305 / 354
第303話 【BLACK EDGE 其の303 鳥籠】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第303話
【BLACK EDGE 其の303 鳥籠】
鳥を肩に乗せた男ブライスは舞台の上で逃げ回っていた。
「待てやオラー!」
「今なんて言いやがった!!」
ブライスは三人の選手に追われていた。
「いや、ちょ、待って!? なんでこうなるの!?」
またしても肩に乗せている鳥が他の選手を挑発したことで、こうやって追われている。
ブライスが必死に逃げ回っていると、
「そこ退きな。にいちゃん」
そう言ってブライスの横から筒状の何かを背負った男が現れた。
男はブライスとすれ違うと、ブライスを追っていた三人の選手に背負っていた筒を向けた。
「くらえヤァ! 俺の新作兵器を!!」
男はそう言うと引き金を引く。すると、筒から大砲が飛び出して、三人の選手を吹き飛ばした。
「な、なんだ!?」
その様子を後ろから見ていたブライスは驚く。そんなブライスの方を男は向くと、
「いや~、言い逃げっぷりだっから、手を貸してしまった!」
と言いながらハンカチを取り出すとそれで額の汗を拭く。
「アンタは何者だ?」
「俺か? 俺はオズボルド・ハンバーガーってんだ。まぁ、オズとでも呼んでくれ。それで君は?」
自己紹介をしたオズボルドにブライスは警戒しながらも
「俺はブライス・クーパーだ。それで、なぜ俺を助けたんだ?」
自己紹介を返したブライスは、自分を助けたことを聞く。
ここは闘技会場だ。ここでは助け合いではなく、蹴落とし合い。誰が強いかを競う大会だ。
弱い者は踏み潰されて、強い者だけが残る。そんな大会で、追われていたブライスをなぜ助けたのか。それが疑問だった。
すると、オズボルドは答える。
「理由は簡単!! 俺達はこの大会では最弱の選手だ。一人の力だけでは勝ち残ることはできない。だから、同じような仲間を探していた!!」
オズボルドがそう言い始めると、二人の選手が近づいてくる。
ブライスはその二人を警戒するが、オズボルドが大丈夫だと言い、紹介を始めた。
「こちらはアビアルさん、そしてこっちはクリィアさん、二人はこの予選で見つけた、俺達と同じ弱者であり、協力者だ」
どうやらオズボルドはアビアルとクリィアの二人と共闘しており、それで予選の突破をしようとしているようだ。
「そんなことを説明して、俺にどうしろってんだ」
「君も俺たちと共闘しないか。そうすれば、この予選の最後まで生き残れることを約束しよう」
オズボルドはそう言うとブライスに手を差し伸ばしてきた。
しかし、ブライスはその手を払い除けた。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第303話
【BLACK EDGE 其の303 鳥籠】
鳥を肩に乗せた男ブライスは舞台の上で逃げ回っていた。
「待てやオラー!」
「今なんて言いやがった!!」
ブライスは三人の選手に追われていた。
「いや、ちょ、待って!? なんでこうなるの!?」
またしても肩に乗せている鳥が他の選手を挑発したことで、こうやって追われている。
ブライスが必死に逃げ回っていると、
「そこ退きな。にいちゃん」
そう言ってブライスの横から筒状の何かを背負った男が現れた。
男はブライスとすれ違うと、ブライスを追っていた三人の選手に背負っていた筒を向けた。
「くらえヤァ! 俺の新作兵器を!!」
男はそう言うと引き金を引く。すると、筒から大砲が飛び出して、三人の選手を吹き飛ばした。
「な、なんだ!?」
その様子を後ろから見ていたブライスは驚く。そんなブライスの方を男は向くと、
「いや~、言い逃げっぷりだっから、手を貸してしまった!」
と言いながらハンカチを取り出すとそれで額の汗を拭く。
「アンタは何者だ?」
「俺か? 俺はオズボルド・ハンバーガーってんだ。まぁ、オズとでも呼んでくれ。それで君は?」
自己紹介をしたオズボルドにブライスは警戒しながらも
「俺はブライス・クーパーだ。それで、なぜ俺を助けたんだ?」
自己紹介を返したブライスは、自分を助けたことを聞く。
ここは闘技会場だ。ここでは助け合いではなく、蹴落とし合い。誰が強いかを競う大会だ。
弱い者は踏み潰されて、強い者だけが残る。そんな大会で、追われていたブライスをなぜ助けたのか。それが疑問だった。
すると、オズボルドは答える。
「理由は簡単!! 俺達はこの大会では最弱の選手だ。一人の力だけでは勝ち残ることはできない。だから、同じような仲間を探していた!!」
オズボルドがそう言い始めると、二人の選手が近づいてくる。
ブライスはその二人を警戒するが、オズボルドが大丈夫だと言い、紹介を始めた。
「こちらはアビアルさん、そしてこっちはクリィアさん、二人はこの予選で見つけた、俺達と同じ弱者であり、協力者だ」
どうやらオズボルドはアビアルとクリィアの二人と共闘しており、それで予選の突破をしようとしているようだ。
「そんなことを説明して、俺にどうしろってんだ」
「君も俺たちと共闘しないか。そうすれば、この予選の最後まで生き残れることを約束しよう」
オズボルドはそう言うとブライスに手を差し伸ばしてきた。
しかし、ブライスはその手を払い除けた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
廃城の泣き虫アデリー
今野綾
ファンタジー
領主の娘だったアデリーはある日家族を殺され育った領地から命からがら逃げ出した。辿り着いた先は廃城。ひとり、ふたりと住人が増える中、問題が次々とおこって…
表紙はフリー素材です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる