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⑳幸せ家族(仮)
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リノとノエを預かって家に帰ってきたオレ達は、まずは溜まっていた蔓汁を集めた。
半分ノエが飲んだけど、大丈夫か?
「薬の材料だから害はないけど、味も匂いも薬効もないはずなんだよねぇ。どうして美味しく感じるんだろう」
エルピディオが首を捻る。
植物から出る汁だから多少は草の香りがあるが。まぁ、害がないならいいだろう。
荷物を家に運んだら瓢箪畑と薬草畑の見回りだ。エルピディオは薬作り。
「むち! むちがいる!」
「ノエ、噛まれるよ!」
ノエが見つけたのはアリ。色が緑だけどたぶんアリ。
「それ、噛むの?」
「まえ、ノエがおしり かまれたの」
よちよちと歩いて尻餅ついたところにアリの巣があって噛まれたらしい。夏でオムツだけだったのも災いしたようだ。オムツの中に入り込まれてガブッと。
「毒はなかった?」
「どくはないって、おかあさんが いってた」
「そうか。でも痛いなら噛まれない方がいいよな。ノエ、気をつけろよ」
「あい!」
草や虫を観察しながら庭をうろつく。
枯れ葉を踏むパリパリとした音を楽しんだり、どんぐりを見つけたり、石をひっくり返して隠れた虫を驚かせたり。
そうだ、小川で石拾いしてもいいな。
仕事してたらこんなにゆっくりできないなぁ。エルピディオには申し訳ない。よし、美味しい昼飯を作ってやろう。
昼食のメニューは何にしよう?
フレンチトースト食べさせたかったのを思い出した。
バケットも買ってきたし、卵もある。
千切り野菜のスープと腸詰炒めを添えれば大丈夫かな。オレ達は家に入り、手洗いとうがいをして3人で料理をすることにした。
「では、お昼ご飯を作ります。お手伝い、お願いします!」
「あいっ!」
「はい!」
包丁はまだ危ないので卵を溶いてもらおう。
大きめのボウルを用意して卵を割り入れる。
卵はダチョウの卵ほどもあるので殻が硬い。綺麗に洗ったノミをハンマーで叩いて穴を開け、中身をボウルに移す。リノに押さえてもらい、ノエがかき混ぜる。疲れたら交代して混ぜてもらう。
なるべく時間がかかりますように!
その隙に適当な野菜を千切りにして煮込む。出汁とコクが出るかと考えて鳥の皮も入れた。ハーブソルトで味を整え、弱火で放置。
卵の様子をみるともう少しだったので、仕上げにオレが混ぜる。そこに牛乳と砂糖を入れてまた混ぜる。できた卵液をバットに入れ、スライスしたバケットを浸す。少し待ってひっくり返し、また待つ。
「よし、後は焼くだけだからエルピディオを呼んでこよう」
「エーピーよぶ?」
「うん。ご飯だよ、って」
ノエはさっそくエルピディオを呼びに行く。仕事部屋には入らないよう言ってあるので部屋の前まで行って大きな声で元気よく。
「エーピー、ごはんよ~!」
「はぁーい」
おままごとみたいな2人の声を聞きながら腸詰を焼き始め、もう片方のコンロでフライパンを温めてバターを溶かす。そこにバケットを入れるといい香りが漂う。
幸せの形がここに!
「あ、リノ、皿持ってきてくれ」
「うん!」
平たい皿に焼けたフレンチトーストと腸詰を盛り付け、蜂蜜をかけて爽やかな香りのハーブを飾る。やってきたエルピディオがカップにスープを注いでくれて、昼食の準備が整った。
「よし! 食べよう」
「いたーきましゅ!」
「「「いただきます!」」」
フレンチトーストはフォークだけで食べられるように細かく切ったので程よく冷めているはず。スープはもう少し冷ました方が良かったか?
「お、ノエ上手に飲めるな」
「あい! おいち~ね~」
食べさせようかとも思ったが今日は元気だから自力で食べるだろうと手は出していない。椅子は角材を乗せて高さを調節したが安定しているようだ。リノはクッションで調節。
「ふわぁ、おいしい……。あっ、たべすぎちゃったかな……」
「そう言えば具合が悪くなるんだっけ? どんな風になるんだ?」
リノが完食して食べ過ぎたかと心配しているので、症状(?)を訊く。
「えっとね、あたまがいたくなるの」
「頭が?」
「うん。パンとか、おにくとか、おいしいんだけど……」
それは硬いものを食べて米神が痛くなるやつでは? オレもスルメ食べ過ぎてなった事あるぞ。確か。
「今は大丈夫か?」
「うん」
「痛くなったらすぐに言うんだぞ」
「うん」
とりあえず様子見が決定。
オレは医者じゃないからそれしかないんだけどな。胃がもたれるとかならエルピディオの薬で対処できる気がする。
ノエもご機嫌で食べ終わって、みんなでご馳走様を言う。それぞれ食器を流しまで運んで、リノが洗ってオレが拭く。それをノエに渡すとノエがエルピディオに渡す。受け取ったエルピディオが食器棚にしまう。
木製の食器だから安心して手伝ってもらえるな。
食休みしたらお昼寝だ。
*******
「エルピディオ、ちょっといいか?」
「うん。どうしたの?」
リノ達がお昼寝したので仕事部屋に相談に来た。
「リノの寝相がさ。心配じゃない?」
「寝相が心配?」
「うん。昨日、蹴られたんだろう? 2人で同じベッドだと怪我したりしないか気になっちゃって」
こう、ベビーベッドでそれぞれ眠れたらいいと思うんだけど、寂しいかな?
「それなら宿屋みたいにベッドを2つ並べて4人で寝る?」
「いいのか?」
「もちろん! あ、でもリノの隣は1日交代でお願い」
「ははは、分かった。後でベッドを移そう」
あまり長く寝ると夜、眠れなくなるので1時間ほどで起こしにいくと、リノは起きていた。
「眠れたか? 頭痛くないか?」
「うん」
具合は良さそうだな。
「よしよし、じゃ、ノエを起こそう。ノエ、起きろ~」
「んにゅ~」
「ノエ、おきて~」
「んぎぃぃ……」
んぎぃって……。
今日は寝起きが悪いなぁ。
疲れてたのかな?
「ノエ、おやつ食べよう。何がいい?」
「おやちゅ!?」
ガバリと起きるちびっ子につい笑ってしまう。素直でよろしい。
「んとね、んとね、あま~いの! ふわふわなの!」
「甘くてふわふわなやつな」
今日は蒸しパンにするか。
普通の卵は大きすぎるので卵もどきを使う。
よく知らないが木の実らしい。それと砂糖と重曹と全粒粉、牛乳を混ぜて器に入れて蒸す。
「ほら、熱いから気をつけてたべろよ」
「ふーふーしゅる!」
「いただきます!」
ノエには小さくちぎって渡し、リノにはそのまま皿に乗せて渡す。はふはふしながら出来立てのおやつを嬉しそうに頬張る子ども達。
一緒になってご機嫌なエルピディオ。
ふふふ、癒されるなぁ。
どうでもいいけど、なんでオレ、こんなに料理できるんだ? 前世については学生と引きこもりの記憶しかないんだが。最初の頃はこんなに出来なかったよな。こっちの世界に馴染んできて情報へのアクセス回線が確立されたとかか?
うん、こっちの世界の神様が優しいってことだな!
感謝だ!
神様、ありがとうございます!!
おやつを食べ終わり、外で鬼ごっこや影踏みをしていたら日が暮れてきた。
さて、夕飯だ。
ビーフシチューっぽい匂いがするのでご飯を炊いてバターライスにしようかな。
「あ、ササ。実は……」
なんと、ジャコッペが町で屋台を始めるのでうちの食事作りを辞めたいとの申し出があったらしい。彼女もできていつか2人で小さな店を開きたくなったんだって。この国にはあまりお菓子を売る店がないので屋台は人気が出るかも知れない。応援するぜ!
「そうするとササに負担がかかるんじゃないかって心配なんだ」
「いいぞ。料理は嫌いじゃないし、今はリノとノエの分もあるからな」
「それなら良かった。明日、ジャコッペに伝えるね」
「あぁ。屋台、上手くいくといいな」
どんなメニューでやるのかな。
屋台といえばクレープ、ベビーカステラ、リンゴ飴、チョコバナナ、わたあめ、たい焼き、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば。焼き鳥は串焼き屋があったから醤油なしでは太刀打ちできまい。
オレは米を炊きながら、クレープを食べたくなるのであった。
半分ノエが飲んだけど、大丈夫か?
「薬の材料だから害はないけど、味も匂いも薬効もないはずなんだよねぇ。どうして美味しく感じるんだろう」
エルピディオが首を捻る。
植物から出る汁だから多少は草の香りがあるが。まぁ、害がないならいいだろう。
荷物を家に運んだら瓢箪畑と薬草畑の見回りだ。エルピディオは薬作り。
「むち! むちがいる!」
「ノエ、噛まれるよ!」
ノエが見つけたのはアリ。色が緑だけどたぶんアリ。
「それ、噛むの?」
「まえ、ノエがおしり かまれたの」
よちよちと歩いて尻餅ついたところにアリの巣があって噛まれたらしい。夏でオムツだけだったのも災いしたようだ。オムツの中に入り込まれてガブッと。
「毒はなかった?」
「どくはないって、おかあさんが いってた」
「そうか。でも痛いなら噛まれない方がいいよな。ノエ、気をつけろよ」
「あい!」
草や虫を観察しながら庭をうろつく。
枯れ葉を踏むパリパリとした音を楽しんだり、どんぐりを見つけたり、石をひっくり返して隠れた虫を驚かせたり。
そうだ、小川で石拾いしてもいいな。
仕事してたらこんなにゆっくりできないなぁ。エルピディオには申し訳ない。よし、美味しい昼飯を作ってやろう。
昼食のメニューは何にしよう?
フレンチトースト食べさせたかったのを思い出した。
バケットも買ってきたし、卵もある。
千切り野菜のスープと腸詰炒めを添えれば大丈夫かな。オレ達は家に入り、手洗いとうがいをして3人で料理をすることにした。
「では、お昼ご飯を作ります。お手伝い、お願いします!」
「あいっ!」
「はい!」
包丁はまだ危ないので卵を溶いてもらおう。
大きめのボウルを用意して卵を割り入れる。
卵はダチョウの卵ほどもあるので殻が硬い。綺麗に洗ったノミをハンマーで叩いて穴を開け、中身をボウルに移す。リノに押さえてもらい、ノエがかき混ぜる。疲れたら交代して混ぜてもらう。
なるべく時間がかかりますように!
その隙に適当な野菜を千切りにして煮込む。出汁とコクが出るかと考えて鳥の皮も入れた。ハーブソルトで味を整え、弱火で放置。
卵の様子をみるともう少しだったので、仕上げにオレが混ぜる。そこに牛乳と砂糖を入れてまた混ぜる。できた卵液をバットに入れ、スライスしたバケットを浸す。少し待ってひっくり返し、また待つ。
「よし、後は焼くだけだからエルピディオを呼んでこよう」
「エーピーよぶ?」
「うん。ご飯だよ、って」
ノエはさっそくエルピディオを呼びに行く。仕事部屋には入らないよう言ってあるので部屋の前まで行って大きな声で元気よく。
「エーピー、ごはんよ~!」
「はぁーい」
おままごとみたいな2人の声を聞きながら腸詰を焼き始め、もう片方のコンロでフライパンを温めてバターを溶かす。そこにバケットを入れるといい香りが漂う。
幸せの形がここに!
「あ、リノ、皿持ってきてくれ」
「うん!」
平たい皿に焼けたフレンチトーストと腸詰を盛り付け、蜂蜜をかけて爽やかな香りのハーブを飾る。やってきたエルピディオがカップにスープを注いでくれて、昼食の準備が整った。
「よし! 食べよう」
「いたーきましゅ!」
「「「いただきます!」」」
フレンチトーストはフォークだけで食べられるように細かく切ったので程よく冷めているはず。スープはもう少し冷ました方が良かったか?
「お、ノエ上手に飲めるな」
「あい! おいち~ね~」
食べさせようかとも思ったが今日は元気だから自力で食べるだろうと手は出していない。椅子は角材を乗せて高さを調節したが安定しているようだ。リノはクッションで調節。
「ふわぁ、おいしい……。あっ、たべすぎちゃったかな……」
「そう言えば具合が悪くなるんだっけ? どんな風になるんだ?」
リノが完食して食べ過ぎたかと心配しているので、症状(?)を訊く。
「えっとね、あたまがいたくなるの」
「頭が?」
「うん。パンとか、おにくとか、おいしいんだけど……」
それは硬いものを食べて米神が痛くなるやつでは? オレもスルメ食べ過ぎてなった事あるぞ。確か。
「今は大丈夫か?」
「うん」
「痛くなったらすぐに言うんだぞ」
「うん」
とりあえず様子見が決定。
オレは医者じゃないからそれしかないんだけどな。胃がもたれるとかならエルピディオの薬で対処できる気がする。
ノエもご機嫌で食べ終わって、みんなでご馳走様を言う。それぞれ食器を流しまで運んで、リノが洗ってオレが拭く。それをノエに渡すとノエがエルピディオに渡す。受け取ったエルピディオが食器棚にしまう。
木製の食器だから安心して手伝ってもらえるな。
食休みしたらお昼寝だ。
*******
「エルピディオ、ちょっといいか?」
「うん。どうしたの?」
リノ達がお昼寝したので仕事部屋に相談に来た。
「リノの寝相がさ。心配じゃない?」
「寝相が心配?」
「うん。昨日、蹴られたんだろう? 2人で同じベッドだと怪我したりしないか気になっちゃって」
こう、ベビーベッドでそれぞれ眠れたらいいと思うんだけど、寂しいかな?
「それなら宿屋みたいにベッドを2つ並べて4人で寝る?」
「いいのか?」
「もちろん! あ、でもリノの隣は1日交代でお願い」
「ははは、分かった。後でベッドを移そう」
あまり長く寝ると夜、眠れなくなるので1時間ほどで起こしにいくと、リノは起きていた。
「眠れたか? 頭痛くないか?」
「うん」
具合は良さそうだな。
「よしよし、じゃ、ノエを起こそう。ノエ、起きろ~」
「んにゅ~」
「ノエ、おきて~」
「んぎぃぃ……」
んぎぃって……。
今日は寝起きが悪いなぁ。
疲れてたのかな?
「ノエ、おやつ食べよう。何がいい?」
「おやちゅ!?」
ガバリと起きるちびっ子につい笑ってしまう。素直でよろしい。
「んとね、んとね、あま~いの! ふわふわなの!」
「甘くてふわふわなやつな」
今日は蒸しパンにするか。
普通の卵は大きすぎるので卵もどきを使う。
よく知らないが木の実らしい。それと砂糖と重曹と全粒粉、牛乳を混ぜて器に入れて蒸す。
「ほら、熱いから気をつけてたべろよ」
「ふーふーしゅる!」
「いただきます!」
ノエには小さくちぎって渡し、リノにはそのまま皿に乗せて渡す。はふはふしながら出来立てのおやつを嬉しそうに頬張る子ども達。
一緒になってご機嫌なエルピディオ。
ふふふ、癒されるなぁ。
どうでもいいけど、なんでオレ、こんなに料理できるんだ? 前世については学生と引きこもりの記憶しかないんだが。最初の頃はこんなに出来なかったよな。こっちの世界に馴染んできて情報へのアクセス回線が確立されたとかか?
うん、こっちの世界の神様が優しいってことだな!
感謝だ!
神様、ありがとうございます!!
おやつを食べ終わり、外で鬼ごっこや影踏みをしていたら日が暮れてきた。
さて、夕飯だ。
ビーフシチューっぽい匂いがするのでご飯を炊いてバターライスにしようかな。
「あ、ササ。実は……」
なんと、ジャコッペが町で屋台を始めるのでうちの食事作りを辞めたいとの申し出があったらしい。彼女もできていつか2人で小さな店を開きたくなったんだって。この国にはあまりお菓子を売る店がないので屋台は人気が出るかも知れない。応援するぜ!
「そうするとササに負担がかかるんじゃないかって心配なんだ」
「いいぞ。料理は嫌いじゃないし、今はリノとノエの分もあるからな」
「それなら良かった。明日、ジャコッペに伝えるね」
「あぁ。屋台、上手くいくといいな」
どんなメニューでやるのかな。
屋台といえばクレープ、ベビーカステラ、リンゴ飴、チョコバナナ、わたあめ、たい焼き、たこ焼き、お好み焼き、焼きそば。焼き鳥は串焼き屋があったから醤油なしでは太刀打ちできまい。
オレは米を炊きながら、クレープを食べたくなるのであった。
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