いつまででも甘えたい

香月ミツほ

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第5話

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ゴクッ

精液そんなもの飲まないで下さい!」

狼狽えるしかできないおれを嬉しそうに眺めてセサルとどっちが良かったかなんて対抗する。どっちも気持良かったけどやっぱりフェラかなぁ?

じゃなくて!僕、速すぎる!!

…これは、やっぱり…早漏…?

ちょっと落ち込むおれの手を取って隊長が熱い猛りを確認させる。

「俺も気持良くしてくれるか?」

ギブ&テイク…咥えるの?

僕が戸惑っていると隊長は自ら服を脱ぎ、潤滑油を自身に垂らして改めて僕に握らせた。
始めから完勃ちのそこを握らされ、羞恥に顔が染まる。身体まで赤いかもしれない。ゆるゆると扱くとぴくぴくと反応し、じれったくなったのかセサルさんと同じように僕の手ごと握って扱く。

「んっ…いいぞ。これは…もう、出る!!」

やっぱり僕より長い時間をかけて上り詰め、白濁を飛ばす隊長。
気持良さそうにする隊長を見てたら少し興奮しちゃった。僕には男同士の才能があったんだろうか?

「あまりがっついて嫌われたくないし、今日はこれだけで止めておくか。」

そう言いながら優しいキスをくれて、お姫様抱っこでシャワールームに運ばれた。
そして当然の如く隅々まで洗われ、石鹸でぬるぬるする指で後孔を撫でられるとなんだか力が抜けて変な声が出るけど前は反応しない。

ちゃんと用意されていたパンツを履かされて2人でパンイチで眠った。しっかりとした筋肉の腕枕、気持良い。でも腕枕って身体に悪いらしいから無理しないでね。



明け方は少し冷えて、側にある温もりに頬を寄せる。気持良くて2度寝しそう。
まぁ、長年の習慣で2度寝ができなくなってるんですけどね。

それでも温もりに寄り添っていると、優しく頭を撫でられた。

「起きてるのか?」
「…起きてます…」

半覚醒状態で見上げると、蕩けた顔の隊長と目が合った。

「おはようございます。」

ふにゃっと笑って挨拶すると、ガバッと朝から濃厚な挨拶をされた。

「…! んぅ…、ダメ…勃っちゃう…」

精一杯腕を突っ張って身を離すと、半勃ちの股間を撫でられた。

「俺はとっくに勃ってるぞ。早く抜いて行かないと料理長にどやされるな。」

今朝も抜きっこになるのかと考えておずおず手を伸ばしたら引き寄せられてひとまとめに扱かれた。他人の性器に自分の物が触れ合う。そう考えただけで頭が沸騰する。しかも気持良い。

「やぁん、それ、気持良い…や、だぁ…」
「イヤか?」

扱く手が止まる。羞恥と快楽を秤にかけたのは一瞬で、すぐに快楽に引きずられた。

「止まっちゃダメ。でも…気持良くてクセになっちゃう…」

クセになってしまったらと思うと怖い。じわりと涙が浮かぶ。けれど勝手に腰が揺れる。

「クセになれ。俺なしで居られないようになってくれ。」
「あぁん!…あ、あ、あ…ふぅんっ!」
「くっ!!」

潤滑油と先走りでぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立てながら擦り上げられ、またしても短時間で白濁を吐き出した。おれに引きずられるように隊長も達してくれた。

「隊長さん…」
「ガウルテリオ…ガウルだ。おまえは部下じゃないから名前で呼んでくれ。」
「ガウルさん…」

またしてもお姫様抱っこで運ばれ、ざっとシャワーを浴びる。啄むようなキスをされて離れると寂しさを感じた。


でも仕事に行かなくちゃ!


「おはようございます!」
「おう。」

調理場へ行くと昨日よりは早かったので叱られなかった。
昨日と具材と味付けの違うスープにパンにスクランブルエッグ。黄身がかなり鮮やかで美味しそうだ。そしてトマト。いつの間にか砦の近くに生えていたそうで、この世界の植物ではないらしい。もしかしたら地球から来たのかな?

隊長は仕事があるのだろう、早めに来て食べ終えて出て行った。
遅い時間にラフな服装でセサルさんが来た。なんだか目が赤い。

「セサルさん?大丈夫ですか?」

力なく頷いてもそもそと朝食を摂る。
周りの人が二日酔いだろうとか飲み過ぎだとか言ってる。心配でちらちら見ていたら料理長が夕べここでヤケ酒飲んでた、と教えてくれた。

いつの間にか居なくなっていて、おれは心配しながらも朝食を食べて片付けをした。



ドアに近いテーブルを拭いているとセサルさんが戻って来て話があると言って、有無を言わさず部屋に連れて行かれた。

部屋に入った途端に抱きしめられて戸惑う。

「あの…」

と顔を上げれば唇を塞がれ、深くて官能的な口づけを与えられる。歯列をなぞられ、上顎も下顎も舌の付け根も舐られて、気持の良さにぼうっとしてしまった。

長い口づけの最中、セサルさんがおれの服を脱がしにかかる。ボタンを外され、身体を撫でられ、擽ったさに身を捩って抗議すると、ようやく唇を解放して

「擽ったいの?」

と不思議そうに質問された。

普通、擽ったいよね?
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