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第2話 【はじまり 其の2】
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せかへい 外伝24
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第2話
【はじまり 其の2】
カナルにより地上に降り立ったヤマブキだが、パトを探している最中に金髪の少年と出会った。
その少年はヤマブキの行く手を止めて、どこに行くのか聞いた。パトを探していると伝えたヤマブキにその少年は興味を持ったと言ってきた。
「ついて来い」
少年はそう言うとヤマブキの前を歩き、森を進む。
ヤマブキはパトの居場所が大まかにしか分からない。そのため何か知っていそうなこの少年について行くことにした。
二人がしばらく歩いていると、少年は足を止めた。
「あんたが何者かは分からない。だが、村に危険を及ぼす可能性のある者は排除する」
それを聞いた山吹は逃げるべきと判断した。何が何だかはわからない。だが、ここにいるのは危険だと思ったのだ。
しかし、身体が動かない。ヤマブキはその場から動こうとしない。
「やれ、イングリッド」
少年がそう言うと木の上から仮面で顔を隠した少女が降ってきた。
少女は落下しながら、
「私に命令するな」
と言い。
ヤマブキが素早く振り返るが、ヤマブキが行動を起こすよりも早く少女はヤマブキの左肩、腰、右足と落下しながら順番に触れた。
すると、触れられた部位からヤマブキの身体がおかしくなる。
体重が何倍にも感じられる。
ヤマブキはその重さに耐えきれず、地面に倒れ込んだ。
イングリッドと呼ばれた少女は倒れたヤマブキの背中を踏みつける。
「おい、グラオス。こいつは何者だ」
そして少年に聞いた。グラオスは答える。
「分からん。だが、怪しい奴だ。裏組織の手先かもしれん。情報を聞き出そう」
ヤマブキの身体は動かない。これはイングリッドに触れられた影響だろう。
山吹がどうしよう!! と焦っていると、
ヤマブキの身体に異変が起こる。ヤマブキの腕の一部が不思議なもので覆われる。そして腕にガトリングガンが現れた。
ヤマブキは腕だけを動かして、二人に向けてガトリングガンを撃つ。
突然の反撃だったが、二人は素早く後ろに飛び上がり回避した。
しかし、まだ身体は自由にならない。逃げる二人に向けて乱雑にガトリングガンを放つ。
グラオスは魔法でマントを高質化させて弾丸を弾いて防ぐ。イングリッドは空中に飛び上がると身体を捻りながら空中を無重力空間を動くようにして避けていた。
ヤマブキの弾丸は近くの木にも当たり、木は倒れる。
「無茶しやがる……」
グラオスは弾丸を弾きながらヤマブキを睨んだ。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
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【はじまり 其の2】
カナルにより地上に降り立ったヤマブキだが、パトを探している最中に金髪の少年と出会った。
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「ついて来い」
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二人がしばらく歩いていると、少年は足を止めた。
「あんたが何者かは分からない。だが、村に危険を及ぼす可能性のある者は排除する」
それを聞いた山吹は逃げるべきと判断した。何が何だかはわからない。だが、ここにいるのは危険だと思ったのだ。
しかし、身体が動かない。ヤマブキはその場から動こうとしない。
「やれ、イングリッド」
少年がそう言うと木の上から仮面で顔を隠した少女が降ってきた。
少女は落下しながら、
「私に命令するな」
と言い。
ヤマブキが素早く振り返るが、ヤマブキが行動を起こすよりも早く少女はヤマブキの左肩、腰、右足と落下しながら順番に触れた。
すると、触れられた部位からヤマブキの身体がおかしくなる。
体重が何倍にも感じられる。
ヤマブキはその重さに耐えきれず、地面に倒れ込んだ。
イングリッドと呼ばれた少女は倒れたヤマブキの背中を踏みつける。
「おい、グラオス。こいつは何者だ」
そして少年に聞いた。グラオスは答える。
「分からん。だが、怪しい奴だ。裏組織の手先かもしれん。情報を聞き出そう」
ヤマブキの身体は動かない。これはイングリッドに触れられた影響だろう。
山吹がどうしよう!! と焦っていると、
ヤマブキの身体に異変が起こる。ヤマブキの腕の一部が不思議なもので覆われる。そして腕にガトリングガンが現れた。
ヤマブキは腕だけを動かして、二人に向けてガトリングガンを撃つ。
突然の反撃だったが、二人は素早く後ろに飛び上がり回避した。
しかし、まだ身体は自由にならない。逃げる二人に向けて乱雑にガトリングガンを放つ。
グラオスは魔法でマントを高質化させて弾丸を弾いて防ぐ。イングリッドは空中に飛び上がると身体を捻りながら空中を無重力空間を動くようにして避けていた。
ヤマブキの弾丸は近くの木にも当たり、木は倒れる。
「無茶しやがる……」
グラオスは弾丸を弾きながらヤマブキを睨んだ。
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