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出会いは新な恋を生む
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「私は、触れた者に恋をする呪いにかかってるんです」
「……え?」
彼女が何を言っているのか、最初は何も分からなかった。
だが呆然とする姫野純恋を置いて、百崎花梨は話を続けた。
「その日の一番最初に肌で触れた人に、私は恋焦がれるんですよ。だから恋人が出来ても、すぐ別の誰かになびいてしまう。そんな事があったら、何時の日か誰も私に関わらなくなったんです」
「……」
似ている、純恋に似ている。
呪いを自覚し、他人を拒絶した彼女と。
「だから、ここまで転校したんですよ。なんとか両親を説得……と言うよりも嘘をついて」
彼女の、心の傷が分かるからだろうか。純恋は真剣な表情で聞き入っている。それに同じ呪いを持つ身だからこそ分かる。彼女は本当に、それを苦しんでいる。同じ呪いに縛られ、恋心を毎日潰され続けている。
「こんな事言っても誰も信じないし、誰も助けてくれない。でも何でだろうね。君には話す事が出来た。信じてもらえる気がした」
そう言って微笑む花梨は、苦しみを吐き出し、どこか楽になった様な、そんな表情だった。
「信じるよ。君の事」
その微笑みは、私にだけわかるSOSなんじゃないか。純恋には少女の微笑みが、声の無い悲鳴に見えた。
「それに、私に良いアイデアがある」
「それって?」
首を傾げる花梨に、今度は純恋が微笑んで、
「私に毎日触れて、私の事を毎日好きになって」
その言葉の意味を理解するのに、花梨は数秒かかった様だ。
だが脳が結論を導き出すと、急激に頬が紅潮していった。
「そ、それって……つまり……」
「私が貴女の呪いを受け止める」
それは遠回しな告白じゃん、と羞恥心と共に沸き上がるのが何なのか、花梨は自覚している筈だった。毎日感じている筈なのに、それよりも強く、けれど心地良いそれは、花梨の脳から呪いを忘れさせてくれた。
そして幸せは、忍耐力を鈍らせる。緑の瞳から、小さな洪水が巻き起こる。
「なんで、そんな優しいんですか?」
「さあ、なんでだろうね」
純恋は理由を隠し、妖艶に微笑んだ。
「ありがと……」
「女の子は笑顔じゃなきゃダメだよ?」
「うん……」
花梨は涙を拭うと、また微笑みを浮かべた。
それに苦しみは見えず、心から喜んでいる様だった。
昼食。
「これあげる」
純恋は学食についているシイタケの天ぷらを花梨に差し出した。その顔は笑顔だが、どこか悪意を感じさせる、
「嫌いな物は自分で食べて」
それを見抜いたのか、花梨は差し出されたシイタケを返した。
「そもそも、嫌いなら頼まなきゃいいのに」
「だって、天ぷらが出てくるのこのメニューしかないし。個別で売ればいいのにさ」
純恋が頼んだのは天ぷら定食、そして花梨が頼んだのはカツカレー。カツは個別で頼めるが、天ぷらは定食を頼まないと出てこない。味は良いのだが、獅子唐とシイタケの天ぷらを高校生の提供するのはどうかと純恋は思っている。
「でも好き嫌いしてると、成長しないよ」
その視線は純恋の、というよりも純恋の胸部に向けられていた。
純恋の胸は女子高生としては少々成長に乏しい様で、彼女自身それをコンプレックスとしていた。
「わざわざ言わないでよ。胸小さいのがコンプレックスって事、少しは察してよ」
「拗ねてるの?」
「……拗ねてるの意味知ってる?」
二人は互いに茶化しながらも、確実に絆を深めていった。
けれど、それを認めない少女がいた。
金城マリーは物陰に隠れながら、嫉妬の眼で二人を見ていた。
「あの女ぁ、転校生とかラブコメ的ヒロインの立場にいるからって調子に乗りやがって……‼」
マリーは純恋に恋心を抱いている。その実現の為に知識を利用して惚れ薬を精製する等アブナイ事もする狂研究者である。
「今度は目にした人を好きになる位強力な惚れ薬盛ってやる……フヒヒヒヒ」
「金城君、気味悪いよ」
周りの人間が白い目をするのも気にせず、マリーは嫉妬の炎に燃えていた。
そうと決まればするべき事は一つ。彼女は手早く薬品を調合し、続いて昼休憩の時間、純恋を実験室に呼ぶ。
「何の用?」
「君と会うのに理由が必要なの?」
「君は色々アブナイから」
純恋は恋人から引き離されたよ様な気分(実際そうだが)でマリーの元へ来ていた。
「まあまあ、最近買った紅茶なんだけど、純恋も飲む?」
「……君も飲むなら」
ニヤリ、と口角を上げながら紅茶を用意するマリー。その悪意や常識知らずな性格は、ロシア人の母から継いだ、美しい金髪と青い目を一切活かせていない。純恋は宝の持ち腐れも良いところだと常々感じていた。
「はいこれ。スリランカから取り寄せたの」
「……」
早速マリーは飲むが、純恋はカップに触りすらしなかった。
「……あの時計、ズレてない?」
純恋は実験室の黒板の上に下げられた時計を指しながら言った。
「そんな事無いと思うけど」
一瞬振り返ってなんともない事を確認すると、マリーはまた紅茶を流し込んだ。
「ところで、今度はどんなクスリを作った訳?」
純恋が核心を突く発言を投げると、マリーは体中の水分を冷たい汗に変えていった。体も若干震えている。
「分かりやすいんだよね。それに、すり替えたカップにも気が付かないし」
マリーが恐る恐る二つのカップを見ると、二つとも同じくらいの紅茶が減っていた。純恋は一口も口に入れなかったのに。
「……っ‼」
自分の薬品が全身に回っていくのを感じ、マリーは顔を伏せた。理論上の効力は、飲んで5秒程で効き始め、そして10秒もすれば完全にクスリが効力を発揮し始める。
恐らく既に、飲んでから15秒は経っている。次に顔を上げた瞬間、マリーは純恋に対し普段以上の好意、しかも歪んでいるそれを向ける事になる。そんな事があれば絶交は免れない。下手をすれば学校中から今以上に白い目で見られる事になる。
「すみれ……」
「何? 保健室行く? それなら付き添うけど」
「……好き」
「……は?」
「……大好き」
「はあ!?」
遂に純恋を視界に入れてしまい、恋心は暴走を始めた。
マリーは立ち上がって純恋の肩を掴むと、そのまま押し倒した。
「ちょ、アブな……」
「すみれ……好き……」
「もしかして惚れ薬? 性懲りも無くまた作った訳?」
純恋は抵抗するが、床に押し倒され体重を乗せられた現状、抵抗しても振りほどくのは難しいだろう。
それに純恋は運動が大の苦手で、中学生の頃は割りばしも割れなかった。
だがこのままでは、その内誰かが来て逢引きの現場とでも思われてはたまった物ではない。
「ちょっと離れてよ。てか、なんでそんな私に執着するの?」
「……覚えてないの?」
そう言うマリーは、頬を赤くすしながらも驚愕の顔を見せた。
「ごめん、あんまり」
「そう……なんだ」
腕の力が弱くなり、純恋は開放される。
マリーの方は力なくペタリと座り込み、床を見つめて動かなくなってしまった。
「―――から」
「え?」
「君が、私の事褒めてくれたから」
「あ……」
純恋はハッとしながら、当時の記憶を掘り起こした。
「皆が私に冷たくしてるのに。君が、君は優しくしてくれた、から……」
いつの間にか、彼女は涙を浮かべていた。それは頬を伝い、制服まで流れていく。
「そっか。でも、それだけで?」
「それだけって……私には、これ以上無い幸せだったよ」
彼女は泣きながら、弱々しく微笑んだ。悲しみではなく、幸せに塗りつぶされながら。
「だから、それっきりにしたく無かった。もうこれ以上、寂しくなるのは嫌だった。耐えられなかった」
だから、どうしても覚えていて欲しかった、そう言い終わったマリーは、声を上げて泣き出した。
「……」
それを見た純恋は何も言わず、そっと抱き着いた。既に花梨と触れているので、呪いは発動しない。
「そんな事しなくても、私は友達だから」
「いいの……?」
「いいよ」
マリーの金髪を優しく撫で、純恋は彼女をなだめる。
そのまま数分が経つと、マリーは涙で腫れた目をこすりながら帰っていった。
「されと私も……」
純恋が立ち上がり、実験室を出ようと足を動かそうとした瞬間。
「久しぶり。でも、君にとっては初めましてかな?」
窓の縁に、緑色も髪をした少女だ立っていた。三つに結っていても髪は長く、腰まで下がっている。髪と同じ緑色の眼は幻想的で、それでも堪え様の無い恐怖やおぞましさを孕んでいる。
「誰……?」
「ワタシはチグサ。記憶の魔女、嫉妬のチグサ」
彼女は窓枠から降りると、遠慮無く純恋に近づいていく。
「魔女? そんなものある訳……」
「あるよ。だって……」
チグサは純恋の眼前数㎝まで近づくと、
「君と百崎花梨さん、君達に呪いを掛けたのは―――他ならぬ私だから」
「え?」
そして更に近づき、純恋の顎に手を掛けると。
「好きだよ、純恋さん」
純恋の唇を奪った。
「……え?」
彼女が何を言っているのか、最初は何も分からなかった。
だが呆然とする姫野純恋を置いて、百崎花梨は話を続けた。
「その日の一番最初に肌で触れた人に、私は恋焦がれるんですよ。だから恋人が出来ても、すぐ別の誰かになびいてしまう。そんな事があったら、何時の日か誰も私に関わらなくなったんです」
「……」
似ている、純恋に似ている。
呪いを自覚し、他人を拒絶した彼女と。
「だから、ここまで転校したんですよ。なんとか両親を説得……と言うよりも嘘をついて」
彼女の、心の傷が分かるからだろうか。純恋は真剣な表情で聞き入っている。それに同じ呪いを持つ身だからこそ分かる。彼女は本当に、それを苦しんでいる。同じ呪いに縛られ、恋心を毎日潰され続けている。
「こんな事言っても誰も信じないし、誰も助けてくれない。でも何でだろうね。君には話す事が出来た。信じてもらえる気がした」
そう言って微笑む花梨は、苦しみを吐き出し、どこか楽になった様な、そんな表情だった。
「信じるよ。君の事」
その微笑みは、私にだけわかるSOSなんじゃないか。純恋には少女の微笑みが、声の無い悲鳴に見えた。
「それに、私に良いアイデアがある」
「それって?」
首を傾げる花梨に、今度は純恋が微笑んで、
「私に毎日触れて、私の事を毎日好きになって」
その言葉の意味を理解するのに、花梨は数秒かかった様だ。
だが脳が結論を導き出すと、急激に頬が紅潮していった。
「そ、それって……つまり……」
「私が貴女の呪いを受け止める」
それは遠回しな告白じゃん、と羞恥心と共に沸き上がるのが何なのか、花梨は自覚している筈だった。毎日感じている筈なのに、それよりも強く、けれど心地良いそれは、花梨の脳から呪いを忘れさせてくれた。
そして幸せは、忍耐力を鈍らせる。緑の瞳から、小さな洪水が巻き起こる。
「なんで、そんな優しいんですか?」
「さあ、なんでだろうね」
純恋は理由を隠し、妖艶に微笑んだ。
「ありがと……」
「女の子は笑顔じゃなきゃダメだよ?」
「うん……」
花梨は涙を拭うと、また微笑みを浮かべた。
それに苦しみは見えず、心から喜んでいる様だった。
昼食。
「これあげる」
純恋は学食についているシイタケの天ぷらを花梨に差し出した。その顔は笑顔だが、どこか悪意を感じさせる、
「嫌いな物は自分で食べて」
それを見抜いたのか、花梨は差し出されたシイタケを返した。
「そもそも、嫌いなら頼まなきゃいいのに」
「だって、天ぷらが出てくるのこのメニューしかないし。個別で売ればいいのにさ」
純恋が頼んだのは天ぷら定食、そして花梨が頼んだのはカツカレー。カツは個別で頼めるが、天ぷらは定食を頼まないと出てこない。味は良いのだが、獅子唐とシイタケの天ぷらを高校生の提供するのはどうかと純恋は思っている。
「でも好き嫌いしてると、成長しないよ」
その視線は純恋の、というよりも純恋の胸部に向けられていた。
純恋の胸は女子高生としては少々成長に乏しい様で、彼女自身それをコンプレックスとしていた。
「わざわざ言わないでよ。胸小さいのがコンプレックスって事、少しは察してよ」
「拗ねてるの?」
「……拗ねてるの意味知ってる?」
二人は互いに茶化しながらも、確実に絆を深めていった。
けれど、それを認めない少女がいた。
金城マリーは物陰に隠れながら、嫉妬の眼で二人を見ていた。
「あの女ぁ、転校生とかラブコメ的ヒロインの立場にいるからって調子に乗りやがって……‼」
マリーは純恋に恋心を抱いている。その実現の為に知識を利用して惚れ薬を精製する等アブナイ事もする狂研究者である。
「今度は目にした人を好きになる位強力な惚れ薬盛ってやる……フヒヒヒヒ」
「金城君、気味悪いよ」
周りの人間が白い目をするのも気にせず、マリーは嫉妬の炎に燃えていた。
そうと決まればするべき事は一つ。彼女は手早く薬品を調合し、続いて昼休憩の時間、純恋を実験室に呼ぶ。
「何の用?」
「君と会うのに理由が必要なの?」
「君は色々アブナイから」
純恋は恋人から引き離されたよ様な気分(実際そうだが)でマリーの元へ来ていた。
「まあまあ、最近買った紅茶なんだけど、純恋も飲む?」
「……君も飲むなら」
ニヤリ、と口角を上げながら紅茶を用意するマリー。その悪意や常識知らずな性格は、ロシア人の母から継いだ、美しい金髪と青い目を一切活かせていない。純恋は宝の持ち腐れも良いところだと常々感じていた。
「はいこれ。スリランカから取り寄せたの」
「……」
早速マリーは飲むが、純恋はカップに触りすらしなかった。
「……あの時計、ズレてない?」
純恋は実験室の黒板の上に下げられた時計を指しながら言った。
「そんな事無いと思うけど」
一瞬振り返ってなんともない事を確認すると、マリーはまた紅茶を流し込んだ。
「ところで、今度はどんなクスリを作った訳?」
純恋が核心を突く発言を投げると、マリーは体中の水分を冷たい汗に変えていった。体も若干震えている。
「分かりやすいんだよね。それに、すり替えたカップにも気が付かないし」
マリーが恐る恐る二つのカップを見ると、二つとも同じくらいの紅茶が減っていた。純恋は一口も口に入れなかったのに。
「……っ‼」
自分の薬品が全身に回っていくのを感じ、マリーは顔を伏せた。理論上の効力は、飲んで5秒程で効き始め、そして10秒もすれば完全にクスリが効力を発揮し始める。
恐らく既に、飲んでから15秒は経っている。次に顔を上げた瞬間、マリーは純恋に対し普段以上の好意、しかも歪んでいるそれを向ける事になる。そんな事があれば絶交は免れない。下手をすれば学校中から今以上に白い目で見られる事になる。
「すみれ……」
「何? 保健室行く? それなら付き添うけど」
「……好き」
「……は?」
「……大好き」
「はあ!?」
遂に純恋を視界に入れてしまい、恋心は暴走を始めた。
マリーは立ち上がって純恋の肩を掴むと、そのまま押し倒した。
「ちょ、アブな……」
「すみれ……好き……」
「もしかして惚れ薬? 性懲りも無くまた作った訳?」
純恋は抵抗するが、床に押し倒され体重を乗せられた現状、抵抗しても振りほどくのは難しいだろう。
それに純恋は運動が大の苦手で、中学生の頃は割りばしも割れなかった。
だがこのままでは、その内誰かが来て逢引きの現場とでも思われてはたまった物ではない。
「ちょっと離れてよ。てか、なんでそんな私に執着するの?」
「……覚えてないの?」
そう言うマリーは、頬を赤くすしながらも驚愕の顔を見せた。
「ごめん、あんまり」
「そう……なんだ」
腕の力が弱くなり、純恋は開放される。
マリーの方は力なくペタリと座り込み、床を見つめて動かなくなってしまった。
「―――から」
「え?」
「君が、私の事褒めてくれたから」
「あ……」
純恋はハッとしながら、当時の記憶を掘り起こした。
「皆が私に冷たくしてるのに。君が、君は優しくしてくれた、から……」
いつの間にか、彼女は涙を浮かべていた。それは頬を伝い、制服まで流れていく。
「そっか。でも、それだけで?」
「それだけって……私には、これ以上無い幸せだったよ」
彼女は泣きながら、弱々しく微笑んだ。悲しみではなく、幸せに塗りつぶされながら。
「だから、それっきりにしたく無かった。もうこれ以上、寂しくなるのは嫌だった。耐えられなかった」
だから、どうしても覚えていて欲しかった、そう言い終わったマリーは、声を上げて泣き出した。
「……」
それを見た純恋は何も言わず、そっと抱き着いた。既に花梨と触れているので、呪いは発動しない。
「そんな事しなくても、私は友達だから」
「いいの……?」
「いいよ」
マリーの金髪を優しく撫で、純恋は彼女をなだめる。
そのまま数分が経つと、マリーは涙で腫れた目をこすりながら帰っていった。
「されと私も……」
純恋が立ち上がり、実験室を出ようと足を動かそうとした瞬間。
「久しぶり。でも、君にとっては初めましてかな?」
窓の縁に、緑色も髪をした少女だ立っていた。三つに結っていても髪は長く、腰まで下がっている。髪と同じ緑色の眼は幻想的で、それでも堪え様の無い恐怖やおぞましさを孕んでいる。
「誰……?」
「ワタシはチグサ。記憶の魔女、嫉妬のチグサ」
彼女は窓枠から降りると、遠慮無く純恋に近づいていく。
「魔女? そんなものある訳……」
「あるよ。だって……」
チグサは純恋の眼前数㎝まで近づくと、
「君と百崎花梨さん、君達に呪いを掛けたのは―――他ならぬ私だから」
「え?」
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