30 / 185
30話、リリスのハーブティー
しおりを挟む
お昼を食べた後歩き続けること約三時間。
ヘレンを出発してしばらくは植物が豊富だった街道の脇は、明らかにその数を減らしていた。
赤色が濃かった土も黄土色の乾燥した物になり、時折風で舞い上がり空を黄色に染める。
数を減らした植物たちは淡く薄い緑色になり、生気があまり感じられない。
朝からどれだけ歩いたことか。どうやらそろそろ乾燥地帯に差しかかってきた頃合いの様だ。
乾燥地帯と言うだけあって空気も結構乾いている。私は喉の渇きを覚えていた。
そういえばお昼に紅茶を飲まなかった。あれから水分を補給していないし、そろそろ休憩を挟んで水分を取ろう。
どうせ水分を取るなら、ただ水を飲むより味も楽しみたい。そんなことを思うのは、お昼に紅茶を飲みそこなったからだろうか。
時刻は三時を少し過ぎた頃。ちょっとしたティータイムとしゃれ込もう。
「ライラ、一度この辺りで休憩しよう」
呼びかけると、ライラは羽根を羽ばたかせて私の目の前にやってきた。
「休憩? 私別に疲れてないけど」
それはそうだろう。だってライラは私の帽子のつばに座り込んで全く飛んでないんだもん。
赤く長い髪に、燃えるような真っ赤な目をしたこの妖精の名はライラ。つい数時間ほど前に出会い、私の旅にくっついてきた変な妖精だ。
妖精は人見知りな上警戒心が強い。だから人間である私についてくるのはかなり珍しいことだ。
私はこの奇態な同伴者へどう接していいのかまだはかりかねていた。
……人見知りなのは妖精だけでなく私の方もみたいだ。
「ライラは自分の羽根を使ってないから疲れてないだろうけど、私はずっと歩いてたんだよ。私体力少ないから正直もうくたくたなの」
「体力が少ないなら箒に乗ればいいのに。リリアって変な魔女ね」
うぐっ。なんか痛いところ刺してきた。
「いやほら、箒に乗ったら確かに楽だよ? でもなんか旅って感じがしないじゃん。ただの旅行になっちゃうじゃん」
「ふーん、リリアにはリリアなりのこだわりがあるのね」
「そう、こだわりってのが人間には重要なの。こだわりというか自分の中のルールっていうのかな。ライラも自分なりのこだわりを持ってみれば? 具体的には自分の羽根で飛ぶとか……」
「嫌よ、だってリリアの帽子は座り心地がいいんだもの」
それでこの妖精私の帽子から座って離れないのか。
大切な魔女帽子も妖精からしたら椅子の代用品でしか無いことにちょっと悲しみを覚える。
でもまあ、いっか。妖精は見た目以上に体重が軽いし、事実帽子に乗られていても全然重さを感じなかった。
特に私の負担になってないなら別にこだわることもない。それにライラも帽子に座っているのが気に入ったようだし。
とにかく、今はひとまず休憩休憩。早くお茶を淹れて喉をうるおしたい。
脇道にちょうど腰かけになりそうな石があったので、それに腰を落ち着けてお茶を淹れる準備に取り掛かった。
野外でお茶を淹れるのはもう慣れたものだ。
ケトルに水を注いで、魔術で火を起こして、テレキネシスでケトルを火の上に静止。後は放っておけばお湯が沸く。
「すごーい、リリア魔女みたい」
「……魔女だからね」
手慣れた一連の作業を見て、ライラは称賛を口にした。パタパタと羽根を羽ばたかせて、楽しそうでもある。
そんなライラの様子を見て、ふと思った。今日は紅茶じゃなくて違うお茶を淹れてみよう。妖精の彼女が喜ぶようなお茶を。
そのための材料が、つい先ほど手に入っている。
「ライラって好きなお茶とかある?」
「私お茶なんて飲んだことないわ」
やっぱりそうだったか。そもそもをして、妖精は魔力さえあれば生きられるので飲食をすることはない。
でも妖精は時折花の蜜を吸っていると言われることがあるので、飲食をする必要はなくても飲食自体は嫌いではないはずだ。
現にライラはおいしい物が食べられるかもという理由で私についてきているし。
「よし、じゃあ今日はライラに出会った記念として、ライラが喜びそうなお茶でも淹れてみるよ」
「あら、リリアってそういう気遣いができるくらいにはレディーなのね」
……あれ、この妖精めちゃくちゃ上から目線だったりしない?
こう見えて私は大人だと言い返しかけたが、妖精に年齢のことを言っても不毛なので止めておいた。
……下手すると生きた年数では私より上かも知れないしね。妖精って魔力があれば半永久的に生きるし……そもそも死の概念が希薄だし……。
「それで、どういうお茶を淹れてくれるの?」
ライラは興味津々といった風に私の手元に近づいて来た。
「それはねぇ……これ、リリスのお茶」
私が鞄から取り出したリリスの花を見て、ライラはびくっとした。
「私その花嫌い」
ライラはぷいっと顔を背けてすねた声を出した。
ライラの気持ちは分かる。リリスの花は周囲の魔力を吸収する性質があり、うっかり近づいた妖精は痛い目を見るのだ。
でも魔女の私からしたらリリスの花は貴重な物だ。魔法薬の材料に使えるし、それに何か私と名前も似てる。
「摘み取ったらもう魔力を吸収しないから大丈夫よ」
警戒して私から距離を取ったライラに優しく言うと、彼女は少しだけ近づいてきてくれた。
リリスの花びらをちぎり、沸いたお湯の中に入れていく。こうやってリリスの花でお茶を作ろうというのだ。
「そんな花でおいしいお茶ができるとは思わないわ」
「さあ、どうだろうね。多分大丈夫だと思うけど……」
実際花でお茶を淹れるのはそんなに珍しいことではない。そこまで失敗することはないはずだ。
リリスの花びらが沈んだお湯は、じわじわと紫色に変色していく。
数分した頃には鮮やかな紫色のお茶が出来ていた。このことから分かるように、黒色に見えるリリスの花は実は濃い紫色なのだ。
これでリリスのハーブティーが完成だ。
「よし、後はコップに注いで……と。あ、ライラのコップはないから、今はケトルの蓋で我慢してね。今度買っておくから」
ライラにリリスのハーブティーを注いだケトルの蓋を差し出すと、彼女はおっかなびっくりそれを抱え上げた。
「本当においしいの……?」
「さあ……? 私も飲んだことないから分からない。でも多分ライラには合うと思うよ」
「なんの確証があってそう言ってるのかしら……」
不安そうにするライラだったが、彼女は意を決したように目をつぶってハーブティーを一口飲んだ。
ごくん、と喉を鳴らす小さな音がかすかに聞こえた。
ライラはゆっくり目を開け、首を傾げながらもう一度ハーブティーに口をつけた。
「……おいしい。これおいしいわよ、リリア」
ライラは顔を明るくしてそう言った。
やっぱりリリスのハーブティーはライラのお気に召したようだ。
実はこれ、リリスの花を使って魔法薬の材料を作る手順と全く同じだったりする。
リリスの花は取りこんだ魔力を花びらに集める習性があり、鮮やかな黒色(実際は紫だが)をしているほど大量の魔力を集めている。
そのリリスの花から魔力を抽出するには、お湯に数分ひたす必要があるのだ。
つまりこのリリスのハーブティーには魔力がふんだんに含まれていることになる。魔力で形成されている妖精なら気に入るだろうと私は予想していたのだ。
本来この魔力が溶け込んだリリスの抽出水は、そのまま他の材料と混ぜて魔法薬とする。
だけど私は、このリリスの抽出水を作るたびにこう思っていたのだ。
製法がハーブティーとかのお茶と一緒だし、このまま飲めば普通にお茶としておいしいんじゃないのこれ、と。
今までは魔法薬のために作っていたから飲む機会が無かったし、平時にわざわざ作って飲むほどの好奇心もない。普通のお茶で十分おいしいもん。
なので妖精のライラと出会わなければ、このリリスのハーブティーを作ろうとは思わなかっただろう。
さて、私もそろそろ味わってみるとしよう。
リリスのハーブティーを一口、口に含んでみる。
……。
…………。
「なにこれまっず」
じっくりと味わって飲みこんだ後、私の口から出た感想はそれだった。
なんか薄いし渋いし苦いし匂いも変だし、はっきり言ってまずい。
「なに言ってるのリリア。とってもおいしいじゃない」
ライラはぐびぐびとリリスのハーブティーを飲んでいた。とても嘘をついているようには見えない。
その様子を見ていると、まずいと感じた私が間違っているみたいだ。
改めてもう一度飲んでみる。
うん、まずい。
「まずい、これまずい。このお茶に気を使って言うと、おいしくない」
「リリアったら、このおいしさが分からないなんてお子様なのね」
また上から言われてしまったが、まずいものはまずい。
多分ライラは魔力がたくさん摂取できるからお気に召しているのだろう。……いや、だとするとこんなにおいしそうにするのが分からない。魔力は味覚に影響しないはずだ。
だとすれば、これは単純に妖精の味覚に合ったお茶だったということなのだろうか。
なんだか私にとっては残念なハーブティーになってしまったが、ライラがおいしいと言うのなら……ま、いっか。
嬉しそうにハーブティーを飲むライラを見ていると、なんだかこっちも嬉しくなる。一人で食事をしていた時には味わえない感覚だ。
ライラがおいしそうに飲むのを眺めながら、私はまたハーブティーに口をつけてみた。
やっぱまずい。
ヘレンを出発してしばらくは植物が豊富だった街道の脇は、明らかにその数を減らしていた。
赤色が濃かった土も黄土色の乾燥した物になり、時折風で舞い上がり空を黄色に染める。
数を減らした植物たちは淡く薄い緑色になり、生気があまり感じられない。
朝からどれだけ歩いたことか。どうやらそろそろ乾燥地帯に差しかかってきた頃合いの様だ。
乾燥地帯と言うだけあって空気も結構乾いている。私は喉の渇きを覚えていた。
そういえばお昼に紅茶を飲まなかった。あれから水分を補給していないし、そろそろ休憩を挟んで水分を取ろう。
どうせ水分を取るなら、ただ水を飲むより味も楽しみたい。そんなことを思うのは、お昼に紅茶を飲みそこなったからだろうか。
時刻は三時を少し過ぎた頃。ちょっとしたティータイムとしゃれ込もう。
「ライラ、一度この辺りで休憩しよう」
呼びかけると、ライラは羽根を羽ばたかせて私の目の前にやってきた。
「休憩? 私別に疲れてないけど」
それはそうだろう。だってライラは私の帽子のつばに座り込んで全く飛んでないんだもん。
赤く長い髪に、燃えるような真っ赤な目をしたこの妖精の名はライラ。つい数時間ほど前に出会い、私の旅にくっついてきた変な妖精だ。
妖精は人見知りな上警戒心が強い。だから人間である私についてくるのはかなり珍しいことだ。
私はこの奇態な同伴者へどう接していいのかまだはかりかねていた。
……人見知りなのは妖精だけでなく私の方もみたいだ。
「ライラは自分の羽根を使ってないから疲れてないだろうけど、私はずっと歩いてたんだよ。私体力少ないから正直もうくたくたなの」
「体力が少ないなら箒に乗ればいいのに。リリアって変な魔女ね」
うぐっ。なんか痛いところ刺してきた。
「いやほら、箒に乗ったら確かに楽だよ? でもなんか旅って感じがしないじゃん。ただの旅行になっちゃうじゃん」
「ふーん、リリアにはリリアなりのこだわりがあるのね」
「そう、こだわりってのが人間には重要なの。こだわりというか自分の中のルールっていうのかな。ライラも自分なりのこだわりを持ってみれば? 具体的には自分の羽根で飛ぶとか……」
「嫌よ、だってリリアの帽子は座り心地がいいんだもの」
それでこの妖精私の帽子から座って離れないのか。
大切な魔女帽子も妖精からしたら椅子の代用品でしか無いことにちょっと悲しみを覚える。
でもまあ、いっか。妖精は見た目以上に体重が軽いし、事実帽子に乗られていても全然重さを感じなかった。
特に私の負担になってないなら別にこだわることもない。それにライラも帽子に座っているのが気に入ったようだし。
とにかく、今はひとまず休憩休憩。早くお茶を淹れて喉をうるおしたい。
脇道にちょうど腰かけになりそうな石があったので、それに腰を落ち着けてお茶を淹れる準備に取り掛かった。
野外でお茶を淹れるのはもう慣れたものだ。
ケトルに水を注いで、魔術で火を起こして、テレキネシスでケトルを火の上に静止。後は放っておけばお湯が沸く。
「すごーい、リリア魔女みたい」
「……魔女だからね」
手慣れた一連の作業を見て、ライラは称賛を口にした。パタパタと羽根を羽ばたかせて、楽しそうでもある。
そんなライラの様子を見て、ふと思った。今日は紅茶じゃなくて違うお茶を淹れてみよう。妖精の彼女が喜ぶようなお茶を。
そのための材料が、つい先ほど手に入っている。
「ライラって好きなお茶とかある?」
「私お茶なんて飲んだことないわ」
やっぱりそうだったか。そもそもをして、妖精は魔力さえあれば生きられるので飲食をすることはない。
でも妖精は時折花の蜜を吸っていると言われることがあるので、飲食をする必要はなくても飲食自体は嫌いではないはずだ。
現にライラはおいしい物が食べられるかもという理由で私についてきているし。
「よし、じゃあ今日はライラに出会った記念として、ライラが喜びそうなお茶でも淹れてみるよ」
「あら、リリアってそういう気遣いができるくらいにはレディーなのね」
……あれ、この妖精めちゃくちゃ上から目線だったりしない?
こう見えて私は大人だと言い返しかけたが、妖精に年齢のことを言っても不毛なので止めておいた。
……下手すると生きた年数では私より上かも知れないしね。妖精って魔力があれば半永久的に生きるし……そもそも死の概念が希薄だし……。
「それで、どういうお茶を淹れてくれるの?」
ライラは興味津々といった風に私の手元に近づいて来た。
「それはねぇ……これ、リリスのお茶」
私が鞄から取り出したリリスの花を見て、ライラはびくっとした。
「私その花嫌い」
ライラはぷいっと顔を背けてすねた声を出した。
ライラの気持ちは分かる。リリスの花は周囲の魔力を吸収する性質があり、うっかり近づいた妖精は痛い目を見るのだ。
でも魔女の私からしたらリリスの花は貴重な物だ。魔法薬の材料に使えるし、それに何か私と名前も似てる。
「摘み取ったらもう魔力を吸収しないから大丈夫よ」
警戒して私から距離を取ったライラに優しく言うと、彼女は少しだけ近づいてきてくれた。
リリスの花びらをちぎり、沸いたお湯の中に入れていく。こうやってリリスの花でお茶を作ろうというのだ。
「そんな花でおいしいお茶ができるとは思わないわ」
「さあ、どうだろうね。多分大丈夫だと思うけど……」
実際花でお茶を淹れるのはそんなに珍しいことではない。そこまで失敗することはないはずだ。
リリスの花びらが沈んだお湯は、じわじわと紫色に変色していく。
数分した頃には鮮やかな紫色のお茶が出来ていた。このことから分かるように、黒色に見えるリリスの花は実は濃い紫色なのだ。
これでリリスのハーブティーが完成だ。
「よし、後はコップに注いで……と。あ、ライラのコップはないから、今はケトルの蓋で我慢してね。今度買っておくから」
ライラにリリスのハーブティーを注いだケトルの蓋を差し出すと、彼女はおっかなびっくりそれを抱え上げた。
「本当においしいの……?」
「さあ……? 私も飲んだことないから分からない。でも多分ライラには合うと思うよ」
「なんの確証があってそう言ってるのかしら……」
不安そうにするライラだったが、彼女は意を決したように目をつぶってハーブティーを一口飲んだ。
ごくん、と喉を鳴らす小さな音がかすかに聞こえた。
ライラはゆっくり目を開け、首を傾げながらもう一度ハーブティーに口をつけた。
「……おいしい。これおいしいわよ、リリア」
ライラは顔を明るくしてそう言った。
やっぱりリリスのハーブティーはライラのお気に召したようだ。
実はこれ、リリスの花を使って魔法薬の材料を作る手順と全く同じだったりする。
リリスの花は取りこんだ魔力を花びらに集める習性があり、鮮やかな黒色(実際は紫だが)をしているほど大量の魔力を集めている。
そのリリスの花から魔力を抽出するには、お湯に数分ひたす必要があるのだ。
つまりこのリリスのハーブティーには魔力がふんだんに含まれていることになる。魔力で形成されている妖精なら気に入るだろうと私は予想していたのだ。
本来この魔力が溶け込んだリリスの抽出水は、そのまま他の材料と混ぜて魔法薬とする。
だけど私は、このリリスの抽出水を作るたびにこう思っていたのだ。
製法がハーブティーとかのお茶と一緒だし、このまま飲めば普通にお茶としておいしいんじゃないのこれ、と。
今までは魔法薬のために作っていたから飲む機会が無かったし、平時にわざわざ作って飲むほどの好奇心もない。普通のお茶で十分おいしいもん。
なので妖精のライラと出会わなければ、このリリスのハーブティーを作ろうとは思わなかっただろう。
さて、私もそろそろ味わってみるとしよう。
リリスのハーブティーを一口、口に含んでみる。
……。
…………。
「なにこれまっず」
じっくりと味わって飲みこんだ後、私の口から出た感想はそれだった。
なんか薄いし渋いし苦いし匂いも変だし、はっきり言ってまずい。
「なに言ってるのリリア。とってもおいしいじゃない」
ライラはぐびぐびとリリスのハーブティーを飲んでいた。とても嘘をついているようには見えない。
その様子を見ていると、まずいと感じた私が間違っているみたいだ。
改めてもう一度飲んでみる。
うん、まずい。
「まずい、これまずい。このお茶に気を使って言うと、おいしくない」
「リリアったら、このおいしさが分からないなんてお子様なのね」
また上から言われてしまったが、まずいものはまずい。
多分ライラは魔力がたくさん摂取できるからお気に召しているのだろう。……いや、だとするとこんなにおいしそうにするのが分からない。魔力は味覚に影響しないはずだ。
だとすれば、これは単純に妖精の味覚に合ったお茶だったということなのだろうか。
なんだか私にとっては残念なハーブティーになってしまったが、ライラがおいしいと言うのなら……ま、いっか。
嬉しそうにハーブティーを飲むライラを見ていると、なんだかこっちも嬉しくなる。一人で食事をしていた時には味わえない感覚だ。
ライラがおいしそうに飲むのを眺めながら、私はまたハーブティーに口をつけてみた。
やっぱまずい。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話
yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。
知らない生物、知らない植物、知らない言語。
何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。
臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。
いや、変わらなければならない。
ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。
彼女は後にこう呼ばれることになる。
「ドラゴンの魔女」と。
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる