どのみちヤられるならイケメン騎士がいい！

ゲームクリア・トライ ２

ゲームクリア・トライ ２ の１１

　レイデンが頭の中で、叫んでるっ！
“解ってると思うけど…犯されちゃうと、剣術数値、減るからっ！”
『もう５、減ってるわよっ！
今回、刺激される箇所多いから。
ボヤボヤしてると、一気に減るわよっ！』

賢者に言われてる事、解ってるんだけど。
けどこんな、感じるとこ一辺に刺激されて、凄い感じまくってるのにっ！
どうすればいいのかなんて、考えてられないっ！
「んっ…うぐっ！
(ど…どうしよう…っ!!!
二人が相手倒して、助けてくれるの…待ってるまで…保つ…?!)」

『…また減った！
現在２２っ！』

気持ちは焦るんだけど。
口の中は、ひだひだでつっかえ棒されたまま、タケノコが出し入れされて、塞がれてるし。
乳首はひっきりなしに、突いたり。
引っ張ったり。
こねくり回されたり。
吸盤できつく、吸われたり。
「んぐっ！」
片方きつく吸われたかと思うと。
次は反対側。
「んぐぐっ！」

胸をくねらせるんだけど…全然外れないで、体がどんどん火照って来るっ！
蕾の奥ではタケノコが、一部分膨張したり、突然感触が、いがいがになったり…。
形態を変えながら内壁中を刺激しまくり、更に蠢きながら抜き差しされてもう…悶絶もの…。
「ぅ…ぅぅんっ！」

そこら中、あの手この手で刺激されてもう…イきそうっ！

『イくと、一気に減るわよっ！』
「(…だって口塞がれてて！
宝冠使えないっ！)
ぅんっ！
ぅぅんんっ!!!」

すると。
さっき蕾に挿入されてた指の一本が伸びて。
俺のタケノコの根元にきつく巻き付く。
その上！
別の指が、タケノコに蔓のように巻き付き、先が針のように尖って…。
先端に幾度も突き刺して来るっ！
「ぅんんんっ！ぅぅぐっ！
ぐぅんっ!!!」

イきそうなのに。
根元きつく締め上げられ、阻まれて。
なのに更に、イくよう、敏感になりきったタケノコの先端、激しく刺激され始め…。
「んんんぅぐぐっ!!!」

俺、狂ったみたいに身を捩ってた。
でもどれだけ暴れても、絡みついて刺激する、どれ一つも外せないっ!!!

針のように尖った指に、射精寸前のタケノコを幾度も突き刺され。
「んーっ!!!んん!!!ぐっ！ぅんっ!!!」

俺もう、涙頬に幾筋も伝わせて…泣いてる…。
こんな事続けられたら、ホントに気が狂っちゃうっ!!!

『数値１３!!!』
賢者の声の後。
ざしっ!!!

って…音がして。
突然、俺の体に巻き付いてたバケモノ・アーシュラスの指やタケノコが…ふにゃっ！
ってひしゃげ…外れて行くっ！

どさっ！

ギュンターの腕に抱き止められ…。
俺、残ったありったけの力で、ギュンターの首にしがみつくっ！

ひゅんっ！
ってギュンターの頬掠る鞭?!
…違う…。
バケモノ・アーシュラスの、指っ！

見るとオーガスタス、バケモノ・アーシュラスの伸びた指で胴絡められ…剣ごと絡まって、剣が振れないっ!!!

喉の奥に、まだバケモノ・アーシュラスの生臭い粘液、残ってたけど…。
必死で声を出す。

「エ…レー…メージェバイト・インベケイション!!!」

叫んだ途端…。
白い靄がまた、周囲にもうもうと巻き起こるっ！

靄に包まれた、バケモノ・アーシュラス…。
白い…石の彫像みたいに…なってる?!

オーガスタス、巻き付かれてた腕を強引に左右に振って。
石膏みたいになった絡まった指、崩して。
粉を撒き散らしながら、剣を回し持ち上げ、彫像に思いっきり振り入れるっ!!!

ざしっ!!!
がっ!!!

上背から放つ、オーガスタスの激しい剣に、彫像が。
真っ二つに切られ…崩れて行く………。

オーガスタス、赤い髪を振って、俺に振り向いてくれる…。
黄金の瞳が…凄く迫力で、俺、見とれた…。

でも…またグレーの靄が湧いて、レッツァディンの姿が。
ラルファツォルも横に現れ。
更にララッツ。
レルムンスの姿も見える…。

その背後にも。
１０人程の逞しい騎士らの姿…。

俺を抱いててくれるギュンターの横に、オーガスタスが来る。
二人の表情で…知ってる顔ばっかりなんだと、解る…。

ギュンターがとうとう叫ぶ。
「サイベリアン・アメジスト・タイフーン!!!」

ギュンターから風が立ち上がり…渦を巻いて巨大化して。

どんどん迫って来る敵の周囲を渦巻き。
ついには渦の中に巻き込むんだけど…。

風が収まった時。
飛ばされたのは背後の騎士、４名とレルムンスだけ…。

ギュンターがまた
「サイベリアン・アメジスト・タイフーン!!!」
叫んで巨大な風の渦をブツけるんだけど…。
今度は誰も、飛んで無い!!!

オーガスタスが、もう一度叫ぼうとしたギュンターを、手で制して敵の足元を指す。

…ブーツが変化していて幾本のヘビのように伸びて…下の岩場に、絡みついてる…。
けれど風ではたかれた、上半身はダメージ、あるみたいに…。
体を前屈みにして、くたびれてる様子…。

「エレーメージェバイト・インベケイション!!!」

俺が叫ぶ。
すると…ノルンディルとラルファツォルを残して…後は全部、石化した…。

宝冠が、自動的に腕輪になる…。
使えるのは、あと一回！