189 / 354
第187話 【BLACK EDGE 其の187 狙われた】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第187話
【BLACK EDGE 其の187 狙われた】
「良かった。君たちは無事だったか……」
ブラッド達の後ろから声がする。四人が振り向くと、そこには白衣を着た少女と多くの子供達がいた。
「アルファ!!」
シャドーがアルファの名前を呼んで無事だったことを喜ぶ。アルファの頭を凄い勢いで撫で始めた。
「ちょ、ちょ、激しい!!」
「無事だったか! 無事で良かった!」
宿の状況を見てかなり心配していたようだ。
グリモワールであるシャドーもここまで仲間を大切にしているとは……。
後ろにいるのはフェアが助けたいと言っていた子供達だ。子供達は誰一人傷はない。しかし、
「フェアはどこだ?」
そこにはフェアがいなかったのだ。一緒にいたはずのフェアが見当たらない。
すると、アルファは下を向く。
「フェアは………………」
だが、小さな声で喋っているためはっきりとは聞こえない。
「フェアは、フェアはどうした!?」
ブラッドはアルファに強い口調で言う。
フェアはどこに行ったのだ。ここにいると言っていたから来たのだ。しかし、フェアはここにいなかった。
子供達はいるというのに…………。しかし、フェアだけがいない。
アルファが答えられずにいると、
「白龍の適応者は攫われたわ」
荒らされた宿の中から緑髪の少女レイラと、白いワンピースをきたマッチョのおっさんが出てきた。
おっさんはブラッド達よりも大きく、そして全身が筋肉で覆われている。凄い強そうな男だ。
「…………お前がスワンか……。フェアが攫われたってどういうことだ」
ブラッドはスワンのことを睨んだ。睨んだのだが…………。
「……どうして目をそらすの?」
その男の格好が見るに堪えなくて、ブラッドは目をそらしてしまった。
フェアが攫われたと聞いて大変なところなのに、なんでこんなおかしな格好のおっさんが現れるのだろうか。
こんな変な格好がブルーバードのトップだというのか。
「…………ま、いいわ。…………君のところの白龍の適応者は赤崎に攫われた。おそらく例の兵器に使うつもりのようね」
スワンはそう言った後、頭を下げた。
そして大きな声で謝る。
「すまないわ。私の責任だわ。君の仲間を守ることができなかった」
スワンが頭を下げた様子を見て、クレインやクロウは慌てている。組織のトップが敵に頭を下げたのだ。それは慌てるはずだ。
実際ブラッドもシャドー達も驚いていた。
そんな中、アルファが状況を説明し始めた。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第187話
【BLACK EDGE 其の187 狙われた】
「良かった。君たちは無事だったか……」
ブラッド達の後ろから声がする。四人が振り向くと、そこには白衣を着た少女と多くの子供達がいた。
「アルファ!!」
シャドーがアルファの名前を呼んで無事だったことを喜ぶ。アルファの頭を凄い勢いで撫で始めた。
「ちょ、ちょ、激しい!!」
「無事だったか! 無事で良かった!」
宿の状況を見てかなり心配していたようだ。
グリモワールであるシャドーもここまで仲間を大切にしているとは……。
後ろにいるのはフェアが助けたいと言っていた子供達だ。子供達は誰一人傷はない。しかし、
「フェアはどこだ?」
そこにはフェアがいなかったのだ。一緒にいたはずのフェアが見当たらない。
すると、アルファは下を向く。
「フェアは………………」
だが、小さな声で喋っているためはっきりとは聞こえない。
「フェアは、フェアはどうした!?」
ブラッドはアルファに強い口調で言う。
フェアはどこに行ったのだ。ここにいると言っていたから来たのだ。しかし、フェアはここにいなかった。
子供達はいるというのに…………。しかし、フェアだけがいない。
アルファが答えられずにいると、
「白龍の適応者は攫われたわ」
荒らされた宿の中から緑髪の少女レイラと、白いワンピースをきたマッチョのおっさんが出てきた。
おっさんはブラッド達よりも大きく、そして全身が筋肉で覆われている。凄い強そうな男だ。
「…………お前がスワンか……。フェアが攫われたってどういうことだ」
ブラッドはスワンのことを睨んだ。睨んだのだが…………。
「……どうして目をそらすの?」
その男の格好が見るに堪えなくて、ブラッドは目をそらしてしまった。
フェアが攫われたと聞いて大変なところなのに、なんでこんなおかしな格好のおっさんが現れるのだろうか。
こんな変な格好がブルーバードのトップだというのか。
「…………ま、いいわ。…………君のところの白龍の適応者は赤崎に攫われた。おそらく例の兵器に使うつもりのようね」
スワンはそう言った後、頭を下げた。
そして大きな声で謝る。
「すまないわ。私の責任だわ。君の仲間を守ることができなかった」
スワンが頭を下げた様子を見て、クレインやクロウは慌てている。組織のトップが敵に頭を下げたのだ。それは慌てるはずだ。
実際ブラッドもシャドー達も驚いていた。
そんな中、アルファが状況を説明し始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる