。
「うーん、中は空っぽなんですね……」
「残念! テーブルとか暖炉なんかがあると思った? 窓が飾り付けだから中がのぞけないの、今度はくり抜き窓にして、中も見れるようにしようかな……」
「すごく楽しみです。手伝えることあったら言ってくださいね」
ヒナタはまるで子供の頃のお人形の家を思い出していた。
「こっちのワゴンに、そう、中央のクッションに乗せるように置いてね」
菜々美の指示で屋根をゆっくりと壊れないようにクッションの上に乗せる。その時、後ろから不意に悠斗が顔を出して言った。
「芽衣はもう行っちゃた?」
忘れ物か何かがあったのか急に声をかけたのだ。
「!」
「大丈夫?」
「あ、はい!」
菜々美の心配した声にヒナタは慌てて何かを隠した。
「だ、大丈夫です……」
菜々美はその言葉に安心して次の作業に移っていった。
ヒナタは再度自分の手の中にあるものを確認して、背中に冷や汗が伝わるのを感じた。
(ヤバイ! 折れちゃったよ。どうしよう……)仕方なくハンカチに丁寧に包んでエプロンのポケットへしまったのだった。
その後すぐに開店すると忙しくなり、ヒナタはすっかり折れた破片の事など忘れてしまった。
さらに、午後には陣内が迎えに来てくれて、舞い上がったヒナタが破片の事を思い出したのは、デートを終えての帰り道になってからだった。
「どうしたの? 気分でも良くない」
デートの帰り、助手席で黙ってしまったヒナタを心配して陣内は話しかけた。
「いいえ、そうじゃあなくって……。バイト先に忘れ物しちゃって……」
ヒナタはお菓子の破片の事を正直に陣内に話した。
「OK、じゃあ、そっちに寄ってから帰ろう」
陣内は車を「ヘンゼルとグレーテル」へ向かわせた。
「お邪魔します……」
夜八時過ぎたので、もう誰もいないかと思って静かに入って行くと、明かりのついた調理室から出てくる菜々美とバッタリ会った。
「あ! ヒナタちゃん。ちょうど良かった、屋根のそっちがわを持ってほしいんだけど」
今、出来たばかりの新しいお菓子の家の組み立て最中だったようだ。
「え! これ新作?」
「そう、今出来たばっかりの新作。お菓子の家バレンタインバージョンです!」
楽しそうにそう宣言する菜々美に、ヒナタは結局、前のお菓子の家を少し壊してしまった事を話し出せなかった。
陣内の待っている車に、しょぼんとしてヒナタが戻ってきた。
「あ……、菜々美さんに言えなかったよ。これどうしようか?」
ヒナタは折れた破片を大事そうに見せた。それを見せられた陣内は少し考えてから諭すように話した。
「ヒナタの気持ちだから、あの人達に対し隠し事をしたくないんだろう? 明日でも、次回のバイトの時でも良いから話してみたら……」
「うん、そうする」
そう言ってヒナタは、破片をまた丁寧にハンカチに包んだ。
その後の家までの帰り道は、二人の会話も途切れがちではあったが、ヒナタの心の中は幸せな気持ちで満たされていたのだった。
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