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3兄が……謀反を!?
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王宮から家に帰宅すると両親に呼び出されました。なんだかお父様の様子がおかしいです。お母様も慌てています。
「せ、せ、セドリックがっ……謀反をおこした!」
「えっ?」
「だからセドリックが、隣国の国王になったのだ! セドリック一世として即位したと! なんてことだ! まさか暴君にでもなるつもりじゃ……」
「そ、それは違いますわ旦那様! セドリックは隣国の王族を誰一人も処刑していませんっ! 即位に必要な過半数の貴族の支持を得て人道的に隠居させたと、手紙にもそう書いてあったじゃないですか!」
お兄様が即位? 悪役令嬢のお兄様にそんなルートあったっけ……?
混乱して白眼を剥いている両親を尻目に、侍女が私にトレーを差し出してきました。
「失礼致しますアリシアお嬢様。セドリック国王陛下からアリシアお嬢様宛に手紙が届いています」
「……そう。ならいつも通り返信しといて」
私の部屋の机の中には『お兄様大好き!』とだけ書いた紙が百枚ほど入っています。だから最近ではお兄様から手紙が届いたらその紙で返信するようにと侍女には頼んでいます。
「いけません。セドリック一世と宛先を書き換えませんと。国王の妹とはいえ今後は不敬になります」
「わかったわよぉ……」
仕方なく部屋に戻ってまずはお兄様からの手紙を久々に読むことにしました。
ペーパーナイフを手にとる。
大体いつも冒頭は形式的な挨拶文。
そして仕事自慢。更に重宝自慢。
最後は自分がどれだけアリシアの手の届かない遠い存在になったかをしつこく書いている。
今回は国王となったことで自分は雲の上の存在になったとでも書かれているのだろう。
そう予想しながら封をあけて紙をひろげる。
「……え」
「せ、せ、セドリックがっ……謀反をおこした!」
「えっ?」
「だからセドリックが、隣国の国王になったのだ! セドリック一世として即位したと! なんてことだ! まさか暴君にでもなるつもりじゃ……」
「そ、それは違いますわ旦那様! セドリックは隣国の王族を誰一人も処刑していませんっ! 即位に必要な過半数の貴族の支持を得て人道的に隠居させたと、手紙にもそう書いてあったじゃないですか!」
お兄様が即位? 悪役令嬢のお兄様にそんなルートあったっけ……?
混乱して白眼を剥いている両親を尻目に、侍女が私にトレーを差し出してきました。
「失礼致しますアリシアお嬢様。セドリック国王陛下からアリシアお嬢様宛に手紙が届いています」
「……そう。ならいつも通り返信しといて」
私の部屋の机の中には『お兄様大好き!』とだけ書いた紙が百枚ほど入っています。だから最近ではお兄様から手紙が届いたらその紙で返信するようにと侍女には頼んでいます。
「いけません。セドリック一世と宛先を書き換えませんと。国王の妹とはいえ今後は不敬になります」
「わかったわよぉ……」
仕方なく部屋に戻ってまずはお兄様からの手紙を久々に読むことにしました。
ペーパーナイフを手にとる。
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そして仕事自慢。更に重宝自慢。
最後は自分がどれだけアリシアの手の届かない遠い存在になったかをしつこく書いている。
今回は国王となったことで自分は雲の上の存在になったとでも書かれているのだろう。
そう予想しながら封をあけて紙をひろげる。
「……え」
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