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第2章 傀儡の王太子妃
47.懇願*
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憔悴しているパトリツィアを見てルイトポルトは胸を痛めた。
「ごめんね、僕の力が足りないばかりに……でも君とラファエルの命は絶対に助けるから、僕を信じて」
「はい……」
「こんな話で疲れたよね。今日はもう寝よう。僕は自分の部屋に戻るよ。愛してるよ、パティ、お休み」
ルイトポルトは、パトリツィアの額にキスをしてソファから立ち上がった。パトリツィアはルイトポルトが自室へ戻ると悟り、彼のガウンの袖を掴んだ。
「パティ、どうしたの?」
「ルイ兄様……私を本当の妻にして」
「何を言ってるの? 君は僕の本当の妻じゃないか」
「私、知ってるのよ、ルイ兄様が本当は私を抱いていないってことを」
普段、ポーカーフェイスのルイトポルトもこの時ばかりは動揺を隠しきれなかった。
「兄様を信じてる。でも私が離宮に行ったら、もう兄様に会えないかもしれません。その前に私達が夫婦だってことをこの身に焼き付けたいの」
パトリツィアは立ち上がり、ルイトポルトに抱き着き、豊満な胸を押し付けた。彼女は寝間着の下に下履き以外何も身に着けておらず、柔らかい感触がルイトポルトの腹に直接響き、局部に熱が集まってきた。これ以上、身体を密着していたら、ルイトポルトはパトリツィアの身体を貪ってしまう。ルイトポルトは慌ててパトリツィアの身体を引きはがした。
「そ、そんなことしなくても、僕は君に会いに行くよ」
「でもお父様の断罪後、私は罪人の娘……兄様と私は2度と会ってはいけないの。お願い。兄様の愛を私の身体に刻み付けて……兄様に会えなくなっても思い出せるように……」
「あ、会えなくなるなんて、そんなことはないよ」
「いえ、そんな訳にいきません。だから今だけ……お願い、兄様」
上目遣いに涙が溢れそうな顔で懇願されてルイトポルトの理性は振り切れそうになり、パトリツィアを突っぱねていた腕の力が抜けた。すかさずパトリツィアがルイトポルトに再び抱き着き、彼女の甘い香りがふわりとルイトポルトの鼻腔をくすぐった。その瞬間、頭の中が空っぽになり、ルイトポルトはいつの間にかパトリツィアの唇に吸い付いていた。
「ああ! パティ、パティ! 愛してる!」
「兄様……私も愛してる」
ルイトポルトは夢中になってパトリツィアの唇を吸って舌を絡め、歯茎や口蓋を舐めまわし、パトリツィアの唾液を吸い取っては自分の唾液もパトリツィアの口の中に流し込んだ。パトリツィアは、反応しきれずに唾液を口角からダラダラと垂らし、寝間着の襟を濡らし始めていた。あまりに刺激の強いキスにパトリツィアの腰はくだけて立つのもやっとだ。
「はぁ……兄様……だめ……もう立ってられないわ……」
「パティ、かわいいパティ……寝台へ行こう」
ルイトポルトは崩れ落ちそうなパトリツィアの背中を支えて膝下にもう一方の腕をぐっと入れ、パトリツィアを抱き上げた。そしてパトリツィアを寝台の上にそっと乗せると、ルイトポルトは寝間着を脱ぎ捨て下履きだけの姿になった。上半身は細身ながら引き締まっており、下履きは前が盛り上がって濡れ染みができていた。それが目に入ってパトリツィアは頬を染めて目を逸らした。最後までしていなくても何度となく肌を合わせてきた2人だが、ルイトポルトはいつも着衣のままパトリツィアを愛撫しており、パトリツィアはルイトポルトの裸を見たことがなかった。
「パティがあんまりかわいいから、もう濡れちゃったんだよ。恥ずかしいな……あんまり見ないでよ」
「え? 兄様、もう……その……こ、子種を出しちゃったの?」
「違うよ、そんなに早くないよ!」
「どういうこと?」
「いいよ、知らないでいい。そのままのパティがいい」
パトリツィアはこれから起きる事への緊張と期待のあまり、継母カロリーネがお茶会で話した内容を忘れてしまっていた。
ルイトポルトは、パトリツィアの寝間着の前ボタンを外し、頭から引き抜いた。その反動で豊満な乳房がぶるんと揺れた。後は、パトリツィアが身に着けているのは心もとない小さな下履きだけだ。
「綺麗だよ、パティ」
最後までしたことはなくても結婚以来、夫に閨で裸体を晒してきたのに、パトリツィアは途端に恥ずかしくなって胸を腕で隠した。
「隠さないで全部見せて」
「恥ずかしいわ……」
「恥ずかしくなんてないよ。すごく綺麗な身体だよ」
ルイトポルトはパトリツィアの上にそっと覆いかぶさって再び口づけ、舌を耳から首筋、胸へと這わせ、最初のキスで濡れた肌を上書きした。彼が白い肌を時々強く吸って赤い花びらを散らすと、パトリツィアにピリッとした痺れが走った。
「あっ、あっ、あん……」
「はぁ……パティ、かわいいよ。もっと声を聞かせて」
「いやぁ……」
「嫌じゃないでしょう? 僕の愛撫で気持ちよくなってくれてる証拠なんだ。こんなに嬉しいことはないよ」
横になっても尚、存在感のある膨らみは、ルイトポルトの骨ばった手の下でぐにゅぐにゅと形を変えていた。ルイトポルトが双丘の上の桜色の蕾を指で時々摘んだり、キュッと抓ったりすると、蕾が徐々に尖ってきた。するとルイトポルトは、ぱくっと蕾を咥え、舌で転がした。
「ああっ、あっ、あっ……」
パトリツィアの下半身にムズムズとした疼きが込み上げてきた。それと同時に下着がべっとりと濡れた感覚がして漏らしてしまったのかと心配になり、太腿をこすり合わせた。それを見てルイトポルトは嬉しそうな表情をしてパトリツィアの下着に手を伸ばし、下に引き下ろした。蜜口と下着のクロッチの間に透明色の糸が引き、パトリツィアは恥ずかしくなった。
「に、兄様、いやぁ、見ないでぇ……」
「こんなに濡れてくれるのは、パティの愛の証だよ。存分に見て触って味わなくちゃ損だ」
「兄様……意地悪……いや……ああっ!」
秘所を隠す物が何もなくなり、濡れているそこに冷んやりした空気をパトリツィアは感じた。ルイトポルトは秘裂に沿って指を動かし、わざとぐちゅぐちゅと水音を鳴らしてみせた。そして愛液でぐっしょリと濡れた指を口に運んでべロリと舐めた。
「うん、おいしい。これがパティの味なんだね」
「いや、汚いわ、そんなの舐めないでぇ……」
「パティに汚い所なんてないって言ったでしょう?」
何度となく繰り返してきた偽りの閨でもルイトポルトはパトリツィアを愛撫してきたが、これ程まで執拗にした事はなかった。
「ごめんね、僕の力が足りないばかりに……でも君とラファエルの命は絶対に助けるから、僕を信じて」
「はい……」
「こんな話で疲れたよね。今日はもう寝よう。僕は自分の部屋に戻るよ。愛してるよ、パティ、お休み」
ルイトポルトは、パトリツィアの額にキスをしてソファから立ち上がった。パトリツィアはルイトポルトが自室へ戻ると悟り、彼のガウンの袖を掴んだ。
「パティ、どうしたの?」
「ルイ兄様……私を本当の妻にして」
「何を言ってるの? 君は僕の本当の妻じゃないか」
「私、知ってるのよ、ルイ兄様が本当は私を抱いていないってことを」
普段、ポーカーフェイスのルイトポルトもこの時ばかりは動揺を隠しきれなかった。
「兄様を信じてる。でも私が離宮に行ったら、もう兄様に会えないかもしれません。その前に私達が夫婦だってことをこの身に焼き付けたいの」
パトリツィアは立ち上がり、ルイトポルトに抱き着き、豊満な胸を押し付けた。彼女は寝間着の下に下履き以外何も身に着けておらず、柔らかい感触がルイトポルトの腹に直接響き、局部に熱が集まってきた。これ以上、身体を密着していたら、ルイトポルトはパトリツィアの身体を貪ってしまう。ルイトポルトは慌ててパトリツィアの身体を引きはがした。
「そ、そんなことしなくても、僕は君に会いに行くよ」
「でもお父様の断罪後、私は罪人の娘……兄様と私は2度と会ってはいけないの。お願い。兄様の愛を私の身体に刻み付けて……兄様に会えなくなっても思い出せるように……」
「あ、会えなくなるなんて、そんなことはないよ」
「いえ、そんな訳にいきません。だから今だけ……お願い、兄様」
上目遣いに涙が溢れそうな顔で懇願されてルイトポルトの理性は振り切れそうになり、パトリツィアを突っぱねていた腕の力が抜けた。すかさずパトリツィアがルイトポルトに再び抱き着き、彼女の甘い香りがふわりとルイトポルトの鼻腔をくすぐった。その瞬間、頭の中が空っぽになり、ルイトポルトはいつの間にかパトリツィアの唇に吸い付いていた。
「ああ! パティ、パティ! 愛してる!」
「兄様……私も愛してる」
ルイトポルトは夢中になってパトリツィアの唇を吸って舌を絡め、歯茎や口蓋を舐めまわし、パトリツィアの唾液を吸い取っては自分の唾液もパトリツィアの口の中に流し込んだ。パトリツィアは、反応しきれずに唾液を口角からダラダラと垂らし、寝間着の襟を濡らし始めていた。あまりに刺激の強いキスにパトリツィアの腰はくだけて立つのもやっとだ。
「はぁ……兄様……だめ……もう立ってられないわ……」
「パティ、かわいいパティ……寝台へ行こう」
ルイトポルトは崩れ落ちそうなパトリツィアの背中を支えて膝下にもう一方の腕をぐっと入れ、パトリツィアを抱き上げた。そしてパトリツィアを寝台の上にそっと乗せると、ルイトポルトは寝間着を脱ぎ捨て下履きだけの姿になった。上半身は細身ながら引き締まっており、下履きは前が盛り上がって濡れ染みができていた。それが目に入ってパトリツィアは頬を染めて目を逸らした。最後までしていなくても何度となく肌を合わせてきた2人だが、ルイトポルトはいつも着衣のままパトリツィアを愛撫しており、パトリツィアはルイトポルトの裸を見たことがなかった。
「パティがあんまりかわいいから、もう濡れちゃったんだよ。恥ずかしいな……あんまり見ないでよ」
「え? 兄様、もう……その……こ、子種を出しちゃったの?」
「違うよ、そんなに早くないよ!」
「どういうこと?」
「いいよ、知らないでいい。そのままのパティがいい」
パトリツィアはこれから起きる事への緊張と期待のあまり、継母カロリーネがお茶会で話した内容を忘れてしまっていた。
ルイトポルトは、パトリツィアの寝間着の前ボタンを外し、頭から引き抜いた。その反動で豊満な乳房がぶるんと揺れた。後は、パトリツィアが身に着けているのは心もとない小さな下履きだけだ。
「綺麗だよ、パティ」
最後までしたことはなくても結婚以来、夫に閨で裸体を晒してきたのに、パトリツィアは途端に恥ずかしくなって胸を腕で隠した。
「隠さないで全部見せて」
「恥ずかしいわ……」
「恥ずかしくなんてないよ。すごく綺麗な身体だよ」
ルイトポルトはパトリツィアの上にそっと覆いかぶさって再び口づけ、舌を耳から首筋、胸へと這わせ、最初のキスで濡れた肌を上書きした。彼が白い肌を時々強く吸って赤い花びらを散らすと、パトリツィアにピリッとした痺れが走った。
「あっ、あっ、あん……」
「はぁ……パティ、かわいいよ。もっと声を聞かせて」
「いやぁ……」
「嫌じゃないでしょう? 僕の愛撫で気持ちよくなってくれてる証拠なんだ。こんなに嬉しいことはないよ」
横になっても尚、存在感のある膨らみは、ルイトポルトの骨ばった手の下でぐにゅぐにゅと形を変えていた。ルイトポルトが双丘の上の桜色の蕾を指で時々摘んだり、キュッと抓ったりすると、蕾が徐々に尖ってきた。するとルイトポルトは、ぱくっと蕾を咥え、舌で転がした。
「ああっ、あっ、あっ……」
パトリツィアの下半身にムズムズとした疼きが込み上げてきた。それと同時に下着がべっとりと濡れた感覚がして漏らしてしまったのかと心配になり、太腿をこすり合わせた。それを見てルイトポルトは嬉しそうな表情をしてパトリツィアの下着に手を伸ばし、下に引き下ろした。蜜口と下着のクロッチの間に透明色の糸が引き、パトリツィアは恥ずかしくなった。
「に、兄様、いやぁ、見ないでぇ……」
「こんなに濡れてくれるのは、パティの愛の証だよ。存分に見て触って味わなくちゃ損だ」
「兄様……意地悪……いや……ああっ!」
秘所を隠す物が何もなくなり、濡れているそこに冷んやりした空気をパトリツィアは感じた。ルイトポルトは秘裂に沿って指を動かし、わざとぐちゅぐちゅと水音を鳴らしてみせた。そして愛液でぐっしょリと濡れた指を口に運んでべロリと舐めた。
「うん、おいしい。これがパティの味なんだね」
「いや、汚いわ、そんなの舐めないでぇ……」
「パティに汚い所なんてないって言ったでしょう?」
何度となく繰り返してきた偽りの閨でもルイトポルトはパトリツィアを愛撫してきたが、これ程まで執拗にした事はなかった。
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