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祭りの時間までの過ごし方
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「まつり……」
昨日も泊まった宿の部屋。ぶすくれた顔でティランはベッドに腰かけ、ぼやく。
部屋は初めから二日間押さえられていたらしい。
「いいだろ、その分の宿代はおれが出すし。リュナの祭り、楽しみにしてたんだ」
「今さらお祭りにはしゃぐ年でもねぇやろ」
「祭りの時にしか出ないっていう料理があってさ。猪をキノコとか野菜とかと、丸々蒸し焼きにして甘酸っぱいソースで食べるっていう」
「食うことしか頭にないんか、おたく。何? 使命感ってやつ? そういう高尚な気持ちとかないの?」
「使命感って言われてもなあ……」
後ろ頭を掻き、ルフスは同じようにもう一つのベッドに座る。
「大体なんでおれ? って感じだし」
「それよ、ホントそれ。なんで、おまえさんみたいなのが伝説の剣なんてもの探してんの。もっとこう、国随一の剣の使い手みたいな、いわゆる剣聖ってやつ。そういうやつが探し求めるってんならわかるけど」
「だよなー。意味わかんねぇよな。見つけてどうすんのって思うし。とりあえず村に持ち帰るけどさ」
「ふうん、村のお社にでも祀んの?」
「さあ」
ルフスは言って、肩を竦める。
ティランは鼻から息を吐き出して、背中の後ろで両手をつく。
「しかし祭りは陽が暮れてからやろ。夜までどないするつもりや」
「うーん、出かけるとか?」
「見て回るようなとこもないやろ。旅支度も済ませた今、買うもんもねぇしな」
「じゃ、」
ルフスは少しの間考える。
「今のうち寝とく? 祭りは明け方近くまでやるらしいし」
「昼日中から眠れるかよ、赤ん坊やあるまいし」
「ティランの喋り方って変わってるよな」
唐突に言われて、ティランは一瞬言葉を失う。
変な顔になる。
それを見たルフスが続けて言う。
「この辺りじゃ聞いたことのない喋り方だからさ。ティランはずっと遠いところから来たのかな?」
「んなわけあるか、おまえさんと会うたんは、おれが目覚めて一日後のことやぞ」
「そっか、東の方の国の人達はそれこそ黒い髪に黒い目だって聞くから、ティランもそっちの方出身かなって思ったんだけど」
「そりゃあり得る話かもしれんけどな。ここであーだこーだ言うてもただの推測でしかない。やからおれは真相を知るために、はよう先に進みたかったんやけどな」
棘を含んだ物言いに、気分を害したルフスが鼻に皺を寄せる。
「べつに、あんたがおれに合わせなきゃならない理由はないと思うよ……おれはおれで旅を楽しみたい。あんたが早く出発したいってんなら、そうすりゃいい」
「すまん……ついイライラして。焦りすぎやな」
「いや、自分が誰かわからない、帰る場所がないって不安だよな。そうなったことはないけど、何となく想像はできるよ。ああ、でもさ。ひとつだけわかってることがある」
「なんや?」
ティランは腰を浮かして身を乗り出し、ルフスは自信たっぷりに人差し指を立てて言う。
「あんたはきっと、いいとこのお坊ちゃんだってこと」
「ふン? ああ、あの服か?」
ティランはつまらなさそうに息を吐き、ベッドに座りなおした。
脇の棚に置かれた本を手に取り、開く。ルフスは構わず喋り続ける。
「もちろんそれもあるけど、たとえば飯の食い方とかさ。きれいっていうか、行儀がいいっていうか」
「ルフスはがっつきすぎなんや。口の中に物を詰め込むな。リスか、頬袋か、越冬でもする気か」
「色んなこと知ってるし、難しい字だって読める。それ、なに?」
「この国の成り立ちとか歴代の王の功績についてとか。いくらなんでもこのくらいはおベンキョーしたやろ」
「ああ、そういえば昔、人形劇で見たな」
「学校とかは?」
「大きな街ならともかく、おれがいたのは辺鄙な田舎の村だからな。それよりも畑の耕し方とか、乳の絞り方とか、そんなことばっか教えられてきたよ」
「そうか……」
ティランは短く言って、本のページを捲った。
特に他にすることもなくて、その様子をじっと眺めながらルフスは尋ねる。
「面白いか?」
「いや別に」
「なんか、気になるところがあるとか」
「特にはないな」
言いながらも、ティランは顔を上げないし、本を閉じようともしない。
「ただ、この中にはおれの知らんことが書かれてある」
ルフスは棚に並ぶ別の本を手に取ってみた。適当なところで開いてみる。中にはびっしりと文字が詰めて書かれてあって、読める部分と読めない部分があった。
ルフスはそっと本を閉じると棚の上に戻した。
それからベッドに背中から倒れ込んで、大の字に寝転がる。
「勉強って大変だよな。おれの村、学校なくてよかったかも」
「まあな、けど自分の好きなことなら勉強かて面白いもんや。それさえ見つけられたら、残りはオマケみたいなもんと思えばええ。その昔見たっていう人形劇はどうやった?」
「どうって?」
「面白かったかどうか」
「ああ、子供だったおれにもわかりやすかったし、今でも覚えてる。騎士がさ、悪いやつばっさばっさやっつけてさ、すげえかっこいーって思って、興奮して帰っておふくろに話したりしたなあ」
ルフスががばりと起き上がって言い、ティランは笑いながら、そこで初めて視線を上げた。
「そりゃあいい。おまえさんはそうやな、文学とかそっち方面に興味があるのかもしれんな」
「文学かあ……」
ルフスは呟き、ちらりと棚を一瞥して、それからティランに向き直った。
「なあ、なんかティランが覚えてたらでいいんだけど、面白い話とかなんかないか? できれば、英雄だとか騎士だとかが出てくる話がいいな。祭りまでまだ時間あるんだし、暇つぶしに聞かせてくれよ」
「おい、楽しようとすんな。文字覚えて本読むくらいの努力せえ」
ティランは思い切り顔をしかめたが、手元の本を閉じると、英雄か騎士なと呟き指先で顎を撫ぜた。
昨日も泊まった宿の部屋。ぶすくれた顔でティランはベッドに腰かけ、ぼやく。
部屋は初めから二日間押さえられていたらしい。
「いいだろ、その分の宿代はおれが出すし。リュナの祭り、楽しみにしてたんだ」
「今さらお祭りにはしゃぐ年でもねぇやろ」
「祭りの時にしか出ないっていう料理があってさ。猪をキノコとか野菜とかと、丸々蒸し焼きにして甘酸っぱいソースで食べるっていう」
「食うことしか頭にないんか、おたく。何? 使命感ってやつ? そういう高尚な気持ちとかないの?」
「使命感って言われてもなあ……」
後ろ頭を掻き、ルフスは同じようにもう一つのベッドに座る。
「大体なんでおれ? って感じだし」
「それよ、ホントそれ。なんで、おまえさんみたいなのが伝説の剣なんてもの探してんの。もっとこう、国随一の剣の使い手みたいな、いわゆる剣聖ってやつ。そういうやつが探し求めるってんならわかるけど」
「だよなー。意味わかんねぇよな。見つけてどうすんのって思うし。とりあえず村に持ち帰るけどさ」
「ふうん、村のお社にでも祀んの?」
「さあ」
ルフスは言って、肩を竦める。
ティランは鼻から息を吐き出して、背中の後ろで両手をつく。
「しかし祭りは陽が暮れてからやろ。夜までどないするつもりや」
「うーん、出かけるとか?」
「見て回るようなとこもないやろ。旅支度も済ませた今、買うもんもねぇしな」
「じゃ、」
ルフスは少しの間考える。
「今のうち寝とく? 祭りは明け方近くまでやるらしいし」
「昼日中から眠れるかよ、赤ん坊やあるまいし」
「ティランの喋り方って変わってるよな」
唐突に言われて、ティランは一瞬言葉を失う。
変な顔になる。
それを見たルフスが続けて言う。
「この辺りじゃ聞いたことのない喋り方だからさ。ティランはずっと遠いところから来たのかな?」
「んなわけあるか、おまえさんと会うたんは、おれが目覚めて一日後のことやぞ」
「そっか、東の方の国の人達はそれこそ黒い髪に黒い目だって聞くから、ティランもそっちの方出身かなって思ったんだけど」
「そりゃあり得る話かもしれんけどな。ここであーだこーだ言うてもただの推測でしかない。やからおれは真相を知るために、はよう先に進みたかったんやけどな」
棘を含んだ物言いに、気分を害したルフスが鼻に皺を寄せる。
「べつに、あんたがおれに合わせなきゃならない理由はないと思うよ……おれはおれで旅を楽しみたい。あんたが早く出発したいってんなら、そうすりゃいい」
「すまん……ついイライラして。焦りすぎやな」
「いや、自分が誰かわからない、帰る場所がないって不安だよな。そうなったことはないけど、何となく想像はできるよ。ああ、でもさ。ひとつだけわかってることがある」
「なんや?」
ティランは腰を浮かして身を乗り出し、ルフスは自信たっぷりに人差し指を立てて言う。
「あんたはきっと、いいとこのお坊ちゃんだってこと」
「ふン? ああ、あの服か?」
ティランはつまらなさそうに息を吐き、ベッドに座りなおした。
脇の棚に置かれた本を手に取り、開く。ルフスは構わず喋り続ける。
「もちろんそれもあるけど、たとえば飯の食い方とかさ。きれいっていうか、行儀がいいっていうか」
「ルフスはがっつきすぎなんや。口の中に物を詰め込むな。リスか、頬袋か、越冬でもする気か」
「色んなこと知ってるし、難しい字だって読める。それ、なに?」
「この国の成り立ちとか歴代の王の功績についてとか。いくらなんでもこのくらいはおベンキョーしたやろ」
「ああ、そういえば昔、人形劇で見たな」
「学校とかは?」
「大きな街ならともかく、おれがいたのは辺鄙な田舎の村だからな。それよりも畑の耕し方とか、乳の絞り方とか、そんなことばっか教えられてきたよ」
「そうか……」
ティランは短く言って、本のページを捲った。
特に他にすることもなくて、その様子をじっと眺めながらルフスは尋ねる。
「面白いか?」
「いや別に」
「なんか、気になるところがあるとか」
「特にはないな」
言いながらも、ティランは顔を上げないし、本を閉じようともしない。
「ただ、この中にはおれの知らんことが書かれてある」
ルフスは棚に並ぶ別の本を手に取ってみた。適当なところで開いてみる。中にはびっしりと文字が詰めて書かれてあって、読める部分と読めない部分があった。
ルフスはそっと本を閉じると棚の上に戻した。
それからベッドに背中から倒れ込んで、大の字に寝転がる。
「勉強って大変だよな。おれの村、学校なくてよかったかも」
「まあな、けど自分の好きなことなら勉強かて面白いもんや。それさえ見つけられたら、残りはオマケみたいなもんと思えばええ。その昔見たっていう人形劇はどうやった?」
「どうって?」
「面白かったかどうか」
「ああ、子供だったおれにもわかりやすかったし、今でも覚えてる。騎士がさ、悪いやつばっさばっさやっつけてさ、すげえかっこいーって思って、興奮して帰っておふくろに話したりしたなあ」
ルフスががばりと起き上がって言い、ティランは笑いながら、そこで初めて視線を上げた。
「そりゃあいい。おまえさんはそうやな、文学とかそっち方面に興味があるのかもしれんな」
「文学かあ……」
ルフスは呟き、ちらりと棚を一瞥して、それからティランに向き直った。
「なあ、なんかティランが覚えてたらでいいんだけど、面白い話とかなんかないか? できれば、英雄だとか騎士だとかが出てくる話がいいな。祭りまでまだ時間あるんだし、暇つぶしに聞かせてくれよ」
「おい、楽しようとすんな。文字覚えて本読むくらいの努力せえ」
ティランは思い切り顔をしかめたが、手元の本を閉じると、英雄か騎士なと呟き指先で顎を撫ぜた。
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