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乱闘上等掛かって来い
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目を覚ますと夕方
ヤベェ
今日会議だったわ
俺の言う会議は乱闘の会議
俺これでも荒れてるからな
いつまでもいい子ちゃんじゃねぇの
優しくて笑顔が似合う女にも男にもなりたくねぇ
なれなかったんだから
俺はそんな考えをし始める俺を殴る
「会議行くか」
なんて言いつつも
本当はどう思ってんだろうな
俺
「遅えぞ,王」
会議には色とりどりの奴らが集結していた
まず俺に遅いと言ったのは副総長の春
「俺が出たい時に出て何が悪りぃ」
「さすが王だにゃー」
独特な語尾を使う音琴
「そうですね」
敬語を使うが冷徹な面もある氷河
俺は欠伸をしつつも本題に入る
「何かあったから集まるんだろ?なら早く言え」
俺の眼光が光った
皆の目が鋭くなる
「最近,縄張りを荒らされてるんですよ」
春はわりと温厚な人だがここまで荒れているのは久しぶりだな
「俺もだにゃ」
音琴も苛立っている
「私は特にないですが排除者が多くて」
氷河は相変わらずだ
俺はそんな三人にこう伝える
「喧嘩上等掛かって来い」
と言えってな
三人は笑い
「流石」
「俺達の」
「王様ですね」
と
言った
そしてこの夜
俺達はそれぞれの縄張りに行く
俺は縄張りは基本広すぎて分からないからすっ飛ばせ
春の縄張りに行くとやはりか
「テメェだと思ったよ染井!」
春が叫ぶ
染井と呼ばれた奴は笑い
「王は随分と弱そうだなぁ」
と
ケタケタと笑っている顔に拳が入る
「そりゃどうも」
俺の拳だ
俺は染井をボコボコにしようと構える
が
音琴達の声に振り返ったのが運の尽き
頭に走る衝撃と痛み
グラグラする意識
こいつ
バットか!
俺の首を染井が掴み上げる
「「「王!」」」
「きひひ、弱い弱い」
「グッ,離…せ………よ!」
足蹴りをかまし染井から離れる
ボタボタと血が零れ落ちては血溜まりを作った
「折角の服が台無しじゃねーかよ!」
「そこかよ!」
俺は気絶した染井をゴミ箱に入れ閉じる
そして俺の部下達をよくもいじめてくれて奴らを殴った
「王は馬鹿なのか!」
「止血だにゃ!」
「止まらない!」
言葉の伝達は早く中から何人も出て来る
俺は三人の肩を掴み
「逃げろ!」
と叫ぶ
「「「!?」」」
三人は分かったのだ
きっと
この人は全部受け止める気でいると
「俺達も同じだ」
「お前を,王を残していけるかよ」
「甘く見るなにゃ」
「ッ,オッシャ!!!!!」
「「「「喧嘩上等掛かって来いやアァァ!!!!」」」」
それから俺の記憶はない
次に目を覚ますと両親が泣いていた
俺はそっと両親を抱き締める
部下達が来て両親に挨拶した
「夜空,王の座は俺が受け継ぐ」
「頼んだ,春」
俺の役目は終わった
俺はもう
要らない
「風当たると良いな………」
喧嘩する役目も終わり何もなくなった俺の手は姿は誇らしさも何もない
ただの人間
俺は泣きそうな顔を見せたくなくて下を向く
風に揺れる耳飾り
「「夜空」」
不意に聞こえた声に頭が痛くなる
「あんだよ」
「俺たちに愛させて」
またかよ
しつけえな
「一人にしないから」
黙れよ
「テメェらが勝手決めんな!良い加減にしろよお前らふざけんな!」
何がわかる
お前らに
テメェらなんかに知られたくねぇ!
「俺は人から虐められ罵声を浴びせられ蔑んだ目で見られた!その気持ちがわかるか!俺の全てを否定された気持ちがお前らなんかに分かるか!」
頭が痛むことなんか気にしねぇ
テメェらが俺は心底嫌いだ!
なのに
あの時
死ぬかもしれない時に
お前らが浮かんだ
何故だ!
ふざけんな!
「「分かるよ」」
顔を上げる
そこには
月のような髪の毛をした二人がいた
俺の夜空の瞳と似ていた
近づいて来る二人に俺は殴り掛かる
……パシン………
拳を受け止められたかと思えば抱き込められた
もがこうとする度強くなる力
「離せよ!」
「「俺達から消えないで」」
ピタリと動きが止まる
消えないで
その言葉は
とてもここにストンと響く
嫌だ
一人は
弱い自分が顔を出す
「は,なせ」
泣きそうな震える声で強気になる
分かってた
本当は
人が大好きだってこと
変わりたいって思ったこと
知ってたよ
二人は
俺の事を抱きしめて
「愛してる」
と
「好きだよ」
と
俺が欲しかった
俺は愛して欲しかった
「………黙れよ」
俺は二人を突き飛ばし
「喧嘩上等掛かって来い」
「だが」
「少し,歩み寄ってやっても良い」
真っ赤になる顔を抑え
二人を見つめる
その瞳には
澄んだ海と夜空が広がる
「「死ぬほど愛してやる」」
そう言った彼らは幸せそうだった
が
退院すると
べったりになってきたのはウゼェ!
喧嘩してぇな!
クソが!俺滅べ
バ◯ス!
ヤベェ
今日会議だったわ
俺の言う会議は乱闘の会議
俺これでも荒れてるからな
いつまでもいい子ちゃんじゃねぇの
優しくて笑顔が似合う女にも男にもなりたくねぇ
なれなかったんだから
俺はそんな考えをし始める俺を殴る
「会議行くか」
なんて言いつつも
本当はどう思ってんだろうな
俺
「遅えぞ,王」
会議には色とりどりの奴らが集結していた
まず俺に遅いと言ったのは副総長の春
「俺が出たい時に出て何が悪りぃ」
「さすが王だにゃー」
独特な語尾を使う音琴
「そうですね」
敬語を使うが冷徹な面もある氷河
俺は欠伸をしつつも本題に入る
「何かあったから集まるんだろ?なら早く言え」
俺の眼光が光った
皆の目が鋭くなる
「最近,縄張りを荒らされてるんですよ」
春はわりと温厚な人だがここまで荒れているのは久しぶりだな
「俺もだにゃ」
音琴も苛立っている
「私は特にないですが排除者が多くて」
氷河は相変わらずだ
俺はそんな三人にこう伝える
「喧嘩上等掛かって来い」
と言えってな
三人は笑い
「流石」
「俺達の」
「王様ですね」
と
言った
そしてこの夜
俺達はそれぞれの縄張りに行く
俺は縄張りは基本広すぎて分からないからすっ飛ばせ
春の縄張りに行くとやはりか
「テメェだと思ったよ染井!」
春が叫ぶ
染井と呼ばれた奴は笑い
「王は随分と弱そうだなぁ」
と
ケタケタと笑っている顔に拳が入る
「そりゃどうも」
俺の拳だ
俺は染井をボコボコにしようと構える
が
音琴達の声に振り返ったのが運の尽き
頭に走る衝撃と痛み
グラグラする意識
こいつ
バットか!
俺の首を染井が掴み上げる
「「「王!」」」
「きひひ、弱い弱い」
「グッ,離…せ………よ!」
足蹴りをかまし染井から離れる
ボタボタと血が零れ落ちては血溜まりを作った
「折角の服が台無しじゃねーかよ!」
「そこかよ!」
俺は気絶した染井をゴミ箱に入れ閉じる
そして俺の部下達をよくもいじめてくれて奴らを殴った
「王は馬鹿なのか!」
「止血だにゃ!」
「止まらない!」
言葉の伝達は早く中から何人も出て来る
俺は三人の肩を掴み
「逃げろ!」
と叫ぶ
「「「!?」」」
三人は分かったのだ
きっと
この人は全部受け止める気でいると
「俺達も同じだ」
「お前を,王を残していけるかよ」
「甘く見るなにゃ」
「ッ,オッシャ!!!!!」
「「「「喧嘩上等掛かって来いやアァァ!!!!」」」」
それから俺の記憶はない
次に目を覚ますと両親が泣いていた
俺はそっと両親を抱き締める
部下達が来て両親に挨拶した
「夜空,王の座は俺が受け継ぐ」
「頼んだ,春」
俺の役目は終わった
俺はもう
要らない
「風当たると良いな………」
喧嘩する役目も終わり何もなくなった俺の手は姿は誇らしさも何もない
ただの人間
俺は泣きそうな顔を見せたくなくて下を向く
風に揺れる耳飾り
「「夜空」」
不意に聞こえた声に頭が痛くなる
「あんだよ」
「俺たちに愛させて」
またかよ
しつけえな
「一人にしないから」
黙れよ
「テメェらが勝手決めんな!良い加減にしろよお前らふざけんな!」
何がわかる
お前らに
テメェらなんかに知られたくねぇ!
「俺は人から虐められ罵声を浴びせられ蔑んだ目で見られた!その気持ちがわかるか!俺の全てを否定された気持ちがお前らなんかに分かるか!」
頭が痛むことなんか気にしねぇ
テメェらが俺は心底嫌いだ!
なのに
あの時
死ぬかもしれない時に
お前らが浮かんだ
何故だ!
ふざけんな!
「「分かるよ」」
顔を上げる
そこには
月のような髪の毛をした二人がいた
俺の夜空の瞳と似ていた
近づいて来る二人に俺は殴り掛かる
……パシン………
拳を受け止められたかと思えば抱き込められた
もがこうとする度強くなる力
「離せよ!」
「「俺達から消えないで」」
ピタリと動きが止まる
消えないで
その言葉は
とてもここにストンと響く
嫌だ
一人は
弱い自分が顔を出す
「は,なせ」
泣きそうな震える声で強気になる
分かってた
本当は
人が大好きだってこと
変わりたいって思ったこと
知ってたよ
二人は
俺の事を抱きしめて
「愛してる」
と
「好きだよ」
と
俺が欲しかった
俺は愛して欲しかった
「………黙れよ」
俺は二人を突き飛ばし
「喧嘩上等掛かって来い」
「だが」
「少し,歩み寄ってやっても良い」
真っ赤になる顔を抑え
二人を見つめる
その瞳には
澄んだ海と夜空が広がる
「「死ぬほど愛してやる」」
そう言った彼らは幸せそうだった
が
退院すると
べったりになってきたのはウゼェ!
喧嘩してぇな!
クソが!俺滅べ
バ◯ス!
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