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㉑感動の再会
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ジャコッペからの退職願を受けた翌日、最後の仕事をしにやってきた彼に屋台のメニューを聞いてみた。
「屋台で何を売るんだ?」
「それなんだけどよ。ササ、オススメはないか?」
「オススメ?」
「おぅ。彼女と意見が合わなくてなぁ」
聞けばクッキーやパウンドケーキを量産するには大きなオーブンが必要になるだろうとか、串焼きなら串と焼き台だけあればいいけど珍しくないし、とか野菜や果物を売ったら屋台じゃなくて朝市だ、とか。
ふっふっふっ、ちょうど今食べたいと思っていたんですよ。クレープを!!
「これくらいの丸くて平らな鉄板とこれくらいの四角い鉄板を用意して、こんなメニューはどうだ?」
オレは蜜りんごをバターソテーしたものを、フライパンで薄く焼いた生地で巻いて差し出した。
「あつっ! はふはふ、お、甘くて美味い! いいな、これ」
「ノエも! ノエもたべる!」
「おぉ、ノエにもリノにもすぐ作るからな」
蜜りんごのバターソテーを少し多めに作り、広げて冷ます。クレープ生地を10枚ほど小さく焼いてひとくちサイズに包む。
……ノエの口は小さくて、ひとくちでは入らなかったが。
「おいち! これ、おいちー!!」
「すっごくおいしいね」
はっはっはっ、そうだろうそうだろう。
甘味の強い蜜りんごの糖分とバターが混ざり、加熱することでキャラメルのような香りになって、めちゃウマだ。
「エルピディオのは少し苦めにしたけどどうだ?」
「ほろ苦くて美味しいよ」
少し焦がして大人の味だ。
ジャコッペにこっちの味も試してもらう。
「加熱時間を変えただけでこんなに風味が変わるのか。材料を変えずに味が変えられるのはいいな」
「あとこれ、肉や野菜を巻いても美味いぞ」
チーズもな。
魚でも美味しいだろうけど、鉄板が魚臭くなる可能性があるからお勧めしない。ツナみたいなのがあればいいのだろうが。
生地に穴が開かないように焼くのがコツだぞ? すぐに慣れるだろうけど。
「ナッツのトッピングもお勧めだぞ~」
帰っていくジャコッペにそんな言葉を投げて家に引っ込むと、ノエがキラキラした目でオレを見ていた。
「なっちゅ? とっぴ?」
「今日はもう終わりだから、明日な」
「えー!?」
「夕飯食べられなくなったら困るだろ?」
そう言うと、ノエはとても難しい顔で腕を組み、一度俯いてから顔を上げ、ひらめいた! って感じに元気よく。
「ゆうはんに おやちゅ たべる!」
「あかーん!!」
おやつは補食。
3食の食事で足りない分の補給なの!
まとめてたくさん食べられない子供のために用意するものです。
でもまぁ、食事クレープなら許される?
結局、肉そぼろと千切りの野菜を巻いた食事クレープを夕飯にした。甘いデザートもあるぞ。
「おにくも あまいのも おいちー!」
「うん、すごくおいしい!」
「ササは料理上手だよねぇ」
「3人ともたくさん食べて偉いな。じゃあ風呂に入って寝るか」
「「「おふろー!!」」」
エルピディオまで声を揃えてるよ。
ふふふ、楽しいなぁ。
着替えを持って4人でお風呂へ。
今日もノエが魔法陣ではしゃいでいる。
「魔法陣てどこの家にもあるんじゃないのか?」
「そうでもないかな。うちは薬を作るのに清潔必須だから祖父の代からあるけど、普通の平民の家だとないかな」
そうだったのか。
トイレはスライム分解だけだし、洗濯や食器洗いは普通に手作業。掃除は言わずもがな。
そうか。魔法陣は高級家電だったのか。
ここの家はトイレまで浄化魔法陣付きだもんな。スライムもいるけど。
楽しいお風呂タイムは終わり、ベッドへダイブ! ノエだけが。
「ノエ、あぶないから どーんてしちゃダメ」
「どーんじゃないよ? ぴょーんだよ?」
「どーんだった!」
兄弟喧嘩が擬音だらけで微笑ましい。
「ノエ、リノは心配してるんだぞ? ノエが痛くて泣いたらリノも悲しくなるからな」
「ノエいたくないもん……」
ぶーたれるちびっ子かわいい。
だが真面目なリノがストレス溜めるのも心配だ。
「リノはお兄ちゃんだから頑張っちゃうんだよな。でも少しくらい失敗したって怪我さえしなきゃ良いんだよ。リノはもっと甘えろ?」
「で、でも おにいちゃんは がまんして、って……」
あー、あるある。
お母さん大変だもんな。つい年長者に我慢させちゃうんだよな。でも我慢させられる方だってまだ子供だから、甘える時間は必要なはずだ。
「オレは2人の母ちゃんじゃないから、甘えていいんだ」
「わっ!」
「ほれ、ぎゅー!」
「ノエも! ノエも ぎゅーしゅる!!」
「えぇっ!?」
甘やかすと言えばハグだろうとリノを抱きしめたら、ノエが自分も、と言ってリノに抱きついた。そっち?
「ノエね、リノのにぃちゃに なっても いいよ?」
「ノエはおとうと でしょ!」
「じゅんばんこなの。かわりばんこ しゅるの」
「えぇっ!?」
面白いから今夜ちょっとやってみるか。
何をするかと言えばポンポンだ。
ノエが小さな手でポンポンとリノの胸を叩く。オレも反対側からリノのお腹をポンポン叩く。
「さ、目をつぶって……。エルピディオ、ノエをポンポンしてやって」
「うん!」
しばらくみんなでモゾモゾしていたが、やがてスヤスヤと寝息を立て始めた。
目を覚ますとみんなはまだ寝ていた。
ノエはエルピディオのお腹に乗って、リノはオレに足を乗せて。子供の寝相って不思議だな。でも蹴られなくって良かった。
「寒っ」
「くしゅんっ!」
布団が蹴られているから冷えてしまった。くしゃみしてるし、エルピディオも起きるかな?
あぁ、こんなに布団を蹴り飛ばして、子供って寒くないのかなぁ。あ、やっぱり冷えてる! しょうがないなぁ。
リノとノエを動かし、みんなに布団をかける。エルピディオはまだ起きないな。今回も眠れなかったのかな。
ひと足先に顔を洗い、朝ごはんのメニューを考える。スープは温めるだけにしてある。あ、パンを賽の目に切って浮かべたら食べやすいかも。あとは温野菜サラダにして、ウインナー焼けばいいか。
デザートは焼きみかん。
さて、起こしてくるか。
*******
そんな感じで10日ほど過ごし、おやつの準備をしている時にお客さんがやってきた。
「あのう、こちらでリノとノエがお世話になっていると聞いたのですが……」
ドアノッカーの音で玄関を開けると、細くてやつれた感じの男女が立っていた。そしてその声を聞いてドタバタと駆け寄る子供達。
「かぁちゃ!」
「おかあさん!!」
こんな時はやっぱりお母さんだよなぁ。
お父さんも来てるのに、2人とも母親にしがみついている。父親はにこにこ見ているので不満はなさそう。
「初めまして、ササです。こちらはこの家の主人のエルピディオです」
「は、初めまして。この度は息子達がたいへんお世話になりまして、心より感謝申し上げます」
人見知りなエルピディオの代わりにオレが挨拶をする。オレは少しだけリノ達を勝手に連れてきちゃったことで苦情とか言われるかも、とドキドキしたけど大丈夫だった。
「ここではなんですから、お入りください」
とりあえず入ってもらってお茶だよな。
あ、家に入れていいかエルピディオに確認しなかったわ。まぁ、拒否はすまい。
「かぁちゃ、これ、おいちーのよ」
「おとうさん、おやつもごはんも おいしいから たべて」
「おいおい、お前達が勧めるのかい?」
「あははは、どうぞ召し上がってください。お話はそれからで」
こちらのお茶は基本ハーブティーだ。
そして本日のお茶請けはクッキーとキャラメルナッツ、アラレで、甘いのとしょっぱいのを出してみた。
2人とも驚きつつも大喜びでパクパク食べてた。
「こんなに美味しいもの、初めて食べました」
「どこで買えますか?」
と、言われたので自作だと告げたら作り方を聞かれた。もちろん教えるよ。だってきっとリノが太れるから。
健康を考えたら太り過ぎはよくないけど、今の状態は少し痩せすぎだ。オレからすれば大したことないけど、友達作りが上手くいく程度にぽっちゃりするのはアリだと思う。
この夫婦に柔らかい食事とおやつの作り方を仕込みたいと思います!!
「屋台で何を売るんだ?」
「それなんだけどよ。ササ、オススメはないか?」
「オススメ?」
「おぅ。彼女と意見が合わなくてなぁ」
聞けばクッキーやパウンドケーキを量産するには大きなオーブンが必要になるだろうとか、串焼きなら串と焼き台だけあればいいけど珍しくないし、とか野菜や果物を売ったら屋台じゃなくて朝市だ、とか。
ふっふっふっ、ちょうど今食べたいと思っていたんですよ。クレープを!!
「これくらいの丸くて平らな鉄板とこれくらいの四角い鉄板を用意して、こんなメニューはどうだ?」
オレは蜜りんごをバターソテーしたものを、フライパンで薄く焼いた生地で巻いて差し出した。
「あつっ! はふはふ、お、甘くて美味い! いいな、これ」
「ノエも! ノエもたべる!」
「おぉ、ノエにもリノにもすぐ作るからな」
蜜りんごのバターソテーを少し多めに作り、広げて冷ます。クレープ生地を10枚ほど小さく焼いてひとくちサイズに包む。
……ノエの口は小さくて、ひとくちでは入らなかったが。
「おいち! これ、おいちー!!」
「すっごくおいしいね」
はっはっはっ、そうだろうそうだろう。
甘味の強い蜜りんごの糖分とバターが混ざり、加熱することでキャラメルのような香りになって、めちゃウマだ。
「エルピディオのは少し苦めにしたけどどうだ?」
「ほろ苦くて美味しいよ」
少し焦がして大人の味だ。
ジャコッペにこっちの味も試してもらう。
「加熱時間を変えただけでこんなに風味が変わるのか。材料を変えずに味が変えられるのはいいな」
「あとこれ、肉や野菜を巻いても美味いぞ」
チーズもな。
魚でも美味しいだろうけど、鉄板が魚臭くなる可能性があるからお勧めしない。ツナみたいなのがあればいいのだろうが。
生地に穴が開かないように焼くのがコツだぞ? すぐに慣れるだろうけど。
「ナッツのトッピングもお勧めだぞ~」
帰っていくジャコッペにそんな言葉を投げて家に引っ込むと、ノエがキラキラした目でオレを見ていた。
「なっちゅ? とっぴ?」
「今日はもう終わりだから、明日な」
「えー!?」
「夕飯食べられなくなったら困るだろ?」
そう言うと、ノエはとても難しい顔で腕を組み、一度俯いてから顔を上げ、ひらめいた! って感じに元気よく。
「ゆうはんに おやちゅ たべる!」
「あかーん!!」
おやつは補食。
3食の食事で足りない分の補給なの!
まとめてたくさん食べられない子供のために用意するものです。
でもまぁ、食事クレープなら許される?
結局、肉そぼろと千切りの野菜を巻いた食事クレープを夕飯にした。甘いデザートもあるぞ。
「おにくも あまいのも おいちー!」
「うん、すごくおいしい!」
「ササは料理上手だよねぇ」
「3人ともたくさん食べて偉いな。じゃあ風呂に入って寝るか」
「「「おふろー!!」」」
エルピディオまで声を揃えてるよ。
ふふふ、楽しいなぁ。
着替えを持って4人でお風呂へ。
今日もノエが魔法陣ではしゃいでいる。
「魔法陣てどこの家にもあるんじゃないのか?」
「そうでもないかな。うちは薬を作るのに清潔必須だから祖父の代からあるけど、普通の平民の家だとないかな」
そうだったのか。
トイレはスライム分解だけだし、洗濯や食器洗いは普通に手作業。掃除は言わずもがな。
そうか。魔法陣は高級家電だったのか。
ここの家はトイレまで浄化魔法陣付きだもんな。スライムもいるけど。
楽しいお風呂タイムは終わり、ベッドへダイブ! ノエだけが。
「ノエ、あぶないから どーんてしちゃダメ」
「どーんじゃないよ? ぴょーんだよ?」
「どーんだった!」
兄弟喧嘩が擬音だらけで微笑ましい。
「ノエ、リノは心配してるんだぞ? ノエが痛くて泣いたらリノも悲しくなるからな」
「ノエいたくないもん……」
ぶーたれるちびっ子かわいい。
だが真面目なリノがストレス溜めるのも心配だ。
「リノはお兄ちゃんだから頑張っちゃうんだよな。でも少しくらい失敗したって怪我さえしなきゃ良いんだよ。リノはもっと甘えろ?」
「で、でも おにいちゃんは がまんして、って……」
あー、あるある。
お母さん大変だもんな。つい年長者に我慢させちゃうんだよな。でも我慢させられる方だってまだ子供だから、甘える時間は必要なはずだ。
「オレは2人の母ちゃんじゃないから、甘えていいんだ」
「わっ!」
「ほれ、ぎゅー!」
「ノエも! ノエも ぎゅーしゅる!!」
「えぇっ!?」
甘やかすと言えばハグだろうとリノを抱きしめたら、ノエが自分も、と言ってリノに抱きついた。そっち?
「ノエね、リノのにぃちゃに なっても いいよ?」
「ノエはおとうと でしょ!」
「じゅんばんこなの。かわりばんこ しゅるの」
「えぇっ!?」
面白いから今夜ちょっとやってみるか。
何をするかと言えばポンポンだ。
ノエが小さな手でポンポンとリノの胸を叩く。オレも反対側からリノのお腹をポンポン叩く。
「さ、目をつぶって……。エルピディオ、ノエをポンポンしてやって」
「うん!」
しばらくみんなでモゾモゾしていたが、やがてスヤスヤと寝息を立て始めた。
目を覚ますとみんなはまだ寝ていた。
ノエはエルピディオのお腹に乗って、リノはオレに足を乗せて。子供の寝相って不思議だな。でも蹴られなくって良かった。
「寒っ」
「くしゅんっ!」
布団が蹴られているから冷えてしまった。くしゃみしてるし、エルピディオも起きるかな?
あぁ、こんなに布団を蹴り飛ばして、子供って寒くないのかなぁ。あ、やっぱり冷えてる! しょうがないなぁ。
リノとノエを動かし、みんなに布団をかける。エルピディオはまだ起きないな。今回も眠れなかったのかな。
ひと足先に顔を洗い、朝ごはんのメニューを考える。スープは温めるだけにしてある。あ、パンを賽の目に切って浮かべたら食べやすいかも。あとは温野菜サラダにして、ウインナー焼けばいいか。
デザートは焼きみかん。
さて、起こしてくるか。
*******
そんな感じで10日ほど過ごし、おやつの準備をしている時にお客さんがやってきた。
「あのう、こちらでリノとノエがお世話になっていると聞いたのですが……」
ドアノッカーの音で玄関を開けると、細くてやつれた感じの男女が立っていた。そしてその声を聞いてドタバタと駆け寄る子供達。
「かぁちゃ!」
「おかあさん!!」
こんな時はやっぱりお母さんだよなぁ。
お父さんも来てるのに、2人とも母親にしがみついている。父親はにこにこ見ているので不満はなさそう。
「初めまして、ササです。こちらはこの家の主人のエルピディオです」
「は、初めまして。この度は息子達がたいへんお世話になりまして、心より感謝申し上げます」
人見知りなエルピディオの代わりにオレが挨拶をする。オレは少しだけリノ達を勝手に連れてきちゃったことで苦情とか言われるかも、とドキドキしたけど大丈夫だった。
「ここではなんですから、お入りください」
とりあえず入ってもらってお茶だよな。
あ、家に入れていいかエルピディオに確認しなかったわ。まぁ、拒否はすまい。
「かぁちゃ、これ、おいちーのよ」
「おとうさん、おやつもごはんも おいしいから たべて」
「おいおい、お前達が勧めるのかい?」
「あははは、どうぞ召し上がってください。お話はそれからで」
こちらのお茶は基本ハーブティーだ。
そして本日のお茶請けはクッキーとキャラメルナッツ、アラレで、甘いのとしょっぱいのを出してみた。
2人とも驚きつつも大喜びでパクパク食べてた。
「こんなに美味しいもの、初めて食べました」
「どこで買えますか?」
と、言われたので自作だと告げたら作り方を聞かれた。もちろん教えるよ。だってきっとリノが太れるから。
健康を考えたら太り過ぎはよくないけど、今の状態は少し痩せすぎだ。オレからすれば大したことないけど、友達作りが上手くいく程度にぽっちゃりするのはアリだと思う。
この夫婦に柔らかい食事とおやつの作り方を仕込みたいと思います!!
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