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第31話 夢からの帰還
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「んっ…」
オレはゆっくりと目を開けた
周りは白い壁にカーテン…
「ここは…?」
「病院だよ」
小声で返事があった
聞きなれた声
「お前か」
「しっ!桜ちゃん寝てるよ?」
にっこり笑った美形の指の方向にはオレのベッドに突っ伏して寝ている桜の姿
「…へましたね」
「…うるさい」
「僕はキミが昔より好感を持ててるし、当主の決定に不満はないよ」
「…アンタが変われよ」
「それは無理だね。当主の決定は絶対、だろ?」
にっこり笑う男に舌打ちをする
相変わらず食えない男である
「桜のこと、諦めるのかよ?」
「元々桜ちゃんはキミの、だろ?」
「オレが認めた相手なら別に、この場所は譲るよ」
「…そうだね。キミには言ったことなかったかな?
桜ちゃんと同じようにキミもちゃんと兄弟だと思ってるよ?」
「…今更かよ」
ハァとため息をついてオレはベッドから下りる
少しふらつくが大丈夫だろ
「保険医は?」
「あぁ。もちろん…」
「わかった。」
「あ。キミのために舞台を整えておいたよ?」
「珍しいな…オレのために動くなんて」
「言ったでしょ?ちゃんと僕、キミのことも好きだよ」
「…ありがとうな。兄貴」
そう、この美形は初夏の兄である秋斗である
「とりあえず、どうなった?」
「あぁ。あの後、すぐ救急車を呼んだよ。風紀委員の副委員長が。桜ちゃんがずっと付き添ってたから、性別も地毛もバレてないよ」
「そか。ありがたいな」
さらりと桜の髪を撫でる
「どうするの?」
「決まってんだろ?」
「楽しそうだね。僕も混ぜてよ」
「やーだね!」
べっ、と舌を出して拒否するとくすくす笑ってオレの頭を撫でた
…兄貴とは違うけど、でもコイツは嫌いじゃないんだよな
「さてと。僕はもう行くよ。たまには家に顔出しなよ?冬理も寂しがってたしね」
「ん。これが終わったら多分帰る」
後ろ手に手を振って去って行った
「桜。」
さらりとした髪を撫でる
「いつも、ありがと」
本当にこっちでもあっちでもやっぱり桜が1番だ
「だけど、ダメだよ桜。自分の気持ちに蓋しちゃ」
1番近くて、1番大切だからわかる
桜の1番は…
「ま、それはアイツに頑張ってもらいますかねー」
「んっ」
「あ、おはよー桜」
「はつ、か…ちゃん?」
「おぅ。桜の永遠の相棒、初夏だぞー」
ふわりと笑って頭を撫でてやると、みるみる内に涙を溜めていく桜
「初夏ちゃん!!」
「ぎゃぁぁあ!!桜!背中!ちょ!背中に指くい込んでるぅううううう!!」
「あらやだ!ごめん!」
抱きついてきた桜に伝えると桜が慌てて離した
少しジンジンするが、まぁいいか
「桜、オレ決めたよ」
「わかった」
「待って、何も言ってない」
「初夏ちゃんのしたいようにしたらいいよ。
それが、総意になるんでしょ??」
「本当は権力なんて使いたくなかったんだけどなぁ」
「仕方ないよ。彼らはやらかした。償わなければならない
時期的に全校総会?」
「いや、学園総会だな」
「ん。了解。なら準備しとくね」
桜がふわりと笑って立ち上がった
「なぁ、桜。ありがとう。オレ達のために越えてくれたんだな」
「そう、だね。私もこの世界の桜もそれを望んでたからね」
「でも、桜が居てくれて本当に助かったしな。
これからも、お願いな」
「それはどっち?」
「もちろん、どっちも」
「Yes、MAJESTY」
胸に手を当てる桜とオレは笑ったのだった
オレはゆっくりと目を開けた
周りは白い壁にカーテン…
「ここは…?」
「病院だよ」
小声で返事があった
聞きなれた声
「お前か」
「しっ!桜ちゃん寝てるよ?」
にっこり笑った美形の指の方向にはオレのベッドに突っ伏して寝ている桜の姿
「…へましたね」
「…うるさい」
「僕はキミが昔より好感を持ててるし、当主の決定に不満はないよ」
「…アンタが変われよ」
「それは無理だね。当主の決定は絶対、だろ?」
にっこり笑う男に舌打ちをする
相変わらず食えない男である
「桜のこと、諦めるのかよ?」
「元々桜ちゃんはキミの、だろ?」
「オレが認めた相手なら別に、この場所は譲るよ」
「…そうだね。キミには言ったことなかったかな?
桜ちゃんと同じようにキミもちゃんと兄弟だと思ってるよ?」
「…今更かよ」
ハァとため息をついてオレはベッドから下りる
少しふらつくが大丈夫だろ
「保険医は?」
「あぁ。もちろん…」
「わかった。」
「あ。キミのために舞台を整えておいたよ?」
「珍しいな…オレのために動くなんて」
「言ったでしょ?ちゃんと僕、キミのことも好きだよ」
「…ありがとうな。兄貴」
そう、この美形は初夏の兄である秋斗である
「とりあえず、どうなった?」
「あぁ。あの後、すぐ救急車を呼んだよ。風紀委員の副委員長が。桜ちゃんがずっと付き添ってたから、性別も地毛もバレてないよ」
「そか。ありがたいな」
さらりと桜の髪を撫でる
「どうするの?」
「決まってんだろ?」
「楽しそうだね。僕も混ぜてよ」
「やーだね!」
べっ、と舌を出して拒否するとくすくす笑ってオレの頭を撫でた
…兄貴とは違うけど、でもコイツは嫌いじゃないんだよな
「さてと。僕はもう行くよ。たまには家に顔出しなよ?冬理も寂しがってたしね」
「ん。これが終わったら多分帰る」
後ろ手に手を振って去って行った
「桜。」
さらりとした髪を撫でる
「いつも、ありがと」
本当にこっちでもあっちでもやっぱり桜が1番だ
「だけど、ダメだよ桜。自分の気持ちに蓋しちゃ」
1番近くて、1番大切だからわかる
桜の1番は…
「ま、それはアイツに頑張ってもらいますかねー」
「んっ」
「あ、おはよー桜」
「はつ、か…ちゃん?」
「おぅ。桜の永遠の相棒、初夏だぞー」
ふわりと笑って頭を撫でてやると、みるみる内に涙を溜めていく桜
「初夏ちゃん!!」
「ぎゃぁぁあ!!桜!背中!ちょ!背中に指くい込んでるぅううううう!!」
「あらやだ!ごめん!」
抱きついてきた桜に伝えると桜が慌てて離した
少しジンジンするが、まぁいいか
「桜、オレ決めたよ」
「わかった」
「待って、何も言ってない」
「初夏ちゃんのしたいようにしたらいいよ。
それが、総意になるんでしょ??」
「本当は権力なんて使いたくなかったんだけどなぁ」
「仕方ないよ。彼らはやらかした。償わなければならない
時期的に全校総会?」
「いや、学園総会だな」
「ん。了解。なら準備しとくね」
桜がふわりと笑って立ち上がった
「なぁ、桜。ありがとう。オレ達のために越えてくれたんだな」
「そう、だね。私もこの世界の桜もそれを望んでたからね」
「でも、桜が居てくれて本当に助かったしな。
これからも、お願いな」
「それはどっち?」
「もちろん、どっちも」
「Yes、MAJESTY」
胸に手を当てる桜とオレは笑ったのだった
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