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昨日何故身体がだるかったのかようやく分かった
現在進行形で風邪を引いたからである
「ケホ………」
木枯先生が今薬とか用意してくれた
それを持って家庭科室へと来てくれるらしい
私はぐったりと力なくベットに沈む
昨日は夢だったと信じたいがどうにもあの感覚は覚えている
「ーはぁ」
好きだと言われたことがなかった
両親にも誰にも
だけど
彼は初めて私にそう言ったから私もそれに答えてしまいそうになる
嘘の匂いはしなかった
だから
夢であれと思う
扉が開く音がした
私は木枯先生が来たと思い目を閉じる
「すまないがそこに」
机に指差す
「俺の姫は風邪かよ」
目を開く
そこには千早がいた
私は熱い息をしてそれを見つめる
「ち、はやか?」
「おーおー、熱は?」
額に当たる冷たい感覚
私はボーッとした感覚でそれを感じる
「………熱は高いな」
「千早………」
夢だ
これは都合の良い
「………ん!」
夢であれ
私は千早に触れるだけのキスをして目を閉じる
トンと肩に私の頭が乗った
薄れてゆく意識の中
私は満足げに微笑んだ
ー
千早
ー
風邪を引いたって聞いた
椿が風邪を引くとは珍しいなと思った
だから木枯に変わって俺が薬を届けるつもりでいたのはいい
熱を測る
ただそれだけだったのに
椿からキスをされた
好きな人からのキスに俺の心臓はバクバクと音を立てている
俺に体重をかけて寝ている椿を引き寄せた
「たくヨォ」
俺にどうして欲しいんだよ
ばーか
現在進行形で風邪を引いたからである
「ケホ………」
木枯先生が今薬とか用意してくれた
それを持って家庭科室へと来てくれるらしい
私はぐったりと力なくベットに沈む
昨日は夢だったと信じたいがどうにもあの感覚は覚えている
「ーはぁ」
好きだと言われたことがなかった
両親にも誰にも
だけど
彼は初めて私にそう言ったから私もそれに答えてしまいそうになる
嘘の匂いはしなかった
だから
夢であれと思う
扉が開く音がした
私は木枯先生が来たと思い目を閉じる
「すまないがそこに」
机に指差す
「俺の姫は風邪かよ」
目を開く
そこには千早がいた
私は熱い息をしてそれを見つめる
「ち、はやか?」
「おーおー、熱は?」
額に当たる冷たい感覚
私はボーッとした感覚でそれを感じる
「………熱は高いな」
「千早………」
夢だ
これは都合の良い
「………ん!」
夢であれ
私は千早に触れるだけのキスをして目を閉じる
トンと肩に私の頭が乗った
薄れてゆく意識の中
私は満足げに微笑んだ
ー
千早
ー
風邪を引いたって聞いた
椿が風邪を引くとは珍しいなと思った
だから木枯に変わって俺が薬を届けるつもりでいたのはいい
熱を測る
ただそれだけだったのに
椿からキスをされた
好きな人からのキスに俺の心臓はバクバクと音を立てている
俺に体重をかけて寝ている椿を引き寄せた
「たくヨォ」
俺にどうして欲しいんだよ
ばーか
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