【完結】ご褒美嫁として召喚されたのにガッカリされました。怒っていいよね?

香月ミツほ

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⑫エロスイッチ※

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町デートで分かったこと。

この町で持て囃される体型にはばらつきがある事。オレはまだそこまで人気になるほど太ってはいないという事。

まぁ、丸顔だから体重の割には好意的に見られ易いってのはあるのだろう。

これならきっと、1人で出歩いてもそうそうナンパされることはないんじゃないかな。

そして分からなかったこと。

デートとはなんぞや。

ただ一緒にうろうろしただけだったんだが。
一緒にいるだけで楽しい、とか聞くけどまるっきりいつも通りで良く分からんかった。手を繋いだりしたら違ったのか……?

初デートだと思い込もうとしたけどやっぱり何か違う気がする。

「エルピディオ、おでかけどうだった?」
「楽しかった! この変装ってすごいね。みんな私だって気づいてなかったんじゃないかな」
「え? そこまで変わってないと思うぞ?」
「ううん。だってみんなの態度が全然違ったもの」

そうなのか。
まぁ楽しかったならいいか。
デートかどうかなんて主観の問題だな、きっと。





オレは仕事としてハーブソルト作りをすることになったので薬作りの手伝いをやめた。元々エルピディオ1人で手は足りてたし。

で、今まで家になかったから入れてなかったニンニクが朝市で売れ残っていたので入れることにした。ちょっと小さくて不揃いなニンニクを皮を剥いてスライスし、ローストしてから乾燥させています。

魔道具で乾燥できるので速い。

配合比率を細かく設定できるほど味覚に自信はない。だからニンニク入りとニンニクマシマシの2種類が新商品だ。

ゴリゴリして混ぜて完成!

「ジャコッペ、これ肉に揉み込んで少し置いてから焼いてくれる?」
「あぁ、分かった!」

ちょうど来ていたので、前より少しふっくらしたジャコッペに調理をお願いする。彼はお菓子レシピを教えたおかげか、とても好意的になった。そして可愛い彼女ができたらしい。

崇めよ!

嘘です。そこまでの事してません。

で、新作ハーブソルトも好評。
ただし、ニンニクマシマシは美味しいけどちょっと匂いがきつくて胸焼けしそうだったので割合を調整して、量産化決定。

あとエルピディオにのど飴も提案しておいた。





昼間はそんな感じでなかなか充実している。

ただ、夜がまだ……。

はっ!
そうだ、次はボディタッチだ!!

手は握れるようになったし、次は……、次は……。

ナデナデならできそうだ。





向かい合わせでベッドに入り、徐ろに頭を撫でる。指が綺麗な髪をするすると滑る。本当に綺麗な髪だなぁ。

「サ、ササ?」
「今日はナデナデしてみようと思った」
「す、すごく嬉しいけど恥ずかしいね……」
「そうなのか?」
「うん。ササは?」

そう言ってエルピディオもオレの頭を撫でる。
オレの髪も背中まであるので同じ感じに撫でられているが、さて。

「なんだかほんわかする。恥ずかしくはない」
「そ、そう? ならこれは……?」
「んっ……」

変な声が出た!

エルピディオが!
ヘタレなエルピディオが!!

髪のついでに耳から鎖骨を撫でたので変な声が出てしまった。これは恥ずかしい。

「い、今の……」
「なんでもない!」
「い、嫌だった?」
「いやじゃ……、なかった……、かな」

オレは多分、首まで真っ赤になっている。
俯いて目線を合わせないようにして固まっていると、調子に乗ったエルピディオが耳から鎖骨までを何度も撫でる。

ゾクゾクする!

ここは勇気を出してお願いする場面かも知れない。

「エル……、ピディオ……、もっと……」
「うん!」

なんとヘタレのエルピディオが嬉々としてオレを撫でまくるではありませんか。鎖骨までだった手が徐々に肩から腕、指先までゆっくりと撫でさすってくる。その手はまた腕に戻って今度は背中に回り、また戻る。

性的なゾクゾクと普通の安心感がランダムにもたらされて身体が昂ってくる。なんだこれ?

なんだこれ!?

「エル、ど、しよ……? 身体、熱い……」
「あ、熱いの? ど、どうしたら……」

モゴモゴ言いながらも手を止めないエルピディオ。そして他を触りまくるのにそこだけ触れられず、乳首が固く立ち上がっている。見なくても分かる。痛いほど固くなる、ってマジだったのか。

オレは触り易いように仰向けになって胸を突き出した。

「ここ、お願い……」
「ササっ!!」

ぺろっ

「ひぁっ!!」

やばい。乳首やばい。
まだ上半身を撫で回されただけなのに、放置されていた乳首をペロリと舐められたら甘イキした! 先走りがこぷりと溢れる。

「すご……、きもちい……。エルぅ……」
「ひゃいぃっ!」

うん?

変な声が聞こえて少し冷静になる。
でもまた乳首を舐められて我を忘れた。

「ふぅっ、気持ちいい、けど、そこばっかじゃ、やだぁ……。あふっ、あっ、ち、ちんちんも……っ!」
「わわわ、わ、分かった!」
「んんっ!」

エルピディオの手って何でこんなに気持ちいいんだろう。優しく、でもしっかり握られて先走りを塗り込めるように擦られると少し刺激が強くてイヤイヤと首を振ってしまう。でも気持ちいいから止めないで!

「も、イク……っ! エルぅ……っ!」
「ササ、ササ! かわいい、きれい、素敵だ!!」

身を震わせて登り詰めるオレ。
それを熱い眼差しで見つめながら最後まで白濁を搾りきるエルピディオ。はふはふ。あぁ気持ちいい……。

よし、今日はやってもらうばっかりじゃなく、頑張るんだ!

「エルピディオ、オレもエルピディオを……、気持ちよくしたい……」
「い、いや! 大丈夫、間に合ってます!!」

は?
は?????

エルピディオは余韻もなく慌ただしく部屋を出ていってしまった。

え?
間に合ってるってどういうこと!?

こんな濃厚な接触をする相手がオレ以外にいるとは思わない。だとしたら……? オレじゃあ下手そうだからダメだってことか? 確かに上手くはないだろうけど。

でも少しくらい試させてくれてもいいんじゃないですかねぇ!

しょぼん……。





***** side  エルピディオ *****

ササが最高だった。

突然、頭を優しく撫でてくれて、嬉しくてドキドキして幸せで胸が締め付けられた。少し照れると告げると、ササは不思議そうな顔をする。同じように私がササの頭を撫でても特に恥ずかしくないらしい。

むぅ。

イタズラ心が湧いて頭以外も撫でてみたら、色っぽい声が……。色っぽい声が!

思わず鼻息荒く嫌じゃないのか問うと、恥ずかしげに俯きながら嫌じゃないと答えてくれた。夢にまでみた返事に調子に乗り、夢中になって何度も撫でたらササはとろんとした表情で続きをねだった。

この前は薬草のせいだと思ったけど、ササは元々気持ちいいことが、かなり好きなのかも知れない。欲望まみれの私では嫌われるんじゃないかとオドオドしているのに、その行動に素直に感じてくれている。細心の注意を払って反応を伺い、指を、舌を這わせると暴かれていくササの愉悦の泉。

身を捩って善がる尊い天使。

おずおずと胸の中心を差し出すあどけない小悪魔。

接触を許されたそこをねぶると短く嬌声を上げて感じ入る。

愛らしくて、いやらしくて、たまらない。

そしてさらに嬉しい注文が。

「胸ばっかじゃなくて、ちんちんも……」

『ちんちん』て!
かわい過ぎではなかろうか。
しかし、似合う。ササのそれはサイズが控えめでいかにも清らかな姿をしている。純真で無垢なそこは快感の波に易々と溺れてしまうのだろう。

同じ器官を持つ者としてどう扱えばいいのか、よく知っている。強さや速さをササの好みになるようによく観察しながら擦ると、そう時間もかからずに射精した。

ぴゅくぴゅくと溢れる精が私の手を彩り、張り詰めていた『ちんちん』が弛緩していく。

私の名前を愛称にして呼びながら絶頂するのを見たら興奮が暴走してしまうのは仕方がないことだと思う。

が。

ササの痴態を見て暴発(?)していたなんて知られたくないので、せっかくの提案を断って部屋を出た。

せっかくの提案だったのに……。



焦って変なことを口走ったりしてない、よね?



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