転んだら異世界統一の刑だった!〜元暗殺者の国盗り物語〜 第一部

流川おるたな

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決闘の終焉

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「闇遁!閻魔剛殺(えんまごうさつ)の術!」

 ハンゾウの禍々しいチャクラがみるみる拡大して行く。

 恐らくこれが奴の最強忍術だろう。
 ならばこちらも全力をぶつけよう!

「雷遁!雷爆拳(らいばくけん)の術!」

 この忍術は昨日完成させたばかりの新技だ。
 利き腕の右拳に全てのチャクラを集め、俺の脅威的パンチ力と融合させ放つ、全身全霊をかけた一撃!

 よって、奴にパンチの届く距離まで電光石火で走って近寄る!

 パンチの届く範囲まで近づけたがハンゾウの忍術が俺の全身を直撃した!?

「ズォオザザザァーーー!」

「うぐぅあっ」

 何だこの全身を削られるような痛みは!?

 だが俺はその凄まじい激痛に構わず渾身の一撃を繰り出す!

「こぉんのぉおおおーーーっ!!!」

 エネルギーの塊となった拳は奴の忍術を突き破り、顔面を捉え身体ごと吹き飛ばした!

「シュウゥゥゥ」

 奴の忍術は消滅し俺のチャクラも燃え尽きる。

 忍び装束はズタズタに引き裂かれ、全身傷だらけで何とか立っていられる状態だった。

 ハンゾウは数十メートル吹き飛び、死んでいるか気絶しているかは判断出来ないがピクリとも動かない。

 俺はムラクモに向かって言う。

「これって、俺の勝ちですよね?」

 ハンゾウの近くに駆け寄った数人の忍者がムラクモに合図した。
 忍者の合図を見たムラクモが告げる。

「ハンゾウは気絶し戦闘不能を確認した。よって、この決闘の勝者をレオンとする!」

「やった、勝ったぞ...」

 俺は勝利を確認すると、安堵して全身の力が抜けヘナヘナとその場に座り込んだ。

 そこへ上空から降りて来たシャーリが満面の笑みを浮かべて言う。

「これでレオンも一国の主人だね~おめでとう!」

「ありがとうシャーリ。ところでポーションを一つ貰えないかな?身体がボロボロで痛みも激しいんだ」

「おっと、気が利かずにごめんごめん」

 シャーリが錬金術で身体を癒すポーションを作れるようになり、回復魔法よりも特効性のある物が出来たと聞いていたのだ。

 魔法のバックパックから取り出し瓶の栓を抜いて差し出す。

 俺はポーションを受け取り一気飲みする。

「ゴクゴクゴクゴク...ぷは~っ!」

 何だろう、疲労感で重かった身体があっという間に軽くなる。
 切り傷から出ていた血も止まり、完全では無いが身体が治りつつあった。

「シャーリ、このポーションの効果は抜群だね!」

 目を輝かせてシャーリが言う。

「でしょでしょでしょ~!効果を上げるために結構頑張って研究したんだよね~」

 本当にシャーリは頼りになるパートナーだ。
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