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脳内えっち妄想 for You
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病院の前で立っていて欲しいと言われたが目の前は更地で、たった3時間弱で建物を解体出来で何も残さない業者は少なくとも僕は見た事が無い。
それに合わせて更新されるにしろ一日も掛からずに世界共通のマップから忽然と名前ごと消されるなんて絶対に有り得ない話だ。
僕が先程まで全く理解の出来ない経験をしたのも一昨日までの僕の視界には無かった事だ。仕方無く僕は更地になってしまった病院跡地と言うべきか、元々無かったのなら跡地では無いのだが此処に立てと言われたので僕は何も誰も居ない広い平地の前で唯1人呆然と立ち尽くした。
ついでに思うのは僕が今現在、格好の的だなということ。僕達を追って後ろを横切っていた物は恐らく何処からか飛んで来た斬撃なのだろう。
現実的な話では無いが僕の知っているアニメやゲームでは主人公や仲間、敵も何かしらの技を使ったり能力で戦ったりしていた。
昨日見た少女の心臓ぶち抜きテクニックも少女の能力なんだ。危険な状況なのに頭の中では妄想が常識の範疇から両手を広げて飛び出して行った。
木偶の坊の僕が案山子みたいに突っ立ってる所為なのか元々人が通らない土地なのか僕が立っている通りは誰一人歩かず、道を見れば猫と鴉が数匹が日光浴をして僕を見ている。
僕が何をしたというのか。
何もしていない。
何もしていなければ何も出来ない只の人間なのだ。
常に正しい判断をして幾らでも他人が思い付かない奇想天外な発想が出来る脳味噌を待ち合わせてはいない僕の頭蓋骨バッグが可哀想。
「待った?」
と何処からともなく少女セラが現れる。
僕の汗だくの体を見て
「熱中症になったのかな、暑い日に水分と塩分を摂取出来ない人間は結構な確率で倒れるよね。」
「緑お兄ちゃんは私が見るにもう少しって所だから此処にもう用は無いしコンビニでも行ってジュースを買おう!」
と何事も無かったかの様に僕の手を握ってコンビニへ向かって歩き出した。
不意に振り返った少女は僕の顔を見るとバツが悪そうに目を逸らして前を向く。
何も話さずに2人で気まづく散歩がてらコンビニに行くセフレ同士でも無いので僕から話を切り出した。きっと僕が話を聞かない限り、いつになっても僕は何も知らない状態で少女に全てを委ねることになるのだろうから。
「歩きながらでいいから聞きたい事を話して貰えないかな。僕には知る権利があると感じているのだがどうかなセラちゃん」
話したくない内容を別の話題で誤魔化そうとする少女が小さな歩幅を止めて、やっと口を開いた。
「説明したら信じてくれるの?例え嘘だとしても私の話す事を信じて行動してくれる?」
恐る恐る話す少女の顔は少し強ばっているように見える。緊張しているのか、僕に恐怖する事は無いと思うが何かに怯えているみたいだ。
僕にはソレが何なのか全く頭の中に浮かばないし、浅い考えしか出来ない僕には少女の言う通りに自分は動くし僕に出来る事と言えば信じることしか無いので
「僕は子供の言う話を嘘だと思って聞いたことが無い純粋な大人だから、怯えなくても大丈夫だよ。」
「僕は、僕だけは君の味方で君の話を1から100まで全部聞いて文字に出す事は出来ないけど信じる事は出来るから僕に話してくれないかな」
少女は僕の顔を見上げて少しだけ表情が和らいだ。
うるうるした目が太陽による後光の所為なのか高画質美麗二次元美少女の目に見えた。はぁ、全く眼球の裏を舐め回したい。
「まずは、そう。名前で呼んで」
少女が目を擦ってから僕に指を差して言った。頭の中でぐるぐるしていた話に出てくる時も名前にすればいいのか?名前呼び…してると思うのだが。
少女はムッとして指差しした人差し指で僕の額の真ん中をグリグリする。
「私、緑お兄ちゃんの頭の中見えてるから。何考えてるか100ぱー分かる訳じゃないけど大体なら私に流れてくるから、えっちな事考えてるのも私の事を少女少女~って脳内で話してるの知ってるから」
おっとぉ?僕の頭蓋骨にしまってあった公害変態クレイジー劣化CPUが可愛らしい美少女ロリとBluetooth接続されていたらしい。
しかも勝手に妄想もSEXする予定まで定期的に転送されると来た。なんて事だ筒抜けもいい所だ、僕の秘密で危ない非教育なレポートが誤送信されまくっているなんて天国に旅立った家族が知ったらと思うと夜と昼と朝しか8時間以上16時間未満しか眠れない。
てかこの考えも少女に筒抜けなのか…全く困ったものだ。
「また少女って言った。私セラちゃんって可愛い名前があると思うんですけど、お兄ちゃんの頭は1歩もあるかずにデータが飛ぶのかな?鶏は3歩で忘れるみたいだけど、お兄ちゃんは鶏以下なのかな?性欲は獣より強いのに脳味噌は獣以下だね。」
ぐぅ…効くぜロリボイス。今すぐにでも抱いてやりてえぜ。
それに合わせて更新されるにしろ一日も掛からずに世界共通のマップから忽然と名前ごと消されるなんて絶対に有り得ない話だ。
僕が先程まで全く理解の出来ない経験をしたのも一昨日までの僕の視界には無かった事だ。仕方無く僕は更地になってしまった病院跡地と言うべきか、元々無かったのなら跡地では無いのだが此処に立てと言われたので僕は何も誰も居ない広い平地の前で唯1人呆然と立ち尽くした。
ついでに思うのは僕が今現在、格好の的だなということ。僕達を追って後ろを横切っていた物は恐らく何処からか飛んで来た斬撃なのだろう。
現実的な話では無いが僕の知っているアニメやゲームでは主人公や仲間、敵も何かしらの技を使ったり能力で戦ったりしていた。
昨日見た少女の心臓ぶち抜きテクニックも少女の能力なんだ。危険な状況なのに頭の中では妄想が常識の範疇から両手を広げて飛び出して行った。
木偶の坊の僕が案山子みたいに突っ立ってる所為なのか元々人が通らない土地なのか僕が立っている通りは誰一人歩かず、道を見れば猫と鴉が数匹が日光浴をして僕を見ている。
僕が何をしたというのか。
何もしていない。
何もしていなければ何も出来ない只の人間なのだ。
常に正しい判断をして幾らでも他人が思い付かない奇想天外な発想が出来る脳味噌を待ち合わせてはいない僕の頭蓋骨バッグが可哀想。
「待った?」
と何処からともなく少女セラが現れる。
僕の汗だくの体を見て
「熱中症になったのかな、暑い日に水分と塩分を摂取出来ない人間は結構な確率で倒れるよね。」
「緑お兄ちゃんは私が見るにもう少しって所だから此処にもう用は無いしコンビニでも行ってジュースを買おう!」
と何事も無かったかの様に僕の手を握ってコンビニへ向かって歩き出した。
不意に振り返った少女は僕の顔を見るとバツが悪そうに目を逸らして前を向く。
何も話さずに2人で気まづく散歩がてらコンビニに行くセフレ同士でも無いので僕から話を切り出した。きっと僕が話を聞かない限り、いつになっても僕は何も知らない状態で少女に全てを委ねることになるのだろうから。
「歩きながらでいいから聞きたい事を話して貰えないかな。僕には知る権利があると感じているのだがどうかなセラちゃん」
話したくない内容を別の話題で誤魔化そうとする少女が小さな歩幅を止めて、やっと口を開いた。
「説明したら信じてくれるの?例え嘘だとしても私の話す事を信じて行動してくれる?」
恐る恐る話す少女の顔は少し強ばっているように見える。緊張しているのか、僕に恐怖する事は無いと思うが何かに怯えているみたいだ。
僕にはソレが何なのか全く頭の中に浮かばないし、浅い考えしか出来ない僕には少女の言う通りに自分は動くし僕に出来る事と言えば信じることしか無いので
「僕は子供の言う話を嘘だと思って聞いたことが無い純粋な大人だから、怯えなくても大丈夫だよ。」
「僕は、僕だけは君の味方で君の話を1から100まで全部聞いて文字に出す事は出来ないけど信じる事は出来るから僕に話してくれないかな」
少女は僕の顔を見上げて少しだけ表情が和らいだ。
うるうるした目が太陽による後光の所為なのか高画質美麗二次元美少女の目に見えた。はぁ、全く眼球の裏を舐め回したい。
「まずは、そう。名前で呼んで」
少女が目を擦ってから僕に指を差して言った。頭の中でぐるぐるしていた話に出てくる時も名前にすればいいのか?名前呼び…してると思うのだが。
少女はムッとして指差しした人差し指で僕の額の真ん中をグリグリする。
「私、緑お兄ちゃんの頭の中見えてるから。何考えてるか100ぱー分かる訳じゃないけど大体なら私に流れてくるから、えっちな事考えてるのも私の事を少女少女~って脳内で話してるの知ってるから」
おっとぉ?僕の頭蓋骨にしまってあった公害変態クレイジー劣化CPUが可愛らしい美少女ロリとBluetooth接続されていたらしい。
しかも勝手に妄想もSEXする予定まで定期的に転送されると来た。なんて事だ筒抜けもいい所だ、僕の秘密で危ない非教育なレポートが誤送信されまくっているなんて天国に旅立った家族が知ったらと思うと夜と昼と朝しか8時間以上16時間未満しか眠れない。
てかこの考えも少女に筒抜けなのか…全く困ったものだ。
「また少女って言った。私セラちゃんって可愛い名前があると思うんですけど、お兄ちゃんの頭は1歩もあるかずにデータが飛ぶのかな?鶏は3歩で忘れるみたいだけど、お兄ちゃんは鶏以下なのかな?性欲は獣より強いのに脳味噌は獣以下だね。」
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