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170話、湿地帯とホットサンド
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菓子パン市場を後にして先へ進むこと数時間。平原続きの道はやがてぬかるんだ湿地帯へとさしかかる。
「うへぇ、ぬちゃぬちゃしてる」
まだ湿地帯に入ったところなので、ぬかるみは靴底を濡らす程度で歩くことはできる。でもうっかりすると転倒してしまいそうだ。
「こんな所を歩いていくの?」
クロエに聞くと、彼女は肯定の頷きを返した。
「ここを突っ切る方が近道。回り道をすると更に数日かかるうえに、渓谷が多くてより疲れる」
「……ならしかたないか」
回り道したあげく起伏激しい渓谷を数日歩くよりは、湿地帯を突っ切る方が楽かもしれない。しかたなくそのまま湿地帯を行く事にした。
湿地帯はぬかるんだ地面とジメジメして淀んだ空気のイメージがあるが、実は結構明るく綺麗な場所も多い。ここもそうで、膝に届くか程度の青草が茂り、空からはサンサンと光が降り注いでいた。
自生した花なども咲いていて、歩きづらいものの見ていて飽きる事はない。
とはいえそれはまだここが湿地帯の入口だから。奥へ進めば進むほど湖沼が広がり、もう歩いていられないくらい泥と水だらけの地面になるだろう。
そうなったらさすがに箒の出番だ。私は旅のポリシーとして安易に箒に乗って飛ばないようにしているが、こういう場合は別。身の安全が第一だからね。
「……そういえばクロエって、魔術遺産の調査をする時は現地まで箒で飛ばないの?」
気になって訪ねてみると、先行くクロエの歩みが少し遅くなり私と肩を並べた。
「以前は箒で直接現地に向かっていたけど、今はできるだけ歩くようにしている。こうして現地まで歩けば、その途中で他の魔術遺産を発見できる可能性もあるから。これは以前リリアと一緒に旅した経験を活かしている」
「へえ」
確かに、直接箒で飛んでいくより、時間をかけて自分の足で歩いたほうがまだ知らない魔術遺産と出会える可能性は高いか。
実際私も結構魔術遺産と出くわしてるもんな~。
私の妙なポリシーを持った旅に以前付き合ったことがクロエの役に立ってるとは意外だ。当の本人である私はただおいしいごはんを食べてるだけで、この旅の経験をまったく活かしていないのに。
ま、まあ、魔女の中でも未知な妖精と一緒に旅をしているという事実だけで、魔女界でも一目置かれる経験だとは思うけど。うん。
……ごはん食べる旅してるだけで色んな魔術遺産と出会ったり妖精と仲良くなったり、果ては吸血鬼まで一緒に付いてきてるとか、他の真面目な魔女からしたら訳分からないだろうな。
……後で私が出会った魔術遺産のことクロエに教えておこう。そんな殊勝な考えをする私だった。
真昼の陽光が照らす湿地帯を進んでいくと、やはりどんどん地面がぬかるんでいく。
そろそろ靴全体が飲みこまれそうだ、と思ったので、ここで箒に乗ることにした。
ライラは自分で飛べるし、そもそも私の帽子のつばが定位置なので問題ないが、ベアトリスは箒になんて乗れない。なので私の後ろで二人乗りすることにした。
二人で箒に乗るのは不慣れなので、飛びあがる時バランスが崩れてぐらぐら揺れてしまう。
「ちょ、ちょっと大丈夫なのこれっ!」
「本音を言うと大丈夫じゃないかも……二人乗りとかバランス悪いし。落ちないように気をつけてね」
「気をつけるのは箒を操作しているあなたの方でしょう!? 絶対揺らさないで! もし私が落ちる時は足を掴んであなたも絶対引きずり込むわっ」
こわっ。
ベアトリスは初箒、しかもバランス悪い二人乗りでパニック状態だった。
そういえば以前沼地を箒で飛んでた時うっかり落ちかけたなー。この事を今話すとベアトリスが騒ぎ出しそうだからやめておこう。
それから箒で飛ぶ事数十分。眼下には大きな湖沼が広がり、蓮がたくさん浮いていた。
そのうち空は夕焼けに染まり、これ以上飛んでいるのは危ないので着陸できる場所を探した。
うまい具合に大きな岩場があったので、今日はそこで一晩過ごす事にする。
岩場の周りはもう沼なうえ、この暗闇。うっかり落ちたらやばいので、細心の注意を払う必要があった。
なんとか皆で岩場に降り立ち、一息つく。
「はぁ……なんだか妙に疲れたわ」
初めての箒、しかも落ちたら沼行きというプレッシャーでグロッキーになったのか、ベアトリスは疲れた顔をしていた。
「ベアトリス疲れてるっぽいし、今日は私が夕飯作ってあげるよ」
「そうね……お願いするわ」
ベアトリスはぺたんと腰を下ろしてぼーっと空を眺め出した。料理好きなのに私の申し出を簡単に了承するところを見ると、かなり参っているようだ。
とはいえ、特に何を作りたいとかあったわけでもない。しかも岩場という不安定な場所なので、あまり時間がかかる料理などしてられなかった。
ベアトリスが色々食材や調味料を持っているので結構色々できるけど……何作ろうかな。
とりあえず魔術で火を起こして食材を物色。私でも簡単にできそうな料理を色々頭の中で構築する。
やがて作る物が決まったので、食材を取りだした。
使うのはパン、チーズ、ドライトマト、後は調味料のケチャップだ。
私がする料理なので、もちろん調理過程は簡単。パンは薄切りの食パンタイプで、一枚の上にチーズとドライトマトを乗っけ、ケチャップを適量まぶし、その上にもう一枚パンを乗っけてサンドする。
これで終わり……ではない。小型のフライパンを取り出し、それを空焚きして熱する。
フライパンが十分熱くなったところで、サンドしたパンをテレキネシスで空中に固定。そして、フライパンの底で押しつぶした。
「わわっ、リリア何してるの?」
「ホットサンドだよ」
驚いたライラを安心させるように言う。
ホットサンドは本来トースターなどで焼き上げる物だが、こうして熱したフライパンで押しつぶしても簡単に作れる。雑なやり方ではあるけど、ようは表面をカリっと焼ければいいのだ。野外ならではの調理法だろう。
片面をフライパンの底で押しつぶして焼いた後は、ひっくり返してもう片面。フライパンの熱で表面はこんがりと焼け、中にも熱が入りチーズがとろっと、ドライトマトも柔らかくなってるはずだ。
「はいできた。食べよう」
人数分用意できたので、早速食べることに。
皆で一緒に出来たてホットサンドにかじりつく。
チーズがとろっと後を引きながらも、ケチャップの甘みにドライトマトの酸味がやってくる。
「うん、中々かも」
ちょっとピザ感あるというか。シンプルだけどちゃんとおいしい。チーズとトマトの相性の良さにただただ驚きだ。
「やっぱり焼いてあるとひと味違うわよね」
お疲れ気味のベアトリスも結構おいしそうに食べていた。酸っぱいのって疲れに効きそうだし、これ食べて明日の空の旅に備えて欲しい。明日は不安定でいつ落ちるかわからない飛行が長々と続くだろうし……。
「リリアの原始的魔女料理が順調に進化していて安心した」
クロエはというと、なぜか変な場所で謎の感動を覚えていたようだ。私の調理過程をずっと興味深そうに見ていたけど、あれ観察してたのか……。幼馴染ながら変なの。
やがて全てを食べ終えた私達は、明日に備えて早々に就寝することにした。
……そうだ。一応ベアトリスに注意しておこう。
「……うっかり寝返りうって岩場から落ちないようにね」
「怖い事言わないでよ! 眠れなくなるわ!」
「あとさっきはあえて言わなかったけど、私一回沼地で箒から落ちかけたことあるから……明日も箒に乗るけど気を付けてね」
「だから気を付けるのはあなたの方よー!」
ベアトリスの喚き声が夜空に木霊していた。
「うへぇ、ぬちゃぬちゃしてる」
まだ湿地帯に入ったところなので、ぬかるみは靴底を濡らす程度で歩くことはできる。でもうっかりすると転倒してしまいそうだ。
「こんな所を歩いていくの?」
クロエに聞くと、彼女は肯定の頷きを返した。
「ここを突っ切る方が近道。回り道をすると更に数日かかるうえに、渓谷が多くてより疲れる」
「……ならしかたないか」
回り道したあげく起伏激しい渓谷を数日歩くよりは、湿地帯を突っ切る方が楽かもしれない。しかたなくそのまま湿地帯を行く事にした。
湿地帯はぬかるんだ地面とジメジメして淀んだ空気のイメージがあるが、実は結構明るく綺麗な場所も多い。ここもそうで、膝に届くか程度の青草が茂り、空からはサンサンと光が降り注いでいた。
自生した花なども咲いていて、歩きづらいものの見ていて飽きる事はない。
とはいえそれはまだここが湿地帯の入口だから。奥へ進めば進むほど湖沼が広がり、もう歩いていられないくらい泥と水だらけの地面になるだろう。
そうなったらさすがに箒の出番だ。私は旅のポリシーとして安易に箒に乗って飛ばないようにしているが、こういう場合は別。身の安全が第一だからね。
「……そういえばクロエって、魔術遺産の調査をする時は現地まで箒で飛ばないの?」
気になって訪ねてみると、先行くクロエの歩みが少し遅くなり私と肩を並べた。
「以前は箒で直接現地に向かっていたけど、今はできるだけ歩くようにしている。こうして現地まで歩けば、その途中で他の魔術遺産を発見できる可能性もあるから。これは以前リリアと一緒に旅した経験を活かしている」
「へえ」
確かに、直接箒で飛んでいくより、時間をかけて自分の足で歩いたほうがまだ知らない魔術遺産と出会える可能性は高いか。
実際私も結構魔術遺産と出くわしてるもんな~。
私の妙なポリシーを持った旅に以前付き合ったことがクロエの役に立ってるとは意外だ。当の本人である私はただおいしいごはんを食べてるだけで、この旅の経験をまったく活かしていないのに。
ま、まあ、魔女の中でも未知な妖精と一緒に旅をしているという事実だけで、魔女界でも一目置かれる経験だとは思うけど。うん。
……ごはん食べる旅してるだけで色んな魔術遺産と出会ったり妖精と仲良くなったり、果ては吸血鬼まで一緒に付いてきてるとか、他の真面目な魔女からしたら訳分からないだろうな。
……後で私が出会った魔術遺産のことクロエに教えておこう。そんな殊勝な考えをする私だった。
真昼の陽光が照らす湿地帯を進んでいくと、やはりどんどん地面がぬかるんでいく。
そろそろ靴全体が飲みこまれそうだ、と思ったので、ここで箒に乗ることにした。
ライラは自分で飛べるし、そもそも私の帽子のつばが定位置なので問題ないが、ベアトリスは箒になんて乗れない。なので私の後ろで二人乗りすることにした。
二人で箒に乗るのは不慣れなので、飛びあがる時バランスが崩れてぐらぐら揺れてしまう。
「ちょ、ちょっと大丈夫なのこれっ!」
「本音を言うと大丈夫じゃないかも……二人乗りとかバランス悪いし。落ちないように気をつけてね」
「気をつけるのは箒を操作しているあなたの方でしょう!? 絶対揺らさないで! もし私が落ちる時は足を掴んであなたも絶対引きずり込むわっ」
こわっ。
ベアトリスは初箒、しかもバランス悪い二人乗りでパニック状態だった。
そういえば以前沼地を箒で飛んでた時うっかり落ちかけたなー。この事を今話すとベアトリスが騒ぎ出しそうだからやめておこう。
それから箒で飛ぶ事数十分。眼下には大きな湖沼が広がり、蓮がたくさん浮いていた。
そのうち空は夕焼けに染まり、これ以上飛んでいるのは危ないので着陸できる場所を探した。
うまい具合に大きな岩場があったので、今日はそこで一晩過ごす事にする。
岩場の周りはもう沼なうえ、この暗闇。うっかり落ちたらやばいので、細心の注意を払う必要があった。
なんとか皆で岩場に降り立ち、一息つく。
「はぁ……なんだか妙に疲れたわ」
初めての箒、しかも落ちたら沼行きというプレッシャーでグロッキーになったのか、ベアトリスは疲れた顔をしていた。
「ベアトリス疲れてるっぽいし、今日は私が夕飯作ってあげるよ」
「そうね……お願いするわ」
ベアトリスはぺたんと腰を下ろしてぼーっと空を眺め出した。料理好きなのに私の申し出を簡単に了承するところを見ると、かなり参っているようだ。
とはいえ、特に何を作りたいとかあったわけでもない。しかも岩場という不安定な場所なので、あまり時間がかかる料理などしてられなかった。
ベアトリスが色々食材や調味料を持っているので結構色々できるけど……何作ろうかな。
とりあえず魔術で火を起こして食材を物色。私でも簡単にできそうな料理を色々頭の中で構築する。
やがて作る物が決まったので、食材を取りだした。
使うのはパン、チーズ、ドライトマト、後は調味料のケチャップだ。
私がする料理なので、もちろん調理過程は簡単。パンは薄切りの食パンタイプで、一枚の上にチーズとドライトマトを乗っけ、ケチャップを適量まぶし、その上にもう一枚パンを乗っけてサンドする。
これで終わり……ではない。小型のフライパンを取り出し、それを空焚きして熱する。
フライパンが十分熱くなったところで、サンドしたパンをテレキネシスで空中に固定。そして、フライパンの底で押しつぶした。
「わわっ、リリア何してるの?」
「ホットサンドだよ」
驚いたライラを安心させるように言う。
ホットサンドは本来トースターなどで焼き上げる物だが、こうして熱したフライパンで押しつぶしても簡単に作れる。雑なやり方ではあるけど、ようは表面をカリっと焼ければいいのだ。野外ならではの調理法だろう。
片面をフライパンの底で押しつぶして焼いた後は、ひっくり返してもう片面。フライパンの熱で表面はこんがりと焼け、中にも熱が入りチーズがとろっと、ドライトマトも柔らかくなってるはずだ。
「はいできた。食べよう」
人数分用意できたので、早速食べることに。
皆で一緒に出来たてホットサンドにかじりつく。
チーズがとろっと後を引きながらも、ケチャップの甘みにドライトマトの酸味がやってくる。
「うん、中々かも」
ちょっとピザ感あるというか。シンプルだけどちゃんとおいしい。チーズとトマトの相性の良さにただただ驚きだ。
「やっぱり焼いてあるとひと味違うわよね」
お疲れ気味のベアトリスも結構おいしそうに食べていた。酸っぱいのって疲れに効きそうだし、これ食べて明日の空の旅に備えて欲しい。明日は不安定でいつ落ちるかわからない飛行が長々と続くだろうし……。
「リリアの原始的魔女料理が順調に進化していて安心した」
クロエはというと、なぜか変な場所で謎の感動を覚えていたようだ。私の調理過程をずっと興味深そうに見ていたけど、あれ観察してたのか……。幼馴染ながら変なの。
やがて全てを食べ終えた私達は、明日に備えて早々に就寝することにした。
……そうだ。一応ベアトリスに注意しておこう。
「……うっかり寝返りうって岩場から落ちないようにね」
「怖い事言わないでよ! 眠れなくなるわ!」
「あとさっきはあえて言わなかったけど、私一回沼地で箒から落ちかけたことあるから……明日も箒に乗るけど気を付けてね」
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