BL学園のナナメ上!

くりーむそーだ

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第10話 ハプニング大賞

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たかちゃんの所へ交代で手伝いに行ったり、2人で押しかけてお茶会したりしながらたかちゃんの体調が戻りつつあった
もちろん桜お手製のお弁当を持って!!
オレ?オレは作れるけど人並み。桜の料理の足元にも及ばない
流石桜である

ん?階段の上の方で声が聞こえる
言い争い?
両方聞き間違えることのない声である

片方はタイチョー。もう片方のうるさそうな声はきっと転入生だろう
もうオレは彼を主人公とは呼ばない

少しずつ上がっていくと他にも人が居るみたいだ

たかちゃん以外の生徒会メンバーだ
やっと踊り場から隊長の姿が見える
おお!いつ見ても可憐だわー
桜とのツーショットの時はほんと神々しい
拝みたくなるよね!

「僕は、していません」
「こいつらはメーワクしてるんだ!!人にメーワクかけちゃダメなんだぞ!」

…おい。あいつを造ったやつ…ほんと一発殴らせろ

声でけーし。うるせぇ。
隊長の耳が壊れたら本当にどうしてくれよう?
というか迷惑を漢字で書けない奴に言われたくない

「ウソつくなっ!」

ドンっという衝撃と共に隊長が突き飛ばされた
もちろんそこは階段で…

「!?隊長!!」

オレは何とか自分の反射神経と運動神経を駆使し、隊長を抱き留めた

とさっ

「…はつ、か…?」

キョトンとした後にオレを確認した

「大丈夫か?」
「え?あ、うん…平気…」

突き落とされたと認識した隊長は真っ青になってガタガタと震えだした
オレは背中をぽんぽんと撫でてゆっくりと伝える

「大丈夫、大丈夫。ゆっくりおやすみ?」

ぽんぽんと撫で続けていると震えが止まり始め、ゆっくりと体重がかかってきた
寝たのを確認し、オレはゆっくりと階段上を見た

ポカーンとしてる生徒会と騒ぎ出しそう転入生

スッと目を細めて口角を上げる
そして口を開いた瞬間

「あら?こんなところで何してるのかしら??」
「…城鐘…」
「あら?七織じゃない?あなた、また問題起こしてるの?」

タイミングよく現れたのは桜だった
桜がいつも通りオレに声をかけた
目が合う時、心配そうに一瞬だけチラッと隊長を見た
それを見て冷静になる
こんなところでしたってコイツらには意味がない

「えぇ~?ボクじゃないよぅしつれぇだなぁ」
「…そうね。先にそちらからお話を聴こうかしら?」

少しバカにしたような笑い方の桜にオレはへらりと笑う

「で。この現状は何なのかしら?転入生くん?」
「おい。ちょっと待てよ城鐘。愛は言いがかりをつけてくる親衛隊の制裁をやめさせようとしただけだ」

赤い髪の男が反論する
赤だから…風紀委員長か
というか制服着崩しすぎだろ?風紀乱すなよ

「…委員長。いい加減にしてください。仕事もしないでふらふらと。ちょっとは副委員長のことも考えたらどうなんですか?」

…桜。何かその言い方だと亭主関白な夫を待つ献身的な妻が副委員長みたいだぞ?

「あぁ?テメェがオレに指図すんのか?」
「指図?違います。やりたい事だけやって嫌な事をしない。なんて子どもみたいなことをしてる貴方に注意してるんですよ。
正直、職務怠慢です。職権乱用ですよ?」
「テメェ…」

ギリッと音が鳴りそうなくらい桜を睨みつけている委員長
…桜、怒ってるなー

「俺の親衛隊を注意していただけだ!愛は関係ない!自分の親衛隊をどうこうしようと勝手だ!」

…もういいや

「…あーぁ。城鐘きちゃったしぃ~?ボクは帰ろうかなぁ~」

よいしょっとつぶやきながら隊長をおぶる
よっぽど怖かったのか起きる気配がない
しかし、隊長ほんと羽のように軽いな!マジ天使!

「…お前は副隊長だったな」
「えー?ならこの子も愛をいじめてるのー?」
「本当に人間のクズですね」

会長の言葉に黄色と青が反応を返す
…浅はかだなー

「そんなぁ~ボクらはしてませんよぉ?他の隊の人たちはぁわからないけどぉ?」

そう。会長の親衛隊は隊長が幼馴染だから作った親衛隊だ
そして、隊長の人望や手腕にてまとめ上げられてる
武力行使にならないのかって?
隊長人望あるから…隊長の親衛隊(仮)が影から護ってくれてるんじゃなかったかな?

「そんな嘘、すぐわかりますよ?」

青色…副会長だな
全身で汚らわしいというオーラを出しながら声をしかけてくる
他のメンバーを見ても同じ表情である
オレはいつものへらりとした笑みを浮かべる

「どれだけしても水かけ論になっちゃうならぁもういいですぅ」

クルッと背を向け階段を降り始める

「ーーーーーーーーー。」

奴らに聞こえないように呟く

「待ちなさい。私も聞かなければならないことがあるわ。風紀に行くわよ」

桜がスッとオレの前を歩き始めた
オレはゆっくりとした足取りで桜の後ろを歩き始めたのだった
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