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番外編
※R18 恋は人を変える2
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橙里は菜奈をそっとベットに横たわらせた後に、自分のその覆いかぶさるようにその上に乗って来た。
橙里が近い距離でこちらを見下ろしている。
「俺、これで思い知ったよ。大事なものは守ってるだけじゃだめだってね」
国宝ともいえる美貌がさらに近づいてきて、思わずギュッと目を閉じると、彼は菜奈の首筋に唇を落としてきた。
キスをされると思っていたので、思わぬところに唇の感触を抱いて「ひぁっ」と情けない悲鳴を上げた。
「菜奈をこのまま繋ぎ留めておくにはどうしたらいいかな」
チュ、チュ、と啄むように、首筋のいたるところにキスをされる。
そのたびに身体が熱くなり、啄まれたところから甘い柊きが生まれてきた。
「ちゃんと恋人らしいことをして、こうやって……愛を確かめていくしかないって思うんだけど菜奈は違う?言葉だけで菜奈を不安にさせてきた俺が言うのはおかしいけど、菜奈と出会ってずっと他の女性を避けてきた俺がこうやってお前に触れることによって、お前だけは他の女と違うのだということを、この愛を、示していければって思う」
やけに真面目な顔をして口説いてくる橙里にドキッと胸が高鳴った。
寝巻きのの肩紐を少しずらしたところで、橙里はちらりとこちらを見てくる。
自分に何が起こっているか把握するだけで精いっぱいな菜奈は、顔を真っ赤にして涙目になっていた。
高校生の時のキスからずっと変わらずキス止まりの私にはこの先は想像がつかないのだ。しょうがないだろう。
「……はぁ。お前かわいすぎな……どうしよう、抑えられる自信ないけど。菜奈、余裕ない俺は嫌?…」
そんな菜奈の様子を見て、彼は眉尻を下げている。
嫌ではない。そんなはずはない。だが、いろいろと心が追い付かないだけだ。
「い、嫌ではないけど、っと、あの、こういうことをするのであれば、私……準備を……」
「準備??」
「うん。ろ、ローションとか、その、私が初めてだからって橙里に迷惑かけたくないし、橙里にはひ、久しぶりなんだろうし、今までで一番気持ちいいって思ってほしい」
菜奈も菜奈で、あの時は遊びでもと受け入れそうになってたのだが、橙里の愛にしっかり洗脳されていた。
「必要ないよ。それは俺がやるし、そもそもお前を気持ちよくさせてやりたい気持ちの方がでかいってわかる?ちゃんとお前に触れて解す」
「え??でも、私聞いたことある…橙里は前戯とかしないって………」
「いや、それは……」
橙里はため息をついて「今までの自分が憎い」と言っていた。
「俺は好きな女の子には何でもしたくなるって菜奈と出会って気づけたんだ。だから一番気持ちいいのは菜奈に決まってるし菜奈に比較対象なんて存在しない。俺は菜奈しか愛せない」
そう高らかに宣言した彼は、さっそく菜奈の寝巻きを引き下ろした。
胸がまろび出て、素肌が橙里の目に晒されているのだと思うと、恥ずかしくて仕方がない。彼は意欲を示してくれるが、途中でやはり無理と言われたらどうしようという不安が湧き出る。やはり愛だけではどうにもならない部分があるのだと思い知らされるのは怖かった。
処女の相手なんてきっとしたことはないだろうし、と、単純に嫉妬だった。
そう思ってしまうほどに、自分はどうやら欲張りになってしまったらしい。橙里の愛を知るたびに、押さえ込んでいたものが心の奥底から溢れ出している。
「私橙里に抱かれたい。」
気がついたらその言葉が口から漏れ出ていた。
橙里が近い距離でこちらを見下ろしている。
「俺、これで思い知ったよ。大事なものは守ってるだけじゃだめだってね」
国宝ともいえる美貌がさらに近づいてきて、思わずギュッと目を閉じると、彼は菜奈の首筋に唇を落としてきた。
キスをされると思っていたので、思わぬところに唇の感触を抱いて「ひぁっ」と情けない悲鳴を上げた。
「菜奈をこのまま繋ぎ留めておくにはどうしたらいいかな」
チュ、チュ、と啄むように、首筋のいたるところにキスをされる。
そのたびに身体が熱くなり、啄まれたところから甘い柊きが生まれてきた。
「ちゃんと恋人らしいことをして、こうやって……愛を確かめていくしかないって思うんだけど菜奈は違う?言葉だけで菜奈を不安にさせてきた俺が言うのはおかしいけど、菜奈と出会ってずっと他の女性を避けてきた俺がこうやってお前に触れることによって、お前だけは他の女と違うのだということを、この愛を、示していければって思う」
やけに真面目な顔をして口説いてくる橙里にドキッと胸が高鳴った。
寝巻きのの肩紐を少しずらしたところで、橙里はちらりとこちらを見てくる。
自分に何が起こっているか把握するだけで精いっぱいな菜奈は、顔を真っ赤にして涙目になっていた。
高校生の時のキスからずっと変わらずキス止まりの私にはこの先は想像がつかないのだ。しょうがないだろう。
「……はぁ。お前かわいすぎな……どうしよう、抑えられる自信ないけど。菜奈、余裕ない俺は嫌?…」
そんな菜奈の様子を見て、彼は眉尻を下げている。
嫌ではない。そんなはずはない。だが、いろいろと心が追い付かないだけだ。
「い、嫌ではないけど、っと、あの、こういうことをするのであれば、私……準備を……」
「準備??」
「うん。ろ、ローションとか、その、私が初めてだからって橙里に迷惑かけたくないし、橙里にはひ、久しぶりなんだろうし、今までで一番気持ちいいって思ってほしい」
菜奈も菜奈で、あの時は遊びでもと受け入れそうになってたのだが、橙里の愛にしっかり洗脳されていた。
「必要ないよ。それは俺がやるし、そもそもお前を気持ちよくさせてやりたい気持ちの方がでかいってわかる?ちゃんとお前に触れて解す」
「え??でも、私聞いたことある…橙里は前戯とかしないって………」
「いや、それは……」
橙里はため息をついて「今までの自分が憎い」と言っていた。
「俺は好きな女の子には何でもしたくなるって菜奈と出会って気づけたんだ。だから一番気持ちいいのは菜奈に決まってるし菜奈に比較対象なんて存在しない。俺は菜奈しか愛せない」
そう高らかに宣言した彼は、さっそく菜奈の寝巻きを引き下ろした。
胸がまろび出て、素肌が橙里の目に晒されているのだと思うと、恥ずかしくて仕方がない。彼は意欲を示してくれるが、途中でやはり無理と言われたらどうしようという不安が湧き出る。やはり愛だけではどうにもならない部分があるのだと思い知らされるのは怖かった。
処女の相手なんてきっとしたことはないだろうし、と、単純に嫉妬だった。
そう思ってしまうほどに、自分はどうやら欲張りになってしまったらしい。橙里の愛を知るたびに、押さえ込んでいたものが心の奥底から溢れ出している。
「私橙里に抱かれたい。」
気がついたらその言葉が口から漏れ出ていた。
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