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第10話 【はじまり 其の10】
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せかへい 外伝24
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第10話
【はじまり 其の10】
モンスターを討伐することができたグラオス達は少し休んでいた。
イングリッドはモンスターの毒でやられた足をグラオスに見せる。
「うーん、じゃあ、これを飲め」
そしてグラオスは緑色のジュースをイングリッドに渡した。
「な、に、これ…………」
イングリッドは嫌そうな声でそのジュースを受け取る。
「それは解毒効果のあるジュースだ」
「本当に大丈夫なのか?」
「俺は医者の勉強をしたことがある。それもかなり優秀な家の出だ。そこは変の医者よりは信用できるぞ」
「家出してきた奴が、それを自慢するか…………」
イングリッドはヤマブキとグラオスに見られないようにして仮面を外して、ジュースを飲んだ。
「にが……」
「だが効く」
イングリッドは素直にいうことを聞いてジュースを飲み切る。
絶対に顔を見せようとしないイングリッドを見てヤマブキがグラオスを聞く。
「ナゼ、顔ヲ隠スンデスカ?」
「さぁな。元いた組織とか、家柄とか、色々噂はあるが何も教えてくれない。…………素顔は美人って噂もあるがな。冒険者の中だとちょっと人気があったりするらしい」
「ソウナンデスカ」
それを聞いたヤマブキはイングリッドに聞いてみる。
「美人ナンデスカ?」
それを聞いていたイングリッドは吹き出して恥ずかしがる。
「何言ってんだ!!」
イングリッドは飲み終わったコップをグラオスに渡すと、
「それで今は仲良くしてるけど、この女はどうするんだ?」
イングリッドはヤマブキについてグラオスに聞く。最初は拷問をして正体を知ろうとしていたが。
「…………一度共闘した仲だしな。それにこいつは悪い奴じゃなさそうだし……」
グラオスはそういうと立ち上がる。
「途中まで案内してやるよ。サージュ村は俺の故郷だしな……」
そしてヤマブキを連れて行くことにした。
最初は怪しんでいたが、一緒に戦っているうちに悪さをしようとしているわけではなさそうだと、そう感覚的に思った。
確信ではない。しかし、何かあってもあそこには信頼できる人がいる。問題はないだろう。
そしてグラオスとイングリッドは村の近くまで案内した。まだ村は見えていないが、二人が案内できるのはここまで、他の依頼があるからだ。
「あそこには俺の妹がいるんだ。リーラっていうんだが、会ったら仲良くしてやってくれ」
「ハイ」
「それじゃあ、またな」
グラオスはそう言い背を向けた。そんなグラオスの背中を見ながらイングリッドがヤマブキに伝えた。
「あいつが人にここまで仲良くするのは珍しい。久しぶりに楽しそうなあいつの姿を見れた。……元気でな」
そしてイングリッドも空を飛んでいってしまった。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第10話
【はじまり 其の10】
モンスターを討伐することができたグラオス達は少し休んでいた。
イングリッドはモンスターの毒でやられた足をグラオスに見せる。
「うーん、じゃあ、これを飲め」
そしてグラオスは緑色のジュースをイングリッドに渡した。
「な、に、これ…………」
イングリッドは嫌そうな声でそのジュースを受け取る。
「それは解毒効果のあるジュースだ」
「本当に大丈夫なのか?」
「俺は医者の勉強をしたことがある。それもかなり優秀な家の出だ。そこは変の医者よりは信用できるぞ」
「家出してきた奴が、それを自慢するか…………」
イングリッドはヤマブキとグラオスに見られないようにして仮面を外して、ジュースを飲んだ。
「にが……」
「だが効く」
イングリッドは素直にいうことを聞いてジュースを飲み切る。
絶対に顔を見せようとしないイングリッドを見てヤマブキがグラオスを聞く。
「ナゼ、顔ヲ隠スンデスカ?」
「さぁな。元いた組織とか、家柄とか、色々噂はあるが何も教えてくれない。…………素顔は美人って噂もあるがな。冒険者の中だとちょっと人気があったりするらしい」
「ソウナンデスカ」
それを聞いたヤマブキはイングリッドに聞いてみる。
「美人ナンデスカ?」
それを聞いていたイングリッドは吹き出して恥ずかしがる。
「何言ってんだ!!」
イングリッドは飲み終わったコップをグラオスに渡すと、
「それで今は仲良くしてるけど、この女はどうするんだ?」
イングリッドはヤマブキについてグラオスに聞く。最初は拷問をして正体を知ろうとしていたが。
「…………一度共闘した仲だしな。それにこいつは悪い奴じゃなさそうだし……」
グラオスはそういうと立ち上がる。
「途中まで案内してやるよ。サージュ村は俺の故郷だしな……」
そしてヤマブキを連れて行くことにした。
最初は怪しんでいたが、一緒に戦っているうちに悪さをしようとしているわけではなさそうだと、そう感覚的に思った。
確信ではない。しかし、何かあってもあそこには信頼できる人がいる。問題はないだろう。
そしてグラオスとイングリッドは村の近くまで案内した。まだ村は見えていないが、二人が案内できるのはここまで、他の依頼があるからだ。
「あそこには俺の妹がいるんだ。リーラっていうんだが、会ったら仲良くしてやってくれ」
「ハイ」
「それじゃあ、またな」
グラオスはそう言い背を向けた。そんなグラオスの背中を見ながらイングリッドがヤマブキに伝えた。
「あいつが人にここまで仲良くするのは珍しい。久しぶりに楽しそうなあいつの姿を見れた。……元気でな」
そしてイングリッドも空を飛んでいってしまった。
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