世界最強の兵器はここに!? 外伝ストーリー

ピラフドリア

文字の大きさ
29 / 115

 第10話  【メタルハート 10話 老人】

しおりを挟む
 メタルハート 10


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第10話
 【メタルハート 10話 老人】




 地下の奥にいたのは老人。その老人の名は……。



「私がダードゥだ」



 雲鼠(グリーズ・ニュアーズ)のボス。ダードゥ。



 闇世界の売買人であり、あらゆる武器を販売している。



 武器を購入するのは、犯罪組織や反乱軍。それにより多くの犠牲が生まれる。



「堂々と出て来るなんて、自信があるのね」



 アイサがそうダードゥを挑発する。



「ああ、君たちも聞いているだろう。私の実力を……」



 ダードゥは過去7年間。指名手配されていながら、一度も捕まったことがなかった。



 ダードゥは何度も目撃され、このように基地を襲撃されたことも何度もあった。



 十聖の百の兵を連れて、ダードゥの基地を占拠したこともある。しかし、どの時もダードゥは捕らえることができなかった。



 それはダードゥの力。単純な戦闘能力。



 十聖にも匹敵する戦闘センスを持っており、魔法も剣の腕前も、何においても最強クラスと言われる人物である。



 有名な冒険者が何人もダードゥの討伐に挑むが、決してダードゥには勝てない。



 どんな騎士であっても、ダードゥを捕らえることはできなかった。



「二人か。ま、君たちの実力だと、下手な兵を集めた方が邪魔か」



 ダードゥはアイサとロウを見てそんなことを言う。



 ダードゥは木箱の上からジャンプして降りると、二人の前に立った。



「さ、私を捕まえてごらん」



 アイサとロウは短剣を手にダードゥに向かって走り出す。



 ダードゥは杖のフックの部分を腕にかけると、腕を動かして杖を回転させ始めた。



 二人の剣がダードゥに届こうとした時、二人の前からダードゥが消えた。



「私はね。つまらないのだよ……」



 気がつくと、二人の後ろにダードゥがいた。



 二人は再び剣を手にダードゥに斬りかかろうとするが、身体が動かない。



「私がなぜ武器を売り続けるか知っているか?」



 アイサとロウは不思議な感覚に陥る。それは床が自分に向かって迫って来るような感覚。



 世界が歪み、赤く染まる。



「孤独だった。私は寂しかったんだ」



 ダードゥは杖を地面に立てると、カンっという音が鳴る。



「強さとは孤独なのもだ」



 アイサとロウは地面に倒れていた。



「な、何が起きたの?」



 アイサは地面に突っ伏したまま、現状を知ろうとする。



 自分の倒れる床は赤く染まっていて、腹に痛みを感じる。



「まだ理解できないって顔だね。じゃあ見せてあげよう」



 そういうとダードゥは杖の少し上にあげる。すると、杖の手で持つ部分から、杖の部分が離れて、杖に刃物が見えた。



「仕込み刀。武器を持たない武器商人がどこにいる?」



 アイサは自分が斬られたという事実を知った。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります

はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。 「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」 そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。 これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕! 毎日二話更新できるよう頑張ります!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」

(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。 王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。 風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...