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チート執事は朝を迎える
一
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母と父は元気だろうか………
私は天音凛、化け物だ
母は第六感全てが優れている
父は魔法が使えた
そんな化け物の家族
父はこの力を全て私に受け継がせた
受け継がせたせいで両親を失うとも私は知らずに
消えて行く父の体を私はずっと見つめていた
「強くあれ」
そう父は笑った
何故笑う
私は涙を流した
母は父を抱きしめて一緒に消えて行くつもりでいる
「幸せに、人を救うのよ」
そう母は笑った
何故、笑う
私は手を伸ばす
だが
その手は届く事なく両親は消えて行く
最後に残ったのは両親のペンダントだけだった
「………」
その日から
私は
私を
嫌いになった
人を
嫌いになった
「ーーーー…」
目を覚ますと三時になる所
私は時計を手に取りそっと埃を払う
「支度しますかね」
魔法で支度を済まし、身の回りを綺麗にする
執事学校の外を掃除し、校長を起こしに行く
「失礼します」
「クー、クー、」
(呑気に寝ていますね、この人は)
私は校長を見つめた後
「おはようございます、起きてください」
にこりと微笑み布団を剥ぎ取る
校長は唸りながらも起き上がった
「寒い!」
ちっとも怖くない睨みを効かせ私を見る
「そうですか」
私はにこりと微笑んだまま布団を畳む
校長はむすっとしたが私を見つめる
「まだかの」
校長はいつもそう言う
「何がでしょう?」
私は知らないフリをする
きっと校長がまだと言うのはこの微笑みが本当でないことを表しているのだろう
(そんな悲しい匂いをしている)
私の第六感はとても鋭く、優れている
だから
感情の匂いも感じられるのだ
「紅茶は如何なさいますか?」
紅茶はいつもの通り
「アッサム」
なので私は紅茶をカップに注ぐ
ふわりと良い匂いがした
私は校長にカップを渡して
「本日の朝食はスコーン、パン、ご飯がございますが如何なさいますか?」
執事たる者であれば朝食は必ず出来立て、焼き立てを
「パン、ジャムはストロベリー」
ジャムは三種類用意する
ストロベリー、ブルーベリー、チョコレート
「畏まりました」
私は微笑みパンに手を伸ばす
「たっぷり載せろ!」
指を指して私にそう言う校長は
「畏まりました」
(子供が欲張りの様子みたいですね…)
私はジャムを載せたパンを渡し、校長の支度を用意する
私は他の人達に仕えないのはZの紋章を持っているからだ
Zは執事クラスで言えば伝説、幻と言われている
たった一人私はZの紋章を貰った
魔法や第六感全てが優れているおかげでもある
そう私は思っていた
だが
校長は違った
「力より君の本来の力が欲しい」
と
この人は私の力を珍しがっていたかと思ったらまさかの回答に私は真顔になってしまった
それから校長は私を秘書にするように執事の仕事をさせるようになる
今思えば
見抜いていたのかもしれない
なんて
私の朝は
いつも
この考えから始まる
私は天音凛、化け物だ
母は第六感全てが優れている
父は魔法が使えた
そんな化け物の家族
父はこの力を全て私に受け継がせた
受け継がせたせいで両親を失うとも私は知らずに
消えて行く父の体を私はずっと見つめていた
「強くあれ」
そう父は笑った
何故笑う
私は涙を流した
母は父を抱きしめて一緒に消えて行くつもりでいる
「幸せに、人を救うのよ」
そう母は笑った
何故、笑う
私は手を伸ばす
だが
その手は届く事なく両親は消えて行く
最後に残ったのは両親のペンダントだけだった
「………」
その日から
私は
私を
嫌いになった
人を
嫌いになった
「ーーーー…」
目を覚ますと三時になる所
私は時計を手に取りそっと埃を払う
「支度しますかね」
魔法で支度を済まし、身の回りを綺麗にする
執事学校の外を掃除し、校長を起こしに行く
「失礼します」
「クー、クー、」
(呑気に寝ていますね、この人は)
私は校長を見つめた後
「おはようございます、起きてください」
にこりと微笑み布団を剥ぎ取る
校長は唸りながらも起き上がった
「寒い!」
ちっとも怖くない睨みを効かせ私を見る
「そうですか」
私はにこりと微笑んだまま布団を畳む
校長はむすっとしたが私を見つめる
「まだかの」
校長はいつもそう言う
「何がでしょう?」
私は知らないフリをする
きっと校長がまだと言うのはこの微笑みが本当でないことを表しているのだろう
(そんな悲しい匂いをしている)
私の第六感はとても鋭く、優れている
だから
感情の匂いも感じられるのだ
「紅茶は如何なさいますか?」
紅茶はいつもの通り
「アッサム」
なので私は紅茶をカップに注ぐ
ふわりと良い匂いがした
私は校長にカップを渡して
「本日の朝食はスコーン、パン、ご飯がございますが如何なさいますか?」
執事たる者であれば朝食は必ず出来立て、焼き立てを
「パン、ジャムはストロベリー」
ジャムは三種類用意する
ストロベリー、ブルーベリー、チョコレート
「畏まりました」
私は微笑みパンに手を伸ばす
「たっぷり載せろ!」
指を指して私にそう言う校長は
「畏まりました」
(子供が欲張りの様子みたいですね…)
私はジャムを載せたパンを渡し、校長の支度を用意する
私は他の人達に仕えないのはZの紋章を持っているからだ
Zは執事クラスで言えば伝説、幻と言われている
たった一人私はZの紋章を貰った
魔法や第六感全てが優れているおかげでもある
そう私は思っていた
だが
校長は違った
「力より君の本来の力が欲しい」
と
この人は私の力を珍しがっていたかと思ったらまさかの回答に私は真顔になってしまった
それから校長は私を秘書にするように執事の仕事をさせるようになる
今思えば
見抜いていたのかもしれない
なんて
私の朝は
いつも
この考えから始まる
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