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第7話: 小さな店と最初の客
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第7話: 小さな店と最初の客
王都の下町、商店街の少し奥まった路地に、私の店『Rose Petal』はあった。古い木造の二階建てで、一階が店、二階が私の住まい。家賃は月10銀貨と安く、広さも狭いが、それがかえって心地よかった。屋敷の広大な部屋に比べれば、まるで人形の家みたい。でも、ここは私の城だ。
開店初日の朝、私はいつもより一時間早く起きた。窓から差し込む朝陽が、カウンターを優しく照らす。棚には丁寧に並べた商品たち。
・ラベンダー&蜂蜜のリップクリーム 小瓶 5銀貨
・ローズウォーターのフェイスミスト 中瓶 10銀貨
・カモミールとミントのリラックスティー 袋入り 3銀貨
・ローズとラベンダーの手作り石鹸 1個 4銀貨
・新作:オリーブオイルベースのハンドクリーム 小瓶 7銀貨
どれも前世の知識を基に、何度も試作を繰り返して完成させたものばかり。香りは自然で優しく、効果も確か。貴族の高級香水とは違い、毎日使える手頃な価格にした。
看板は自分で筆で書いた『Rose Petal』。薔薇の花びらのイラストを添えて、少し可愛らしく。扉を開け、営業開始の札を掛ける。午前十時。
――最初の三十分、客は一人も来なかった。
私はカウンターに座り、手を組み合わせて待った。不安が胸の奥で渦巻く。誰も来なかったら? 商品が売れなかったら? お金はあと数ヶ月分しかない。失敗したら、またどこかへ行かなければならない。
でも、諦めない。私は前世で、会社で失敗した企画を何度も修正して通したことがある。一人で残業して、朝まで資料を作ったこともある。ここで逃げたら、また誰かのために生きるだけの人生に戻ってしまう。
十一時少し前。ようやく、扉のベルが小さく鳴った。
入ってきたのは、二十代半ばくらいの女性だった。粗末だけど清潔な服を着て、市場のカゴを提げている。近所の人だろう。少し疲れた顔をしているが、目は好奇心で輝いていた。
「あの……ここ、新しいお店ですか? いい香りがして、つい入っちゃいました」
私は立ち上がり、笑顔で迎えた。
「はい、今日がオープンです。ようこそ『Rose Petal』へ。どうぞゆっくりご覧ください」
彼女は少し緊張した様子で棚に近づき、リップクリームを手に取った。
「これ、唇に塗るやつ? ラベンダーの匂いが……すごくいい! 私、冬になると唇がすぐ荒れちゃって」
「ええ、保湿効果が高いんです。蜂蜜とみつろうで作ってあるので、しっとりしますよ。よかったら、試してみてください」
私は小さな試供品を渡した。彼女は恐る恐る唇に塗り、鏡を見て目を丸くした。
「わあ……すぐ柔らかくなった気がする! こんなの、初めてです」
その言葉に、私の胸が熱くなった。彼女は次にローズウォーターを手に取り、顔に軽くスプレー。
「ひんやりして気持ちいい~! 夏も冬も使えそう」
結局、彼女はリップクリームとローズウォーターを買ってくれた。15銀貨を受け取り、丁寧に紙に包んで渡す。
「ありがとうございます。またお待ちしていますね」
彼女は笑顔で出て行き、扉を閉めた後、私はカウンターの下で小さく拳を握った。最初の売上。たった15銀貨だけど、すごく嬉しい。誰かが私の作ったものを、喜んで買ってくれた。
その後、午後になると客足が増えた。最初の女性が近所の人に話してくれたらしい。主婦や若い娘たち、市場帰りのおばさんたちが、次々と入ってくる。
「これ、石鹸? こんなにいい香りの石鹸、見たことないわ」「ティーも飲めるの? ちょっと試飲していい?」「ハンドクリーム、冬の必需品ね! 私、毎日洗濯するから手がガサガサで……」
店内が少し混むほどになった。私は忙しく対応しながら、みんなの反応を観察する。香りを嗅いで驚き、試して喜ぶ顔。それがたまらなく嬉しい。
特にハンドクリームが人気だった。試供品を手に塗ってみて、すぐに買っていく人が多かった。
「これ、旦那にも使わせてみようかしら」「娘に土産に買ってくわ」「私、毎日使いたい!」
夕方近くには、ティーを飲みに来た女性たちがテーブルに座り、楽しそうにおしゃべりを始めた。まだ紅茶の種類は少ないけど、カモミールティーが好評だった。
「落ち着く味ね」「ここ、居心地いいわ。また来るね」
日が暮れる頃、今日の売上を計算した。
リップクリーム 8個
ローズウォーター 5本
ティー 10袋
石鹸 6個
ハンドクリーム 12個
合計で約350銀貨。原価を引いても、驚くほどの利益。初日でこれほどとは、想像以上だった。
店を閉め、鍵をかける。疲れたけど、体中が充実感で満たされている。
二階の部屋に戻り、簡単な夕食を作る。市場で買った野菜のスープとパン。屋敷の豪華な食事とは比べものにならないけど、自分で稼いだお金で買った食材は、格別に美味しい。
窓から見える夜の商店街。灯りがともり、人々が家路につく。私はここにいる。誰にも知られず、でも自分の力で生きている。
「明日も、もっと頑張ろう」
新商品のアイデアが次々と浮かぶ。次は、簡単なフェイスパックを作ろう。卵白と蜂蜜で。女性たちが喜ぶ顔が、もう見える気がする。
ふと、王宮の方向を眺めた。ルークス殿下とアルトゥーラは、今頃甘い時間を過ごしているのだろう。でも、もう胸は痛まない。ただ、遠い過去の出来事のように感じる。
私は自分の幸せを、ここに見つけた。小さな店に、最初の光が灯った。
これから、この光を大きくしていく。誰かのためにじゃなく、私のために。
ベッドに横になり、穏やかな眠りに落ちた。夢の中で、店がもっと賑わい、笑顔が溢れているのが見えた。
私の新しい人生、本格的に始まった。
王都の下町、商店街の少し奥まった路地に、私の店『Rose Petal』はあった。古い木造の二階建てで、一階が店、二階が私の住まい。家賃は月10銀貨と安く、広さも狭いが、それがかえって心地よかった。屋敷の広大な部屋に比べれば、まるで人形の家みたい。でも、ここは私の城だ。
開店初日の朝、私はいつもより一時間早く起きた。窓から差し込む朝陽が、カウンターを優しく照らす。棚には丁寧に並べた商品たち。
・ラベンダー&蜂蜜のリップクリーム 小瓶 5銀貨
・ローズウォーターのフェイスミスト 中瓶 10銀貨
・カモミールとミントのリラックスティー 袋入り 3銀貨
・ローズとラベンダーの手作り石鹸 1個 4銀貨
・新作:オリーブオイルベースのハンドクリーム 小瓶 7銀貨
どれも前世の知識を基に、何度も試作を繰り返して完成させたものばかり。香りは自然で優しく、効果も確か。貴族の高級香水とは違い、毎日使える手頃な価格にした。
看板は自分で筆で書いた『Rose Petal』。薔薇の花びらのイラストを添えて、少し可愛らしく。扉を開け、営業開始の札を掛ける。午前十時。
――最初の三十分、客は一人も来なかった。
私はカウンターに座り、手を組み合わせて待った。不安が胸の奥で渦巻く。誰も来なかったら? 商品が売れなかったら? お金はあと数ヶ月分しかない。失敗したら、またどこかへ行かなければならない。
でも、諦めない。私は前世で、会社で失敗した企画を何度も修正して通したことがある。一人で残業して、朝まで資料を作ったこともある。ここで逃げたら、また誰かのために生きるだけの人生に戻ってしまう。
十一時少し前。ようやく、扉のベルが小さく鳴った。
入ってきたのは、二十代半ばくらいの女性だった。粗末だけど清潔な服を着て、市場のカゴを提げている。近所の人だろう。少し疲れた顔をしているが、目は好奇心で輝いていた。
「あの……ここ、新しいお店ですか? いい香りがして、つい入っちゃいました」
私は立ち上がり、笑顔で迎えた。
「はい、今日がオープンです。ようこそ『Rose Petal』へ。どうぞゆっくりご覧ください」
彼女は少し緊張した様子で棚に近づき、リップクリームを手に取った。
「これ、唇に塗るやつ? ラベンダーの匂いが……すごくいい! 私、冬になると唇がすぐ荒れちゃって」
「ええ、保湿効果が高いんです。蜂蜜とみつろうで作ってあるので、しっとりしますよ。よかったら、試してみてください」
私は小さな試供品を渡した。彼女は恐る恐る唇に塗り、鏡を見て目を丸くした。
「わあ……すぐ柔らかくなった気がする! こんなの、初めてです」
その言葉に、私の胸が熱くなった。彼女は次にローズウォーターを手に取り、顔に軽くスプレー。
「ひんやりして気持ちいい~! 夏も冬も使えそう」
結局、彼女はリップクリームとローズウォーターを買ってくれた。15銀貨を受け取り、丁寧に紙に包んで渡す。
「ありがとうございます。またお待ちしていますね」
彼女は笑顔で出て行き、扉を閉めた後、私はカウンターの下で小さく拳を握った。最初の売上。たった15銀貨だけど、すごく嬉しい。誰かが私の作ったものを、喜んで買ってくれた。
その後、午後になると客足が増えた。最初の女性が近所の人に話してくれたらしい。主婦や若い娘たち、市場帰りのおばさんたちが、次々と入ってくる。
「これ、石鹸? こんなにいい香りの石鹸、見たことないわ」「ティーも飲めるの? ちょっと試飲していい?」「ハンドクリーム、冬の必需品ね! 私、毎日洗濯するから手がガサガサで……」
店内が少し混むほどになった。私は忙しく対応しながら、みんなの反応を観察する。香りを嗅いで驚き、試して喜ぶ顔。それがたまらなく嬉しい。
特にハンドクリームが人気だった。試供品を手に塗ってみて、すぐに買っていく人が多かった。
「これ、旦那にも使わせてみようかしら」「娘に土産に買ってくわ」「私、毎日使いたい!」
夕方近くには、ティーを飲みに来た女性たちがテーブルに座り、楽しそうにおしゃべりを始めた。まだ紅茶の種類は少ないけど、カモミールティーが好評だった。
「落ち着く味ね」「ここ、居心地いいわ。また来るね」
日が暮れる頃、今日の売上を計算した。
リップクリーム 8個
ローズウォーター 5本
ティー 10袋
石鹸 6個
ハンドクリーム 12個
合計で約350銀貨。原価を引いても、驚くほどの利益。初日でこれほどとは、想像以上だった。
店を閉め、鍵をかける。疲れたけど、体中が充実感で満たされている。
二階の部屋に戻り、簡単な夕食を作る。市場で買った野菜のスープとパン。屋敷の豪華な食事とは比べものにならないけど、自分で稼いだお金で買った食材は、格別に美味しい。
窓から見える夜の商店街。灯りがともり、人々が家路につく。私はここにいる。誰にも知られず、でも自分の力で生きている。
「明日も、もっと頑張ろう」
新商品のアイデアが次々と浮かぶ。次は、簡単なフェイスパックを作ろう。卵白と蜂蜜で。女性たちが喜ぶ顔が、もう見える気がする。
ふと、王宮の方向を眺めた。ルークス殿下とアルトゥーラは、今頃甘い時間を過ごしているのだろう。でも、もう胸は痛まない。ただ、遠い過去の出来事のように感じる。
私は自分の幸せを、ここに見つけた。小さな店に、最初の光が灯った。
これから、この光を大きくしていく。誰かのためにじゃなく、私のために。
ベッドに横になり、穏やかな眠りに落ちた。夢の中で、店がもっと賑わい、笑顔が溢れているのが見えた。
私の新しい人生、本格的に始まった。
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