BLACK EDGE

ピラフドリア

文字の大きさ
296 / 354

 第294話  【BLACK EDGE 其の294 黒い剣】

しおりを挟む
 BLACK EDGE


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第294話
 【BLACK EDGE 其の294 黒い剣】



 ブラッドは黒い剣でアイデンに斬りかかる。ブラッドの剣はアイデンとぶつかる。
 だが、今回は今までとは違い、アイデンの剣にブラッドの剣が打ち勝つ。



 ブラッドの攻撃に弾かれたアイデンだが、すぐに立て直すと今度は拳でブラッドを殴る。アイデンの拳がブラッドの顔面に当たる。



 だが、それを耐えたブラッドは剣を振り上げると、再びアイデンに攻撃する。



 アイデンの剣がギリギリ間に合う。そしてブラッドの剣を受け止めた。



「なんだか分からんが、その黒いがお前を強くしたってことは分かった」



 アイデンはそう言うと、ブラッドの剣を逸らして退ける。そして今ブラッドの攻撃を避けたアイデンはブラッドから距離を取るため、後ろに飛んで下がった。



 ブラッドは追いかけようとしたが、アイデンの構えを見てやめた。



 アイデンは剣をしまうと、姿勢を低くして剣をいつでも抜ける体制になる。



 もしも不用意に近づけば、やられてしまう。ブラッドはそう感じ取った。



「ほう、この構えの危険性もわかるか。お前の本能は優秀だな」



 アイデンはその構えを続けた状態でブラッドにそう言った。



 ブラッドはその構えを見るのは初めてである。だが、無意識に危険だと感じ取ったのだ。



 ブラッドはアイデンの構えを警戒しながらゆっくりと距離を詰める。



「っ!!」



 アイデンとの距離が2メートルになったところでブラッドが動いた。ブラッドは剣を横にするとアイデンに斬りかかる。



 しかし、アイデンに攻撃を仕掛けたはずのブラッドの剣は



「な、なにが……」



 アイデンに近づいた瞬間に切断された。それを見たブラッドはアイデンへの攻撃を中断して一旦下がる。



 そして切断された剣を見た。その剣は綺麗に切られている。
 リトゥーンの剣にも勝った剣がこんな簡単に壊されるなんて……。



 ブラッドがアイデンの方を見ると、アイデンは剣を抜いていた。



 いつ抜いたのだろう。気がつくとアイデンの剣は鞘から抜けれていた。



「どうした、そんなに驚いたか?」



 アイデンはそう言うと鞘に剣を戻して再び同じ構えになった。近くには他の選手はいない。ということはやった人物は一人しか考えられない。



「これはお前の仕業か」



「ああ、お前の剣を折ったのは俺だ」



 ブラッドは折られた剣を鞘にしまうと、地面に優しく置く。



「すまんな。俺の力不足で……」



 ブラッドは剣に向かって小さくそう呟いた。








しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

 社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。

本条蒼依
ファンタジー
 山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、 残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして 遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。  そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を 拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、 町から逃げ出すところから始まる。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
児童書・童話
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。

三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。 何度も断罪を回避しようとしたのに! では、こんな国など出ていきます!

この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~

夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。 全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった! ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。 一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。 落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!

【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】 佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。 新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。 「せめて回復魔法とかが良かった……」 戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。 「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」 家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。 「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」 そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。 絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。 これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。

処理中です...