10 / 21
10 大好きな言葉です。
しおりを挟む
翌日はタチバナさんの家。
ここでも衣装でいちゃいちゃした。タチバナさんにはちょっと脚を撫でられて服の中まで手を入れられたけど、そこは触らせていません!と断った。
衣装でそれを許しちゃうとお店で断り辛くなっちゃう気がして…普段通り、下着だけになった時はもっと触っても良いよ?
次の日はヤマネさん、その次の日はメルさん。このローテーションで泊まっていたんだけど、メルさんの元気がない。どうしたんだろう?
聞いてもなにも言わずそっと抱きしめてるだけ。切なくなっちゃうよ。
「何があったんですか?お仕事の話?」
ふるふると首を横に振る。教えてくれないの?
しばらく迷って漸く伝えてくれた悩みは、自分にはケモ耳も筋肉もないからぼくを喜ばせられない、と言う事だった。そんなにぼくの事が好きなの!?
イケメンで引き締まっていてそれなりに筋肉はあるし、なにより優しくて気配り上手。モテ競争するほどだったのにすっかり自信がなくなってしまったらしい。
「こんなに誰かを好きになったのも、こんなに自分に取り柄がないと感じたのも生まれて初めてで、気持を持て余してるんだ。」
伏せたケモ耳が見えるようだ。可愛すぎる!!
きゅんきゅんして思わずキスをしてしまった。びっくりしているメルさんに言う。
「ぼくの初めてのキスです。今までキスしたいと思った事がなくて何となくして来なかった、ってだけだからありがたみは無いかも知れないけど、メルさんにはしたくなっちゃいました。」
ふふっと笑ってそう言ったらメルさんの目にみるみる涙が堪って溢れた。
今度はメルさんからキスしてくれて、触れるだけのキスからだんだん深くなってディープキスになった。擦られる粘膜が気持良くてぞくぞくする。気持良くてお互いの熱を擦り付けて欲望を解放した。こっちの世界に来て初めてだ。
身体を清めて眠り、いつも通りの朝。少し違ったのは送り出すときのいってらっしゃいのキス。
1人になって考える。メルさん達4人とはたまたま縁があって居心地が良くて泊めてもらっているけど、まだセックスするかどうか想像はできない。でもキスはこの4人とだけは考えられる。キスができるかどうかが恋人とそうでない人との判断の分かれ目だと言うなら、この4人の中の誰かが恋人になる可能性があると言う事。
……うん、保留しよう。
今日は『さわれる夢』に行く。
やっぱり色々なもふもふと触れ合うのは至福。筋肉も大好き。また来てくれたクマさんを撫で回す。この前は耳と胸を触っただけだったけど、今日はしっぽも触らせてもらう!大きな身体のクマさんのしっぽを触ると他の所が触れなくなる。小さな短いしっぽ、と言ってもぼくの拳ほどもあるしっぽはニギニギすると充実感が半端ない!うっはぁ~……
クマさんが唇に指を触れさせて来るのでしっぽをニギニギしながらいつものようにしゃぶってしまった。昨夜、メルさんとあんなことしちゃったせいか顔のだらしなさに拍車がかかっているような気がする。
「うぅっ…」ってクマさんが小さく呻いたから多分今日もイかせてしまった。
今日はぼくを膝に乗せて抱きしめて、「ありがとう」って言うから「こちらこそ」って返してゆっくり抱き合っていたら次の指名が入った。
席を離れる前に欲しい物を聞かれてダメ元でお風呂!と答えたら分かった、だって。え?どう言う事?
よく分からないけどまたね、ってハグをしてその場を後にした。
次の指名には驚いた。
ご隠居さんがキアヌさんとタチバナさんを連れて来ていたから。どうしても心配だったらしい。ハニーさんも来てお酒とツマミを注文してお喋りして楽しんだ。
ハニーさん、ぼくの事をゴッドハンドとか言うの止めて下さい。
でも先輩として色々説明してくれたのは感謝です。
ここはもふもふ天国だから幸せ過ぎて自分の中のいろんなものが緩んでるけど、たったひとつの言葉が嬉しい。
ぼくからみんなに言いたい言葉、みんなからぼくに言って欲しい言葉。
みんながぼくに言ってくれる。
「 可 愛 が っ て 下 さ い 」
++++++++++++++++++++
後日、町にお風呂やさんができた。
貸し切り風呂もあるそこは温泉を引いているんだって!!
皆で行こうと4人と話をしていたらプレオープンの招待状が来た。
オーナーはクマさんだった。
鉱山主でお金持ちのクマさんは鉱山から出た温泉を町まで引いて施設を作った。
そう、ぼくのために!
…絆されそうなぼくはダメなやつかも知れない。
ここでも衣装でいちゃいちゃした。タチバナさんにはちょっと脚を撫でられて服の中まで手を入れられたけど、そこは触らせていません!と断った。
衣装でそれを許しちゃうとお店で断り辛くなっちゃう気がして…普段通り、下着だけになった時はもっと触っても良いよ?
次の日はヤマネさん、その次の日はメルさん。このローテーションで泊まっていたんだけど、メルさんの元気がない。どうしたんだろう?
聞いてもなにも言わずそっと抱きしめてるだけ。切なくなっちゃうよ。
「何があったんですか?お仕事の話?」
ふるふると首を横に振る。教えてくれないの?
しばらく迷って漸く伝えてくれた悩みは、自分にはケモ耳も筋肉もないからぼくを喜ばせられない、と言う事だった。そんなにぼくの事が好きなの!?
イケメンで引き締まっていてそれなりに筋肉はあるし、なにより優しくて気配り上手。モテ競争するほどだったのにすっかり自信がなくなってしまったらしい。
「こんなに誰かを好きになったのも、こんなに自分に取り柄がないと感じたのも生まれて初めてで、気持を持て余してるんだ。」
伏せたケモ耳が見えるようだ。可愛すぎる!!
きゅんきゅんして思わずキスをしてしまった。びっくりしているメルさんに言う。
「ぼくの初めてのキスです。今までキスしたいと思った事がなくて何となくして来なかった、ってだけだからありがたみは無いかも知れないけど、メルさんにはしたくなっちゃいました。」
ふふっと笑ってそう言ったらメルさんの目にみるみる涙が堪って溢れた。
今度はメルさんからキスしてくれて、触れるだけのキスからだんだん深くなってディープキスになった。擦られる粘膜が気持良くてぞくぞくする。気持良くてお互いの熱を擦り付けて欲望を解放した。こっちの世界に来て初めてだ。
身体を清めて眠り、いつも通りの朝。少し違ったのは送り出すときのいってらっしゃいのキス。
1人になって考える。メルさん達4人とはたまたま縁があって居心地が良くて泊めてもらっているけど、まだセックスするかどうか想像はできない。でもキスはこの4人とだけは考えられる。キスができるかどうかが恋人とそうでない人との判断の分かれ目だと言うなら、この4人の中の誰かが恋人になる可能性があると言う事。
……うん、保留しよう。
今日は『さわれる夢』に行く。
やっぱり色々なもふもふと触れ合うのは至福。筋肉も大好き。また来てくれたクマさんを撫で回す。この前は耳と胸を触っただけだったけど、今日はしっぽも触らせてもらう!大きな身体のクマさんのしっぽを触ると他の所が触れなくなる。小さな短いしっぽ、と言ってもぼくの拳ほどもあるしっぽはニギニギすると充実感が半端ない!うっはぁ~……
クマさんが唇に指を触れさせて来るのでしっぽをニギニギしながらいつものようにしゃぶってしまった。昨夜、メルさんとあんなことしちゃったせいか顔のだらしなさに拍車がかかっているような気がする。
「うぅっ…」ってクマさんが小さく呻いたから多分今日もイかせてしまった。
今日はぼくを膝に乗せて抱きしめて、「ありがとう」って言うから「こちらこそ」って返してゆっくり抱き合っていたら次の指名が入った。
席を離れる前に欲しい物を聞かれてダメ元でお風呂!と答えたら分かった、だって。え?どう言う事?
よく分からないけどまたね、ってハグをしてその場を後にした。
次の指名には驚いた。
ご隠居さんがキアヌさんとタチバナさんを連れて来ていたから。どうしても心配だったらしい。ハニーさんも来てお酒とツマミを注文してお喋りして楽しんだ。
ハニーさん、ぼくの事をゴッドハンドとか言うの止めて下さい。
でも先輩として色々説明してくれたのは感謝です。
ここはもふもふ天国だから幸せ過ぎて自分の中のいろんなものが緩んでるけど、たったひとつの言葉が嬉しい。
ぼくからみんなに言いたい言葉、みんなからぼくに言って欲しい言葉。
みんながぼくに言ってくれる。
「 可 愛 が っ て 下 さ い 」
++++++++++++++++++++
後日、町にお風呂やさんができた。
貸し切り風呂もあるそこは温泉を引いているんだって!!
皆で行こうと4人と話をしていたらプレオープンの招待状が来た。
オーナーはクマさんだった。
鉱山主でお金持ちのクマさんは鉱山から出た温泉を町まで引いて施設を作った。
そう、ぼくのために!
…絆されそうなぼくはダメなやつかも知れない。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
黒豹拾いました
おーか
BL
森で暮らし始めたオレは、ボロボロになった子猫を拾った。逞しく育ったその子は、どうやら黒豹の獣人だったようだ。
大人になって独り立ちしていくんだなぁ、と父親のような気持ちで送り出そうとしたのだが…
「大好きだよ。だから、俺の側にずっと居てくれるよね?」
そう迫ってくる。おかしいな…?
育て方間違ったか…。でも、美形に育ったし、可愛い息子だ。拒否も出来ないままに流される。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる