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「ミハエル君のことが相当に気に入っているようだね。そこまで見られたくないのかい?」
校長室の洗面所でうがいをしながら、僕は校長の言葉を聞く。僕はミハエルクライシスにうまく対処できたことで上機嫌になっていた。
「あなただって、」
僕は云う。
「見られたくないでしょう? 校長先生。」
「はは、そう云うことにておいてもいい。おいで。」
校長が急に優しい声音になる。僕は素直に従う。
校長室のソファで僕は校長に抱かれた。行爲の最中、昼間のミハエルの眸を思い出した。ミハエルはきっと僕を軽蔑する。白い襯衣。自分の白い襯衣を見下ろす。だけど、もはやそれは何の救いにもなってくれない。さっきまでの上機嫌もどこかに行ってしまった。
僕はこうして、だんだん穢れていく。
朝はあんなに真っ白だった襯衣。
あんなにまっさらだった僕。
もはや喪われてしまった。
校長室の洗面所でうがいをしながら、僕は校長の言葉を聞く。僕はミハエルクライシスにうまく対処できたことで上機嫌になっていた。
「あなただって、」
僕は云う。
「見られたくないでしょう? 校長先生。」
「はは、そう云うことにておいてもいい。おいで。」
校長が急に優しい声音になる。僕は素直に従う。
校長室のソファで僕は校長に抱かれた。行爲の最中、昼間のミハエルの眸を思い出した。ミハエルはきっと僕を軽蔑する。白い襯衣。自分の白い襯衣を見下ろす。だけど、もはやそれは何の救いにもなってくれない。さっきまでの上機嫌もどこかに行ってしまった。
僕はこうして、だんだん穢れていく。
朝はあんなに真っ白だった襯衣。
あんなにまっさらだった僕。
もはや喪われてしまった。
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