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第6話
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これは?ここは?とあちこち触られて擽ったい。脇の下なんてほんの少し触れただけで「ふぎゃっ!」と言ってベッドから転げ落ちたし。
「ご、ごめん!でも、隊長に触られたでしょう?」
「ガウルさんはキスと…咥えてくれただけで…身体も洗ってくれたけど…」
石鹸で洗われる時はここまで擽ったくないのは何故だろう?
「先越されたのはキスとフェラ?」
「ん…そ、です。」
確認されるの恥ずかしい…
「…ヨシキの初めてを全部俺の物にしたかったのに…」
「えぇ?そんな事言う人、初めてです。」
最前線で男所帯の砦だから溜まってるのかな?でも、もしかしたら僕の期待する物好きな人?
「でもガウルさんがセサルさんに嫉妬したって言ってました。おれなんかを取り合うみたいな事言って、おかしいですね。」
「おかしくないよ!!」
わ、びっくりした。
「こんなに可愛い子が突然現れて放っておける訳ない!」
「可愛いなんて初めて言われた…」
子供の時はともかく。
「あ、でも今は仕事中だから戻らないと。セサルさん、今日お休みですか?昼食が終われば時間があると思うので、ゆっくりお話しませんか?」
「あぁ、ごめん。
無理やり部屋に連れ込んだりして…」
「良いんです。でも、仕事中はダメですよ?」
にっこり笑ってそう言って、ベッドに腰掛けるセサルさんに触れるだけのキスをした。喜んでくれる…かな?
顔をがしっと掴まれて深いキスが返される。
良かった、外さなかったみたいだ。
料理長に謝ると言って一緒に来てくれた。ついでに手伝ってくれるって。
今日の手伝いの人はここで1番大柄な人なのに名前が「ガリコイツ」さんだって。日本語に置き換えるとおかしく聞こえるけど、普通の名前らしい。みんなガリコさんと呼んでいるそうだ。
「料理長、ヨシキを勝手に連れ出してすみませんでした!!」
セサルさんが謝ると、ぎろりと睨んで「ちゃんと断って行け」とだけ言った。ガリコさんはとても穏やかな人で「いいからいいから」だって。昨夜のヤケ酒の様子を心配していたみたい。優しい。
セサルさんも手伝って早く準備ができたから4人でお茶を飲みながら休憩した。
「ここの物資はどうやって調達しているんですか?」
裸でこちらへ来てしまった身としては服を借りるばかりなのが心もとない。
「調達係が1番近い町まで行って注文して定期的に届くようになっている。急ぎの注文は鳥を使ってする。」
伝書鳩みたい。
「ディ・ショバートと言う鳥で2つの巣を持ち、往復する習性を利用している。」
音も似てる!!ディが2つ、ショバートが巣と言う意味だそうだ。おもしろい。あとで見せてもらおう。
そうして居る間にお昼になった。最初にオフの人が来てそれからばらばらと集まって来る。ガウルさんは終わりの方だった。そして…セサルさんを睨んでいる。めっちゃ睨んでいる。そして昨日は負けていたセサルさんもまっすぐ見返して負けていない。ちょっと怖い…
おれ達も含めた全員の食事が終わってもガウルさんは残っていた。
隣にもう1人。
ガウルさんに比べると線の細い人で髪も肩くらいまである綺麗系。
「はじめまして、副隊長のフランセスクです。ここ3日、町からの道の修繕の指揮を執っておりました。」
少し離れた所でキャンプを張っていて、今日戻ってきたそうだ。
「はじめまして、ヨシキです。しばらくお世話になります。」
「ずいぶんしっかりした子ですね。でもこんな可愛い子がここに留まるのは危険ではないですか?」
「ヨシキは異世界から迷い込んだんだ。今、王都へ指示を仰いでいる。それにこう見えて28歳だそうだ。」
「28!?」
「はい。」
「28にもなってこんなに滑らかな手をしているなんて、貴族か何かですか?」
「私が居た国では70年前に身分制度が廃止されましたので、みな平民です。私は商人、でしたね。」
天皇制は説明が面倒くさいから良いや。
「商人?」
「はい。向いてなかったようですが…」
顔が地味過ぎて覚えられないって言われた時は転職しようと思ったんだけど、どこも採用してくれなかったっけ。(遠い目)
「今は料理長の手伝いですか。」
「はい。できる事をやらせていただいています。」
「1度買い付けに同行させてみたいですね。」
「あぁ、それでコイツの服を調達したいんで1度町へ行こうかと思うんだ。」
「隊長が砦を離れてどうするんですか。」
「優秀な副隊長が居れば問題ないだろう。」
「ダメです。買い付けにはいつも通りイラリオに行かせます。」
「俺に行かせて下さい!!」
「却下します。」
セサルさんが行きたがったけど即座に却下された。
「イラリオもヨシキを狙っているからダメだ。」
隊長がそんな事を言う。そう言えば昨日抱きしめられたっけ。
「イラリオが…!?」
セサルさんの顔が険しい。
「…ヨシキもまんざらではなさそうだったしな。」
「ご…ごめんなさい。…おれ、モテた事ないから…優しくされると嬉しくなっちゃって…」
僕、ビッチだったのかなぁ?
「ご、ごめん!でも、隊長に触られたでしょう?」
「ガウルさんはキスと…咥えてくれただけで…身体も洗ってくれたけど…」
石鹸で洗われる時はここまで擽ったくないのは何故だろう?
「先越されたのはキスとフェラ?」
「ん…そ、です。」
確認されるの恥ずかしい…
「…ヨシキの初めてを全部俺の物にしたかったのに…」
「えぇ?そんな事言う人、初めてです。」
最前線で男所帯の砦だから溜まってるのかな?でも、もしかしたら僕の期待する物好きな人?
「でもガウルさんがセサルさんに嫉妬したって言ってました。おれなんかを取り合うみたいな事言って、おかしいですね。」
「おかしくないよ!!」
わ、びっくりした。
「こんなに可愛い子が突然現れて放っておける訳ない!」
「可愛いなんて初めて言われた…」
子供の時はともかく。
「あ、でも今は仕事中だから戻らないと。セサルさん、今日お休みですか?昼食が終われば時間があると思うので、ゆっくりお話しませんか?」
「あぁ、ごめん。
無理やり部屋に連れ込んだりして…」
「良いんです。でも、仕事中はダメですよ?」
にっこり笑ってそう言って、ベッドに腰掛けるセサルさんに触れるだけのキスをした。喜んでくれる…かな?
顔をがしっと掴まれて深いキスが返される。
良かった、外さなかったみたいだ。
料理長に謝ると言って一緒に来てくれた。ついでに手伝ってくれるって。
今日の手伝いの人はここで1番大柄な人なのに名前が「ガリコイツ」さんだって。日本語に置き換えるとおかしく聞こえるけど、普通の名前らしい。みんなガリコさんと呼んでいるそうだ。
「料理長、ヨシキを勝手に連れ出してすみませんでした!!」
セサルさんが謝ると、ぎろりと睨んで「ちゃんと断って行け」とだけ言った。ガリコさんはとても穏やかな人で「いいからいいから」だって。昨夜のヤケ酒の様子を心配していたみたい。優しい。
セサルさんも手伝って早く準備ができたから4人でお茶を飲みながら休憩した。
「ここの物資はどうやって調達しているんですか?」
裸でこちらへ来てしまった身としては服を借りるばかりなのが心もとない。
「調達係が1番近い町まで行って注文して定期的に届くようになっている。急ぎの注文は鳥を使ってする。」
伝書鳩みたい。
「ディ・ショバートと言う鳥で2つの巣を持ち、往復する習性を利用している。」
音も似てる!!ディが2つ、ショバートが巣と言う意味だそうだ。おもしろい。あとで見せてもらおう。
そうして居る間にお昼になった。最初にオフの人が来てそれからばらばらと集まって来る。ガウルさんは終わりの方だった。そして…セサルさんを睨んでいる。めっちゃ睨んでいる。そして昨日は負けていたセサルさんもまっすぐ見返して負けていない。ちょっと怖い…
おれ達も含めた全員の食事が終わってもガウルさんは残っていた。
隣にもう1人。
ガウルさんに比べると線の細い人で髪も肩くらいまである綺麗系。
「はじめまして、副隊長のフランセスクです。ここ3日、町からの道の修繕の指揮を執っておりました。」
少し離れた所でキャンプを張っていて、今日戻ってきたそうだ。
「はじめまして、ヨシキです。しばらくお世話になります。」
「ずいぶんしっかりした子ですね。でもこんな可愛い子がここに留まるのは危険ではないですか?」
「ヨシキは異世界から迷い込んだんだ。今、王都へ指示を仰いでいる。それにこう見えて28歳だそうだ。」
「28!?」
「はい。」
「28にもなってこんなに滑らかな手をしているなんて、貴族か何かですか?」
「私が居た国では70年前に身分制度が廃止されましたので、みな平民です。私は商人、でしたね。」
天皇制は説明が面倒くさいから良いや。
「商人?」
「はい。向いてなかったようですが…」
顔が地味過ぎて覚えられないって言われた時は転職しようと思ったんだけど、どこも採用してくれなかったっけ。(遠い目)
「今は料理長の手伝いですか。」
「はい。できる事をやらせていただいています。」
「1度買い付けに同行させてみたいですね。」
「あぁ、それでコイツの服を調達したいんで1度町へ行こうかと思うんだ。」
「隊長が砦を離れてどうするんですか。」
「優秀な副隊長が居れば問題ないだろう。」
「ダメです。買い付けにはいつも通りイラリオに行かせます。」
「俺に行かせて下さい!!」
「却下します。」
セサルさんが行きたがったけど即座に却下された。
「イラリオもヨシキを狙っているからダメだ。」
隊長がそんな事を言う。そう言えば昨日抱きしめられたっけ。
「イラリオが…!?」
セサルさんの顔が険しい。
「…ヨシキもまんざらではなさそうだったしな。」
「ご…ごめんなさい。…おれ、モテた事ないから…優しくされると嬉しくなっちゃって…」
僕、ビッチだったのかなぁ?
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