スケルトンになりました

白野シャチ

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2話⑦

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 そして、ようやく、この階層の階段のあるフロアについた。その階段を守るように不気味なオーラを纏うゴブゾに似た鬼が太刀持って仁王立ちしていた。
 ゴブゾは、殺気をやつに向けていた。
「あいつとなんかあった?」
「いえ、あいつは、ゴブリンの親玉です。」
「そーか。・・・やるぞ。」
「はい!」
 ゴブゾは、返事ともに鬼の顔面目掛けて走り出す。鬼の顔面にクリティカルヒットしたと思ってたが鬼は、余裕そうに片手でゴブゾの拳を止めた。はっとするゴブゾは、何度も全力で殴るが片手で簡単に防がれる。

 種族【鬼】
 名前【シュラ】
 Lv .???
 
「また、鑑定不能かよ!」
 俺も攻撃に加わるが余裕に防がれる。
 鬼は、俺たちを太刀で吹き飛ばしてゴブゾの頭をつかみ持ち上げ、苦しむゴブゾ。掴まれながらも反撃するが意味をなさない。
「離せ!この野郎!!」
 俺は、鬼に斬りかかろうと振りかぶった瞬間。ゴブゾの頭を握り潰した。
 血に染まった鬼の手を見つめる。
 ・・・はぁ?。・・・。ゴブゾ。・・・。
 「うぁああああああああ」
 膝から倒れ込んだ。
 鬼は、絶望する俺を見て高笑いをする。
 怒り。悲しみ。絶望。一瞬で俺の魂は、どす黒い感情で染まり。奴を殺せと心が訴えてくる。
『負の感情を一定量、確認しました。条件が達成されました。スキル【不死】に死の魔術が追加されました。』
「なんだっていいや。奴を殺せば」
 鬼は、ゆっくりと俺に近づく。
「・・・死の魔術・・・。」
 黒い霧のようなものが唐突に現れ大鎌の形に成していく。鬼は、何か察知したらしく一歩、大げさに下がった。
 頭の中に『死を告げる大鎌《デスサイズ》』と浮かんだ。
「死を告げる大鎌《デスサイズ》」
 漆黒に染まった大鎌は、実体化して取れと言わんばかりに浮いている。俺は、立ち上がり、剣を投げ捨て、躊躇わず大鎌を握る。すると内から凄い力を感じる。
「そうか。これが本来の俺の武器か。・・・やるか」
 俺は、大鎌を軽く振る。鬼も太刀を構え、技を放とうとしている。
 手に吸い付く感覚。あーこれなら。戦える。
 太刀の刃が上段から俺に迫るがやたら遅く感じる。俺は、大鎌を鬼の腹目掛け振るう。すぅーと通る。何かに引っかかるがそれも簡単に切れた。鬼は、腰から上半身が滑り落ちる。
 大鎌は黒い霧となって霧散した。
 鬼から魂が現れる。その大きさは、バスケットボール並みだ。手で取るとずっしりと重い。一口齧ると肉のようにジューシーだった。旨いはずなのに美味しくない。
『眷属召喚が使用可能となりました。』
「まさか」
『眷属召喚を開始します。周囲の死体を素材して使用します。・・・ゴブゾを召喚します』
 鬼とゴブゾの死体が青く発光して集まり、鬼が持っていた太刀を携え紺色の着物を着たゴブゾが現れた。
「ゴブゾ!!」
『マスター!ただいまです!』
 俺たちは、握手を交わす。

 改めて俺たちを鑑定する。
 
 種族【リッチ】
 名前【 】
 Lv .20
 スキル
 【魂狩り】
 ・鑑定・剣術
 【不死】
 ・強制復活・魔力感知・熱源感知・眷属召喚・眷属作成・覇気・死の魔術(死を告げる大鎌《デスサイズ》)

 種族【ゾンビ(鬼族)】
 名前【ゴブゾ】
 Lv .12
 
 俺たちは、階段を降り、次の階層に向かった。

 続く。
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