24 / 35
二章『新しい生活』
2-11
しおりを挟むアリスと二人でお留守番を始めて3日目の朝を迎えた。
今日も私の朝は早い。
そして今日も何時もの様に、横で眠っているアリスを起こさない様に、慎重にベットと部屋を抜け出さなければならない。
今日は抱き枕と化している状態だったが、ゆっくりと手を解いて絡まる足から抜け出し、ベットから降りてそっとドアを閉める。
最早抱き枕抜けの名人だ。抱き枕抜け選手権があれば上位入賞は間違いないだろう。
なんて、馬鹿な事を考えている場合ではない。
まずはトイレへ直行だ。何だかこの体になってからトイレが近い気がする。
歳かなぁ、なんて自然と頭に浮かんだけど、肉体的にはまだ10代の中盤ぐらいだろうだからそんな筈ないか。
まぁそれは置いといて、トイレを済ませたら顔を洗って歯磨きをして、キッチンへと向かう。
服装は寝間着のままだが、部屋着と兼用なので問題無い。
初日に買ってもらったピンクのもこもこショートパンツと上下セットの半袖のもこもこ上着姿に、自分用に買って貰った青いエプロンを装着して準備はオーケー。
今日もおいしい朝ご飯を作るぞ。アリスの為に。
まずは冷蔵庫を開いて、中を確認。
まぁ昨日アリスと一緒に買い物に出かけた時に材料は買ってあるので、もう作るモノは決まっているのだ。
まずはスープを作ろう。
食材等は以前の世界に似通った物が本当に沢山揃っていたので、かなりありがたい。
まずはトウモロコシに似たモノで味もそのままトウモロコシ、……めんどくさいからもう以前の世界と同じように呼ぼう。
トウモロコシを茹でます。そしてバターで玉ねぎを炒めます。
玉ねぎと茹でたトウモロコシを一緒に炒めます。そして水とコンソメを入れて暫し煮込む。
冷ましてそれをミキサーによく似た調理器具の魔道具でミキシング!!
それを鍋に戻してミルクを加えて沸騰させない様にしながら塩コショウで味を調えればコーンスープの完成だっ。
ミキサーを発見した時はかなりテンションが上がった。
超便利だ。これのお陰で昨日のお昼に自家製ケチャップを作成する事が出来たので、今日はオムレツを作る事にする。
オムレツが完成した所で、それを机に並べて、今日は柔らかめのパンを出す事にしよう。
よし、今日もオーケーだ。
早速エプロンを外してアリスを起こしに行こう。
ゆっくりとアリスの部屋のドアを開けると、どうやらまだ夢の中の様だ。
規則正しく寝息を立てて眠るアリスの顔を覗き見て、声を掛ける。
「アリス、おはようっ」
『ん~……』
「アリス!」
『う~、もう朝かぁ……。今日もアシュリーから良い匂いがするなぁ……』
「おはようっ!」
数度呼びかけると、アリスが眠そうに目を擦りながらゆっくりと体を起こしたので、もう一度朝の挨拶をする。
「アリス!おはようっ!」
『あぁ、おはようアシュリー。今日も朝ご飯を用意してくれたのか?ありがとうな』
「ふへへへ」
傍へ寄ると、『ありがとう』と言いながら頭を撫でてくれた。
『ほら、アシュリー、今日はしてくれないのか?』
「???」
頭を撫でられつつ、私の名前を呼んで何かを問いかけてくるアシュリーの顔を見ると、その頬を此方へと向けて指で突いている。
これはあれだ。初日にこの世界の欧米風の習慣を教わってから求められるようになったアレをしろという事だろう。
まだ恥ずかしいが、教わってから再三求められるのでもう慣れつつあるのが怖い。
今よりも少し近寄り、目を瞑ってアリスの頬へとキスをする。
「ちゅっ……お、おはよう」
『ふふふ、あぁ、おはよう。ちゅっ……』
朝の挨拶にもどうやらキスをするらしい。
流石にもう真っ赤になったりはしないが、未だ照れは抜けない。抜ける時が来るのだろうか……。
まぁそれは今は置いておこう。
取り合えずご飯だっ。
そしてアリスが着替え終えて下に降りてくる前に、作って置いたコーンスープを温めて器に入れて、テーブルに並べ終えた所で丁度アリスが階段を降りて来た。
「アリス! ごはん!」
『おお、今日も美味しそうだな。本当にアシュリーは料理が得意なんだな。昔に作っていたのかな?』
微笑みながら私へと言葉をかけ、自分の席へとついたところで、二人して朝ご飯を食べ始める。
『んんっ! おいしい! このスープはパンとよく合うな……』
「ふへへへ」
今日も『おいしい』を頂きました。
これで今日も私は幸せな一日を過ごせそうです。
さて、二人で食器を片付け終えた所で、不意にドアが開き、聞き覚えのある声が家の中へと響いた。
この声は、ローレルだ!
『ただいま帰りましたよー。はぁ~……、疲れました……』
『おぉ、お帰りローレル!昨日の夜には戻る予定だったから少し心配したぞ』
『すいません。少し向こうを出るのが遅れまして……』
『いや、まぁ無事で何よりだ』
アリスが声を聞いてドアの方へと歩いて行ったので、私もそれについて行き、ローレルの元へと向かう。
そして、ここ数日の間で覚えた言葉をローレルに向かって言ってみる。
「お、おかえり!ローレル!」
『あら!?アシュリー、おかえりが言えるようになったのですね! あぁ、アシュリーにおかえりと言って貰っただけで旅の疲れが消えて行きますっ』
『は、はは、大袈裟な奴だな……』
『アシュリー、おいで!』
『おかえり』と告げると、ローレルが何やら私を呼んで手招きをしている。
ちゃんと伝わったかどうか不安だが、取り合えず呼んでいるので更に近づくと、ローレルは徐に私を抱き上げて、行きと同じように頬へとキスをされた。
『ん~、ちゅっ!ただいまですよ、アシュリー!』
「っ!?」
よく考えたら解る事だ。行ってきますのキスがあるという事は、ただいまのキスもあるのだろう。
あの時は知らなかったが、ここは欧米風の異世界。ちゅっとされたらちゅっと返さないと行けないのだ。
アリス以外には初だけど……、しないという訳にもきっと行かないのだろう。
私は狙いを定めてぎゅっと目を瞑り、ローレルのその頬へとキスを返す。
『ぇっ!?!?』
『ぁっ!?』
「ちゅっ……お、おかえり、ローレル」
『あらあらあらあらっ!?え、何で急にデレたのですかアシュリー!私が居なくて寂しかったのですか!?もうアシュリーは私のアシュリーなのですね!?』
『ばっ!馬鹿な事を言うなっ!!!私が教えただけだっ!断じてローレルにだけじゃないからなっ!!(くっ……、私以外にするなと言い聞かせるべきだったか……)』
あれ、何か雲行きが怪しい。
何か失敗したのだろうか。しかし、私を抱く腕がより一層強くなってローレルの……胸が……。
邪念を払うのだっ。……無理だっ!
うぅ……柔らかい……、ここはなんて言う天国ですか。
下手に動けず、固まる私を他所に、何やら言い合いを続けるローレルとアリス。
早く放してとローレルへと念を送っているが、それが叶うのはまだ暫し後の事だった。
天国から解放された後、ローレルも朝ご飯を食べる様だったので、残っているコーンスープを温めて、オムレツを作ってお出しする。
ローレルも『おいしい』と言ってくれたのでホッと胸を撫で下した。
味覚や味の好みなんかもやはりこれだけ調味料や材料が以前の世界に似通っていると、同じような感じになるのだろうか。
それならばこれからも頑張っておいしい料理を作り、皆の胃袋を掴む作戦は継続できそうで何よりだ。
何かで人の心をつかむには胃袋を掴むと良いと読んだか聞いたかした事があるので、それを実行していこう。
いや、これは女の人が男の人の胃袋をって話だっけ?
まぁどっちでも一緒か。
閑話休題。
ローレルの朝ご飯が終わって、食器などを洗った所で、自分の部屋へ戻っていたアリスが階段を降りて来た。
そしてその姿を見て私は慌てる。
見紛う事なく旅支度が整えられている!
出会った時と同じく白銀の鎧姿だ。
これはひょっとしたら依頼か何かに出かけるのかもしれない。
寝間着なんて着ている場合じゃないっ。
私はアリスの脇を駆け抜けて階段を駆け上がり、自分の服を置いてあるアリスの部屋へと一目散に駆けていく。
何やら二人で話をしている様だが、それよりもまずは準備しないと!
『あれ、おいアシュリー!どこ行くんだ!?……何か用事か?ふむ、まぁすぐ戻ってくるか……、さて、私はもう少ししたら出発するよ』
『えぇ、何とか出発する前には戻れたので良かったですね。出発を遅らせて頂く何てことになったら申し訳ないので』
『なに、少しぐらい平気さ。長い付き合いだ、そんな事は気にするな』
『そう言って頂けるとありがたいですね』
取り合えず行儀が悪いが急いで服を脱いでポイポイッとベットの上に放り投げ、先日買ってもらった黒いハーフパンツと白いシャツを着て、その上から黒いポンチョの様な物とポーチを装備して旅支度は完成だ!
そして急いで下へと降りると、私に気付いたアリスが少し驚いた表情を浮かべている。
『アシュリー、どうした?出掛ける準備なんかして……』
何かを聞いている。しかし何と言っているかは解らない。
え、ひょっとして私は置いて行かれるのか……?
確かに今は武器が無いから少し足手纏いになるかもしれないが、素手での戦闘方法も無い事も無いですよ!
役に立って見せます!
取り合えず、ここ数日で覚えた言葉の第二段。
アリスと一緒にお風呂に入るという事が日常と化した現在、『一緒』という言葉の意味が一緒といいう言葉と同じ意味だという事は解っているのだ。
それを伝えれば、連れて行ってもらえるかもしれない。
アリスの傍へと駆け寄り、言葉を告げる。
「アシュリー!アリス、一緒!アシュリー、一緒っ!」
『一緒……、私とアシュリーが?ん、いや、ひょっとして一緒に行くと言っているのか?』
『あら、旅支度してるアリスを見て置いて行かれるとでも思ったのでしょうか……』
『成程な……、しかし、この仕事は一緒に連れて行くとしても、向こうでは一緒に居られる時間が余りないしな……』
「うぅ~、一緒っ!」
何かを話してはいるが、伝わっているのかどうかは解らない。
どうなんだろうか……。
『……何だか私とエルが出掛ける時と随分差がありますね……』
『う、ううむ。確かにこうなるとは思ってなかったが……、つ、連れていくか?』
『ダメですよ!それは話が違うでしょう?それに先も言っていた通り、一緒に連れて行っても結局一人で部屋にいる事になるんですから、意味が無いですよ!』
『うぅ……、わ、解ってるさ……』
『私が責任を持ってちゃんとアシュリーの面倒を見ますから、アリスもちゃんとアシュリーに言い聞かせて下さいねっ!』
『解った解った……』
何やらローレルがアリスを責めている様な雰囲気だが、ひょっとして私の所為だろうか。
まぁ装備も碌に無い今の私では、仕事では余り役に立たないと判断されたのだろう。
これは一緒に行くのは期待薄だなぁ。と、少し落ち込んでいた所で、不意にアリスに抱き上げられた。
『そんなに悲しそうな顔をするなアシュリー。余計にお前を連れていきたくなるだろう?よしよし、ごめんな。今回は私一人で行かないといけない仕事なんだ。何も今生の別れという訳じゃないんだ。今回ばかりは諦めてくれ……』
抱き上げた私の頭を撫でながら、何か諭す様な声色で言葉を発しているアリス。
ひょっとしなくても今回は一緒に行くのはダメという事か……。
一応聞いてみるか。
「一緒、だめ?」
『うぐっ……、あぁ……』
一緒がダメかと言うとコクリと頷かれた。
残念だが仕方ない。
このタイミングでローレルが帰って来たという事は、良く考えれば最初から予定を照らし合わせていたのだろう。
アリスとのお留守番は終わり、今度はローレルと一緒にアリスとエルの帰りを待つという事か。
これ以上我儘を言ってアリスを困らせる訳には行かない。
私は大きくコクリと頷いた。
『おぉ、解ってくれたか。良い子だな、アシュリーは。何時もよりも急いで帰ってくるからな?ローレルと仲良く一緒にお留守番していてくれ』
ローレルと『一緒』と言う言葉が聞き取れたので、恐らくローレルと一緒に留守番を頼まれた感じだろう。
『さて、どうやら聞き分けてくれた様だ。では私はそろそろ出発するよ、急いで行って急いで帰ってこなければな!』
『はいはい。急ぐのはいいですけど、安全には気を付けて下さいね?』
『あぁ、解ってるさ。アシュリーが待っているんだ。ドラゴンに遭遇したって無事に帰ってくるさ!』
『ふふ、じゃぁ行ってらっしゃい』
『あぁ』
アリスは私を抱いたまま、ローレルと言葉を交わしてドアの方へと歩いて行く。
ドアの前まで付いた所で、少し顔を話してアリスを見ると優し気に微笑んでポンポンと頭を優しく叩かれた。
『ではな、アシュリー。良い子で留守番してるんだぞ?行ってきます』
「アリス、行ってらっしゃい……。ちゅっ……」
『行ってらっしゃい』も教えてもらっておいて良かった。
その言葉を告げて、アリスの頬へと行ってらっしゃいのキスをすると、アリスが目を見開いて驚いていた。
ん?行ってらっしゃいの時はキスをするんじゃないのか……?
『ふふふ、何だかやけに自然にキスされたから少し驚いてしまったぞ。あぁ、行ってきます、ちゅっ……』
「んむっ!?!?」
『んん~……ちゅっ……』
うぐぐぐっ、これは今までの行ってきますのキスじゃないですっ。
そこは頬じゃない、口ですからあああああ。
「んっ……、ちゅ……、ぷはっ!!!」
『ん、ちゅぅっ……、ふふふ、ローレルにまでお返しのキスをする様になってしまったからな……、差をつけて置かなければ、唯でさえこれからローレルと二人きりだしな……』
私に対してなのか良く解らないが、アリスが何かを言っているのが聞こえる。
ボーっとした頭でその声を聞きつつ、頭を優しく撫でられている。
チラリとアリスの背中越しに、ローレルを見ると少し首を傾げているのが目に移った。
どうやら死角になってさっきのキスは見られていなかった様で少しホッとした。
流石にみられていたら恥ずかしすぎる。
『よし、アシュリー成分も満タンだ!お仕事頑張ってくるからな!』
「い、いって、らっしゃい……」
『んん?何だかアシュリーが酷くぐったりしてるけど……、まぁいいわ。行ってらっしゃい、気を付けてね』
『あぁ、アシュリーを頼んだぞ!』
何かをローレルへと向かって言った後、アリスは私を降ろし、満面の笑みを残してドアを出ていく。
私はその様子を半ば放心状態で手を振りながら見送るのだった……。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる