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7 夜の蝶になります。
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タッツィーネさんのお店「さわれる夢」に本採用が決まった。
週に1~2回、不定期に出勤する。出勤日は告知せず、会えたらラッキー、にしておくそうだ。また、あまり遅くなるのは危ないと言う事なので夜の10時半くらいにはヤマネさん達が交代で迎えに来てくれる。
それ以外は今まで通りマスターのお店で働く。
どっちも遊んでいるようなものだけど…。
今日は『さわれる夢』の日。
こっちは黒服見たいな従業員が掃除や店の準備をするので、ギリギリの時間に入って制服に着替えて店に出る。
1番人気の人に睨まれてしまった。猫の獣人でニャンさん。すっごい美人!!
シャムっぽい見た目通り、とても気位が高い。でも本気で仕事に取り組むかっこいい人。仲良くなってあのすんなり伸びたしっぽを撫で回したいけど、今は近づくだけで威嚇される。
デレるのを楽しみにしてます。
初めてのお仕事は黒豹のお客さんに指名された。黒髪で褐色の肌に緑の瞳の黒豹さんはかっこよくて野生的なイケメンさん。ヤマネさんより少し骨太な感じ。
わざわざぼくのところに来なくても、いくらでもお相手がいそうなのに。
「失礼します。お飲物はどうしますか?」
少し強めのお酒とツマミを2種。黒服さんに注文を伝えて隣に座る。ゆったりと揺れるしっぽに目が吸い寄せられる。
「ふふっ、しっぽが好きなの?」
「はい!耳もしっぽも大好きです!」
あ、食い気味に言ってしまった。
「触ってみる?」
「はい!」
手を伸ばして触ろうとするとするりと逃げる。追いかけるとまた逃げて、鼻先を掠めて誘う。追いかけてバランスを崩し、黒豹さんの膝にうつ伏せに乗ってしまった。
「ひゃん!」
シルクのような肌触りの制服の上からするりと腰を撫でられる。
「しっぽの無い丸いお尻。肌の露出した耳。ヒトなんだね。」
「そうですよ。だからしっぽが羨ましくて…
このお店で働く事にしたのも恋人にならなくても耳としっぽを触らせてもらえるからなんです。」
それじゃぁいじわるしないで触らせてあげるね、と身体をひねってしっぽをこちらに向けてくれた。
漆黒の毛並みはビロードの手触りで逆撫でしないように気をつけながら触る。服の隙間から毛皮の無い身体から生えている付け根を触ると「うぁっ!」って声が聞こえた。
「ごめんなさい!痛かったでしょうか?」
「い、いや、その驚いただけだよ。大丈夫。」
良かった、大丈夫そう。耳も触らせてくれるかな?ヤマネさんは先がピンと尖った三角耳だけど、黒豹さんは先が丸くなっている。
「耳も触っていいですか?」
興奮した目で見つめるとごくりと喉を鳴らして小さく頷いてくれた。
座り直して手を伸ばし、片耳に触れる。少し肉厚のしっかりとした感触にふわふわの耳毛。本物の黒豹なんて触った事無いけどやっぱりケモ耳サイコー!!
膝に跨がって両手でそれぞれの耳をもみもみさわさわしていると黒豹さんの息があがって来る。目の前にある顔に頬ずりしてから引き寄せて耳をはむはむと甘噛みしながら空いた手でしっぽを撫でると
「くぅぅ…っ!!…う、はぁっ…」
って抱きしめられた。幸せ!大満足!!
あれ?
放心状態の黒豹さんに大丈夫ですか?って聞いたけど戻って来ない。どうしよう?
他のお客さんから指名が入ったので黒服さんに任せて席を移動する。
2人連れですらりとした犬の獣人さんと…角のあるこげ茶色の髪のガチムチ牛獣人さん。雄っぱい!雄っぱい!犬の獣人さんにはラブさんが付いていて顔なじみっぽい。
やっぱりガチムチでモテないせいで人付き合いに積極的になれない部下を連れて来たそうだ。で、筋肉好きのぼくをラブさんが勧めてくれた。
「うわぁ、めちゃくちゃ可愛い子だね。今度指名しようかな?」
犬の獣人さんが軽口をたたいてラブさんがもう!って腕に抱きついてる。お決まりのやり取りっぽいな。
「新人のユキです。よろしくお願いします。」
にっこり笑って隣に座るとぽっと赤くなる牛さん。うわ!可愛い!!
「触らせてもらっても良いですか?」
カチコチに緊張してて返事は無いけど、拒否されてないから触っちゃえ!
手の甲からゆっくりと触ると、前腕から上腕に向かって太くなって行く。クマさんより細身だけど後背筋がすごい。
「背中の筋肉がすごい~…抱きついても良いですか?」
今度はぎこちないけど頷いてくれた。太い腕の下に潜り込んで脇から抱きつく。腕が回りきらない!!
「逞しくて良いですね…」
うっとりしながら見上げると牛耳がぴるぴる動いている。触っていいかな?良いよね?
ソファに膝立ちになって手を伸ばして触れるとまたぴるっと動く耳。動かない付け根部分に指を滑らせながらきゅっと摘むと息を飲む音が聞こえた。上司の前でやり過ぎたら職場にいづらくなるかも知れないから気をつける!!
でも牛耳かわいい~~~~!!
週に1~2回、不定期に出勤する。出勤日は告知せず、会えたらラッキー、にしておくそうだ。また、あまり遅くなるのは危ないと言う事なので夜の10時半くらいにはヤマネさん達が交代で迎えに来てくれる。
それ以外は今まで通りマスターのお店で働く。
どっちも遊んでいるようなものだけど…。
今日は『さわれる夢』の日。
こっちは黒服見たいな従業員が掃除や店の準備をするので、ギリギリの時間に入って制服に着替えて店に出る。
1番人気の人に睨まれてしまった。猫の獣人でニャンさん。すっごい美人!!
シャムっぽい見た目通り、とても気位が高い。でも本気で仕事に取り組むかっこいい人。仲良くなってあのすんなり伸びたしっぽを撫で回したいけど、今は近づくだけで威嚇される。
デレるのを楽しみにしてます。
初めてのお仕事は黒豹のお客さんに指名された。黒髪で褐色の肌に緑の瞳の黒豹さんはかっこよくて野生的なイケメンさん。ヤマネさんより少し骨太な感じ。
わざわざぼくのところに来なくても、いくらでもお相手がいそうなのに。
「失礼します。お飲物はどうしますか?」
少し強めのお酒とツマミを2種。黒服さんに注文を伝えて隣に座る。ゆったりと揺れるしっぽに目が吸い寄せられる。
「ふふっ、しっぽが好きなの?」
「はい!耳もしっぽも大好きです!」
あ、食い気味に言ってしまった。
「触ってみる?」
「はい!」
手を伸ばして触ろうとするとするりと逃げる。追いかけるとまた逃げて、鼻先を掠めて誘う。追いかけてバランスを崩し、黒豹さんの膝にうつ伏せに乗ってしまった。
「ひゃん!」
シルクのような肌触りの制服の上からするりと腰を撫でられる。
「しっぽの無い丸いお尻。肌の露出した耳。ヒトなんだね。」
「そうですよ。だからしっぽが羨ましくて…
このお店で働く事にしたのも恋人にならなくても耳としっぽを触らせてもらえるからなんです。」
それじゃぁいじわるしないで触らせてあげるね、と身体をひねってしっぽをこちらに向けてくれた。
漆黒の毛並みはビロードの手触りで逆撫でしないように気をつけながら触る。服の隙間から毛皮の無い身体から生えている付け根を触ると「うぁっ!」って声が聞こえた。
「ごめんなさい!痛かったでしょうか?」
「い、いや、その驚いただけだよ。大丈夫。」
良かった、大丈夫そう。耳も触らせてくれるかな?ヤマネさんは先がピンと尖った三角耳だけど、黒豹さんは先が丸くなっている。
「耳も触っていいですか?」
興奮した目で見つめるとごくりと喉を鳴らして小さく頷いてくれた。
座り直して手を伸ばし、片耳に触れる。少し肉厚のしっかりとした感触にふわふわの耳毛。本物の黒豹なんて触った事無いけどやっぱりケモ耳サイコー!!
膝に跨がって両手でそれぞれの耳をもみもみさわさわしていると黒豹さんの息があがって来る。目の前にある顔に頬ずりしてから引き寄せて耳をはむはむと甘噛みしながら空いた手でしっぽを撫でると
「くぅぅ…っ!!…う、はぁっ…」
って抱きしめられた。幸せ!大満足!!
あれ?
放心状態の黒豹さんに大丈夫ですか?って聞いたけど戻って来ない。どうしよう?
他のお客さんから指名が入ったので黒服さんに任せて席を移動する。
2人連れですらりとした犬の獣人さんと…角のあるこげ茶色の髪のガチムチ牛獣人さん。雄っぱい!雄っぱい!犬の獣人さんにはラブさんが付いていて顔なじみっぽい。
やっぱりガチムチでモテないせいで人付き合いに積極的になれない部下を連れて来たそうだ。で、筋肉好きのぼくをラブさんが勧めてくれた。
「うわぁ、めちゃくちゃ可愛い子だね。今度指名しようかな?」
犬の獣人さんが軽口をたたいてラブさんがもう!って腕に抱きついてる。お決まりのやり取りっぽいな。
「新人のユキです。よろしくお願いします。」
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「背中の筋肉がすごい~…抱きついても良いですか?」
今度はぎこちないけど頷いてくれた。太い腕の下に潜り込んで脇から抱きつく。腕が回りきらない!!
「逞しくて良いですね…」
うっとりしながら見上げると牛耳がぴるぴる動いている。触っていいかな?良いよね?
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