BL学園のナナメ上!

くりーむそーだ

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第17話 新たな登場人物

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「…で、何故ショウさんがここにいるんですか?」
「んー?なんでだろうなー」

今は平日の昼間
普段なら授業を受けているころだが、あいにく頬が腫れててすぐバレるので生徒会室で仕事をしている
いや、オレの仕事じゃないんだけどね?

「ハルは授業受けてるぞ?」
「…授業いいんですか?」
「そっくりそのまま返す」

たかちゃんは今学業返上で仕事してる
マジでここの校長どうなってんだ??
理事長も仕事しろよ

「オレが粗方片付けるから… ちょっと教科書開けよ。教えてやるから。あ、あとこれなー」

受験用の参考書を渡してやる
これは桜に押し付けられた…いや、解けたからいいんだけどさー

「受験…」
「ハルに押し付けられたやつー貸してやるよ。オレ、使い終わってるし」
「え?」
「去年くらいで終わったから別にもう使わないし…これ以上やると答え暗記しちゃって意味ないんだよなー」

ぽかーんとしてるたかちゃん
おいおい。オレで驚いてもらったら困るな
桜なんて国試の勉強してるぞ?色んなレパートリーの

「ほらほら!開いて!」

たかちゃんとオレの勉強会が始まったのだった



「んー…たかちゃん意外と理系科目弱いんだなー」
「…多少躓くくらいです」
「ここは、これの応用と…ここの式を盛り込んで…」
「…あ!そうですね、ならここがこう…」
「おぉ!あってるあってる!」

スムーズに進んでいくたかちゃん
流石。頭の回転が速い
一回教えたらすぐ覚えてくれる

「…ん?…たかちゃん、今すぐここのロックかけて。全部!早く!」
「!?はい!!」

たかちゃんに叫んでオレは慌ててドアの方へ行ってドアのパスコードを変える
たかちゃんは窓とか裏口とかの鍵とカーテンを全てしめた

数秒後、ガチャガチャッと乱暴な音が聞こえた

「あれー!?閉まってんぞ!?」
「待て、愛。俺様が開けてやるよ」
「…あれ?おかしいですね、パスワードが変わってる…」

ギリギリセーフ!

ちらっとたかちゃんを見ると青ざめている
…桜からパスワードの変え方聞いといてよかった!!

「何だよー!お菓子あるっていったじゃん!」
「ごめんなさい、愛…」
「なら俺様の部屋に行けば沢山…」
「させないよ~?愛ぅ~ケーキ屋さんいこぉ~?」
「ケーキ!?行く行く!!」

一行が去って行った
オレはたかちゃんに近づきクシャッと頭を撫でる

「ん。大丈夫だから」

へらりと笑ってやると少し力を抜いた

「さぁーて!今日はここまでにしておけよー?あと、これ、ハルから」
「??これは何ですか?」
「そこを押しながら人に当てるとスタンガンになってすぐにハルにわかるようになってる優れもの」
「…大丈夫ですか?これ?」

胡散臭そうにしてるたかちゃんに苦笑する

「ヤバいやつきたらボタン押したらいいからーオレとハルにわかるようになってるし」
「…わかりました。ありがとうございます」

たかちゃんはそう言って片付けて出て行った

「うーん。オレも湿布ぬるくなったし保健室でも行くかな」

あと一山終わったらと思ってた山が終わったのでゆらりと立ち上がり、メールチェックしながら保健室に向かう

「ん?」

オレはそっと保健室のドアを開いて何か言い争いをしているカーテンの内側に入る

「…いい加減離れてください」
「あいつらもバカだよねぇ?わざわざ狼に羊を差し出すんだもんな」

押し倒されてる女子生徒と、白衣の男

ピロリン♪

「うらぁ!!」

写真を撮った後すぐに押し倒している男の脇腹を全力で蹴った

「…さーくらちゃーん?」
「あぁ、ショウ。助かったわ」

起き上がって乱れたスカートを整えながら答えた

「助かった、じゃねぇ!オレが来るってわかっててワザと手抜いたな!?」
「…そんなことない」

ツーンと横を向く桜
これは図星だな。めんどくさかったんだな

「こんなのくらい自力でなんとかなるんだから何とかしろよ…」
「ショウのがこういうの得意でしょ?」
「うっわ!否定できない!!」

開き直る桜にため息をついた

「イテテ…あ?お前、誰だよ?」
「ってか、何でみんなこいつのことホモだと思ってんの?」
「わからないわ。バイなのにね?」
「別にバイでもホモでもオレらには関係ないけど…うーん。とりあえず風紀シメる?」
「やめなさい」
「はぁーい」
「話聞けよ!」

怒鳴られたので渋々男を見る

「「なにか?」」
「ハモるな。んで、お前誰だ?見たことないぞ?」
「おいー別の先生とキャラ被ってるから。チェンジだチェンジ!」
「質問に答えろよ」

不機嫌そうに桜に手を伸ばしたので桜の肩を抱き寄せる

「何よ」
「えー?守った彼氏にそんな言い草ー?」
「…ありがとう」
「桜のためなら!」
「だから答えろ」
「オレはショウ!桜の彼氏!」
「彼氏ではないでしょう?」
「相棒?夫?」
「…もういいわ」

ハァとため息をつく演技をする桜
さすがだわー

「んで、白衣。お前、オレの桜に手ェ出すなんて…万死に値する!!」
「…ハァ」

いや、桜ちゃんため息つかないでー

「まぁ、いいや。しっぷくれ」
「え!?お前切り替え早くないか!?」
「うっせーな。細かいこと気にしてるとハゲるぞ?」

桜は後ろで腕を組んで立っている

「あ、転入生にゾッコンなのかー?」

白衣に尋ねる

「ゾッコンって言いかた古いわよ」
「えー?的を得た表現じゃん」
「俺は…あいつがなんだか気持ち悪い…」
「誰彼構わずなのに…」
「俺はだって選ぶしな!」

桜の言葉に憤慨する白衣に苦笑する

「何で気持ち悪い?」
「何でも知ってるって感じで人の領分にドスドスと入り込んでくる…目が」
「あー…なるほどな」

大人は見てるってことか
にしても、目、なぁ?
調べないといけないかなー?

「まぁ、ほどほどにしておけよ?あと、桜に手ェ出したら二度目はない。覚えておけ」

ニッコリと笑ってオレは桜を連れて保健室から出たのだった
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