さいきょうのまほうつかい

香月ミツほ

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14 さいきょうのまほうつかい *

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「ラナっ! 痛い? 苦しい!?」
「ちが……、うっ、嬉しくてっ!!」

やっと奥まで入ってギュッと抱きしめたら、熱い何かが2人の頬を濡らした。

「ずっと、ずっと待ってたの。結婚前にする人だってたくさんいるのに、どうしてって。もしかしたらアーティは、ボクとの結婚、迷ってるんじゃないか、って……、ふっ、不安になって……っ!!」
「そっ! そうだったの? ごごごごごめん! ぼくは……、けじめをつける男になりたい、って考えてて、財産や身体目当てじゃないって示してるつもりになってた。自己満足だったんだね……」
「違うの! 責めてないよ! ただ、ボクが……、その……」
「うん」
「アーティと、奥の奥までくっつきたかっただけ」

ぐはぁっ!!
もう無理! 我慢できないっ!!

「あふっ、な、中で、おっきく……!」
「もう! ラナの天使!!」
「ひゃあぁぁぁんっ! やっ、はぅっ! はげし……っ!! そこぉ……!!」

無意識に暴発させようとする天然天使にはおしおきです! 前立腺ごりごり! 乳首くりくり! おちんちんにゅるんにゅるん!!

「アーティ! アーティ、す、好きぃ! あぁぁぁぁんっ!!」
「もっ、中に出すからね!!」
「はぅんっ! きてぇ……、ボクの中、アーティのでいっぱいにしてぇ……っ!」

テクニックもろくにない、奥と前立腺を狙うだけの性行為。疲れてきて寝バックになると、ぷりんとしたすべすべのお尻に興奮して、またひたすらに腰を振った。

寝バックは乳首とおちんちんがシーツに擦れて気持ちいいらしくて素晴らしい。松葉くずしは奥をぐりぐりできて、揺れるおちんちんを眺めるのが尊い。背面座位でおちんちんいじると、きゅんきゅんしめつけてきて、しかもこそっと自分で乳首触ってるのも最高!!

あれぇ? もう朝?
何回やったか覚えていないよ。

「アー……、ティ、、おは……」
「ラナ、無理しないで。はい、お水」

天使の声が枯れてしまっている。
それはそれでドキドキするけど、苦しめたいわけじゃない。

「あれ? ラナの髪、濃い目のハニーブロンドになってるよ?」
「え……?」

乱れていてもきれいな長い髪を、まじまじと見た。

「もしかして、せ……」
「せ? 性行為のせい?」
「う、うん。その、体液には魔力が多く含まれている、って言うでしょ? それを胎内に直接注ぎ込んだから……」

あ、精液って言おうとしたのか。
でも、それなら新しい魔力の譲渡方法だな。他の人には使えないけど、ラナにだけは、毎晩この方法でやりたい。

あ、鼻息荒くなっちゃった。

「アーティ、他の人に試しちゃダメだよ?」
「何で試すと思うの!?」
「アーティはかっこいいから、誘われるでしょう?」
「……? 誘われたことなんて、ないよ?」

前世も今世も合わせて、好きになったのも好かれたのも、ラナ1人だよ?パーティーやお出かけに誘われてたのはラナのついでだよね。

「あれは、アーティを誘いたいのにアーティがボクにべったりだから、しかたなくボクも誘われてたんだよ」

側仕え達で情報交換しようって誘われたあれ? いや、あれは仕事のためだよな。騎士学校の学生とのお茶会は人数合わせって言われたし、他のお茶会はバルドゥイーン様と関わりたかったんじゃないの?

「……アーティが、本当にボクしか見てなかったのが実感できて嬉しい」

よく分からないけど、うちの天使の笑顔は最高なので、今日も朝から幸せです。

って、もう昼近かった。

ガビガビになった身体を洗うため、2人でシャワーを浴びる。乾いた精液って落ちにくいな。魔法で洗浄できないかな? 水と気泡でぶわーっと!!

「うわっ!」
「えぇっ!?」

できちゃった。
シャワーヘッドから出たお湯が、渦になって僕たちの身体を取り巻き、流れ落ちると頭のてっぺんから足の爪先まで、汚れはすっかり落ちていた。

「すっごくスッキリしたね。今の、アーティの魔法?」
「こんな魔法聞いたこともないけど、何でできたんだろう?」

魔力は充分あるし、色々考えてみよう。

部屋に戻るとベッドはきれいになっていて、食事も用意されていた。玉の輿に乗ってしまった!!

お腹が膨れたら次はまったりタイム。

今日は2人ともお休みなので、ベッドでさらにゴーロゴロ。にゅふふん♡

「あの、アーティ……。その……」
「どうしたの?」
「なんだかお腹の奥がムズムズして……」

精液は胎内でサラサラになって流れ出てしまうので、普通にシャワーで流せばOK。お腹壊したりしない。なら、なんだろう?

「あっ……ん……」
「あれぇ? 気持ちいいの? もっとしたい?」

冗談で言ってみたら、赤い顔して頷いた。
マジですか!?(大歓喜)

魔法で洗浄しちゃったから、また中までたっぷり潤滑油を入れないとね。3本の指でぬこぬこしながら潤滑油を入れたら、指じゃなくてアーティのおっきいの挿れて、っておねだりされた。

喜んで!!

「あぁんっ! 奥、気持ちいい……。あっ、もっと、いっぱい擦ってぇ……!!」

いやらしく腰をくねらせて、ぼくを悦ばせるなんて! 嬉しくって、気持ちよくって、昨日の今日なのに抜かずの3発!

ぼくの精力もどうなってるんだろう?

ラナはさすがに疲れて寝落ちしたけど、ぼくはちゃんと|洗浄魔法(ベタなネーミング)をかけてベッドまできれいにして、裸で眠った。

まるで発情期のような1週間を過ごし、ようやくラナが落ち着いた。

「アーティ、実は……」

実は、ラナはぼくに内緒で例の宝珠を仕込んで初夜に挑んでいた。ぼく達の魔力量の差で、1発で効果を発揮したものの、ラナの魔力が少なくて外部補給が必要になったらしい。

お腹の奥がムズムズしたのは、子宮ができる過程だったという。エロかったよ?

この子宮は子供が生まれるとすぐに排出されるので、次の子が欲しかったらまた宝珠を使う。うまくいかないと1週間で排出される。宰相様は4回めにやっと成功したらしい。

かなり高価な物なので高位貴族でもそうそう使えないらしいけど。宰相様には試供品として、ぼく達には友達だから無料でくれたのだ。

勝手に使ってごめん、と謝られたけど、ぼくだって子供は欲しいから、驚いたけど問題はない!

めちゃくちゃ楽しみです。

赤ちゃんの育成に必要な魔力が足りなくなると、ラナがおねだりしてくれるので、毎晩の性行為を少し控えめにしてしまう。

だっておねだりされると燃えるんだもん!!

朝立ちに乗っかって背面騎乗位されて、気持ち良さに目が覚めた時の幸福感は、一生の思い出です!!



その後、産まれたぼく達の子は5人全員双黒でした。

シファーァ王子が追加の宝珠を15個も送ってきて、どんどん産んでくれ、だって。

母体の健康のため、宝珠は出産後1年は使えないので、うちの子供達は2歳差。ぼく達は27歳。57歳まで産み続けろと!?

あ、上手くいかない場合も考えて多めにくれたのね。さすがにラナが心配だよ!

8人兄弟で充分でしょう!!
双黒のラナが4人も生まれた♡
ぼくのコピーも4人いて、もちろんこの子達もかわいいけど、ついつい、ちびラナを贔屓してしまう。チビぼくはラナが甘やかしてるから良いか。

子供達のおかげで魔力を分け与える神殿が大きくできて、魔力が少ない人だけでなく、魔法陣の研究者も住み着き始めた。おかげで人口が増えて税収が上がり、うちの領地が潤った。

少し長い冬も、穏やかな春も、短いけど暑い夏も、いちばん忙しい実りの秋も。

こんなに幸せでいいのだろうか。
良いんですね!

あの時の機械音声みたいな神様、本当にありがとうございます!!

さいきょうのまほうつかいは、最高の幸せ者になりました。

めでたし、めでたし。
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