スケルトンになりました

白野シャチ

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3話④

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探索してようやく、次の階層の階段を見つける。そこには、黒い兎の人型が立っていた。
 フロアに足を踏み入れた瞬間。俺に黒い兎は、ローキックをするがユキナがそれを足で防ぐ。
「マスター。集中しなさい。」
「ありがとう。ユキナ。」
「別にいいわよ」
 ユキナは、少し照れていた。
 黒い兎は、下がり、ニコッと笑う。
 凄まじい速さでゴブゾを狙う。ゴブゾは、太刀で蹴りを往なし反撃するが簡単に避けられる。
 黒い兎は、嘲笑い、来いよと手招く。
 ユキナとゴブゾは、黒い兎の挑発に乗り攻撃を仕掛けるが弄ばれていた。
「こいつ。」
「早いですねぇ。多分、この兎。本気を出してませんね」
 黒い兎は、ユキナとゴブゾを蹴り飛ばして、俺にかかと落としを仕掛けるが盾で弾き返し、剣で黒い兎の腕を切り落とした。黒い兎は、先までの余裕だった表情が曇った。
「ギューキュー!!」
 黒い兎は、叫ぶとホーンラビットの群れが押し寄せ、足の踏み場が無くなった。
「何よこれ!!」
「これは、さすがに」
「鬱陶しい」
 兎たちが四方八方から攻撃を仕掛け、弾丸の雨かと思うほど猛攻の嵐。
 剣で斬っていくがキリがない。
 段々とイライラが募り、感情が爆発すると黒い霧を出る。黒い霧が大鎌の形を成し、剣を投げ捨て大鎌を掴み取る。
「「マスター」」
 その大鎌を見た二人は怯えていた。
死を告げる大鎌デスサイズ
 俺は、それを振り回されすと一瞬で兎たちは、消滅した。
 その光景を目の当たりにした黒い兎は、腰を抜かしその場に座り込む。大鎌は、霧散した。俺は、剣を拾い黒い兎に剣先を突きつける。
「キュ。」
「じゃあな。」
 黒い兎の動脈を斬る。
「マスター。だ、大丈夫ですか。」
「・・・あ。大丈夫だ。」
 黒い兎から魂が現れる。その大きさは、ソフトボール並みだ。見た目以上ずっしりと重い。一口齧るとゼリーような喉ごしだ。
 ユキナは、腰が抜けていたらしく座り込んでいた。
「ユキナ、大丈夫か?」
「ええ。大丈夫」
 俺は、ユキナに手を伸ばす。ユキナは俺の手を取る。ユキナの若干震えていた。ユキナを立ったせる。
「次の階層、行くか!」
 俺は、背中を伸ばして階段に向かった。
「ねぇー。マスターのあの不気味な力は何?」
「私にもわからないが、これだけはわかる。あの力は・・・」
「え?そんな訳ないと思うけど」
「そうだといいが」
 ゴブゾとユキナがこそこそ、何か話しているが途中、聞こえなかった。気にはなるが今はいいや。なんかすっきりしたし。
 俺たちは、この階層をあとにした。

 続く 
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