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後日談
第一話
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結局その後は四人で近場のファミレスでご飯を食べることになった。
沢山動いた後はご飯が進む。
ハンバーグセットを頼んだ真尋は腹が減っていた事もあり、夢中になって食べている。
そんな彼の隣で、利音は箸を止めた。
「んで、真尋は秋人さんとはどう言う関係?
天狗繋がりで親戚?」
聞きたいことが色々ある中で、先陣をきった利音。
まだ口の中にハンバーグが詰め込まれている真尋は水で押し流し、しかたないとばかりに話し始めた。
「まぁ、はい。
えっと、さっき話してた曽祖父です」
「曽祖父……
へぇ、この人が……」
利音の元へ来る前に一緒に暮らしていたと言う曽祖父はこの秋人の事だった。
曽祖父と言う割りに彼はとても若々しい。
知らなければ真尋の兄と言っても信じるだろう。
彼は確か妖と人との混血、半妖だ。
未だその若さでいるのも納得出来る。
秋人については正体が分かった利音は、今度は竜樹へ視線を向けた。
「じゃあ竜樹さんは何?
なんか混じってるでしょ?」
「ぶふっ……!!
ゲホッ……」
まさか自分の事を言われると思ってなかった竜樹は思わずむせてしまった。
何か混じってる……
図星である。
「そうだよ。
俺は所謂クォーター、祖父が樹妖だよ。
よく分かったね」
竜樹は祖父が木の妖、樹妖だ。
御神木だった祖父は残念ながら竜樹が生まれるずっと前に亡くなっている。
それに竜樹は妖の力はそれほど無いので、並みの能力者ならば竜樹に何か混じってるか気付くかどうか……
「え、竜樹さんって混血だったの?」
「え……いや言わなかったっけ?」
「え?」
竜樹が混血と今知ったと言う真尋。
真尋が10歳の頃から親交があり、混血だと伝えた筈の竜樹はショックを受ける。
真尋がこれなのだから、はっきり竜樹を混ざり者だと見抜いた利音はただ者ではない。
彼は一体何者だ……?
その疑問は竜樹の隣にいる秋人も同じだった。
「利音君、と言ったか……
真尋がいつも世話になってるね。
ただ私は君が骨董屋の店主としか聞いていないが、それだけでは無いだろう?
何者だ?」
秋人の目付きは疑心を抱くように鋭くなる。
そりぁあそうだろう。
可愛いひ孫が正体不明の人物の元で暮らしているのだから、彼を見る目は厳しくなる。
沢山動いた後はご飯が進む。
ハンバーグセットを頼んだ真尋は腹が減っていた事もあり、夢中になって食べている。
そんな彼の隣で、利音は箸を止めた。
「んで、真尋は秋人さんとはどう言う関係?
天狗繋がりで親戚?」
聞きたいことが色々ある中で、先陣をきった利音。
まだ口の中にハンバーグが詰め込まれている真尋は水で押し流し、しかたないとばかりに話し始めた。
「まぁ、はい。
えっと、さっき話してた曽祖父です」
「曽祖父……
へぇ、この人が……」
利音の元へ来る前に一緒に暮らしていたと言う曽祖父はこの秋人の事だった。
曽祖父と言う割りに彼はとても若々しい。
知らなければ真尋の兄と言っても信じるだろう。
彼は確か妖と人との混血、半妖だ。
未だその若さでいるのも納得出来る。
秋人については正体が分かった利音は、今度は竜樹へ視線を向けた。
「じゃあ竜樹さんは何?
なんか混じってるでしょ?」
「ぶふっ……!!
ゲホッ……」
まさか自分の事を言われると思ってなかった竜樹は思わずむせてしまった。
何か混じってる……
図星である。
「そうだよ。
俺は所謂クォーター、祖父が樹妖だよ。
よく分かったね」
竜樹は祖父が木の妖、樹妖だ。
御神木だった祖父は残念ながら竜樹が生まれるずっと前に亡くなっている。
それに竜樹は妖の力はそれほど無いので、並みの能力者ならば竜樹に何か混じってるか気付くかどうか……
「え、竜樹さんって混血だったの?」
「え……いや言わなかったっけ?」
「え?」
竜樹が混血と今知ったと言う真尋。
真尋が10歳の頃から親交があり、混血だと伝えた筈の竜樹はショックを受ける。
真尋がこれなのだから、はっきり竜樹を混ざり者だと見抜いた利音はただ者ではない。
彼は一体何者だ……?
その疑問は竜樹の隣にいる秋人も同じだった。
「利音君、と言ったか……
真尋がいつも世話になってるね。
ただ私は君が骨董屋の店主としか聞いていないが、それだけでは無いだろう?
何者だ?」
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そりぁあそうだろう。
可愛いひ孫が正体不明の人物の元で暮らしているのだから、彼を見る目は厳しくなる。
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