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秘湯!?やしあか温泉
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気になったので振り返り、壁のあった場所にそっと手を伸ばす。
「あっ!ちゃんと透明の壁が現れてる」
「結界が解けて元に戻るのはだいたい5秒ってところだよ」
壁のできる場所で5秒経過するまで立ち止まるとどうなるのだろう?
疑問に思って訊いてみたら、「壁に挟まって動けなくらしいよ」との事。
死ぬことは無いようなので少しホッとした。
そこから20mほど歩いて進むと林を抜け2棟の建物が姿を現す。
左側の建物はコンクリート造の4階建てのマンションで、部屋数はざっと40以上あるようだ。
右側の建物は高さのある平屋で、神社にある神殿のように煌びやかに見える。
「わぁ~綺麗な建物~。あっ!大きな看板もしっかりありますね」
看板には金色の大きな文字で[やしあか温泉]とあった。
「うん、因みにここは無料で入浴できるから、温泉に浸かりたい時は利用すると良いよ」
久慈さんはそう言ってくれたけれど、気軽に来れる場所では無いような気がする。
やしあか温泉の入り口から中に入ると、目の前には受付カウンターがあり、かなりの高年齢に見える白髪で皺くちゃのお婆さんが座っていた。
「おやぁ、久しぶりに来たねぇ、久慈っち」
皺くちゃのお婆さんの話し方は結構ゆっくりに感じる。
「ハハハ、久しぶりって程でもないかなぁ、一昨日も来ましたよコクリさん」
「クックックッ、そうだったかなぁ。ところで後ろの女の子は彼女かぁい?」
わたしは変な流れにしたくなくて前に出た。
「初めまして!新人飼育員の黒川紗理亜です!よろしくお願いします」
「おぉ、あんたが新人さんなんだねぇ。よろしくだよぉぉ」
「一応補足しておくと、この人は古庫裏婆(こくりばばあ)のコクリさん。あ、コクリさん、新人さんは紗理っちと呼んであげてください」
「ほうほう、紗理っちねぇ、オォーケイオォーケイだよぉぉ」
この調子だと、歓迎会であだ名は一気に広がりそう…
「男湯はこっちで女湯はこっちだから僕はもう行くね」
「はい!では、またあとで」
受付前で久慈さんと別れて女湯の方へ向かう。
のれんをくぐり脱衣所へ入ると、予想以上に綺麗で清潔感もあって驚いた。
温泉をあまり利用した事が無いので良くは知らないけれど、人間社会にある高級温泉の脱衣所と比べても引けを取らないような気がする。
周りを見回しても人影は見当たらない。そそくさと服を全部脱いで、ロッカーの中にあるザルの上に乗せ、リュックからタオルを一枚取り出し浴場へ向かう。
「ガラガラガラ」
湯気で曇る大きな窓ガラスの戸を開けると、そこには岩で囲まれた大きて綺麗な温泉が湯けむりを上げていた。
「あっ!ちゃんと透明の壁が現れてる」
「結界が解けて元に戻るのはだいたい5秒ってところだよ」
壁のできる場所で5秒経過するまで立ち止まるとどうなるのだろう?
疑問に思って訊いてみたら、「壁に挟まって動けなくらしいよ」との事。
死ぬことは無いようなので少しホッとした。
そこから20mほど歩いて進むと林を抜け2棟の建物が姿を現す。
左側の建物はコンクリート造の4階建てのマンションで、部屋数はざっと40以上あるようだ。
右側の建物は高さのある平屋で、神社にある神殿のように煌びやかに見える。
「わぁ~綺麗な建物~。あっ!大きな看板もしっかりありますね」
看板には金色の大きな文字で[やしあか温泉]とあった。
「うん、因みにここは無料で入浴できるから、温泉に浸かりたい時は利用すると良いよ」
久慈さんはそう言ってくれたけれど、気軽に来れる場所では無いような気がする。
やしあか温泉の入り口から中に入ると、目の前には受付カウンターがあり、かなりの高年齢に見える白髪で皺くちゃのお婆さんが座っていた。
「おやぁ、久しぶりに来たねぇ、久慈っち」
皺くちゃのお婆さんの話し方は結構ゆっくりに感じる。
「ハハハ、久しぶりって程でもないかなぁ、一昨日も来ましたよコクリさん」
「クックックッ、そうだったかなぁ。ところで後ろの女の子は彼女かぁい?」
わたしは変な流れにしたくなくて前に出た。
「初めまして!新人飼育員の黒川紗理亜です!よろしくお願いします」
「おぉ、あんたが新人さんなんだねぇ。よろしくだよぉぉ」
「一応補足しておくと、この人は古庫裏婆(こくりばばあ)のコクリさん。あ、コクリさん、新人さんは紗理っちと呼んであげてください」
「ほうほう、紗理っちねぇ、オォーケイオォーケイだよぉぉ」
この調子だと、歓迎会であだ名は一気に広がりそう…
「男湯はこっちで女湯はこっちだから僕はもう行くね」
「はい!では、またあとで」
受付前で久慈さんと別れて女湯の方へ向かう。
のれんをくぐり脱衣所へ入ると、予想以上に綺麗で清潔感もあって驚いた。
温泉をあまり利用した事が無いので良くは知らないけれど、人間社会にある高級温泉の脱衣所と比べても引けを取らないような気がする。
周りを見回しても人影は見当たらない。そそくさと服を全部脱いで、ロッカーの中にあるザルの上に乗せ、リュックからタオルを一枚取り出し浴場へ向かう。
「ガラガラガラ」
湯気で曇る大きな窓ガラスの戸を開けると、そこには岩で囲まれた大きて綺麗な温泉が湯けむりを上げていた。
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