BLACK EDGE

ピラフドリア

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 第198話  【BLACK EDGE 其の198 地下】

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 BLACK EDGE


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第198話
 【BLACK EDGE 其の198 地下】



 地下へと突入したブラッドとクレイン、そしてスワンだったが、手分けして地下を探索することになった。



「じゃあ、どう分かれて、どっちに行くかだな……」



 ブラッド達は二手に分かれることになった。



 そして分け方は、



「…………なぜ、俺をこいつと一緒なんだ」



「それは私のセリフだ」



 ブラッドとクレインが右側へ、スワンが左側へ行くことになった。



 スワンは腕を組んで説明を始める。



「今は協力中とはいえ、敵なのよ。警戒して当然でしょ」



 ブラッドの監視のためにクレインを一緒に行かせるということか。まぁ、ブルーバードからしたらブラッドがいつ裏切るかはわからない。だが、それはお互い様だ。



 だが、ブラッドは諦めた。がクレインには納得いかない点があった。



「スワン様を一人にはできません」



 そう、組織のボスが一人で行動しようとしているのだ。いや、宿の件を考えると結構一人でのことが多そうだが、ここは敵陣、いつものように行動するのも危険だろう。



 だが、スワンはクレインの言い分を聞き入れずに、勝手に進んで行ってしまった。



 こうして仕方がなく、ブラッドとクレインは共に進むことになった。



「お前らのボス……クセ強いな」



 ブラッドがボソリと言うとクレインがブラッドを睨んだ。



「あぁ? 馬鹿にしてんのか?」



「いやいやいやいや」



 ここで戦闘になっても困る。そのためブラッドは誤魔化した。



 そんな感じで進んでいると、ブラッド達は再び、別れ見に出た。どっちが正解なのかは分からない。だが、



「ここも別々に行くか」



「そうだな。その方が私も嬉しい」



 ブラッドとクレインは分かれ道で別々で移動することになった。



 ブラッドもクレインもお互いを信用できていない。そのため一時的な共闘とはいえ、背中を預けることはできない。



 もしも敵が出てきて戦闘になれば、お互いに警戒しながら戦うことになる。そのためここでは別々に探索することにした。



 そして別々に地下通路を進み、地下にある兵器のある部屋を目指す。そこにフェアが捕らえられているはずだ。



 いや、ブルーバードのおかげでフェアがその部屋に辿り着く前に待ち伏せできるかもしれない。



 ブラッドは急いで地下通路を進むのであった。



 ブラッドは地下通路を進み、そしてしばらく進んだところである男に出会った。



 その男を見たブラッドは動きが止まる。



 その男とはブラッドは何年振りに出会ったのだろうか。



「お前は…………」








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