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第3章
032.押入れの連携
しおりを挟むコツ……コツ……
「!!」
夜もすっかり更けた現実の我が家。
眠る必要のない俺たち三人は目的の人物が帰ってくるのを待つため無為に時間を消費していくさなか、突然遠くから硬いもののぶつかり合う音が聞こえてきた。
部屋の奥、俺が使っていた布団の上で行われる、少女たち計4本の腕が頭に伸ばされ、それを弾くという謎の攻防。こんなとこまで来て何をしているのか俺でさえもサッパリな争いを続けていると、特徴的な音によって時間が止まったかのように静止する。
全員同時に向けられる視線の先は未だ開くことのない扉。
まだ扉は音沙汰ないが、その奥からは確実にコツ……とした音が聞こえる。聞き間違いなんかじゃない。
あの音は靴が硬い床を蹴る音。きっと金属製の階段を上がっている音だ。これまで何度も聞いてきたから間違えようがない。俺は二人の少女と目を合わせて互いに頷き合う。
「間違い、ないのですか?」
「あぁ。ウチはこの部屋以外に入居者がいない。来る人といえば"あの人"か大家さんくらいだ。大家さんの足音とは違う」
俺の経験上、大家さん一家は誰もこんな硬い音を出す靴を履いてウチに来ない。となれば選択肢は一人しか残っていなかった。
段々と近づいてくる音に俺は身構える。
あぁ、自然と身体に力が入る。まるで初めてバイトをする時みたいに心臓が高鳴っている気がする。しかしそれはただの幻想。鼓動なんて動くはずもないのだが、明らかに気がはやっているのを感じていた。
ただ様子を見るだけなのに。こちらに危害を加えるどころか視認されるはずもないのに。そう自分に言い聞かせてもやはり握る拳は力強くなっていた。腕も手も、全てが震えている。
怖い。逃げ出したい。辛い。泣きたい。
自身の震えに気づいた途端、そんな感情ばかりが頭の中を占めていく。
なんてことないはずなのに。怖いことなんてないのに。そう言い聞かせても震えが止まることはない。そして逃げ出すこともできやしない。だから、死ぬ気で頑張るしかない。右手で震える左腕を押さえつけながらその扉が開くのを待っていく。
足音が扉の目の前で止まった。
あと数秒の後、扉が開く。ゴクリと喉を鳴らしながら待っていると、チャリンと金属が跳ねる音が聞こえた。
きっと鍵を床に落としたのだ。『はぁ……』とため息も聞こえる。俺も少しだけ気が紛れたのか僅かながらに息を吐くと、突如として眼の前の視界が自分の意志とは相反して大きく揺れ動いた。
「っ……!? な、なんだ!?」
「煌司君!早くこっちに入って!隠れなきゃ!!」
「はぁ!?隠れる!?」
何事かと思ったら蒼月が思い切り肩を引っ張ったようだ。
触覚がないというのは地味に不便である。引っ張られても視界が動くだけでどこを掴まれたのかサッパリ分からなかった。
示す先はすぐ近くにあるふすま。どうやら押入れに隠れろとのこと。
引っ張った理由はわかった。しかし何故隠れる必要が!?
「そうだよっ!顔を見たら今度は煌司君が暴走するかもだし!だからほら、早く!」
「……そうですね。今回ばかりは請け負った仕事といえど直接相対するのは得策じゃないかもしれません。煌司さん、入ってください」
「瑠海さんまで!?……っておいっ!強制かよ!!」
もはや俺の回答を待つ暇すら惜しんだ二人は力づくで俺を押入れに引っ張ろうとする。
もしかして震える俺を気遣ってくれたのか……?そんな疑問が湧くも確かめる余裕はない。こうしている間にもガチャガチャと解錠する音が聞こえてきていた。
しかしこのまま俺が隠れて仕事達成と言えるのだろうか。そう逡巡しているとしびれを切らした蒼月が「もうっ!」と声を上げる。
「時間無いから問答無用!瑠海さん、お願いします!」
「任せてください!!」
「えっ……ちょっ!?」
少女二人による阿吽の呼吸。明確な指示もなくただお願いするだけで意図を察した瑠海さんは俺の肩をギュッと掴み自らふすまへと突っ込んだ。
もちろん、突っ込んだところでそのままぶつかるなんてことはない。俺たちはふすまを通り抜けて内側の押し入れへと無事到達した。
何も変わらない押入れ。隅はカビが生えていて俺の私物が置かれているだけの部屋。私物と言っても服程度しかない。
そして俺たちが突っ込んだ直後、ガチャリと扉の開く音が聞こえた。危機一髪だ。
「すみません煌司さん。時間なかったのでいきなりになっちゃいました」
「いや、それは良いんだけどな……。その……」
「煌司さん?」
誰かが入ってきた気配とともに閉められた扉。ギリギリセーフといったところだろう。
緊急性があったことだし突然押し込まれたことは何も言うつもりはない。
けれど一つ。一つだけ看過できないものがあった。
それは今の体勢。俺ごと押し入れに突っ込んだものだから体勢なんて気にする暇もなく、気づけば俺は天を仰いでいた。
天に見えるのは無機質な木の仕切り。押し入れ下段の天井といったほうが分かるかもしれない。それに加え、真正面に見えるのは瑠海さんの顔。
彼女も俺が視線を逸らし言外に告げたことで気づいたのだろう。すぐ近くで見える整った顔が段々と驚きに変わっていく。
「――――!! す、すみません!必死だったもので!!」
「いや……」
さすがに瑠海さんもこの距離感は予想していなかったのだろう。狭い空間で器用に退いた彼女は恥ずかしそうに目を伏せる。
しかし、何故こうも彼女のことが鮮明に見えるのだろう。ここは締め切られた空間。いくら人外の俺たちといえど光がなければロクに見えることも……あった。
「瑠海さん、こっち」
「え?あ、隙間が……」
今は彼女のことじゃなく"あの人"のことだ。
意識を切り替えて光の出処を探すと、すぐにその入口を見つけることができた。
カビが生えた隅とは逆側の隅。締め切られているはずのふすまが僅かながらに開かれていることに気がついた。半開き、数センチ程度の隙間。そこから外を覗き込むと、丁度いい位置に置かれていた鏡がカーブミラーの要領で様子を伺うことができそうだ。
「瑠海さん、こっち。重なれば二人で見れそう」
「い、いいんですか?その……乗ってしまって」
「? あぁ」
押入れという都合上ここから覗き見るためには重なる必要がある。
そう思って告げたのだが彼女はどうにも及び腰だ。別に俺も普段なら気にするだろうが今は仕事モード。露出の多い女性が主に働く現場で従事したことも合ったのだからスイッチ入れられれば気にすることはない。
それに、残念ながら触覚は現世に置いてきた。重ねられたところで何も感じることはできないだろう。チクショウ。
また、それなら普通に顔を出せばいいのだが、蒼月にバレたら怒られる。しかしなんだかんだ俺たちも気になりはする。
鏡越しだとだいぶ朧気だし、特に何か問題が生じるわけじゃないからいいだろう。次第に観念したのか瑠海さんの「失礼します……」との言葉の後に上へ重なってくる。俺は下、上に瑠海さんが来るという、まるで二段餅のようにのしかかる形で覗き込むと、扉の内側に一人の人影が見えた。
『はぁ……』
扉を開けての第一声はそんな大きなため息だった。
遠くて鮮明に見えないが上下ともに青い作業着姿の大柄な男性。髪は短く金色に染められていて低い声が部屋に緊張感を生んでいく。
間違いない。あの雰囲気、あの姿は"あの人"だ。粗暴で無骨で人をサンドバッグにしか思っていない人間。やはりまだこの家に住んでいたんだな。
しかし、なんだかんだ押入れに詰められてよかったかもしれない。鏡越しで朧気だから少し心がささくれ立つだけで済んでいるが、直接見てたら問答無用で右ストレート(当たらない)を飛ばしていたかもしれない。
しかし何してるんだ?帰っていきなりテーブルの上の工具入れを漁ってるみたいだが……
「あれってナ――――!?」
ふすまの向こうから限界まで絞った蒼月の呟きが聞こえてくる。
ナ?バナナかなんかか?いや、それだったらアイツが驚く理由もないしな……。
テーブルの上に置かれた工具箱。
それは俺が居たときもあったものだ。普段仕事で利用するらしい様々な物が収納されている。レンチだったりニッパだったりドライバーだったり様々なもの。そのうちあんな驚きからするものって記憶にないな。鏡のせいで何か持っているくらいしか認識できない。
『…………チッ』
工具箱に収められていた何かを手にした"あの人"の、盛大な舌打ち。
誰に対して、なにを思い出して舌打ちしたのだろう。そんな分かるはずもない問いを頭に浮かべながらも様子を見ていると、"あの人"はおもむろにテーブルから背を向けてそのまま真っ直ぐ、扉を開けて出て行ってしまった。
何しに帰ってきたんだ?忘れ物か?
ガチャン!と盛大な音の後に少し急いでいるのか来るときより若干速いペースで階段を降りる音が聞こえてくる。
間違いなく出ていった。これは助かった?仕事は無事完遂……か?
「……蒼月、もう出ていいか?」
「え!?あ、うん!二人とももう良いよ!」
鏡で見ても、耳を澄ましても誰かがいる気配はない。なんだかあっという間に終わってしまった仕事に消化不良感を覚えつつふすまを通り抜け押し入れから脱出すると、蒼月の表情はなにやら影を差しているようだった。
俺の問いも苦虫を潰したかのような表情で返事をする。一体何を見たのか……さっきの"ナ"か?
「ナ……って言ってたよな。何を見たんだ?」
「それは…………」
順序なんか無視した本題の問いに蒼月は逡巡した後瑠海さんを見る。しかし瑠海さんも遠目からだったらしく頭に疑問符が浮いていた。何のことか理解していない二人。蒼月はゆっくりと深呼吸した後決意を固めたのかコホンと咳払いして俺と目を合わせる。
「その、あのひとはもしかして料理人だったり……しないよね?」
「料理?いや、そんな話聞いたことないが……」
「そうだよね……。あの、その……ね?さっきテーブルの上の箱からこれくらいのナイフを持って行くのを見ちゃったの……」
「ナイフ!?それって……!?」
蒼月の答えに瑠海さんが驚きの声を上げる。
どうやら工具箱の中に入っている答えはナイフだったみたいだ。
蒼月が手で大きさを示すのはおおよそ15センチほど。さすがに俺も工具箱のナイフは心当たりがない。
ナイフといっても用途は多岐にわたる。しかしあれ程の長さとなると銃刀法にも引っかかるだろう。俺の知る限り、特別そういった物を使う姿はこれまで見たことがない。それにあの目。あれは俺を殴る時の目にそっくりだった。となると、考えられるのは…………
「誰かを殺しに行ったか?」
「「!!」」
瑠海さんは言葉を最後まで続ける事ができない。ならばと代わりに続くように俺が出した結論に二人の身体は大きく揺れる。
普通なら一番最後に出る予想だろうが、"あの人"ならやりかねん。多分……おそらく、これまで懲役ということはなかったから殺人は犯したことないとは思うが、いかんせんやりかねない雰囲気はまとっている。
「ど、ど、ど、どうする!?煌司君!!」
「どうするって言っても、ほっといて良いんじゃないか?」
自らの嫌な予感が言語化されたことの衝撃で驚く蒼月と、それを受け流す俺。
別に人を殺したからといって俺たちがどうにかできる問題じゃないだろう。
なんか、この体になってから、いかんせん生死感が雑になってる。
しかし誰かを殺したところで結果捕まるのは本人だ。俺としては捕まったところで何も不利益はない。
しかし二人の目は納得する様子を見せなかった。
なんだ?仕事は終わりだろ?「"あの人"は今も元気で生きてます」それ以外になにかあるのか?
「煌司さんはそれでいいんですか?その……実の父親が……そうですと、周りの目が……」
「……あぁ。そういうことか」
瑠海さんの言葉に続いて蒼月も首を縦に振る。
ようやく二人が言わんとしていることが理解できた。どうやら風評被害とかそういったものを憂慮していたらしい。たしかにそっちは考えていなかったな。
……確かにこの小さな町で広がると、俺も仕事がやり辛くなるか。目覚めた後のことを考えたら、穏便な結果のほうがいいかもしれないな。
「じゃあ……何も意味ないと思うが、ついていってみるか?」
「!! うん!あ、でももちろん遠くからね!私達は煌司君第一なんだから!」
「何その安全第一みたいな……」
もしも本当に殺人が起きてしまえばマヤの仕事が増えるかもだし、俺たちからも様子見を続けて報告したほうがいいだろう。
わざわざ俺のツッコミに対してヘルメットを創り出している蒼月は準備万端だ。芸細め。
「煌司さん、あの人との尾行、辛いようなら言ってくださいね。私がおんぶで運んで行きますので」
「俺を置いていくって選択肢はないの……?」
「置いてくなんてとんでもない!私達は一心同体じゃありませんか。……もしかして抱っこのほうがよかったですか?」
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それにいつの間に一心同体になったんだ。残念ながら盃を交わした覚えはないんだよなぁ。
「あっ!瑠海さんズルい!煌司君、私も頑張って運ぶよ!!」
「……バカなこと言ってないで、さっさと行くぞ」
早速というようにこちらに背を向けている二人を避けて俺は立ち上がってボロアパートの扉をすり抜けていく。
後方からはブーブー文句を言う少女の声。そんなもの知ったものかと俺は先々去っていった姿を追いかけるのだった。
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