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⑨欲望には正直に
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「エルピディオはなんでそう思ったんだ?」
普通に「結婚をしよう」と言わせたかったのに「舐めたい」と返された訳だが、突然そう言い出した流れを教えて欲しい。
「な、舐めたい……、って?」
「そう」
「それはね……」
未だしゃくり上げながらとつとつと語った内容は……。
昨日、オレが耳や胸を舐められて良がっていたのが嬉しいやらエロいやらで最高だったらしい。それで、オレが嫌でなければまた舐めたい、らしい。
なるほど。
一瞬、『オレのエロさ』と言うところにチベットスナギツネが降臨したがそちらにはお帰りいただいて真面目に検討する。
いや、考えるまでもなかった。
「あのな、その……、舐められるのは吝かではない。けど……」
「けど?」
「エルピディオはそれで良いのかよ。お前は気持ち良くないだろ?」
「ソソソ、ソンナコトナイヨー」
ん?
なんか変な言い方したな。
「こっ、心が満たされるからいいんだヨ」
「何か隠してるな」
「ソソソ、ソンナコトナイヨー……」
カタコトな上に尻すぼみになっている。
まぁ、隠したいならしつこく聞くのは止めておくか。オレだって聞かれたくないことあるしな!!
「……まぁ、その、なんだ。嫌じゃ……、ない……」
「本当? ササ! ありがとう!!」
よし、これでイチャイチャは確約された。
だから結婚しないならしないで問題ない。
これで今回のオレ達の話し合いは終わり、日常が戻ってきた。
戻ってきたのだ。
朝起きて、メシ食って仕事して夜寝る。
相変わらずの距離感。
お前、舐めたいって言ったじゃん!
期待してるのに何もしないってなんでだよ!
いや、実は少しだけ変わったけどな。
手を繋いで寝てる。
ピュアか!
ピュアか……。
ピュアだよなぁ……。
はぁ……。
*******
さて、そろそろ我慢の限界です。
10日経っても眠る時に手を繋ぐのがせいぜいのスキンシップ。これではまた夢精してしまう……!!
はっきりお願いしないとだめなのか……。
オレはエルピディオを煽ることにした。
「エルピディオ、『舐めて良い』権利は時間制限があります」
「えぇっ!?」
「制限時間は今日までです」
「今日まで!?」
「……もう興味がないならこのままでOK」
「興味あるぅぅぅっ!!」
というアホなやりとりをして準備に入りました。温泉に入ってパジャマ姿でベッドに寝転んだだけだが。だってオレに似合う色っぽい誘い方なんて知らんし。
とにかく、エッチなぺろぺろカモン!
「し、失礼します……」
よし来い!
オレはワクワクしながら待った。
待った。
待つ……。
「エルピディオ……?」
「ごめ、待って、は、鼻血が……」
「……止めて来なさい」
そんな王道は要らない。
目をつぶっていたから気づかなかったよ。
「鼻血止まった?」
「はい……」
「今日はやめておこう」
「でも今日までって!!」
「すまん。ヤル気がないのかと思って煽っただけだ。期限はオレの気分で延びる」
「じゃあ、まだ猶予はある……?」
「少しはな」
「良かったぁ……」
心底ほっとした顔でふにゃりと笑う美形。
オレまで鼻血出したらどうすんだよ。
いや、笑顔を見て鼻血が出ることはないか。
……オレの旦那(予定)の顔がいい。
さすがに萎えたので方向性を変えてみる。まずは触れ合いに慣れさせるだな。
「エルピディオが慣れるまでハグをします」
「ハグ!」
「タイミングはオレがきめます」
「はいっ!!」
「でもその前に」
「ひやぁぁぁぁぁ……」
ベッドの上で向かい合って座り、エルピディオの両手を両手で握る。それだけで真っ赤になって目を潤ませる。奇声を上げる。うん、今までのは『手を握る』じゃなくて『手を繋ぐ』って感じだった。触れ合うだけのキスとディープなキスくらい違う。
だからしっかり手を握った。
「よし、これは鼻血出さないな」
「う、うん」
「ならこれは良し。今度は寝る時、背中をくっつけて寝ようと思うんだがどうだ?」
「背中を……!」
ほわほわとだらしない顔になったエルピディオに背中を向けて横になる。ほら、お前も早く布団に入ってこい。
「どうだ?」
「すごくあったかい……」
「そうだな。……おやすみ」
「おやすみなさい」
自分で言い出したことだけど背中の温もりに意識が集中する。あれ? これ、眠れる? 心臓がバクバクしてるんだけど。触れ合う背中の温もりだけで変な声が出そうになる。
ヤバい。
緊張で身体がこわばる。寝返りうてねぇ。
なんかちょっと勃っ……!?
結局、興奮して朝までろくに眠れず、2人して目の下にくまを作るポンコツ同士。
オレ達は長期戦を覚悟した。
*******
背中をくっつけて寝るようになって1ヶ月。
最近は普通に眠れるようになってきた。
一応は3日目から眠れてたけど徹夜続きの後に落ちただけのような気もするので微妙だった。
それでも1ヶ月かけてなんとか背中をくっつけながら手を握れるようになったのでそろそろ進みたいと思う。
昼間のハグは速攻で挫折したよ。
近すぎて無理。
両手を広げていざ! と構えたところで固まり、それを見たエルピディオが何故かそのポーズを真似し、威嚇し合うアリクイみたいになって沈黙が流れた。近づけなかった。
で、背中合わせの次は向かい合わせに寝ようと考えたんだけど……。その前に仰向けで横並びになり、手を握って眠ることにした。恋人つなぎです。
ついつい意識してお互いにチラ見してしまい、照れてそっぽを向く流れが眠るまで続くっていうね。これに慣れるまでまた1ヶ月。
次はどうしよう。
いよいよ向かい合わせか。
「目、目のやり場に困るね……っ!」
「いや、目をつぶれって。眠るんだぞ」
「そうだった!」
向かい合わせで眠ろうと目をつぶるが、なかなか寝つけず、相手の様子をうかがってしまう。
「ぶほっ!」
「えっ!? ササどうしたの?」
「いや、お前薄目……っ!!」
盗み見ようとしたらしいエルピディオが薄目を開けているのを目撃してしまい、ツボる。美形でも変な顔になるんだな。オレなんかさらにブサイクだろうなぁ。
寝よ。
パチッ
「寝ろ」
「寝てるよ~……」
「なら返事すんな」
「え、えへへ……」
夜中に目を開けたらエルピディオがまだ起きていた。満月が中天に差し掛かり、窓から光を投げかけている。その月明かりに照らされたエルピディオが神秘的な美しさを醸し出している……、かと思ったが。
オレが目を覚ましたのに気づき、寝たふりするために慌てて目を閉じたのが丸わかりだ。瞼に力を入れすぎている。こいつ、ホントにポンコツだ。
「ちゃんと寝ろよ。眠れないなら向かい合わせで寝るの止めるぞ」
「寝てたよ! たまたま目が覚めて、月明かりに浮かぶササが目の前にいて、それで……、見惚れてただけ……」
「そうかよ……」
寝返りを打ったらしくオレは仰向けになっていた。エルピディオをもう一度横目で見ると開き直って普通に目を開けていた。幸せそうに目を細め笑みを浮かべている。
「ササ、あのね。神の果実から生まれる人はその果実に願いを込めた人を幸せにする人だ、って言ったの覚えてる?」
「そう聞いたな……」
「本当にそうなんだな、って毎日実感してるんだ」
「お前は幸せなのか……」
こんな中途半端な付き合いでいいのか?
「うん。だってササはダメな私に根気強く付き合ってくれているでしょう?」
「そりゃまぁ……」
絆されてるし。
実は結構好きになってるし。
他の人間なんて考えられないし。
「……焦ったいけど、オレにもちょうどいいペースなのかもな」
「ずっと……、一緒に……、いてほしい……」
寝たか。
「……オレもずっと一緒にいたいと……、思ってるよ」
小さくそう呟いて、エルピディオの唇に親指で触れた。
エルピディオはもう寝ているから反応はない。
それに安堵しながら将来を想像する。
男同士だから子供は望めないけれど、いつか養子をもらうかペットを飼うかして賑やかな家庭を築きたい。エルピディオの弟子でもいい。
オレの寿命がどうなってるのか分からないけど、エルピディオに寂しい思いをさせたくないなぁ、なんて考えていたらいつのまにか眠っていた。
普通に「結婚をしよう」と言わせたかったのに「舐めたい」と返された訳だが、突然そう言い出した流れを教えて欲しい。
「な、舐めたい……、って?」
「そう」
「それはね……」
未だしゃくり上げながらとつとつと語った内容は……。
昨日、オレが耳や胸を舐められて良がっていたのが嬉しいやらエロいやらで最高だったらしい。それで、オレが嫌でなければまた舐めたい、らしい。
なるほど。
一瞬、『オレのエロさ』と言うところにチベットスナギツネが降臨したがそちらにはお帰りいただいて真面目に検討する。
いや、考えるまでもなかった。
「あのな、その……、舐められるのは吝かではない。けど……」
「けど?」
「エルピディオはそれで良いのかよ。お前は気持ち良くないだろ?」
「ソソソ、ソンナコトナイヨー」
ん?
なんか変な言い方したな。
「こっ、心が満たされるからいいんだヨ」
「何か隠してるな」
「ソソソ、ソンナコトナイヨー……」
カタコトな上に尻すぼみになっている。
まぁ、隠したいならしつこく聞くのは止めておくか。オレだって聞かれたくないことあるしな!!
「……まぁ、その、なんだ。嫌じゃ……、ない……」
「本当? ササ! ありがとう!!」
よし、これでイチャイチャは確約された。
だから結婚しないならしないで問題ない。
これで今回のオレ達の話し合いは終わり、日常が戻ってきた。
戻ってきたのだ。
朝起きて、メシ食って仕事して夜寝る。
相変わらずの距離感。
お前、舐めたいって言ったじゃん!
期待してるのに何もしないってなんでだよ!
いや、実は少しだけ変わったけどな。
手を繋いで寝てる。
ピュアか!
ピュアか……。
ピュアだよなぁ……。
はぁ……。
*******
さて、そろそろ我慢の限界です。
10日経っても眠る時に手を繋ぐのがせいぜいのスキンシップ。これではまた夢精してしまう……!!
はっきりお願いしないとだめなのか……。
オレはエルピディオを煽ることにした。
「エルピディオ、『舐めて良い』権利は時間制限があります」
「えぇっ!?」
「制限時間は今日までです」
「今日まで!?」
「……もう興味がないならこのままでOK」
「興味あるぅぅぅっ!!」
というアホなやりとりをして準備に入りました。温泉に入ってパジャマ姿でベッドに寝転んだだけだが。だってオレに似合う色っぽい誘い方なんて知らんし。
とにかく、エッチなぺろぺろカモン!
「し、失礼します……」
よし来い!
オレはワクワクしながら待った。
待った。
待つ……。
「エルピディオ……?」
「ごめ、待って、は、鼻血が……」
「……止めて来なさい」
そんな王道は要らない。
目をつぶっていたから気づかなかったよ。
「鼻血止まった?」
「はい……」
「今日はやめておこう」
「でも今日までって!!」
「すまん。ヤル気がないのかと思って煽っただけだ。期限はオレの気分で延びる」
「じゃあ、まだ猶予はある……?」
「少しはな」
「良かったぁ……」
心底ほっとした顔でふにゃりと笑う美形。
オレまで鼻血出したらどうすんだよ。
いや、笑顔を見て鼻血が出ることはないか。
……オレの旦那(予定)の顔がいい。
さすがに萎えたので方向性を変えてみる。まずは触れ合いに慣れさせるだな。
「エルピディオが慣れるまでハグをします」
「ハグ!」
「タイミングはオレがきめます」
「はいっ!!」
「でもその前に」
「ひやぁぁぁぁぁ……」
ベッドの上で向かい合って座り、エルピディオの両手を両手で握る。それだけで真っ赤になって目を潤ませる。奇声を上げる。うん、今までのは『手を握る』じゃなくて『手を繋ぐ』って感じだった。触れ合うだけのキスとディープなキスくらい違う。
だからしっかり手を握った。
「よし、これは鼻血出さないな」
「う、うん」
「ならこれは良し。今度は寝る時、背中をくっつけて寝ようと思うんだがどうだ?」
「背中を……!」
ほわほわとだらしない顔になったエルピディオに背中を向けて横になる。ほら、お前も早く布団に入ってこい。
「どうだ?」
「すごくあったかい……」
「そうだな。……おやすみ」
「おやすみなさい」
自分で言い出したことだけど背中の温もりに意識が集中する。あれ? これ、眠れる? 心臓がバクバクしてるんだけど。触れ合う背中の温もりだけで変な声が出そうになる。
ヤバい。
緊張で身体がこわばる。寝返りうてねぇ。
なんかちょっと勃っ……!?
結局、興奮して朝までろくに眠れず、2人して目の下にくまを作るポンコツ同士。
オレ達は長期戦を覚悟した。
*******
背中をくっつけて寝るようになって1ヶ月。
最近は普通に眠れるようになってきた。
一応は3日目から眠れてたけど徹夜続きの後に落ちただけのような気もするので微妙だった。
それでも1ヶ月かけてなんとか背中をくっつけながら手を握れるようになったのでそろそろ進みたいと思う。
昼間のハグは速攻で挫折したよ。
近すぎて無理。
両手を広げていざ! と構えたところで固まり、それを見たエルピディオが何故かそのポーズを真似し、威嚇し合うアリクイみたいになって沈黙が流れた。近づけなかった。
で、背中合わせの次は向かい合わせに寝ようと考えたんだけど……。その前に仰向けで横並びになり、手を握って眠ることにした。恋人つなぎです。
ついつい意識してお互いにチラ見してしまい、照れてそっぽを向く流れが眠るまで続くっていうね。これに慣れるまでまた1ヶ月。
次はどうしよう。
いよいよ向かい合わせか。
「目、目のやり場に困るね……っ!」
「いや、目をつぶれって。眠るんだぞ」
「そうだった!」
向かい合わせで眠ろうと目をつぶるが、なかなか寝つけず、相手の様子をうかがってしまう。
「ぶほっ!」
「えっ!? ササどうしたの?」
「いや、お前薄目……っ!!」
盗み見ようとしたらしいエルピディオが薄目を開けているのを目撃してしまい、ツボる。美形でも変な顔になるんだな。オレなんかさらにブサイクだろうなぁ。
寝よ。
パチッ
「寝ろ」
「寝てるよ~……」
「なら返事すんな」
「え、えへへ……」
夜中に目を開けたらエルピディオがまだ起きていた。満月が中天に差し掛かり、窓から光を投げかけている。その月明かりに照らされたエルピディオが神秘的な美しさを醸し出している……、かと思ったが。
オレが目を覚ましたのに気づき、寝たふりするために慌てて目を閉じたのが丸わかりだ。瞼に力を入れすぎている。こいつ、ホントにポンコツだ。
「ちゃんと寝ろよ。眠れないなら向かい合わせで寝るの止めるぞ」
「寝てたよ! たまたま目が覚めて、月明かりに浮かぶササが目の前にいて、それで……、見惚れてただけ……」
「そうかよ……」
寝返りを打ったらしくオレは仰向けになっていた。エルピディオをもう一度横目で見ると開き直って普通に目を開けていた。幸せそうに目を細め笑みを浮かべている。
「ササ、あのね。神の果実から生まれる人はその果実に願いを込めた人を幸せにする人だ、って言ったの覚えてる?」
「そう聞いたな……」
「本当にそうなんだな、って毎日実感してるんだ」
「お前は幸せなのか……」
こんな中途半端な付き合いでいいのか?
「うん。だってササはダメな私に根気強く付き合ってくれているでしょう?」
「そりゃまぁ……」
絆されてるし。
実は結構好きになってるし。
他の人間なんて考えられないし。
「……焦ったいけど、オレにもちょうどいいペースなのかもな」
「ずっと……、一緒に……、いてほしい……」
寝たか。
「……オレもずっと一緒にいたいと……、思ってるよ」
小さくそう呟いて、エルピディオの唇に親指で触れた。
エルピディオはもう寝ているから反応はない。
それに安堵しながら将来を想像する。
男同士だから子供は望めないけれど、いつか養子をもらうかペットを飼うかして賑やかな家庭を築きたい。エルピディオの弟子でもいい。
オレの寿命がどうなってるのか分からないけど、エルピディオに寂しい思いをさせたくないなぁ、なんて考えていたらいつのまにか眠っていた。
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