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一章バディになるまで
2相棒はいらない
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警備隊の本部に戻ると受付のハリーに呼び止められた。ハリーは見た目はつぶらな瞳のかわいらしいネズミ獣人だ。彼は愛想がよく人気者だが、敵が来たらその身を膨らませ身体中から針を出し威嚇するストッパーの役目を兼ねている。絶えず受付で侵入者に対して目を光らせているのだ。
「エアレンディルさん、団長から今度のバディが見つかったと連絡が来てましたよ」
「え? 隊長、もうバディは組まないって言ってたじゃないですか」
「ああ、そのつもりで報告はしてたんだが、何か間違いがあったのかな?」
「そんなぁ。それなら自分が立候補したのにぃ」
「ははは。ありがとうホークス」
バディとは相棒の事だ。俺がいる北部警備隊は特殊部隊と言われ、単独行動が許されない事件に出くわす事が多い。それゆえ常に二人以上で組むことが原則となる。それだけ危険性が高い部署だ。そのなかでも決まった相手として組むのがバディだった。
ここはギルドとは違い国が管理している王国直結の部隊である。給与や待遇は恵まれているが、その分規則や管理体制が厳しかった。
団長室をあけてすぐに目にしたのは数時間前に濃霧の中にいたイヌ科の獣人だった。
「あれ? あんときの別嬪さんじゃねえか」
「うるさい。何故お前が居るんだ?」
「おや、もう顔見知りだったか? では私からは形式的な紹介だけにしよう。こちらは南部獣人部隊から移動してきた狼獣人のウォルフ。そしてこちらはここの第一部隊の隊長エアレンディルだ。」
団長は獅子族だ。この北の大地の部隊をまとめ上げる長である。温厚そうな雰囲気でにこにことしているがその目は笑っていない。腹の底が読めないっていうのはこういう人の事を言うんじゃないだろうか?
「団長申し訳ありませんが俺はもう……」
団長は自慢のたてがみを揺らし俺の言葉を遮った。
「二人は魔術の結集がはじき出した最良のバディだそうだ」
バディ審査は合意の上での自己申告、または宮殿での魔法省の審査となる。後者は王国が誇る魔術を結集した組織で性格、体格、特技、趣味、実戦レベル、すべてにおいて最良の相性を選び出すという。俺達はマッチング審査でベストと判断されたらしい。
「いつの間に俺を審査対象にされてたのですか?」
「私が指示したわけではない。各部隊に専属された時点で自動的に王都に情報が集結される。今回はたまたまその中から選びだされただけだ」
「俺はこのままでもやっていけます」
「もちろん決定権は本人にある。だが魔法省からの推薦だ。すぐに断るのは反感を買う。めんどくさい部署ともめたくはない。とにかく。しばらく二人で組んでみなさい。いいね?」
有無を言わさぬ獣圧感が凄い。さすがは百獣の王といったところか。
「……イエス」
「了解しましたっ」
「おっかねえな。ここの団長」
「しっ。声がでかいぞ。もう少し団長室から離れてから言え」
「耳も良いってことか?」
「そうだ聴力も優れてらっしゃる」
「えっと、エアレンディルさん? 隊長? オレはあんたをなんて呼べばいいんだ?」
「……悪いが俺はバディを組むつもりはない」
「あんたオレの言ったこと聞いてる? 」
「ああ、だが俺は……」
「よし! じゃあ適当に呼ぶぞ! エアにするぜ!」
「はぁ?」
ウォルフは人懐っこい笑顔を向けてきた。口の端からは犬歯がのぞいている。
「ああ~腹減ったなあ。朝から何も食ってねえから倒れそうだぜ。食堂ってこっちだっけ? 場所教えてくれよ」
ウォルフは俺を置いてずんずんと先に歩いて行く。
「お、おい待て! お前こそ俺の話を聞いてるのか?」
「腹ごしらえしないと緊急時に動けなかったら仕事にならねえだろ? それに同じ部隊で働くんだ。まず隊内を案内してくれてもいいんじゃないの? オレさ移動してきたばかりでここは初めてなんだけど」
それもそうだ。この部隊は他部隊と違って緊急要請も多い。凶悪犯を取り締まる部隊だからだ。着いた早々体調を崩されてはかなわない。……待てよ。
「お前、何故あの現場にいたんだ?」
ウォルフは目の前でバーガーをガツガツ食べていた。
「あれは、偶然さ。この地域で変わったテーマパークがあるって聞いたから覗きに行ったんだが、残骸だけになってたろ? おかしいと思って中に入ってみただけさ。それよりエアってば本当にオレの話聞いてないんだな?」
「え? 何のことだ」
「エルフってさ、皆考え事するときって自分の世界に浸っちまうのか?」
「な、なんで俺がエルフだとわかったのだ!」
馬鹿な。このサイバーサングラスはエルフだと認識出来ないようになってるはず。
「匂いだよ」
「……におい?」
「狼は嗅覚がすぐれてるのさ。エアを抱きしめた時にうなじの匂いを嗅がせてもらっただろ? エルフの匂いがした」
「だ、抱きしめ……あ、あれは抱えて転げ落ちたっていうんだ!」
「ふっははは。エア、あんたって自分勝手なやつだけどそのウブな反応は堪らないな」
「ウブだと? お前はさっきから俺に何を言ってるのだ?」
「オレのことをウォルフって呼んでくれないのかって言ってるんだよ」
そういえば食堂に入った時にそんなことを言われた気もする。なんだ? 俺らしくない。いつもは周りに気を配って行動できてるはずなのに。こいつといるとテンポが狂う。
「俺がエルフだという事は……」
「わかってるよ。南部にいた時からエルフは希少だってのは理解している。他言はしねえよ」
「隊長! ここにいらっしゃったのですか? 団長が呼んでます」
ホークスが小走りでこちらに近づいてくる。
「よぉ!」
「あ! お前はあの時の! なんで隊長と飯なんか食ってるんだ!」
「オレ達バディを組んだんだよ」
「なっ? お前が隊長のバディだとぉお?」
「ホークスっ。俺はまだ了承していない。彼はウォルフといって南部隊から移動してきたんだ。俺の隊に入る事になった。とりあえずは二人で組めと団長命令が下ったんだ。仕方がないのでいろいろと教えてやってくれないか?」
「まぁ、隊長がそうおっしゃるならいいですが……」
「おう! ホークスよろしく頼むぜ!」
人懐っこそうな笑顔で犬歯をみせるウォルフにホークスは眉を寄せた。
「エアレンディルさん、団長から今度のバディが見つかったと連絡が来てましたよ」
「え? 隊長、もうバディは組まないって言ってたじゃないですか」
「ああ、そのつもりで報告はしてたんだが、何か間違いがあったのかな?」
「そんなぁ。それなら自分が立候補したのにぃ」
「ははは。ありがとうホークス」
バディとは相棒の事だ。俺がいる北部警備隊は特殊部隊と言われ、単独行動が許されない事件に出くわす事が多い。それゆえ常に二人以上で組むことが原則となる。それだけ危険性が高い部署だ。そのなかでも決まった相手として組むのがバディだった。
ここはギルドとは違い国が管理している王国直結の部隊である。給与や待遇は恵まれているが、その分規則や管理体制が厳しかった。
団長室をあけてすぐに目にしたのは数時間前に濃霧の中にいたイヌ科の獣人だった。
「あれ? あんときの別嬪さんじゃねえか」
「うるさい。何故お前が居るんだ?」
「おや、もう顔見知りだったか? では私からは形式的な紹介だけにしよう。こちらは南部獣人部隊から移動してきた狼獣人のウォルフ。そしてこちらはここの第一部隊の隊長エアレンディルだ。」
団長は獅子族だ。この北の大地の部隊をまとめ上げる長である。温厚そうな雰囲気でにこにことしているがその目は笑っていない。腹の底が読めないっていうのはこういう人の事を言うんじゃないだろうか?
「団長申し訳ありませんが俺はもう……」
団長は自慢のたてがみを揺らし俺の言葉を遮った。
「二人は魔術の結集がはじき出した最良のバディだそうだ」
バディ審査は合意の上での自己申告、または宮殿での魔法省の審査となる。後者は王国が誇る魔術を結集した組織で性格、体格、特技、趣味、実戦レベル、すべてにおいて最良の相性を選び出すという。俺達はマッチング審査でベストと判断されたらしい。
「いつの間に俺を審査対象にされてたのですか?」
「私が指示したわけではない。各部隊に専属された時点で自動的に王都に情報が集結される。今回はたまたまその中から選びだされただけだ」
「俺はこのままでもやっていけます」
「もちろん決定権は本人にある。だが魔法省からの推薦だ。すぐに断るのは反感を買う。めんどくさい部署ともめたくはない。とにかく。しばらく二人で組んでみなさい。いいね?」
有無を言わさぬ獣圧感が凄い。さすがは百獣の王といったところか。
「……イエス」
「了解しましたっ」
「おっかねえな。ここの団長」
「しっ。声がでかいぞ。もう少し団長室から離れてから言え」
「耳も良いってことか?」
「そうだ聴力も優れてらっしゃる」
「えっと、エアレンディルさん? 隊長? オレはあんたをなんて呼べばいいんだ?」
「……悪いが俺はバディを組むつもりはない」
「あんたオレの言ったこと聞いてる? 」
「ああ、だが俺は……」
「よし! じゃあ適当に呼ぶぞ! エアにするぜ!」
「はぁ?」
ウォルフは人懐っこい笑顔を向けてきた。口の端からは犬歯がのぞいている。
「ああ~腹減ったなあ。朝から何も食ってねえから倒れそうだぜ。食堂ってこっちだっけ? 場所教えてくれよ」
ウォルフは俺を置いてずんずんと先に歩いて行く。
「お、おい待て! お前こそ俺の話を聞いてるのか?」
「腹ごしらえしないと緊急時に動けなかったら仕事にならねえだろ? それに同じ部隊で働くんだ。まず隊内を案内してくれてもいいんじゃないの? オレさ移動してきたばかりでここは初めてなんだけど」
それもそうだ。この部隊は他部隊と違って緊急要請も多い。凶悪犯を取り締まる部隊だからだ。着いた早々体調を崩されてはかなわない。……待てよ。
「お前、何故あの現場にいたんだ?」
ウォルフは目の前でバーガーをガツガツ食べていた。
「あれは、偶然さ。この地域で変わったテーマパークがあるって聞いたから覗きに行ったんだが、残骸だけになってたろ? おかしいと思って中に入ってみただけさ。それよりエアってば本当にオレの話聞いてないんだな?」
「え? 何のことだ」
「エルフってさ、皆考え事するときって自分の世界に浸っちまうのか?」
「な、なんで俺がエルフだとわかったのだ!」
馬鹿な。このサイバーサングラスはエルフだと認識出来ないようになってるはず。
「匂いだよ」
「……におい?」
「狼は嗅覚がすぐれてるのさ。エアを抱きしめた時にうなじの匂いを嗅がせてもらっただろ? エルフの匂いがした」
「だ、抱きしめ……あ、あれは抱えて転げ落ちたっていうんだ!」
「ふっははは。エア、あんたって自分勝手なやつだけどそのウブな反応は堪らないな」
「ウブだと? お前はさっきから俺に何を言ってるのだ?」
「オレのことをウォルフって呼んでくれないのかって言ってるんだよ」
そういえば食堂に入った時にそんなことを言われた気もする。なんだ? 俺らしくない。いつもは周りに気を配って行動できてるはずなのに。こいつといるとテンポが狂う。
「俺がエルフだという事は……」
「わかってるよ。南部にいた時からエルフは希少だってのは理解している。他言はしねえよ」
「隊長! ここにいらっしゃったのですか? 団長が呼んでます」
ホークスが小走りでこちらに近づいてくる。
「よぉ!」
「あ! お前はあの時の! なんで隊長と飯なんか食ってるんだ!」
「オレ達バディを組んだんだよ」
「なっ? お前が隊長のバディだとぉお?」
「ホークスっ。俺はまだ了承していない。彼はウォルフといって南部隊から移動してきたんだ。俺の隊に入る事になった。とりあえずは二人で組めと団長命令が下ったんだ。仕方がないのでいろいろと教えてやってくれないか?」
「まぁ、隊長がそうおっしゃるならいいですが……」
「おう! ホークスよろしく頼むぜ!」
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