死ぬほど愛してやる

蒼葉縁

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堂々と

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高校の入学式
それは初めての高校生活を送る人もいれまたかと思う奴もいるだろう
俺は一年になる

校長から連絡が遅すぎてお昼くらいに呼ばれた
俺は扉を蹴破り
「何の用だ,隆」
俺は校長を呼び捨てで呼んでいる
俺の紹介は隆がしてくれるから待ってくれ
「月島夜空,お前性別どうした?」
「俺どっちでもないんで」
堂々と言うのだ
俺は生物学上女だが男でもある
だから性別がわからないと書く
俺の瞳は夜空の色
星が浮かびグラデーションになっている希少価値のある瞳
そのおかげで俺は人間不信が大きいがな
隆もそのうちの一人
「俺は俺」
そう舌を出した
その舌には二つのピアスが繋がっている
俺は両耳十八個舌二つ開けているからもうどうでもいいとの事だ
ちなみに髪の毛は銀
これは地毛な
隆は俺の決して合わせない瞳を見て溜息を吐く
「月島」
俺の名前を呼ぶ隆を見ずに反応する
「あ?」
「頼むぞ」
何をだ?
その言葉を俺は後悔することになる

そんなことを知らずに俺は扉を蹴破り歩き去った
「あの子は何ですの!」
国語の教師が隆に言い寄る
「困らせ屋な子だよ」
「まぁ!!」
二人は夫妻
だが
ここでは教師
思うことも違う
もちろん考えも
「あの子は,好きであの性格になったんじゃないんだよ」
「分かってますわよ………」
二人が言うのはその二人が夜空の夫妻の友達だから
俺は好きでこんな性格になった訳じゃない
何故なら
人が関係してる
俺はこの瞳が嫌いだ
弱い自分も
気弱になる俺も
喧嘩してる俺ですら
嫌になる
俺は壁を殴り舌打ちをした
虐めを受けて散々な罵声を受け否定された
俺は人間が嫌い
俺自身も
何もかもが!
「夜空!」
「月島!」
二人の声に俺は苛立ちつつそちらを睨む
「あ?」
そこにいたのは双子の男共
俺は舌打ちして
「なんだよ」
と睨む
彼らはニコニコと笑い
「「どっちが兄で弟かな?」」

ガキ臭いことを聞いてきた
くだらねぇ
「左が兄右が弟,寝言は寝て死ねや」
そう言い放つ
二人は驚き目を見開いていた
俺は後ろをくるりと周り歩き去る

後ろについてきた
「しつけぇな!散れ!」
俺は校長室に駆け込む
「おや,月島」
隆はニコニコと企んだ顔をしている
「隆,どー言うことだ!」
意味わかんねぇ
「頼むぞって言ったよ?」
「あぁん!?」
俺が殴ろうと構えると
「「父さん!」」
と俺の隣を通り過ぎ隆に抱き付く二人
「ほぁあ!?」
俺は唖然とする

その目には誰も映さない
「チッ,俺は知らねー」
堂々と睨む
「「待ってよ!」」
俺は誰も信じない
そう決めたんだ
「ついて来んな!死ね!」
そう言い放つ

二人は笑っていた
「目,綺麗」
綺麗だと?
「かっこいい」
はぁ?
「………そーかよ」
意味わかんね
俺は
お前らが
心底嫌いだ
人が言ってる言葉はほとんど偽善
嫌いだ
人が言ってることはほとんど嘘だ
下らない
俺は
俺だ
そう思い空を見る
その下をついでに見ると二人がいた

あの時の笑顔じゃなく引きつってて困っている
「あー,あいつら縄張りに入ったな」
馬鹿を見るんだ
………
「めんどくせぇな!」
俺は三階からそいつらの前に飛び着地する
二人を庇い殴られた
男にな
ズザザと倒れる俺を見て奴らは笑う
「お前!無敗の王じゃん!」
「殴れた!」
歓喜に喜ぶ男共の顔面にめり込む拳
吹き飛ぶ奴らを見て
「ザマァ」
と舌を出し笑う
そして二人の方を向き睨む
「いいか,ここはあいつらの縄張りだ容易に近付くんじゃねーよ!ド阿保が!」
そう言い血を拭う
ペッと血を吐き歩こうとすると両脇を掴まれる
「あ?」
「「行こう!」」
いやこいつら走るの早い!!!!
絶対わざとだろ!
殺す!
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