BLACK EDGE

ピラフドリア

文字の大きさ
219 / 354

 第217話  【BLACK EDGE 其の217 合流】

しおりを挟む
 BLACK EDGE


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第217話
 【BLACK EDGE 其の217 合流】




「その声は…………シャドーか?」



 瓦礫の奥から声がする。それはシャドーの声だ。



「ああ、…………やっぱりここにいやがったか。待ってろ、今出してやる」



 シャドーがそう言うと、瓦礫が崩れる音が近づいてくる。そして近くに来ると、瓦礫は地面に沈んだ。



 シャドーが瓦礫を影の世界に送り、瓦礫を無くしたのだ。



 瓦礫が無くなると黒いフードに仮面の男。シャドーと、同じ姿の人物がもう一人いた。



「お前は?」



 ブラッドがそいつに聞くと、そいつは



「あぁ、忘れたのか。私だ。私!!」



「いや、知らねぇよ」



「ヒートだ。王都でお前とデカブツと戦闘しただろ」



 ブラッドはそれを言われて思い出す。王都でグリモワールに襲われた時、二人いた。そのうちの一人がグリムで、もう一人はヒューグが倒した。



「…………いや、知らんわ!! お前とは一瞬しか会ってねーわ!!」



 この女はヒューグが戦闘したため、ブラッドはほぼ初対面だ。襲われた瞬間と撤退の時しか見ていない。



「…………しかし、まさか、グリモワールのお前達が助けに来てくれるとはな……」



 ブラッドがそう言うとシャドーが



「ふ、お前が負けるからだよ。例の兵器はカメリアから王都に向けて進行中だ。そいつを報告しに来てやったんだよ」



 報告しに…………か。なんだかんだでシャドーは悪い奴じゃない気がしてきた。子供達には優しいし、もしかしたら俺は死んでいたかもしれない。それなのにここに来てくれたのだ。
 まぁ、目的が一致しているからだろうが。



「そうか、…………だが、なぜ王都に向かってるんだ? 国を滅ぼすのが目的か?」



 ブラッドが聞くと、横からロジョンが歩いてきて喋り出した。



「いいえ、王都にある柱を破壊するのが目的です」



 さっきまで座っていたロジョンが近づいてきたことに驚く。そして情報までくれるとは。



 ロジョンの姿を見たヒートは警戒する。



「なぜ、貴様…………」



 ヒートは左手を出して警戒するが、ロジョンは戦闘体制にはならない。



「こいつはもう、敵でも……味方でもない。赤崎からの解放されてる」



 ブラッドはロジョンのことをヒートに伝える。ロジョンに戦闘の意思がないとヒートも分かったのか、左手を下げた。



「…………柱の破壊だと、なんのことだ?」



 シャドーがロジョンに聞く。するとロジョンは説明を続けた。



「世界を支える柱の一つです。その一つが王都にあります」







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
児童書・童話
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

処理中です...