魔術師名簿と資料集

【天海 明華】についての記述

人名:天海 明華(あまみ めいか)
性別:女性
年齢:24
血液型:A型
誕生日:1月26日
身長:170.2cm
体重:48.7kg
特技:歩く速度が早い
所属:× Rogue ×
見た目？: 
彼女は透き通るような白い肌を持ち、長く艶やかな黒髪を優雅になびかせる。一見すると工事現場とは無縁のモデルのような体型で、細くしなやかな指は工具を握るよりもピアノを弾くのが似合いそうだ。涼しげなブルーグレーの瞳は深い知性を感じさせるが、機械を見ると異様な輝きを放つ。
薄化粧でも圧倒的な美貌を誇り、透き通る声で落ち着いた口調で話すが、重機や工業機械の話題になると急に早口になる。
普段の服装は上品でハイブランドのドレスすら着こなすが、実はすべて機能美を重視した選択であり、「このポケットの角度が完璧」と工具の収納力を真剣に語る。どこかミステリアスな雰囲気を纏いながらも、工事現場の重機を見て鼻血を出すほどの興奮を隠せない。
香りはローズ系の香水を纏いながらも、微かに機械油の匂いが混ざっており、彼女自身はそれを「最高の香り」と誇らしげに語るのだった。
家族:無し
年収:不明
手持ち現金:常に現金5万、電子マネー240万
貯金:不明
持ち物:
携帯、無線機器、ラチェットレンチ、レンチ、スパナ、インパクトドライバー、巻き尺、金槌、ノギス、釘、十得ナイフ
性格:
超几帳面で、工具や作業場の整理整頓が乱れると発狂寸前。
マニュアルは暗記レベルで熟読し、手順を守らない人間には容赦なく説教する。
普段は冷静だが、機械の調子が悪いと「お前、どこが痛いんだ？」と本気で話しかけ、人間よりも機械を信用している。
恋人が出来たことは無いが、仮に恋人が出来たなら建設現場や工場見学をデートスポットに選びたいと思っている。
手先が器用な人に弱く、神業レベルの作業を見せられると興奮して震える。
本当に好きな人には高価な精密工具をプレゼントし、「これで私を直せるようになれ」と謎の圧をかける。実は最近気になっている石神という女がいる。
簡易背景:

天海は高校卒業後、簿記2級を活かして地元の土木建設会社の事務員として働き始めた。
しかし、伝票整理や書類作成にはまるで興味が湧かず、気づけば現場で大型建設機械やチェーンソーを眺めている時間が増えていた。
重機のエンジン音に耳を傾け、振動を感じるたびに胸が高鳴る。
やがて事務仕事を放棄する勢いで機械に傾倒し、ついには建設機械レンタル会社に転職。ただし、今度は事務ではなく作業員としてだ。

彼女は自身の美貌が人を惹きつけることに無自覚だったため、会社の従業員たちから「オイル好きのマドンナ」と密かに呼ばれるようになる。
しかし、本人はそんなことに気づく暇もなく、今日も機械と向き合っていた。

ある日、現場で作業をしていると、外から突然大きな爆発音が響いた。何事かと駆けつけると、そこには高校生くらいの少女が尻餅をついて倒れていた。何が起こったのか尋ねようと近づくと、少女は目を輝かせながら「飛んでった！！ついに宇宙へ飛んでった！！」と歓喜の声を上げる。

しかし少女の打ち上げたロケットは次の瞬間、彼女の会社の事務所に墜落し、爆音と共に大爆発を引き起こした。

偶然にもその日は事務所に誰もいなかったため、人的被害はゼロ。
しかし、建物は完全に崩壊し、事務所の跡地は焦土と化していた。
呆然とする彼女をよそに、少女は少し寂しげな声で、それでも笑顔でこう言った。

「くっ。失敗かぁ……でも次は飛ばす！！次は上手くいく！失敗は成功の母なんだ！！」

その言葉を聞いた瞬間、彼女の中で何かが弾けた。自分はずっと機械を愛しながらも、どこかで限界を作っていたのではないか。
もっと挑戦できることがあるのではないか。この少女のように、無謀なくらいに夢を追いかける生き方をしてもいいのではないか。

翌日、彼女は少女を連れて会社に向かい、辞表を叩きつけた。

会社側は事務所の爆発について説明を求めたが、「転んでいる少女を助けている間に突然爆発した」とだけ伝え、深く追求される前に立ち去った。こうして彼女は未知の道へと踏み出すことを決めたのだった。