若き騎士達の危険な日常

あーす。

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甘い時

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 ただその後、神聖騎士が口添えしてくれたのか。
ワーキュラスは話しかけてこなかった。

けれど…ローフィスは内心、ワーキュラスに感謝した。
灼熱の…焼けるような熱が、今なぜか…温かく生きてる証のように、感じられたから。

まだ手でそっと…顔を可愛らしく伺いながら、触れてるシェイルの、頬に手を添える。

シェイルは手からローフィスの性器を手放し、湯から立ち上がり、ローフィスの首に両腕巻き付けて顔を寄せて来るから…ローフィスは背を抱き止め、唇を重ねる。

甘い…甘い感触がして、ローフィスはまた、煽られるように熱が上がってくるのを感じた。

シェイルの左腕が首から外され、そっと下…自分の性器に触れられた途端、ローフィスはびくっ!と身を震わせた。

勃ってるのを確認すると、シェイルはゆっくり今度は足を、絡ませて来る…。
腰を寄せ、腿を持ち上げ…挿入、出来るように。

それが…あんまり無邪気な感じで。

ただただ、“気持ち良くなって”

そんな促しで。

ローフィスは自分の男としての情熱の熱さを、シェイルは分かってない。

また改めてそう感じる。

けれどぴったりと腰を寄せられた時。
ローフィスはシェイルの、持ち上げられた腿を掴み、引き寄せた。

シェイルが歓喜の表情を浮かべる。

“…だから…。
子供の頃のような、じゃれ合いとは違うのに…”

ローフィスが顔を傾けると、シェイルも反対側に傾けて、キスを受け取る。

ローフィスはもう、“挿入れて”
と言わんばかりに直近にあるシェイルの双丘の…蕾に、先端を擦り付けた。

かっ!と熱が上がる。

ただの…解き放つだけの行為とは違う…。

シェイルが相手だと…気分が高まりすぎて…浮き上がりすぎて、平常心は吹き飛ぶのに。

けれどローフィスは出来るだけ…シェイルに付き合い、子供の頃二人で抱き合ったり。
じゃれあったりした延長のように、優しくゆっくり、挿入を始めた。

挿入はいり始めると、シェイルは睫を震わせる。

「ん…んっ…」

ディアヴォロスが開発したのか…シェイルは挿入れられる快感を予感し、震え始める。
シェイルの身から、熱を感じる。

シェイルは少し戸惑い、けれどもっと腰を寄せて奥へ。
導くように自身の後腔へと、ローフィスの猛った性器を飲み込む。

ローフィスは、動かなかった。

シェイルはゆっくり…ローフィスを奥まで包み込むと、少し引き…そしてまた腰を押しつけて奥へ…。

「あっ…んっ…!」

感じる場所に触れたらしく、シェイルの唇から甘い喘ぎが漏れる。

けれどその時、ローフィスが動かない事に気づいて
“ローフィスも動いて?”

そんな切ない表情を見つめられ、ローフィスは微笑む。

背を、そして腰を抱き寄せ、ゆっくりと…シェイルに押しつけ、突き始める。

「ああっんっ!」

シェイルの両腕が首に巻き付き、頬を寄せられ…ローフィスは目を閉じた。

“ああまた…”

まるで二つに分かれた塊が一つに、戻るような…溶けるような快感…。

「んんっ…」

吐息のようなシェイルの喘ぎ…。

ローフィスはゆっくり…とろけたまま、シェイルを突き上げる。

「ああっ!」

感じてるシェイルの快感ですら、自分の物のように感じた。

ぴったりと身を寄せたまま…ローフィスはまた、シェイルを突き上げた。

“ああ…ダメだ…。

散々、シェイルの手で刺激されてたから…全然、保たない…。

もっと…もっとに、居たいのに…”

けれど、うねるような脈動は止まらない。

「ああっ!」

また…シェイルの真っ赤な唇から、漏れる喘ぎに促され、ローフィスは腰を波打たせて押しつけては引く。

その都度いい場所を擦り上げられて…シェイルは身を火照らせ、くねらせる。

悩ましく。

「んっ…ん…ぅんっ」

掠れた…高いトーンの声音…。

ローフィスはシェイルを抱き寄せたまま、快感を分け合い、そして…脈動のまま、更にもっとぴったり一つに成るため、腰を使った。

「あ…あっ…!」

シェイルは大好きなローフィスにきつく、しがみつく。

ディアヴォロスとは違い、ローフィスは軽く…そしてその動きは絶妙で…けれど瞬間、感じる場所をきつく擦り上げるから…たまらなくて身が震える。

“どうし…よう…。
こんな…ローフィスを、蕾の奥なかで覚えたら…。
もう、無しではいられなくなる…”

「ああ…っ!」

その心の声が聞こえたように…ローフィスがまた、きつく擦り上げるから…シェイルは気づいたら、快感に包まれ、放ってた。

息が切れる。
凄く…熱い………。

ローフィスの首にしなだれかかり、唇を擦りつける。
ローフィスの腕に力が入ったと思ったら…抱き上げられて、階段の上に座るローフィスの、膝の上にいた。

ローフィスが背を屈め、顔を伺いながら囁く。

「湯の中では、のぼせる」

シェイルは頷く。

青い…優しい瞳。

ローフィスの存在を感じる度、思う。

“大好き…大好き、ローフィス…”

ローフィスはそれが聞こえたように、微笑んで顔を寄せて傾けるから。

シェイルはそうしていいんだ。

そう思って、大好きなローフィスの唇に、キスした…。

甘い…甘い感触がして、シェイルは

“ローフィスにずっと、口づけていられればいいのに…”

そう、思った。

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