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第15話 【メタルハート 15話 騎士】
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メタルハート 15
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第15話
【メタルハート 15話 騎士】
翌朝、俺が家を出ようとするとそれよりも早く玄関には多く持つを持ったアイサがいた。
二人とも顔を合わせると。
「え……」
と間抜けな声を出した。
二人はお互いに指を差し合う。
そして同じように旅支度をしていることに気づいた。
「なんで…………」
ロウが聞くと、アイサは答える。
「私が騎士になって、あなたがそうなった理由を突き止めて、そして元の身体にも出してあげる。だから待ってて」
アイサはそう言い行こうとするが、俺は止める。
「なんで、これは俺の問題だ。俺がいく」
そう、これは俺の問題なのだ。この家族を巻き込みたくはない。だから、俺一人で騎士になって原因を知るのだ。
しかし、アイサに振り払われる。
「私がいく」
「いいや、俺だ」
「私だ!」
「俺だ!!」
二人はどちらがいくかで喧嘩を始める。外はまだ朝早い。静かな森に二人の声が響く。
俺には二人を巻き込みたくない。だから、ここにいて欲しい。そう思って行動をしているのに、なぜなんだ。なぜなんだろう。
二人の口論は徐々に激しくなる。
そんな中、リビングの扉が開いた。
そこから現れたのは、アイサの父親だ。
父は二人に布に包まれた弁当箱を渡す。
「二人で行け」
「「え?」」
二人は再び間抜けな声を出した。
「一人ではどうしようもならないことがある。そんな時、二人なら乗り越えられる」
父はそんなことを言って二人を一緒に外に出した。
「お前らは俺の大事な子供達だ。やることやって帰ってこいよ」
そして理解した。この人は俺たちを行かせようとしている。だが、心配していないわけではない。
我慢をしている。だが、それでも二人で生かせるべきだと考えて、このような行動をしたんだ。
なら、この人のためにも、
「分かりました。俺はアイサを守ります」
「分かった。私がロウを守る」
二人はそう伝えると、王国へ向けて歩き出した。
その先にどんな困難があるかわからない。だが、きっとこの先に幸せがあると信じて。
「…………あ、着替えとか大丈夫か?」
「「……え」」
見送ってくれたと思ったら、すぐに父は走って追いかけてきた。
「俺が見てないと心配でな。ほら、二人ともバックを見せろ」
この後、お節介で色々持たされて大荷物で王国に向かうことになった。
信用してくれてるんだか、それとも心配されてるんだか。でもそれでも、
二人は目的のために歩き出した。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第15話
【メタルハート 15話 騎士】
翌朝、俺が家を出ようとするとそれよりも早く玄関には多く持つを持ったアイサがいた。
二人とも顔を合わせると。
「え……」
と間抜けな声を出した。
二人はお互いに指を差し合う。
そして同じように旅支度をしていることに気づいた。
「なんで…………」
ロウが聞くと、アイサは答える。
「私が騎士になって、あなたがそうなった理由を突き止めて、そして元の身体にも出してあげる。だから待ってて」
アイサはそう言い行こうとするが、俺は止める。
「なんで、これは俺の問題だ。俺がいく」
そう、これは俺の問題なのだ。この家族を巻き込みたくはない。だから、俺一人で騎士になって原因を知るのだ。
しかし、アイサに振り払われる。
「私がいく」
「いいや、俺だ」
「私だ!」
「俺だ!!」
二人はどちらがいくかで喧嘩を始める。外はまだ朝早い。静かな森に二人の声が響く。
俺には二人を巻き込みたくない。だから、ここにいて欲しい。そう思って行動をしているのに、なぜなんだ。なぜなんだろう。
二人の口論は徐々に激しくなる。
そんな中、リビングの扉が開いた。
そこから現れたのは、アイサの父親だ。
父は二人に布に包まれた弁当箱を渡す。
「二人で行け」
「「え?」」
二人は再び間抜けな声を出した。
「一人ではどうしようもならないことがある。そんな時、二人なら乗り越えられる」
父はそんなことを言って二人を一緒に外に出した。
「お前らは俺の大事な子供達だ。やることやって帰ってこいよ」
そして理解した。この人は俺たちを行かせようとしている。だが、心配していないわけではない。
我慢をしている。だが、それでも二人で生かせるべきだと考えて、このような行動をしたんだ。
なら、この人のためにも、
「分かりました。俺はアイサを守ります」
「分かった。私がロウを守る」
二人はそう伝えると、王国へ向けて歩き出した。
その先にどんな困難があるかわからない。だが、きっとこの先に幸せがあると信じて。
「…………あ、着替えとか大丈夫か?」
「「……え」」
見送ってくれたと思ったら、すぐに父は走って追いかけてきた。
「俺が見てないと心配でな。ほら、二人ともバックを見せろ」
この後、お節介で色々持たされて大荷物で王国に向かうことになった。
信用してくれてるんだか、それとも心配されてるんだか。でもそれでも、
二人は目的のために歩き出した。
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