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糸は舞い手毬は踊り炎蝶は燃える
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夜になり
私達は着物の姿になる
そして
月が現れた
「久し振りですね,この力を使うのは」
「ええ,手毬も嬉しそうに弾みますわ」
恋は糸をゆらゆらと揺らし微笑む
藍那は手毬を弾ませ優美に笑う
「「ねぇ?舞蝶様?」」
「…そうじゃな,今宵は蝶達も踊るぞ」
にこりと微笑み月に照らされるその姿はあまりにも美しくそして怖い
この三人は前世でも美人三人と言われていたからそれなりではある
「では,行くぞ」
「「はっ!」」
妖の気配がする公園,学校,神社を私達はゆっくりと歩く
「キシャアア!!」
「姫!」
「騒がしい奴じゃな,燃えよ」
紅き炎の蝶は妖を包み燃えた
妖は其の熱さに気絶し,灰となる
私はそれを見つめ二人に向かう
「恋は今頼みたいことがあるのじゃ」
「何でしょう?」
恋は嬉しそうに微笑み私を見る
「糸で妖の場所を探って欲しいのだ」
「容易いこと,承知した」
恋の糸は舞うように動き蜘蛛の糸のように張り巡らされる
それを見つめた後藍那の方を向く
藍那は待っていましたと言わんばかりにキラキラとした目を向ける
私はにこりと微笑み
「藍那,頼みたいのじゃが大丈夫かえ?」
「何なりと!」
キラキラとした目を見つめ
「手毬で私を導いてはくれまいか?」
「ふふ,貴方が望むのであれば承知の上で」
藍那は手毬を弾ませて糸の上に乗せる
私は糸の上に乗り手毬の行く道を歩く
「ほぉ,お前が炎蝶の姫か」
「!?」
背後から声がする
私は止まり後ろを見た
そこに居たのは
とても美しい男だった
私はしばらく見つめた後睨む
「何じゃ,邪魔をするな」
「炎蝶の姫,そう怒るな」
一瞬で目の前に来ては私の目を見つめる
「っ!?」
「やはり美しい」
やはり?
どこかで会ったことがあるのか?
「俺は妖の王,永善!」
妖の王
あぁ
懐かしい
前世の私が倒した奴であり勝手に惚れられた奴だ
「今は忙しいのじゃ」
ふいっと振り返り歩き出す
今はお前に構う暇はないからな
「まぁまぁまぁ待てよ!」
ガリンと肩を裂かれる
私は痛みで顔をしかめつつ彼を見た
彼は
「やっとこっちを見た」
と
にんまり笑い私の血を舐める
「致し方ないな傷よ癒えろ」
緑の炎の蝶が私の肩に止まり燃えた
そして
傷が治る
「いつになくお前は美しい」
「それは褒め言葉として受け取ろう」
にこりと微笑む
「そして,欲しい」
「お前などお断りじゃ」
バッサリと言う
早く恋と藍那を呼ばないといけない
「恋!藍那!」
糸を伝う言葉の震え
きっと
伝わるはずだ
手毬にも伝わる
弾ませ飛ばす
「おいおい,お前は人に頼る奴だったか?」
「何じゃそれは」
溜息をつく
あやつらは信頼できるからの
当たり前だ
「「姫!」」
「来たぞ」
「チッ」
二人は私の前に立ち手毬と糸を構える
が
妖の王は一振り手を挙げると風を巻き起こす
「「「ッ」」」
私はこの風が苦手だ
生温くて甘い匂いがする
「姫は暖かいな」
「引き寄せるために風を使うでない」
ぎゅっと抱き締められる
私は離れようともがく
が
妖の王より力は強くとも体力的には弱い
「ッ」
「何だ?もうか?」
ぐったりとしていると妖の王に首を叩かれる
「カ!?」
「眠れ」
ふわりと目を覆う彼の手に
私は目を閉じる
「「姫!」」
「さぁ,次はお前らだ」
ー恋
姫を奴は空気の玉の中に入れ俺らに向かってくる
俺は糸で奴を縛ると奴は痛がった
「あいつは寝てるだけだ玉は壊せばいい」
「なら早く壊してください」
ギリギリと縛り付ける
奴は渋々玉を壊し落ちる姫を藍那が受け止めた
「さっさと行ってください」
糸をほどき奴を蹴飛ばした
「痛っテェ!」
「さっさと行け!」
ー藍那
姫を受け止めると姫はすごく軽かった
恋は恋でなんか妖王を蹴ってるし
私は手毬を妖王に投げ付け連の元へ行く
「姫!」
「スー」
「寝ているだけですね」
「良かった」
もうすぐ朝が来る
私達は取り敢えず姫の屋敷へと向かった
私達は着物の姿になる
そして
月が現れた
「久し振りですね,この力を使うのは」
「ええ,手毬も嬉しそうに弾みますわ」
恋は糸をゆらゆらと揺らし微笑む
藍那は手毬を弾ませ優美に笑う
「「ねぇ?舞蝶様?」」
「…そうじゃな,今宵は蝶達も踊るぞ」
にこりと微笑み月に照らされるその姿はあまりにも美しくそして怖い
この三人は前世でも美人三人と言われていたからそれなりではある
「では,行くぞ」
「「はっ!」」
妖の気配がする公園,学校,神社を私達はゆっくりと歩く
「キシャアア!!」
「姫!」
「騒がしい奴じゃな,燃えよ」
紅き炎の蝶は妖を包み燃えた
妖は其の熱さに気絶し,灰となる
私はそれを見つめ二人に向かう
「恋は今頼みたいことがあるのじゃ」
「何でしょう?」
恋は嬉しそうに微笑み私を見る
「糸で妖の場所を探って欲しいのだ」
「容易いこと,承知した」
恋の糸は舞うように動き蜘蛛の糸のように張り巡らされる
それを見つめた後藍那の方を向く
藍那は待っていましたと言わんばかりにキラキラとした目を向ける
私はにこりと微笑み
「藍那,頼みたいのじゃが大丈夫かえ?」
「何なりと!」
キラキラとした目を見つめ
「手毬で私を導いてはくれまいか?」
「ふふ,貴方が望むのであれば承知の上で」
藍那は手毬を弾ませて糸の上に乗せる
私は糸の上に乗り手毬の行く道を歩く
「ほぉ,お前が炎蝶の姫か」
「!?」
背後から声がする
私は止まり後ろを見た
そこに居たのは
とても美しい男だった
私はしばらく見つめた後睨む
「何じゃ,邪魔をするな」
「炎蝶の姫,そう怒るな」
一瞬で目の前に来ては私の目を見つめる
「っ!?」
「やはり美しい」
やはり?
どこかで会ったことがあるのか?
「俺は妖の王,永善!」
妖の王
あぁ
懐かしい
前世の私が倒した奴であり勝手に惚れられた奴だ
「今は忙しいのじゃ」
ふいっと振り返り歩き出す
今はお前に構う暇はないからな
「まぁまぁまぁ待てよ!」
ガリンと肩を裂かれる
私は痛みで顔をしかめつつ彼を見た
彼は
「やっとこっちを見た」
と
にんまり笑い私の血を舐める
「致し方ないな傷よ癒えろ」
緑の炎の蝶が私の肩に止まり燃えた
そして
傷が治る
「いつになくお前は美しい」
「それは褒め言葉として受け取ろう」
にこりと微笑む
「そして,欲しい」
「お前などお断りじゃ」
バッサリと言う
早く恋と藍那を呼ばないといけない
「恋!藍那!」
糸を伝う言葉の震え
きっと
伝わるはずだ
手毬にも伝わる
弾ませ飛ばす
「おいおい,お前は人に頼る奴だったか?」
「何じゃそれは」
溜息をつく
あやつらは信頼できるからの
当たり前だ
「「姫!」」
「来たぞ」
「チッ」
二人は私の前に立ち手毬と糸を構える
が
妖の王は一振り手を挙げると風を巻き起こす
「「「ッ」」」
私はこの風が苦手だ
生温くて甘い匂いがする
「姫は暖かいな」
「引き寄せるために風を使うでない」
ぎゅっと抱き締められる
私は離れようともがく
が
妖の王より力は強くとも体力的には弱い
「ッ」
「何だ?もうか?」
ぐったりとしていると妖の王に首を叩かれる
「カ!?」
「眠れ」
ふわりと目を覆う彼の手に
私は目を閉じる
「「姫!」」
「さぁ,次はお前らだ」
ー恋
姫を奴は空気の玉の中に入れ俺らに向かってくる
俺は糸で奴を縛ると奴は痛がった
「あいつは寝てるだけだ玉は壊せばいい」
「なら早く壊してください」
ギリギリと縛り付ける
奴は渋々玉を壊し落ちる姫を藍那が受け止めた
「さっさと行ってください」
糸をほどき奴を蹴飛ばした
「痛っテェ!」
「さっさと行け!」
ー藍那
姫を受け止めると姫はすごく軽かった
恋は恋でなんか妖王を蹴ってるし
私は手毬を妖王に投げ付け連の元へ行く
「姫!」
「スー」
「寝ているだけですね」
「良かった」
もうすぐ朝が来る
私達は取り敢えず姫の屋敷へと向かった
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