TS少女総受けファンタジー~拾われたTS少女は流されやすい~

熊と猫

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二章『新しい生活』

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 アリスと二人でお留守番を始めて3日目の朝を迎えた。
 今日も私の朝は早い。
 そして今日も何時もの様に、横で眠っているアリスを起こさない様に、慎重にベットと部屋を抜け出さなければならない。
 今日は抱き枕と化している状態だったが、ゆっくりと手を解いて絡まる足から抜け出し、ベットから降りてそっとドアを閉める。
 最早抱き枕抜けの名人だ。抱き枕抜け選手権があれば上位入賞は間違いないだろう。
 なんて、馬鹿な事を考えている場合ではない。

 まずはトイレへ直行だ。何だかこの体になってからトイレが近い気がする。
 歳かなぁ、なんて自然と頭に浮かんだけど、肉体的にはまだ10代の中盤ぐらいだろうだからそんな筈ないか。

 まぁそれは置いといて、トイレを済ませたら顔を洗って歯磨きをして、キッチンへと向かう。
 服装は寝間着のままだが、部屋着と兼用なので問題無い。
 初日に買ってもらったピンクのもこもこショートパンツと上下セットの半袖のもこもこ上着姿に、自分用に買って貰った青いエプロンを装着して準備はオーケー。

 今日もおいしい朝ご飯を作るぞ。アリスの為に。

 まずは冷蔵庫を開いて、中を確認。
 まぁ昨日アリスと一緒に買い物に出かけた時に材料は買ってあるので、もう作るモノは決まっているのだ。
 まずはスープを作ろう。
 食材等は以前の世界に似通った物が本当に沢山揃っていたので、かなりありがたい。
 まずはトウモロコシに似たモノで味もそのままトウモロコシ、……めんどくさいからもう以前の世界と同じように呼ぼう。
 トウモロコシを茹でます。そしてバターで玉ねぎを炒めます。
 玉ねぎと茹でたトウモロコシを一緒に炒めます。そして水とコンソメを入れて暫し煮込む。
 冷ましてそれをミキサーによく似た調理器具の魔道具でミキシング!!
 それを鍋に戻してミルクを加えて沸騰させない様にしながら塩コショウで味を調えればコーンスープの完成だっ。
 ミキサーを発見した時はかなりテンションが上がった。
 超便利だ。これのお陰で昨日のお昼に自家製ケチャップを作成する事が出来たので、今日はオムレツを作る事にする。

 オムレツが完成した所で、それを机に並べて、今日は柔らかめのパンを出す事にしよう。

 よし、今日もオーケーだ。

 早速エプロンを外してアリスを起こしに行こう。

 ゆっくりとアリスの部屋のドアを開けると、どうやらまだ夢の中の様だ。
 規則正しく寝息を立てて眠るアリスの顔を覗き見て、声を掛ける。

 「アリス、おはようっ」
 『ん~……』
 「アリス!」
 『う~、もう朝かぁ……。今日もアシュリーから良い匂いがするなぁ……』
 「おはようっ!」

 数度呼びかけると、アリスが眠そうに目を擦りながらゆっくりと体を起こしたので、もう一度朝の挨拶をする。

 「アリス!おはようっ!」
 『あぁ、おはようアシュリー。今日も朝ご飯を用意してくれたのか?ありがとうな』
 「ふへへへ」

 傍へ寄ると、『ありがとう』と言いながら頭を撫でてくれた。

 『ほら、アシュリー、今日はしてくれないのか?』
 「???」

 頭を撫でられつつ、私の名前を呼んで何かを問いかけてくるアシュリーの顔を見ると、その頬を此方へと向けて指で突いている。
 これはあれだ。初日にこの世界の欧米風の習慣を教わってから求められるようになったアレをしろという事だろう。
 まだ恥ずかしいが、教わってから再三求められるのでもう慣れつつあるのが怖い。
 今よりも少し近寄り、目を瞑ってアリスの頬へとキスをする。

 「ちゅっ……お、おはよう」
 『ふふふ、あぁ、おはよう。ちゅっ……』

 朝の挨拶にもどうやらキスをするらしい。
 流石にもう真っ赤になったりはしないが、未だ照れは抜けない。抜ける時が来るのだろうか……。
 まぁそれは今は置いておこう。
 取り合えずご飯だっ。

 そしてアリスが着替え終えて下に降りてくる前に、作って置いたコーンスープを温めて器に入れて、テーブルに並べ終えた所で丁度アリスが階段を降りて来た。

 「アリス! ごはん!」
 『おお、今日も美味しそうだな。本当にアシュリーは料理が得意なんだな。昔に作っていたのかな?』

 微笑みながら私へと言葉をかけ、自分の席へとついたところで、二人して朝ご飯を食べ始める。

 『んんっ! おいしい! このスープはパンとよく合うな……』
 「ふへへへ」

 今日も『おいしい』を頂きました。
 これで今日も私は幸せな一日を過ごせそうです。

 さて、二人で食器を片付け終えた所で、不意にドアが開き、聞き覚えのある声が家の中へと響いた。
 この声は、ローレルだ!

 『ただいま帰りましたよー。はぁ~……、疲れました……』
 『おぉ、お帰りローレル!昨日の夜には戻る予定だったから少し心配したぞ』
 『すいません。少し向こうを出るのが遅れまして……』
 『いや、まぁ無事で何よりだ』

 アリスが声を聞いてドアの方へと歩いて行ったので、私もそれについて行き、ローレルの元へと向かう。
 そして、ここ数日の間で覚えた言葉をローレルに向かって言ってみる。

 「お、おかえり!ローレル!」
 『あら!?アシュリー、おかえりが言えるようになったのですね! あぁ、アシュリーにおかえりと言って貰っただけで旅の疲れが消えて行きますっ』
 『は、はは、大袈裟な奴だな……』
 『アシュリー、おいで!』

『おかえり』と告げると、ローレルが何やら私を呼んで手招きをしている。
 ちゃんと伝わったかどうか不安だが、取り合えず呼んでいるので更に近づくと、ローレルは徐に私を抱き上げて、行きと同じように頬へとキスをされた。

 『ん~、ちゅっ!ただいまですよ、アシュリー!』
 「っ!?」

 よく考えたら解る事だ。行ってきますのキスがあるという事は、ただいまのキスもあるのだろう。
 あの時は知らなかったが、ここは欧米風の異世界。ちゅっとされたらちゅっと返さないと行けないのだ。
 アリス以外には初だけど……、しないという訳にもきっと行かないのだろう。
 私は狙いを定めてぎゅっと目を瞑り、ローレルのその頬へとキスを返す。

 『ぇっ!?!?』
 『ぁっ!?』
 「ちゅっ……お、おかえり、ローレル」
 『あらあらあらあらっ!?え、何で急にデレたのですかアシュリー!私が居なくて寂しかったのですか!?もうアシュリーは私のアシュリーなのですね!?』
 『ばっ!馬鹿な事を言うなっ!!!私が教えただけだっ!断じてローレルにだけじゃないからなっ!!(くっ……、私以外にするなと言い聞かせるべきだったか……)』

 あれ、何か雲行きが怪しい。
 何か失敗したのだろうか。しかし、私を抱く腕がより一層強くなってローレルの……胸が……。
 邪念を払うのだっ。……無理だっ!
 うぅ……柔らかい……、ここはなんて言う天国ですか。

 下手に動けず、固まる私を他所に、何やら言い合いを続けるローレルとアリス。
 早く放してとローレルへと念を送っているが、それが叶うのはまだ暫し後の事だった。


 天国から解放された後、ローレルも朝ご飯を食べる様だったので、残っているコーンスープを温めて、オムレツを作ってお出しする。
 ローレルも『おいしい』と言ってくれたのでホッと胸を撫で下した。
 味覚や味の好みなんかもやはりこれだけ調味料や材料が以前の世界に似通っていると、同じような感じになるのだろうか。
 それならばこれからも頑張っておいしい料理を作り、皆の胃袋を掴む作戦は継続できそうで何よりだ。

 何かで人の心をつかむには胃袋を掴むと良いと読んだか聞いたかした事があるので、それを実行していこう。
 いや、これは女の人が男の人の胃袋をって話だっけ?
 まぁどっちでも一緒か。

 閑話休題。

 ローレルの朝ご飯が終わって、食器などを洗った所で、自分の部屋へ戻っていたアリスが階段を降りて来た。
 そしてその姿を見て私は慌てる。

 見紛う事なく旅支度が整えられている!
 出会った時と同じく白銀の鎧姿だ。
 これはひょっとしたら依頼か何かに出かけるのかもしれない。
 寝間着なんて着ている場合じゃないっ。
 私はアリスの脇を駆け抜けて階段を駆け上がり、自分の服を置いてあるアリスの部屋へと一目散に駆けていく。
 何やら二人で話をしている様だが、それよりもまずは準備しないと!

 『あれ、おいアシュリー!どこ行くんだ!?……何か用事か?ふむ、まぁすぐ戻ってくるか……、さて、私はもう少ししたら出発するよ』
 『えぇ、何とか出発する前には戻れたので良かったですね。出発を遅らせて頂く何てことになったら申し訳ないので』
 『なに、少しぐらい平気さ。長い付き合いだ、そんな事は気にするな』
 『そう言って頂けるとありがたいですね』

 取り合えず行儀が悪いが急いで服を脱いでポイポイッとベットの上に放り投げ、先日買ってもらった黒いハーフパンツと白いシャツを着て、その上から黒いポンチョの様な物とポーチを装備して旅支度は完成だ!
 そして急いで下へと降りると、私に気付いたアリスが少し驚いた表情を浮かべている。

 『アシュリー、どうした?出掛ける準備なんかして……』

 何かを聞いている。しかし何と言っているかは解らない。
 え、ひょっとして私は置いて行かれるのか……?
 確かに今は武器が無いから少し足手纏いになるかもしれないが、素手での戦闘方法も無い事も無いですよ!
 役に立って見せます!
 取り合えず、ここ数日で覚えた言葉の第二段。
 アリスと一緒にお風呂に入るという事が日常と化した現在、『一緒』という言葉の意味が一緒といいう言葉と同じ意味だという事は解っているのだ。
 それを伝えれば、連れて行ってもらえるかもしれない。

 アリスの傍へと駆け寄り、言葉を告げる。

 「アシュリー!アリス、一緒!アシュリー、一緒っ!」
 『一緒……、私とアシュリーが?ん、いや、ひょっとして一緒に行くと言っているのか?』
 『あら、旅支度してるアリスを見て置いて行かれるとでも思ったのでしょうか……』
 『成程な……、しかし、この仕事は一緒に連れて行くとしても、向こうでは一緒に居られる時間が余りないしな……』
 「うぅ~、一緒っ!」

 何かを話してはいるが、伝わっているのかどうかは解らない。
 どうなんだろうか……。

 『……何だか私とエルが出掛ける時と随分差がありますね……』
 『う、ううむ。確かにこうなるとは思ってなかったが……、つ、連れていくか?』
 『ダメですよ!それは話が違うでしょう?それに先も言っていた通り、一緒に連れて行っても結局一人で部屋にいる事になるんですから、意味が無いですよ!』
 『うぅ……、わ、解ってるさ……』
 『私が責任を持ってちゃんとアシュリーの面倒を見ますから、アリスもちゃんとアシュリーに言い聞かせて下さいねっ!』
 『解った解った……』

 何やらローレルがアリスを責めている様な雰囲気だが、ひょっとして私の所為だろうか。
 まぁ装備も碌に無い今の私では、仕事では余り役に立たないと判断されたのだろう。
 これは一緒に行くのは期待薄だなぁ。と、少し落ち込んでいた所で、不意にアリスに抱き上げられた。

 『そんなに悲しそうな顔をするなアシュリー。余計にお前を連れていきたくなるだろう?よしよし、ごめんな。今回は私一人で行かないといけない仕事なんだ。何も今生の別れという訳じゃないんだ。今回ばかりは諦めてくれ……』

 抱き上げた私の頭を撫でながら、何か諭す様な声色で言葉を発しているアリス。
 ひょっとしなくても今回は一緒に行くのはダメという事か……。
 一応聞いてみるか。

 「一緒、だめ?」
 『うぐっ……、あぁ……』

 一緒がダメかと言うとコクリと頷かれた。
 残念だが仕方ない。
 このタイミングでローレルが帰って来たという事は、良く考えれば最初から予定を照らし合わせていたのだろう。
 アリスとのお留守番は終わり、今度はローレルと一緒にアリスとエルの帰りを待つという事か。

 これ以上我儘を言ってアリスを困らせる訳には行かない。
 私は大きくコクリと頷いた。

 『おぉ、解ってくれたか。良い子だな、アシュリーは。何時もよりも急いで帰ってくるからな?ローレルと仲良く一緒にお留守番していてくれ』

 ローレルと『一緒』と言う言葉が聞き取れたので、恐らくローレルと一緒に留守番を頼まれた感じだろう。

 『さて、どうやら聞き分けてくれた様だ。では私はそろそろ出発するよ、急いで行って急いで帰ってこなければな!』
 『はいはい。急ぐのはいいですけど、安全には気を付けて下さいね?』
 『あぁ、解ってるさ。アシュリーが待っているんだ。ドラゴンに遭遇したって無事に帰ってくるさ!』
 『ふふ、じゃぁ行ってらっしゃい』
 『あぁ』

 アリスは私を抱いたまま、ローレルと言葉を交わしてドアの方へと歩いて行く。

 ドアの前まで付いた所で、少し顔を話してアリスを見ると優し気に微笑んでポンポンと頭を優しく叩かれた。

 『ではな、アシュリー。良い子で留守番してるんだぞ?行ってきます』
 「アリス、行ってらっしゃい……。ちゅっ……」

『行ってらっしゃい』も教えてもらっておいて良かった。
 その言葉を告げて、アリスの頬へと行ってらっしゃいのキスをすると、アリスが目を見開いて驚いていた。
 ん?行ってらっしゃいの時はキスをするんじゃないのか……?

 『ふふふ、何だかやけに自然にキスされたから少し驚いてしまったぞ。あぁ、行ってきます、ちゅっ……』
 「んむっ!?!?」
 『んん~……ちゅっ……』

 うぐぐぐっ、これは今までの行ってきますのキスじゃないですっ。
 そこは頬じゃない、口ですからあああああ。

 「んっ……、ちゅ……、ぷはっ!!!」
 『ん、ちゅぅっ……、ふふふ、ローレルにまでお返しのキスをする様になってしまったからな……、差をつけて置かなければ、唯でさえこれからローレルと二人きりだしな……』

 私に対してなのか良く解らないが、アリスが何かを言っているのが聞こえる。
 ボーっとした頭でその声を聞きつつ、頭を優しく撫でられている。
 チラリとアリスの背中越しに、ローレルを見ると少し首を傾げているのが目に移った。
 どうやら死角になってさっきのキスは見られていなかった様で少しホッとした。
 流石にみられていたら恥ずかしすぎる。

 『よし、アシュリー成分も満タンだ!お仕事頑張ってくるからな!』
 「い、いって、らっしゃい……」
 『んん?何だかアシュリーが酷くぐったりしてるけど……、まぁいいわ。行ってらっしゃい、気を付けてね』
 『あぁ、アシュリーを頼んだぞ!』

 何かをローレルへと向かって言った後、アリスは私を降ろし、満面の笑みを残してドアを出ていく。

 私はその様子を半ば放心状態で手を振りながら見送るのだった……。
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