超人ババアとも子

ピラフドリア

文字の大きさ
6 / 19

第6話 『店長じゃァァァ』

しおりを挟む

 ジョナサンを囮に未婚店員達を一箇所に集めたとも子達は4階にある100円ショップに立ち寄っていた。



「ここに店長がいるはずじゃ」



「いや、100均なんだけど」



 見た目はただの100均。しかし、とも子には違いが分かっていた。



「これをよく見るんじゃァァァ」



 とも子はそう言うと棚に並べられた商品を手に取る。
 それはなんともない100均の文房具……のように見えたが違っていた!?



「なんだこの写真はァァァ!!」



 文房具には眼鏡をかけたハゲたおっさんの写真が貼られている。



「ふふふ、それは私のことだ!」



 そしてアキラのツッコミを聞きつけ、店の奥から写真の男が現れる。
 右手には箒、左手にはバケツ、両手にゴム手袋をはめてエプロンをつけている。しかし、エプロンの内側は黒いスーツ姿で、高そうなネクタイもチラリと見える。



「私がここの店長。ボットン 斗井歴(トイレ)だ!!」



 斗井歴の名前を聞き、アキラは衝撃の顔を浮かべる。



「すげー名前のやつ出てきたー!!」



 彼の名前に動揺するアキラを横に、一人の婆さんは先頭準備を整えていた。



 両手にはちょっと萎れたスリッパを付け、とも子は高らかに笑う。



「バババババ!! お主がここの店長じゃな! この店を潰しに来てやったぞ!」



 とも子の言葉を聞き、斗井歴は鼻で笑う。



「ふふふ、面白い。できるものならやってみるが良い!!」



 斗井歴は持っていたバケツをとも子に向けて投げつける。
 とも子は大きく息を吸うと、口から炎(ブレス)を吐いて全ての水を蒸発させた。



 しかし、水は囮。斗井歴はすでに次の行動を追っていた。



 斗井歴は店の売り物であったティッシュペーパーの箱を取ると、中身を全て抜き出す。そして空き箱を二つ作ると、それを両足に装着した。



「ふふふ、これこそ私の戦闘形態。さぁ、婆さん貴様に俺を倒せるか!!」




【後書き】

 唐突の戦闘

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

レオナルド先生創世記

ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

優しい雨が降る夜は

葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン 無自覚にモテる地味子に 余裕もなく翻弄されるイケメン 二人の恋は一筋縄ではいかなくて…… 雨降る夜に心に届いた 優しい恋の物語 ⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡ 風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格 雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

あべこべな世界

廣瀬純七
ファンタジー
男女の立場が入れ替わったあべこべな世界で想像を越える不思議な日常を体験した健太の話

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

処理中です...