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第1話 【氷の女王 其の1】
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せかへい 外伝29
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第1話
【氷の女王 其の1】
アングレラ帝国は魔法の使用を禁止している。その理由は魔法によりモンスターの発生や魔素による人体被害があるからだ。
そのため基本的には人力で物事を行い、国として機能させている。
そんな帝国だが、唯一魔法の使用が認められている存在がいる。それが賢者と大賢者である。
大賢者はそれぞれが専門部門の行政を行なっており、それに必要な魔法の使用を認めている。そしてそれを補佐するのが賢者の役割である。
こうしてアングレラ帝国は政治を行い、国を守っているのだ。
「あつい、あついのぉ~」
白い着物に身を包んだ水色の長髪の女性。髪は後ろで結んでおり邪魔にならないようにしている。
女性は汗を掻きながら机に倒れ込むように座っている。
「あつい~、なんで妾がこんなところに~」
彼女の名前はクリスタ・L・リードレアーム。アングレラ帝国の賢者の一人だ。
特に魔法は氷の魔法であり、その美貌と氷魔法を使うことから周りからは氷の姫と呼ばれている。
彼女が部屋でだらけていると、扉が開き一人の男が入ってきた。
身体に鱗があり、まるで魚人のような男。スーツを着ているが筋肉の多い肉体のせいでパツパツに見える。背中にはギザギザしたノコギリのような大剣を背負っている。
「おぉう!! クリスタ!! 元気か!!」
「其方のせいでもっと死にそうになった」
この魚人のような人間はガレッド・シャーク。クリスタと同じく賢者である。
昔に魔素に体を侵されてしまい、モンスターのような肉体になってしまった。
だが、鱗の身体は刃物すら弾き、水中でも呼吸をすることができる。それに通常の人間の倍以上の身体能力を持っており、重い武器でも軽々と振り回す。
「ガハハ!! 相変わらず暑いのが苦手みたいだな!!」
「其方の暑苦しさも苦手じゃよ」
クリスタはガレッドが来たというのに机に顔を引っ付けたまま倒れている。
ガレッドは大剣をテーブルに立て掛けると、部屋に置いてあったうちわを見つけた。
「これで仰いでやろうか?」
それはクリスタが持ってきたものである。しかし、うちわで自分を仰いでいても疲れるし、身体が熱くなるだけだった。
「…………じゃあ、頼もうかのう」
ガレッドはそのうちわを持つと、力一杯上下させる。
すると、クリスタに突風が吹く。それによりクリスタの髪はぐちゃぐちゃになってしまった。
「何をするんじゃ……」
「すまん、力入れすぎた」
著者:pirafu doria
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大賢者はそれぞれが専門部門の行政を行なっており、それに必要な魔法の使用を認めている。そしてそれを補佐するのが賢者の役割である。
こうしてアングレラ帝国は政治を行い、国を守っているのだ。
「あつい、あついのぉ~」
白い着物に身を包んだ水色の長髪の女性。髪は後ろで結んでおり邪魔にならないようにしている。
女性は汗を掻きながら机に倒れ込むように座っている。
「あつい~、なんで妾がこんなところに~」
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彼女が部屋でだらけていると、扉が開き一人の男が入ってきた。
身体に鱗があり、まるで魚人のような男。スーツを着ているが筋肉の多い肉体のせいでパツパツに見える。背中にはギザギザしたノコギリのような大剣を背負っている。
「おぉう!! クリスタ!! 元気か!!」
「其方のせいでもっと死にそうになった」
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だが、鱗の身体は刃物すら弾き、水中でも呼吸をすることができる。それに通常の人間の倍以上の身体能力を持っており、重い武器でも軽々と振り回す。
「ガハハ!! 相変わらず暑いのが苦手みたいだな!!」
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ガレッドは大剣をテーブルに立て掛けると、部屋に置いてあったうちわを見つけた。
「これで仰いでやろうか?」
それはクリスタが持ってきたものである。しかし、うちわで自分を仰いでいても疲れるし、身体が熱くなるだけだった。
「…………じゃあ、頼もうかのう」
ガレッドはそのうちわを持つと、力一杯上下させる。
すると、クリスタに突風が吹く。それによりクリスタの髪はぐちゃぐちゃになってしまった。
「何をするんじゃ……」
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